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後悔日誌

11/19/2024

北海道の友人来宅。近所を散歩してお蕎麦屋へ。久々の息抜き。その後、島原素麺の歌の練習。

楽器屋巡りその2。渋谷で珍品発見。ややポンコツだが、味わい深い音を出すギター。巷では滅多に見かけない。ポンコツゆえ、値段もお手頃。どうするか?


11/13/2024

小唄界にヒロインをみつける。当面はその方
(安政〜明治の人)の唄と足跡を追うことにする。江戸小唄の始祖で、ロックで言えばチャック・ベリーみたいな人です(わけわかんないか)

何年ぶりかの楽器屋めぐり。なんだかギター界はあんまり景気がよくないかも。即戦力でお手頃な価格帯のギターが手薄のような気がした。お茶の水、淡路町、新大久保と回る。新大久保では楽器そっちのけで、アジアン食材屋へ。野菜が驚きの安さ。パクチーを思わずまとめ買いしそうになりました。

11/12/2024

制作中なり。地味な曲を盛り上げようと、キーを上げてやや切なく歌い上げたって、まあ、たいして変わらないし、どだい無理がある。自分の歌で一番ナチュラルで、今でも声の基準になっているのは「ジャバラの夜」という古い曲。何の無理もない曲を何の知恵もない時に作っている。無知を賞賛したくはないが。

コーヒーもお酒も少々控えているので体がふわふわしているというか、あてどないというか。おそらくカフェインとアルコールの軽い離脱症状なのではあるまいか。で、京都のスマートコーヒーの豆をガリガリ挽いて、濃いめのコーヒーを淹れるといつものややかったるい自分に戻る。基本的に頭がクリアすぎると人生つまんなくなると思っています。

11/10/2024

「いい人は」っていうかなりふざけた歌詞の小唄があるのだが、けっこう覚えるのが厄介。リズムの「表」で歌い出すとめちゃくちゃになってしまう。歌詞はふざけているのだが、なんだかこちらの歌の技量を試すかのような作りの曲なのである。作曲者は長唄の大先生で人間国宝。これぞ歌のパワハラ。

東京はなんだか寒い。ダウンジャケットを着てしまう。ひと息ついたし、寒いのでラーメンを食べに出かける。今年の終わりまでちょいと幸せに忙しいけれど、息抜きもしないと。

11/6/2024

オオハタさんとのジョイントが終わる。ふわふわ〜ってうたうオオハタさん。耳にも心にもやさしい歌を歌う人だ。けれど、オー・シャンゼリゼでは久々に腰が動いた(笑)セッションコーナーでのピアノも楽しい。彼のようにリズムが自由自在な人とのセッションは面白いね。

12月は狭山市で再びオオハタさんとご一緒。主催者の菅原さん曰く、公共施設にも関わらず食べ物、酒、持ち込み自由ってのが売り!のイベントださうな。これまた幸せなイベントになりそうです。

11月23日に長崎県島原市三会(みえ)での友人主催のイベントで急遽歌うこととなりました。諫早からガッタンゴットンの、なかなかの旅になりそうです。詳細がきまりましたらお知らせします。

11/5/2024

みちのくツアー終わる。今年も盛岡ではやなちゃん大賞受賞の中華屋さんに行けたし、銭湯にも行けた。なんの風情もない銭湯だったけれど(そもそも盛岡には銭湯があまりない)お湯はとても上等。柔らかいお湯にいつまでも浸かっていたかった。

ライブではみなさんに歌っていただいた。東京や大阪以外の街の人はそもそもわたしの歌を知らないのではという恐怖はまったく無用でした。終演後、店主の堀内さんが阿吽の呼吸で本田竹広さんのレコードを掛けてくれる。なかなか終わらない夜となる。

東京でいうと歌舞伎町のどまんなか的なロケーションの仙台モンドボンゴ。周りがどこもかしこも同じ景色で道に迷ってしまう。落ち着く間もなくライブの時間。珍しくやや必死に歌うライブとなる。冷静であろうとはしてるんだけど、そうはいかない時もある。東北銘菓やお酒をお客様からたくさんいただく。終演後はマネージャーさまの手作り東北料理(お芋、コンニャク、煮物など)が待っていた。それを肴にゆっくりとビール。経験した人でなきゃわからない、とてもしんみりした話で夜は更けてゆく。深夜、ダンボールにいただいた東北銘菓やお酒などを詰めて東京に送る。

早めの電車で東京に戻る。オオハタさんからセッション曲が送られてきたので練習。11/6は吉祥寺。おなじみの場所だが油断大敵。11/9まではずっと歌モード。みちのくで力を頂いたのでなんとかなるだろう。

10/29/2024

ご近所にスポーツジムができた。お試し&見学に行く。

20年前くらいにジムに通っていたことがあった。江頭2:50さんとラッシャー板前さんと一緒にストレッチをした(笑)それ以来のジム体験なのだけれど、若者達が皆、マシントレーニングやストレッチの間もずっとスマホを見ていることに驚いた。スマホに熱中してる人のせいで、なかなかマシンが空かない。20年前のジムでは思い詰めたような顔をして筋トレをしているおにいさんとか、憑かれたようにランニングマシンで走るおねえさんなんてのをよく見たけれど、スマホ中毒の人たちはまだいなかったね。まあ、住宅街にある一般向けのユルいジムだからかもしれないけれど、この頃の人は一時もスマホから自由になれないのかしらん。ジムって筋肉の動きの他には何も考えなくていい得難い場所なのに。

10/27/2024

選挙に行った後、スーパーで買い物。裏金よりも野菜や果物の値段をなんとかしてくれというのが本音。

今週末は東北2ヵ所。2ヵ所ともちょっと面白い会場で、あまり他にはない感じの場所。くせがすごい(笑)とも言えますが。しかし、ま、岩手山は見るだけで落ち着くし、仙台はわたしにとって実は縁起のいい街。楽しみですね。

手帳と筆箱が見つからずに大騒ぎ。数時間後、銭湯お出かけ用のリュックの中から発見。先週の初め、蒲田で銭湯巡りをした時にリュックの中に入れたことをすっかり忘れていた。カバンやリュックをやたらとたくさん持っているからこんなことになるのだが、それでも懲りずにポケット多めのトートバッグを今、探している。先日、某スタジオでまったく面識のないミュージシャンがすごく使いやすそうなトートバッグを肩にさげているのを見た。「そのバッグ、どこのですか?」と聞けばよかったと後悔している。

10/20/2024

福岡にはライブ前日に到着。飛行機に乗るとその日はずっと耳が聞こえづらいので、前日入りすることにしている。特に九州便は耳のダメージが大きい。短時間で急上昇、急降下をするからなのか。飛行機って気圧が一定に保たれているっていうけれど・・・

ホテルの近所にうどん屋あり。客はわたしともう一人。店のおじいさんに肉うどんを頼んだら10分たっても出てこない。ようやく調理場からのっそり出てきたおじいさんが一言「ご注文は?」

大濠公園でお月見。流れる雲に丸い月。小さい海のような夜の池。そして小気味よくランニングロードを走るジョガー達。異国にきたような幸福。

ライブ当日、懲りずにまたうどんを食して出かける。ライブではお客様がじっくり楽しんでいるのがわかる。男のお客様が口をへの字に結んで深刻な顔をして聞いていらしたが、どうやら感動されていたらしい。わたしも映画館で涙をこらえてる時にそんな微妙な表情になっているんだろうなあ。お客様のなかなか熱いコーラスというか合唱もありで、良き一日となった。アンコールにはお月見の歌を。終演後、店主さん曰く「いやあ、柳原さん、命削ってんなあと思いました」うーむ、鉛筆はいつも削ってるけどさあ・・・

結局、打ち上げもうどん屋へ。月見とうどんが印象に残った福岡でのライブでした。

10/17/2024

なんとなく福岡で歌う曲が決まってくる。40曲ぐらい歌いたいけれど、それは無理。曲選びが大変。

前の日曜日は東京の吉原でイベント鑑賞(大・和楽器まつり)をしたことを書き忘れました。吉原はなかなか面白い場所ですが、イベントも面白かった。長唄、太神楽、お琴、小唄、お囃子などが見事な演者たちによって次々と演じられて、最後はみんなで吉原神社でフォークダンスを踊るという妙な大団円が待っていました。頭の柔らかい粋な大人たちのイベントでした。

10/15/2024

まもなく福岡で歌う。今回は少し町外れに宿をとった。大濠公園も近いので散歩をたくさんしようと思う。

ソロアルバム「長いお別れ」をリリースした頃はよく福岡に行っていた。レコード会社の宣伝担当の方がとてもがんばってくれて、彼の真っ赤なボルボのステーションワゴンでいろんな放送局やレコード屋さんに連れていってもらい、宣伝活動をした。香椎か箱崎だったかのレコード屋さんでは即席サイン会をしたこともあった。当時はJポップのCDがすごく売れていた時期だったが、わたしのとても地味な再出発にも関係者の方々は付き合ってくれた。ありがたかった。天神の居酒屋さんがわたしのポスターを壁に貼ってくれたが、自分のポスターの前で飲む酒の回りはとても早かった。

これまででもっとも寂しい孤立無援の頃。けっこう尖っていたように見えたかもしれない。まあ、孤立無援なんてのも自分勝手な幻想、今もそんなに自分を取り巻く状況は変わっていないのだけれど、決して寂しくはないなあ。希望は自分で作り出すもんだということを知っているのが、あの頃との大きな違いかもしれないね。

10/12/2024

なんとなく今年も終わりが見えてきた。パソコンのカレンダーを使っているけど、やっぱり手帳がないと不安なので来年の手帳をもとめる。

札幌でたくさんの曲を歌ったおかげで、福岡では幅のある選曲のライブになるだろう。今日、テレビで野球を見てたら、日ハムの選手の帽子の横に「セコマ」のロゴを発見してドキっとする。完璧なセコマロス(笑)ですね。さて、福岡にも地元コンビニはあるのだろうか。「ウエスト」のうどんにはいつも大変お世話になってるけれど。

10/7/2024

札幌での二日間、楽しみました。

新装開店のムジカホールカフェ。まだ新しい店なので出てくる音がフレッシュ。ミュージシャンの声や音が壁に染み込んだり、機材が古くなってくるとけっこう音がやさしくなってくる。今は、まだその途中、これからがもっともっと楽しみですねえ。

初日はどんどん全開モードになって自由になれたし、2日目のリクエスト大会はドタバタするかと思ったら、案外古い曲と最近の曲を続けて歌っても違和感がなかった。まあ、「BAD LOVE」と「パラシュート」の流れはもう頭のおかしいラジオ番組の選曲のようで、苦笑しつつ歌ったけれども。プリンスの曲はうーん、いつか東京でリベンジかなあ。「満月小唄」も久しぶりだったが、やっぱり長いわ、歌絵巻か(笑)

宿泊したホテルはボロだったけれど、スタッフの方々がとてもよくしてくれました。あと「セコマ」にはめちゃくちゃお世話になりました。作りたておにぎり、ホテルの部屋で歌いながら食べ過ぎて太りました(笑)


10/1/2024

今日もずっとおさらい。ススキノが待っている・・・くじけないぞ。

9/30/2024

変な話だが小唄のお稽古が英語曲を練習する時の役に立っている。まずリズムを感じ取ること、そして細かいところの歌い方をおぼえて、だんだん歌のなかの人物に近づいていく。楽しいがくたくたです。ススキノが待っている・・・くじけないぞ。

9/29/2024

札幌に向けてのお稽古中。なかなかハードですねえ。2日間で重なる曲はほとんどありません。いやはや。

9/27/2024

吉森トリオのライブにゲスト出演。10曲ほど歌う。
ベースの吉野弘志さんは30年前にわたしの歌のバック演奏をしたことがあるというんだけれど、全然おぼえていないなあ(笑)吉森さんのピアノはアラン・トゥーサンのような、ランディ・ニューマンのような、ビル・エバンスのようなで、聞いてるだけで心躍る。普段、オレが弾きたくても弾けないやつばっかり(笑)ドラムの福盛くんとはだんだん以心伝心レベルになってきたなあ。はじめてラテンの曲のカバーもしたし、ほんとうにミュージシャン冥利に尽きるいい夜だった。

吉野さんとガザ地区の話を少し。日本のメディアがぜんぜん戦争に関心がないことに静かに怒っていらっしゃった。まあ、都合のいい情報しか流さなくなった国で現実の戦争を見よ!と言ってもなかなか人に響かないという現実。それが「やつら」にとってはとても好都合だということも腹立たしいのだけれど。

9/23/2024

能登の皆さまにお見舞い申しあげます。いまだ復旧途上であるところに豪雨被害、言葉もありません。
最近、天災のニュースでは現地の酷い実状をあまり映さないような気がするのですが気のせいだろうか。妙な作為が働いてなんだかいろいろとおかしいことになっているような気がします。

札幌でのリクエスト、ありがとうございました。ちゃんとリクエストは届いておりますが、リクエスト曲数が演奏予定曲数を軽く超えてしまいました。その中から選んで歌わせていただきます。複数のリクエストが合った曲を優先して歌おうと思っております。リクエストが採用されなかった方、ごめんなさいと謝っておきます。

9/20/2024

大阪の帰りに奈良の唐招提寺に寄る。迦陵頻伽(かりょうびんが)の声は聞こえなかったけれど、鑑真和上像(レプリカでしたが)を拝むとぐっと胸に迫るものがあった。奈良は京都に比べるとずいぶんとのんびりしていて居心地が良かった。

鑑真さんの苦難に比べれば、FACEBOOKの乗っ取りなど、もうゴミのような出来事である。柳原陽一郎のFACEBOOKは閉じる方向で動いておりますが、それがいつになるかはFACEBOOKさん次第のよう。

5GAPのライブを見に行く。クボケンさんの動きは昭和のギャグ漫画のようで腹を抱えて笑う。トモさんの普通っぷりが実は好み。客席の小学生がギャーギャー笑っている。なんだか家族みんなで「全員集合」を一緒に観ていた昔を思いだしてしまった。

札幌のリクエストは明日の夜まで。リクエストなのでもうこちらはなんにも言えないが、まあ最近歌わない歌ばかり集まっているようだ(笑)。マニアックなカバー曲に数名がリクエストしているのもおかしい。普段歌わない曲を聴きたいのかなと最初は思ったが、純粋に楽曲の良さで選んでいただいてるのかもしれないなあ。これ、ちゃんと胸に留めておかないといけないね。

9/16/2024

島之内教会のライブ終わる。客席で見たかったライブでした(笑) 終演後に「柳原さん、舞台に礼してはったけど、あそこにはなにもいてまへんでえ」と牧師さんがおっしゃる。「つまり神さんはわての心の中にいてはるというわけでんな」と言おうと思ったがやめた。良き場所で歌わせていただきました。アーメン。

9/15/2024

明日のライブが終わってもどうか罰があたりませんように。まだまだお前にはブルースが足りない!懲らしめたろ、なんてことにはなりませんように。

9/12/2024

ここのところ野暮用と仕事がどどどと入ってきて、目まぐるしい日々。ライブ情報もどんどん更新されているのはありがたいことなのだが、ちゃんと確認もしなければいけないし、とにかく一日があっという間に終わる。

昨日、打合せに行く途中、女の子が駅でうずくまっているので駅員を呼ぶ。どうやら女の子のご病気らしい。自分が捻挫して松葉杖をついているのに電車内で無視されたから、この頃は人助けをためらわないことにしている。

邦楽のT先生と2時間半、打合せ。先生の生い立ちの話(ありがたい)と面白そうなライブのご依頼だったのだけれど、ぼくはポップス歌手なのでライブにはマイクが必要なんですよ〜と僭越ながら出演に条件をつけてしまう。生声で歌ったこともそりゃああるけれど、曲によっては相当声を無理してしまうしなあ。

まだまだ秋冬のライブ情報は更新されていくとのこと。ありがたいことだがパソコンのキーボードよりピアノの鍵盤を叩きたいのが本音である。

9/6/2024

管楽器がそばにいてくれると、言葉のあるメロディーと言葉のないメロディーが絡み合っていとおかし。まあ、昔の歌謡曲やロックにありがちなちょっと泣かせるサックスソロなんてのもいいんだけど、ちょっとそういうのとは違ったね、鈴木広志さんの歌い方は。そんなヒロシにだまされて楽しかったです。

9/3/2024

金曜日に一緒に演奏する鈴木さんはいろんな笛を吹いてくれるので楽しい。ちっこいリコーダーから大きなクラリネットまでなんでも。けれど本業はサックスとのことで一体、彼の音楽脳はどうなっているのか。歌う人間と奏でる人間がやさしく火花を散らし合います。どうぞお楽しみに。

8/28/2024

世田谷のはずれで数年ぶりにイタリア飯。料理をいただきながら「うまいなあ、うまいなあ」とそれだけしか言えないグルメレポーターのようになってしまう。こういう店はお高くないワインもそれなりにおいしいはずだと思ったら、やはりおいしい。譜面書きが終わって、ご褒美をもらった気分。

8/27/2024

台風がやってくるという。週末の予定をキャンセル、キャンセル。もう溝にハマって捻挫したくない。

次のライブで何を歌おうかとおぼろげながら考えて、いろんな歌を頭に浮かべる。ほんとうにわたしにはしょーもない歌が多い。「しょーもない曲といい曲の割合が絶妙なのが柳原さんの最大の魅力ですよ」と、ある方が言ってくれてそれはとてもうれしかったけれども。人がどう思うかなんて考えずに好きなように歌を作れば、しょーもない歌がでてくるのも当たり前だと開き直るわけじゃないけれど、しょーもない歌を作らないと前に進んでこれなかったのは確かだなあ。まあ、凡骨なりにがんばっております。

習っている小唄の発表会があるという。てっきり新入生は見学だけだろうとたかをくくっていたら「柳原さんもお出まし願います」とのこと。お出まし・・・。諸先生、諸先輩方はきっと変なのがやってきたよと興味津々なのかも。ひっそりと習うだけにしておきたかったんだけど、お稽古事には発表会がつきもんだと今さら気づいた次第。「辰巳よいとこ」っていう辰巳芸者のイキな様子を歌った唄を歌えるので、ま、緊張するというよりは楽しみではあるのだけれど。


8/24/2024

なんとなく誰かに喜んでもらえそうなおバカな歌でも作ろうと思ったのだが、今までずっと自分が喜べる歌しか作ってこなかったじゃないかと思い知る。いまさらほんとにバカだねえ。

仕事の合間にテレビをつけたら、大谷の満塁サヨナラホームラン。将棋の藤井くんにしてもそうだけど、漫画のようなことが当たり前に起こっている。あまりに現実離れしていて感動すらできないのがホントのところ。

雷雨。これでまた少し涼しくなるだろう。それにしても今年の夏は楽しいこともあったけれど、いろいろと我慢の夏でもあったなあ。


8/18/2024

捻挫して1ヵ月。医者から1ヵ月は安静にと言われていたが、ここんところ急速に回復してきたのが実感できる。で、そろそろ温熱療法だということで久しぶり銭湯に出かける。だが料金は550円に上がっていた。これからは人が孤立して暮らす時代、銭湯のようなパブリックな場所がすごく大事になるはずなので、なんとか方々から援助して頂いて、安い、気持ちいいの銭湯文化を存続させてほしいと思うのだが。

前回のライブで歌った新曲を書き換え。メロディーもじっくりと詰める。自分が作った歌の最良形を探して見つけて、ただただそれに体を慣らすという時間だけが必要な作業。ゆっくり果実が熟すのを待つようなうれしい時間です。


8/13/2024

小唄の稽古と譜面書き。ピアノで自分の仕事を終えた後に小唄のお稽古をつけてもらうと、もうなんだか別世界にきたようだ。小唄は伸び縮みが自由なおおらかな歌にきこえるかもしれないけれど、とてもタイトな約束事の上に成り立っている。歌い手の裁量に任される部分が少しあるとはいえ。曲の途中で三味線のチューニングが変わることもあって、もう展開が高度過ぎてあきれるばかりだ。バート・バカラックの曲なんてこんなのに比べたら簡単だわなんて比較してる馬鹿野郎がいる(笑)

バスと地下鉄がやけに空いているなあと思ったら「お盆」である。近所のスーパーマーケットにろくな米が売ってないというか米がないので、街のスーパーで5キロほど買って帰る。普段は丹波篠山のお米をいただいているが、今日からは宮城、登米のひとめぼれ。


8/8/2024

地震の起きる確率が上がるって言われてもねえ・・・
お盆には関係なく、譜面を書いたり、DEMOを録音したりしています。9月の大阪が終わるまではあまりゆっくりできないですねえ。夏が暑すぎて楽しいもんではなくなってしまいましたが、それでも十分面白く暮らしております。


8/5/2024

誕生日ライブ。たくさんのおもてなし、プレゼントなどなどありがとうございました。ライブの最後、お馬鹿なメガネをかけてまじめな話をしてる自分。まあ、そのまぬけな感じ、それがわたしでしょう。最近のライブでは昔の曲と新曲を並べてやっていますが、嬉しい発見もあり、違和感もありで、それもまたわたし。もうチョット気ままに頑張らせてください。どうか見守って頂ければ。

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ⓒ2024 Jun Nagi


8/3/2024

昨日は渋谷でライブ。なんだかあったかい夜だった。猛暑なのにあったかいライブなので、休憩中は頭を氷で冷やす。しかしライブってのは場所によって、お客様によって、同じ曲をやっても違って聞こえるもんだなあとあらためて思う。ピアノもちょうどいいお年頃で、弾いていて気持ちが良かった。

新曲が前日にやっとできあがったのだけれど、ほんとうにそれは無茶なこと。スリルを楽しむお歳でもあるまいに。まあ、弾き語りだから誰にも迷惑はかけていないのだけれど。他にもいろんな曲を演ったが、昔よりも今の方が良く歌えているような曲がたしかにあった。思い込みではないと信じたい。

昨日のおかげでかなりハイになってしまったのか、今日は頭がイカレテしまったようだ。約束の時間を間違えるわ、ネットで落語のチケットを買ったはいいがその日は福岡でのライブじゃないか、どうすんだということで、かなりのポンコツ状態。これが寄る年波というやつか。寄るなら寄ってこい。頑張れ、岡山は明後日だぞ。


7/30/2024

また雷雨。近くの川が溢れそうだということで見に行こうと思ったが、川を見に行ったおじいさんがよく亡くなっているなあと思い我慢する。ほんとうは行きたい。ものすごく見に行きたい。


7/24/2024

今日は部屋で雷雨観賞。ポロンポロンとギターを弾いてると、ドッカンドッカンと周りに雷が落ちまくっている。やや竜巻のようなつむじ風も吹いていてさらに盛りあがる。

どうも最近、歌詞の分量にメロディーが追いつかなくなってきた。ソングライターとしては歌詞がたくさん出てくるのはほんとうにうれしいことなんだけど、曲が長くなる。1分ぐらいの曲でもう十分なのだけれど。

ギターを物色中。恋人探しみたいでけっこうドキドキしますね。一目惚れに勝るものはないというところも恋人探しと似ていますね。


7/20/2024

ピアニスト&作曲家の吉森さんのトリオのライブを聴きに行く。数学的というかあえて無機的な響きのする曲を並べた1st setも人なつっこい曲を並べた2nd setのどちらも楽しめた。福盛さんと吉野さんのリズムセクションも見事に音が制御されていておしゃれでした・・・
ということでとっとと共演することにいたしました(笑)秋あたりかな。場所はちょっと懐かしい渋谷の隠れ家、公園通りクラシックスということで。

金曜日の夜の渋谷、杖をついて(松葉杖じゃなくて登山用のです)歩くのはなかなか鬱陶しかった。どうぞご心配には及びません。全治10日ぐらいでしょうか(残念、全治2ヵ月半でした)ブログに自分の健康状態のことなど書くつもりなどなかったのですが、この歳にして初めての捻挫でついつい書いてしまいました。やっぱり少し冷静じゃなかったのかもですね。それにしてもペダルを踏む右足じゃなかったのがラッキー。いい方に考えてます。


7/18/2024

出先で転んだ。見事に転んだ。軽い捻挫。葡萄色の内出血。
誰も見てないところで転んだ。恥ずかしくはなかったけどなんだか情けなかった。
念のため外科に行ったら松葉杖を渡された。いやあ、そこまで痛くはないですと
言えばよかったのだけれど、松葉杖をついて帰ることになった。
人生初松葉杖ということで街を猛然と松葉杖でぶっ飛ばした。脇が痛くなった。
しかし地下鉄に乗っても、バスに乗っても、席を譲ってくれる人はいなかった。
それどころか「ちっ、邪魔だよ」という罵声が聞こえた。その時、思った。
東京の人はみんな基本的にはイライラしてるのだと。自分のイライラを毎日必死に抑えて暮らしているのだ。
のんきな顔した自由業風の松葉じじいが隣にいたら抑えが効かなくなるのだろう。
今日、痛みはひいたので病院に松葉杖は返したが、心の痛みは消えないぞえ。


7/16/2024

小唄、ライブの計画、曲作り、その他もろもろでてんてこまい。もう少し湿気が治まれば楽になるのだが。

停滞していた曲作りだが、あえて昔のやり方に戻す。
自分の「地(じ)」みたいなものがもろに出てしまう作り方なので、最近はずっと避けてきた。もし、おまえの「地」はつまらないねと言われたら逃げ場がないからね。もうつまらないって言われても結構毛だらけ猫灰だらけ。

小唄であるが、4拍子のレッド・ツェッペリンのようなリフで展開する曲を今おぼえている。調はE♭m(のような) だけど、どうしても半音、いや半音の1/4だけ高いような変な音が時々出てくる。それが「切なさ」を強調している・・とは言えムズい。コール・ポーターの曲にもやっぱりそういう変なところが必ずある。音楽はどこかに変なところがないとやっぱり「切なく」はならないのかもしれない。


7/11/2024

なかなか仕事が前に進まず。昔から同じようなところで堂々巡り。どんどんあきらめていってやがてどこかで手を打つのだが・・・
夕方、窓を開けたら素晴らしい夕焼け、そしてなんだか暑くない。久々に今夕から扇風機のみで過ごしています。
札幌からリクエストがポツポツ、ありがとう。一口コメントに気持ちがほっこりします。


7/4/2024

小唄のお稽古。なんとなく声の出し方がわかってきたような気も。稽古を終え、スマホの修理で渋谷に行く。なんと今度は東急本店が消えていた。消えてはいるのだが別にそれに驚く人がいるわけでもない。そんな景色の変化に自分はついていけなくなっているけれど。スマホの修理には2時間かかるとのことで街をぶらつく。スマホがないので時間がわからないのが不便だが、不安でしょうがないというわけでもない。バーだとかに入って時間を潰せばいいのだろうが、酒を飲みに来たわけでもないし、ということでギター屋さんで昔のMartinを試し弾きさせてもらう。いい音なんだけれど、なんだか立派な音過ぎて、絶対に身分不相応。暑さで煮えたぎる公園通り近辺をさらにぶらぶら。外国人旅行者も多いけれど渋谷の何がいったい面白いのだろう?スマホを受け取って帰宅。ビール飲んだらすぐ終了。


7/1/2024

この4日間、友人や知り合いとお話しする機会が多かった。みな健気に生きているなあとほんわかする半面、人の世の仁義みたいなもんがどんどん廃れてるなあという話も多かった。がんばれ〜と彼らに小さくエール。

というわけで、ご馳走も頂いたりしてけっこう胃袋が疲れ気味。まずは小唄で調整。


6/27/2024

小唄のお稽古、真ん中から2オクターブ上のドをファルセットで出す。こんな高い音で歌うのは生まれて初めてである。アース、ウインド&ファイヤーを超えてもう幽霊みたいな声にしか聞こえないけれど、それでOKだとのことです。

帰りに原宿と新宿で野暮用。新宿、なんと小田急デパートが消えていた。京王デパートの見えなかった部分がむき出しで見える。小田急のスカイレストラン(という名前だったか?)では子どもの頃よく家族で食事をした。懐かしい場所がまた消えてしまった。いろいろ消していくのが大好きな人たちが一番お金を持っているのだからしょうがない。


6/25/2024

ライブのご依頼があったがお断りさせていただいた。一つ一つのライブを大切にしようとすると、中身を考えたりする準備期間もクールダウンの時間も必要なのである。勢いにまかせてやっちゃえという考え方にはもうそそられない。

小唄のお稽古。声がわたしは大きすぎるそうである。たしかに朗々と小唄を唄ってどうすんだか。それにしても小唄、キーが高いのである。ファルセットの連続が続く。アース、ウインド&ファイヤーのボーカルかよって自分にツッコミを入れる(例えが古くてすいません)どうやら修行に果てはなし。


6/20/2024

ずっと寝かせていた歌詞に曲をつけようと思ったがどうにもならない。「北の国の人」というタイトルなのだが久々に曲をつけるのをあきらめた。
リアルなことをお伽話のようにして歌おうと思ったのだけれど、そのリアルなことがあまりにえぐすぎて、どうしても面白くならない。
ま、リアルといっても所詮ニュースや本から仕入れた生煮えの知識なのだけれども。久々の途中放り投げ。下山を決定。気分を一新することにする。まずは一杯。


6/18/2024

いろんなことの準備が始まる。いっせいに始まったのでストレスが溜まる。物事の同時進行にもうポンコツは対処できない。歌のことだけ考えたい。酒のことだけ考えたい。カレーのことだけ考えたい。

夕方、雨が止んでオレンジ色の夕暮れが一瞬だけ空に広がる。今日はそれが見られただけで幸せ、ということにする。


6/13/2023

やなちゃんガレシャン終了。生死の境をさまよった知り合いがライブを見に来てくれた。昨日が倒れてからちょうど2年目だったそうな。祝、ご帰還であった。

ま、ライブでは歌がずっこけたところもあったけれど、それがライブ。「思い通りにはならないよねえ」なんてスタッフに言ったら、「あのさ、女性のシンガーやアスリートは身体の構造上、思い通りにならないことを男性よりもずっといっぱい経験してると思うよ」とバッサリ斬られる。ズビマセン、これからも精進いたします。


6/12/2024

明日でガレシャンさんとのおつきあいもいったんおしまい。久々にバンド(ふたりだけど)さんと一緒に旅ができて面白かった。ま、おとなの芸人さんの旅という感じで楽なもんでした。リスペクトしあえてる人たちを見るとうれしくなります。明日終わるとすこし寂しくなるなあ。山に行くかなあ。


6/9/2024

校正仕事を一日。普段とは違う疲れがあり。ライブも近いので辛い食べ物も我慢。海が近くにあったら飛び込みたいような気分。


6/5/2024

軒下のツバメ、巣立ち。恐る恐る飛びはじめた子供達が窓や電柱にぶつかりそうで怖い。

小唄の大先生と面接。先生、すべてをお見通しのような。作曲の話で盛りあがってしまったが、果たして。

また曲制作開始。どこかのダサい校歌みたいになったので保留。七転び五起きぐらいな感じ。


5/30/2024

ベランダにカメムシ飛来。珍しいことなり。

役所に出かける。横柄な都職員にがっくり。基本的にどの職業も人間へのサービス業だとわたしは思っている。役人はもっとも人にサービスすべきなのに。それがこれだからなあ。

買い出しの途中、ファミレスでぼんやり休憩。隣席で高校生カップルがイチャイチャしながらお勉強。女の子とイチャイチャしながら勉強をしてみたかった。歌ってる歌も今とはずいぶんと違うものになっていただろう。

ちょっと激しく身体を動かすと最近は2日後にキツい筋肉痛がやってくる。そのうちそれは3日後、5日後、1週間後にやってくるようになるのだろうか。どうせなら筋肉痛になる前にポックリ死んでしまうというのがいいかと思う。

今夜はこれからひどい雨になるらしい。雨の音を聴くと読書欲が湧いてくるのでうれしいような気もしている。


5/22/2024

ガレシャンさんとのツアー。楽しい旅だった。
一人で旅をしている時は昼過ぎにホテルに入って、時間があればお寺や美術館を回ったりするのだけれど、今回は移動、移動、移動なのでそういうこともない。しかしメンバーの皆さんがなかなかユニークなキャラクターなので旅が飽きない。それぞれがどのように今まで生きてきて、何が好きなのか、ダサいと思ってる奴はいるのかなんて話をするだけで、もうどんどん旅が楽しくなってくる。互いによそよそしいまま音楽を奏でることだってできるけれど、その人のキャラがわかってるほうがやっぱり面白いし、セッション上も歌手として好都合だ。

どこの会場でのライブも素敵だった。朝6時起きでどうなることかと思った名古屋、ほんとうに久々の拾得、ガレシャンのホームのようなヲルガン座、日本一リラックスできる城下、楽屋が手狭になってしまったので会場近くのカラオケボックスに本番前まで潜んでいた大阪ムジカ・・・濃厚な5日間でした。ありがとうございました。


5/13/2024

母の日だとか父の日ってのは、母さんや父さんがいない子どももいるのでやめてしまえばいいのでは、と思ってます。それぞれが勝手にプレゼントでも送ればいいだけの話でね。

うっかりものなので、Air Tagという便利グッズを自分のギターケースの中に忍び込ませる。電車の網棚にギターを忘れるような男なので一応用心ということで。そのAir Tagを使っていることを忘れたらどうしようもないのだが。

旅の準備といろんなことが重なってしまって気ぜわしい。旅に出てしまえばもうルンルンなのだが。


5/11/2024

遠い街でガレージシャンソンショーとリハーサル。
最近たくさん新しい曲を歌っているので、どんどん昔演奏した曲を忘れてしまっている。しかもE♭m7 ー9thというピアノの和音がなぜかどうしても押さえられないという予期せぬようなことまで起きてしまう。冷や汗をかきながらリハーサル。ところでガレシャンさんの曲で学生服を着て一緒に歌いたい曲がある。「金色夜叉」のような歌詞なのだけれど、その歌の主人公のいい人ぶりに泣けてくるのだ。ということで、その曲では楽器を何も持たずボーカルを務めさせていただくことになった。学生服は着ないけれどね。旅の前までになんとか形になることを祈る。振り付けも考えよう。


5/9/2024

「わたしの青マン」面白かったとたくさんの方から言っていただいた。
最初に一人でステージに立ったらなんだか懐かしい感じがしたので、ライブ中にこの場所で昔やっていたオールナイトライブの話をする。お客さんは「へえ〜、そんなことやってたんだあ」なんて顔をしている。そうか、レイトショーのことを知っている人なんていないのかもしれないと思った。もう20年以上も前のことである。自分は同じステージに昔と同じように立っているけれど、お客さんや時代はもう変わってしまっているのだ。
Things has Changed.

ライブでは「となりのクルド人」が歌っていて楽しかった。さすがにDrumsの福盛くんの解釈が絶妙。なんだか映画の「真夏の夜のジャズ」のチコ・ハミルトンのバンドみたいでおかしくて含蓄もあり。ベースの田辺さんには絶対になにか歌ってほしかった。彼が歌っているのを聞くとなぜか往年のNHKの人形劇や教育番組を見てるようなほっこりした気持ちになるのだ。まさか、あの「お経」で拳を振り上げるとは思わなかったが・・・。

というわけで、いい夜でした。帰りに亡くなったギタリストが好きだった店で焼き鳥を食べました。

で、この頃はゆっくりもしていられず、ガレージシャンソンショーの曲のハモリの練習。ボーカルの山田さんは直球タイプの情熱系ボーカリストなのでハモリも直球にしたんだけど、ハモリが過ぎて主メロがよくわかんなくなってしまう感じになってしまい、この3日間、ずっとノイローゼ状態。テレビからいろんな曲が流れてくると全部ハモりたくなるほどで、これはたぶんなにか偏執的な病いなのではないかと思う。

明日はやや遠くの街でリハーサル。地下鉄を乗り継いで乗り継いで乗り継いで・・・。


5/3/2024

「わたしの青マン」ご来場ありがとうございました。ちょっとゆっくりお休みしております。また感想など後日、書こうと思っています。


5/2/2024

調子に乗って新曲を書き換えていたら、なんと7分超えの曲になる。これが必然なのでしょう。

明日のセッションメンバーのお二人は、すごい音楽経歴の持ち主なのですが、後ろで歌うのも好きな方たちなのでとてもありがたいです。

楽しみです。


4/29/2024

ピアノを弾きに街へ出る。バスは満員である。バスの前の席の男が入念にメイクを始めた。メイクは楽屋か洗面所か自分の部屋でするもんだと思う。公私のけじめのない感じは好きではないですね。

さて、次回のライブの選曲はかなり古めな曲と新曲に偏っているかもしれない。

昔の曲と今の曲の歌詞なんかを比較してみたりする。なんとなくわかるようなわかんないような投げやりな詞をもっと書きたいとは思うのだけれど、それはなかなかむずかしい。逆に子どもにもわかるようなやさしい歌詞を書くのもむずかしい。

結局、みんなむずかしい。


4/26/2024

タンザニア大使館でタンザニア国歌を歌う。
タンザニア国家はなかなかの名曲。同じ曲をアフリカの数カ国が国歌にしている。元々は南アフリカ生まれの賛美歌だったらしい。
1番がアフリカに祝福を〜で、2番がタンザニアに祝福を〜と歌っている。自国のことを2番目するなんて謙虚だね。
タンザニアは80年後には日本の人口を軽く追い越して、世界6位の人口を持つ国になるとか。
今、国民の平均年齢は17歳。日本は48歳・・・・なぜか突然タンザニア通になってしまった。


4/25/2024

来週は青マン(南青山マンダラ)の30周年記念ライブに出演する。
今日はリハーサル。歌と遊んでくれるのはユニークで腕達者、しかもジェントリーな演奏メンバー。こちらが決めごとを無視して歌っても、それが即興的に面白くなっていく。歌というのはこちらが完成した気になってしまえば、なかなかその形から逸脱できないものですが、逸脱してもあっさりと再構築してしまう。劣等生のわたしには優しい猛者たちです。

さて、青マンでの最初のソロライブの曲順が棚の奥から出てきた。自分のやりたいことがなんにも形にならないもどかしい時期だったことをよくおぼえてます。うーん、現在は少しましになったと思いたいけれど。

1996年7月20日 南青山マンダラ

(曲名は当時発表のまま)

1.ブルーアイズ
2.レインボーコネクション
3.時にはジュゴンのように
4.大好きなきみのために
5.イタチの森で
6.ボール探し
7.テレクラグ
8.ジェラスガイ
9.坂の男
10.トラブルマン
11.たかえさん
12.ハレルヤ
13.きみを気にしてる
14.満月小唄
15.みんなおぼえてる


4/19/2024

ある曲の制作でハマってしまって、今日ようやく抜けだした。
いろんなパターンを試せば試すほど、パターンの組み合わせは増えてしまって、何を表現したかったのかわからなくなるというドツボってやつでした。

とにかくボンヤリゆっくりしたいので、蒲田方面に。蒲田はぜんぜん縁がない場所なので新鮮。駅前の中華料理店でビールの小瓶。隣の席の爺さん二人が昼間っから完璧にベロベロになっている。年長の爺さんが「おまえ、ガクトって歌手知ってるか?」と言うと、もう一人の爺さんは「なぬ、学徒動員?」って答えている。蒲田、いいねえ。

銭湯。この辺りは真っ黒な温泉が出るところ。山手とも下町とも違う工場街の古びた銭湯という感じ。ゆっくり浸かった。

原宿を回って帰る。どこもかしこも外国人だらけ。表参道や竹下通りがもっと静かだった頃をかろうじて知っている世代なので、いたたまれなくなって帰ってきて寝る。


4/14/2024

春のせいなのか、気圧の変化のせいなのか、身体がふわふわする。
だるいというわけでもなく、風邪っぽいというわけでもない。
やや心地いい時差ボケという感じ、もしくは昼寝の後のぼんやりした感じがずっと一日続くという感じだろうか。
なかなか仕事モードにはなれない。

自分にムチ打って、恒例の歌詞カードのファイル整理。新曲が増えたりするとファイルがパンパンになり、順番もいい加減になってくる。それを一気に整理する恒例行事。

ファイルは英数字の「21 Century Complex Blues」から始まって、ワ行の「わたしは音楽家」で終わる。
一番曲数が多いのが「ア行」の33曲。ちなみに、ア行の出だしは「愛される不思議」「愛の嵐」「愛のSOLEA」と怒濤の愛ラッシュ(笑)嫌いじゃないですね。
カ行はあまり歌わない歌が多いですねえ。「ひ〜ふ」のあたりは好きな歌が多いです。「ひまわり」とか「ファミリープラン」とか「ブルースを捧ぐ」とか。

ああ、マニアックで手前味噌な記事でした。失礼。


4/12/2024

浅草でエルビス・コステロのライブ。浅草公会堂でショーを観るのは立川流の落語以来(笑)

舞台のいろんな場所に置かれたマイク、何台ものギター、取り留めのない曲順、どうにもB級なエレキギターの音色・・・ものすごく頭が切れて歌の上手なジャイアンリサイタルという感じ。偶然だろうが歌に妙な「下町感」があるようにも聞こえてくる。

バカラックの曲や「She」もよかったが、ビートルズの曲が途中に挟まれた「New Amsterdam」が懐かしい。40年近く前の中野サンプラザのライブでもそのネタをやっていたことを思いだした。

ずっと更新し続けている人であることは間違いないようで、とても励みになりました。

4/5/2024

お疲れさまでした。

「LIKE A ROLLING STONE」は、たしかにかっこいいけれど、なぜか悲しく&虚しく聞こえる「GO!GO!HEAVEN」のほうが今の自分にはしっくりくる。皆さんも自分のHEAVENをよーく考えて生きていこうね。

「カスバの女」を「ど演歌」と捉えるのではなく、ファドかなにか洋楽のように歌うのは正解だと確認。もちろん藤圭子さんの足元にも及びませんが。

「ジゴロのバラッド」は歌が盛りあがりすぎてピアノがついていかない・・・

「さなぎのまま」自分の好きな小品にやっとなったかな。新曲なのにカバー曲に比べたら歌いやすいのなんのって。ハハハ。

ブログでの反省会でした。ご来場ありがとうございました。


4/1/2024

今度のライブのテーマである自分のアナザーサイドを追求してばかりでまだ桜を見る余裕がない。

街に出てリハーサル。そこらへんを歩いている春休みの中高生の浮かれている感じが心地いい。自分がいちばん幸せだった頃といえば中学の春休みだったような気もする。背伸びして入った喫茶店で友人がウインナーコーヒーを頼んだのだが、どんなソーセージがコーヒーにのっかってくるのかとどきどきしたことを思い出す。


3/29/2024

歌の巨人達の曲の合間に自分の新曲を歌う。やっぱり先人たちと自分は繋がってんだなあという感じを強く持つ。

いつのまにか弱者のことを歌ってる歌に惹かれるようになった自分もいる。
社会的弱者は当然のこと、恋人やパートナーを失い路頭に迷ってる人間だって弱者である。
弱い人間の悲喜こもごもってやつに惹かれるんだね、どうやら。

雨が上がったと思ったらなんだか初夏とも思える陽気。
ギターを背負って街を右往左往している。
混んでるバスや電車の中では背中からギターを降ろすのだけれど、
案外そんな時に体を妙な形でねじってしまったりする。
それにしてもスマホに熱中してドアの前から動こうともしない
ガキの多いこと。どけえ、バカヤローと心の中で言ってしまいます。


3/24/2024

打楽器奏者の森本ミホさんのバンドのライブを拝聴しに両国へ。
大きな銅鑼と繊細な楽曲、クラリネットとフルートの
ユニゾンしているとこが気持ちよかったです。

その後、すぐに近所の蕎麦屋。
大画面テレビで相撲中継を見る。
なんだかすごい記録が生まれたとのことだがよくわからない。
朝青龍引退以降の相撲や力士のことはよく知らないのでした。

隣の席の仲良さげな中年カップルが鍋焼きうどんを食べながら
「アツアツだね」なんて言っていた。
ごちそうさま。


3/22/2024

いろんな昔の歌を歌ってみる。
単純な構成、されどギラッと何かが光る曲にやはり惹かれる。

アメリカのカントリーソングには男の孤独をテーマにした歌が多い。
まあ、日本語にそのまま訳してみると「みちのく一人旅」みたいになってしまうのだけれど。

グレン・キャンベルの「ウィチタ・ラインマン」という曲がとても好きだ。
湿り気はないのに人の孤独感が十分に伝わってくるハードボイルドな名曲。
こういう歌にドキドキできてほんとうにしあわせだ。


3/16/2024

陽気につられて外へ出ようとするが躊躇する。
昨日あたりからかなり目がショボショボ、鼻ジュルジュルなのである。

というわけで、書きもの仕事。
できあがっている曲の歌詞の一部だけを変える作業。
難渋する作業だとわかっているのだけれどしょうがない。
気にいらない歌詞は歌ってもまったく楽しくないのである。

友人のフランス土産のオイルを顔に塗ると
まるで外人さんのような匂いになってしまった。
レナード・コーエンのような文学的な愛の詩が書けるかもと思ったが・・・無理でした。


3/12/2024

渋谷のduoに奇妙さんとスカートさんのライブを観に出かける。
奇妙さんはぶっきらぼうのように見えて案外デリケートな
歌い方もできる実は技巧派の人。ポップの達人のように
見えるスカートさんのギターカッティングは熱いロック。
ライブはその人の「地」がでてしまうのが面白いところである。

なんとなく1960年代中盤ぐらいの音楽にはまっている。
ロック音楽が世界を支配してしまうちょい前あたりの頃。
今となっては拙く聞こえる音楽もいっぱいあるけれど
音楽に夢と希望がある感じがするのだ。
フォークソングのバッキングを腕達者なジャズミュージシャンが
やっていたりするのもいい。
そんな音楽をまたやりたくなってきたかもなあ。


3/10/2024

散歩で巣鴨のあたりをブラブラ。食堂でビールを一杯。
和菓子屋で大福をもとめた後、池袋まで歩く。

明日からまた試行錯誤の日々。
考えがまとまらない時は喫茶店へ行くことにしている。
無口なマスターとバイトの女の子が一人だけいるような喫茶店が
理想なのだけれど、最近そんな喫茶店は減ってしまった。
なので、結局、高校生がワイワイしゃべってるファミレスか
マクドナルドでカリカリと歌詞を書いたりしてます。
なんのムードもないので、孤独感が増して逆にいいのです。


3/7/2024

ライブ、お疲れさまでした。
大阪では「ビュティフォー」だった曲が
ややリニューアルして「回想Ⅰ」になり、ようやくできた感じですね。
大阪のライブを踏み台にして(笑)すいませんでした。

個人的に今日のライブでウケたのは
歌い終わったあとに「この曲、間奏が必要だなあ」という発言。
もうほとんど自分の部屋で歌ってるのと変わらない独り言。
そんなことライブで言う奴はいないぞ(笑)
ありがとうございました。


2/28/2024

大阪ではひたすら歌うような感じのライブになった。
ワルツの新曲はほとんど過呼吸状態。ブレスの位置、考えようね(笑)
それにしても新曲があるライブはやっぱりまじモードになってしまう。
歌おろしの儀式みたいなもので、しょうがないのですが・・・

翌日は名古屋にて友人と3年ぶりの飲み会。
コロナでずっと飲み会自粛をしていたのだった。
ご夫婦でやってらっしゃる居酒屋で食した
「鯖のなめろう」がとてもおいしかった。
「サバノナメロウ」っていつかペンネームに
使ってみようかしら。サザエさんに出てくる人のようでもあるし。


2/19/2024

みっともない政治家についてあれこれ言うつもりもないが、
確定申告をボイコットしたいと、あたり前に思う。

だんだんとこれからやっていくことが確かな形となって
見えてきた。ようやく一歩前に進んだ感はある。
そうなるとけっこう迷いもなくなり、
決断も早くなるので仕事も捗ってくる。

旅がまた始まったようだ。まあ、ゆっくりとやります。
さらに楽しくなりますように。


2/13/2024

礼服を受け取りに街へ出る。ところで冠婚葬祭は苦手である。
目下、目上、親戚、友だち、上司、部下、先生、弟子・・・
「人間関係」の渦みたいのものを目の当たりにすると、
ただ微笑みを浮かべて無言でいるしかない
はぐれミュージシャン純情派である。

演奏と歌のノリがあわない曲を作ってしまった。
自分の歌い癖のせいだと気づいたのでなんとか修正する。
なんでこんなことに気づけないのかと思う。
情けねえなあ、ほんとに。


2/10/2024

南青山でトーマス・ストレーネン、福盛進也のライブ。
音曲芸もここまで究まってくると、ただため息をついて聞くのみである。
盛りあがったので帰りにビール。


2/9/2024

最近は仕事の合間に「男はつらいよ」を見ることにしている。
初期の作品ではどうみても寅さんはやくざ。
あの角張った顔で凄まれるとけっこうコワい。
それがどんどんシリーズを重ねるにつれて
聖人のようにソフィティスケイトされていくのも
流れとして見れば面白い。

マドンナ役では、大原麗子、いしだあゆみが
魔性系でぞわぞわしたが、やはりリリーさん(浅丘ルリ子)につきる。
寅さんと生い立ちや感性が似ているがゆえに恋が成就しないという
ところがなんとももどかしくて味わい深し。

しかし、歌詞を考えている時に「奮闘努力〜」だとか「泣くな妹よ〜」なんて言葉がすぐ頭に浮かぶのは困りもんだな。


2/3/2024

ギターの修理屋さんに出かける。
頼りにしているKさんである。
コロナ期はギターを弾いてなかったので
約3年ぶりにギターの調整をお願いする。
音が若々しくなって、ずいぶんと弾きやすくなった。
単純に気持ちが良くなる。

和太鼓の太左衛先生が杉並の神社で豆まきを
なさるとのことで、かけつける。
お餅やらお菓子やらを立派な先生方たちがばらまき、
それをわたしら貧民どもがワーワーと大騒ぎしながら拾うの図。
私の前のおっさんが大きめの帽子でことごとく景品を
キャッチしている。いい歳してそんなワザを使って
みっともねえなと思う。

いつもとは違ったやり方で歌を作ることに
なってしまった。目の前にはまっしろい世界が
ただただ広がっています・・・。

2/1/2024

やや風邪気味であったが、金柑紅茶を飲んで回復する。

土鍋をもとめる。信楽の作家さんのもの。
壊れなければおそらく人生最後までのお付き合いとなる。
この頃、陶器に心惹かれてしまう。
昔から古備前は好きだったけれど
華やかなものも好きになってきた。

駅で久しぶりに乞食を見た。
道で正座をしてお恵みを求めている
トラディッショナルスタイルの乞食である。
今はまたおかしなバブル期なんだろうね。
そしてどうせバブルははじけるのだ。


1/30/2024

指名手配犯が捕まったり、病死した
ニュースを聞くと胸がざわつく。

時々、自分が追われている夢を見る。
なにをしでかしたのかはわからないのだが
北のほうの街の物置部屋みたいな家に潜伏して、
ストーブでお餅を焼いてじっと息を殺している夢である。

藤沢で亡くなった爆弾犯はひっそりと暮らしながらも、
時々ロックバーみたいなところに通っていて、
ジェームス・ブラウンのレコードがかかると踊っていたとのこと。
物静かで気さくなロック好きのおじさんだったようで、
彼は夢の中のオレだったのではないかと思ってしまう。


1/23/2024

たしかに振り出しに戻ったようで、じっくりやってます。

パスポートが切れていたことに気づかず、大急ぎで更新。
10年パスポートで16000円也。うむ、ボロい商売。

けっこう面白いと思って作った曲を歌いにスタジオへ。
歌ったらなんだか面白くない。面白くない理由もわかんない。
面白くないから歌えない。料理し直すか、それでもだめならゴミ箱へ。
やれやれ。

仕事にくたびれたので本を読む気にもなれず。
そんな時は「寅さん」映画とエイミー・ワインハウスの歌が体に効く。
エイミーとは友だちになれそうな気がするなあ。飲んでお話ししたかった。


1/12/2024

なんとなく弾き始め。
案の定、調子が出ない。
またすべて振り出しに戻った感じもする。
じゃまな知識と垢だけはたっぷりこびりついているので
それをまずは振り払わなけりゃ新しい風は吹いてくれないようだ。
ゆっくり、じっくり。


1/9/2024

あけましておめでたくない年頭となりました。
まずは能登半島地震の被災者の方々にお見舞い申しあげます。

ゆっくりできると思っていたお正月でしたが、
地震に津波に飛行機事故・・・。
地方での災害は時間が経つにつれてだんだんとその被害の大きさが
わかってくるものだけれど、まさかこれほど酷いとは・・・。

今年はまた作品作りをとっとと&コツコツと
進めていこうと思ってます。
これから先の道はさらに未知、未知だけれど。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


12/31/2023

やなちゃん大賞 2023は

盛岡「つぼ半」のチャーシュー麺
阪神タイガース「アレのアレ」
レコード 本田竹廣「Salaam Salaam」

盛岡での奇跡の三連発でした。すべて一日の中で起こったこと。
素晴らしい一日でした。

今年はCD発売、そしてライブと数年ぶりにあちこちへ出かける一年でした。
ライブというのは用意周到に準備したとしても予想とは違うものになったりします。
予想なんて意味がないのでしょうね。
一期一会、来年も楽しく、時に大まじめに歌えればそれで充分です。
またライブでお会いいたしましょう。

それでは、どうぞよいお年を。


12/30/2023

やなちゃん大賞 2023 ノミネート

映画「夜の女たち」
NHK BS 新日本風土記「三浦半島」
広島 紅子さんの「遊郭写真展」
コロナ5類格下げで虚脱感
近所の婆さんが道で倒れる 
ファミレスのバイキング、食べ過ぎてお腹こわす
デジタルピアノを一人で運んで腹斜筋を傷める
BBCのジャニー喜多川特集
映画「新感染ファイナル」
柳家三三の落語
チュウデンのレコードカートリッジ
立川談志「鼠穴」
旧約聖書「コヘレトの言葉」
4月末から気管支炎、咳で眠れず 、声もつぶれる
NHKラジオ ごごカフェ、歌うことできず
映画「アルバート氏の人生」
映画「絶唱 浪曲ストーリー」
恵比寿「香川一福」のうどん
映画「世紀は笑う」
NHK Eテレ「誰のための司法か〜團藤重光 最高裁・事件ノート〜」
旧約聖書「ヨブ記」
静岡「三河屋」のおでん
さくらももこ「少女」
知らない人から留守電「あなた、わたしを見捨てるつもりなの?」
ハゲ頭の上に蝉の抜け殻をのせたおじいさんが歩いている
東京 38.8℃
NHK BS 「医師 中村哲 73年の軌跡」
ビデオ アントニオ猪木 vs 国際プロレス三人衆の試合
台風一過の京都ライブ
下鴨神社 古本まつり
東村山・所沢での都県境酒場巡り
映画「日本の一番長い日」の役所広司
ジャニーズ事務所会見での望月衣塑子
北海道東川町「ちゃみせ」の、ぬかにしん玄米おにぎり
福岡市中央区図書館で中村 哲さんの本を熟読
立川談四楼「師匠」
盛岡「つぼ半」のチャーシュー麺
阪神タイガース「アレのアレ」
レコード 本田竹廣「Salaam Salaam」
映画「人生劇場 飛車角と吉良常」
映画「Get Back」
高田馬場「秀永」のラーメン
京都「初音湯」のおかみ

大賞は明日発表!

12/28/2023

東京に戻ってくる。

名古屋でのクリスマスライブ、久々の曲もありで
テンションは高めで始まる。食い入るようにライブを
見てる(聴いてる)方が多し。もっと気楽に聞いてくれよと
思わぬわけでもない。で、GO! GO! HEAVEN。
♪ 今はわからないまま踊り続けてる〜なんて歌詞が
素直に胸に響く。ヒット曲のメッキが剥げ落ちたら
案外そこには愛しい真実があったというところでしょうか。

京都では散歩をし過ぎた。東山をずっと歩いた後、
そのままライブとなってしまう。それにしても日本人、
中国人旅行者のマナー(特に家族連れ)はなんとかならんのか。
態度がデカい。静かな庭園でも大声でしゃべる。
子どもがはしゃいでも知らんぷり・・・
ああ、コロナの頃がなつかしいと思うほど。

けっこうドタバタしたライブだったが
まあ、それもライブだということで。
2度目のアンコールはもう頭がとんでましたね。
なかなか普段は出ないような声が出て・・・
気持ち悪かったです(笑)


12/23/2023

明日から今年最後の旅。
今年は人のことを想う時間が多かった気がする。
もう好きな人には好き、あいたい人には
あいたいと躊躇なく言わなければいけないなあと思うようになった。
明日が必ず無事にやってくるなんて保証はないしなあ。
No Futureが現実(笑)となりました。

今年最後のライブは自分なりに気持ちよく歌えればいいと思ってます。
人に褒められそうなライブは今年けっこうたくさんやった気がしているから。
自分の喜びのためだけに歌うのをお許しください、というわけで

Merry Christmas!Bell, Bell, Ringin' For Your days!


12/19/2023

ゆっくりと歌っていたいのだが、年末でわさわさしている。
昔は「忠臣蔵」「大脱走」「荒野の七人」なんてのがこの季節
テレビでよくやっていたもんだが今はどうなのかしら。
その年の重大事件をまとめた番組とかもよく見てたけれど、
すっかりそういうのも見なくなった。

ギターの改造を地味にしていたら失敗に終わってしまった。
ああ、二日間の努力が・・・。工作が苦手なのにいろいろと
やってしまう愚か者。これがまたわさわさに拍車をかける。

1曲、書き変える。それにまた半日。やなちゃん大賞、どうするか。
やなちゃん大賞もやるとなれば1日仕事。

わさわさしている。こういう時なのに、映画見にでかけてしまったり・・・


12/14/2023

よせばいいのにいろんな歌の棚卸し。
名古屋・京都で歌うのでしょうねえ。

散歩。近所の公園の雑木林にエロ本が落ちている。
昭和のドキドキがFLASHBACK。軍手は道路に、
エロ本は雑木林に落ちているものである。

おくればせながら、ビートルズの解散前ドキュメンタリー
「GET BACK」を見る。ポール・マッカートニーと
ジョージ・ハリソンの音をめぐる確執にどきどきする。

それにしてもジョンレノン、本心を探られたくないのか、
キャラを作っているのか、冗談ばかり言っていて
ほとんどラリっているクレヨンしんちゃんのようだ。
お近づきにはなりたくないタイプだなあ。


12/4/2023

岡山、広島のライブ、終わる。

岡山は新曲でずっこけた。新曲でずっこけるというのがいい。
これからもそうでありたい。もう城下さんはホームみたいなもんなので
リラックスして歌えました。

特急で松山へ。けっこう揺れる特急。
そんなに無理して急がなくてもと思うけれど。
松山到着後、すぐにREHEARSAL。
マスターが丁重に迎えてくださる。

本番では伝説のミラーボール、回させていただきました。
けっこう情熱的なライブだったかも。
徳島名物「渦潮ダンス」を覚えているお客様がいて
びっくり。人に歴史(恥)あり。

ありがとうございました。


11/30/2023

旅の準備。この2日間、調子に乗ってお酒をぐいぐい
やっているので、午後までなかなか調子が出ない(恥)。

テレビで戦争を滔々と語っている先生たちを見ると
なんだかイヤな気持ちになる。傷ついたり、死んでいるのは
フツーの人達。戦車の数がどうしただとか、
あそこを奪還しただとか、ゲームの解説なんてどうだっていい。
それにしても戦争を放棄したはずの国が戦争をやめろと
堂々と言えないのはなんでだろう、なんでだろう、
ななななんでだろう。

1曲、アレンジを変える。旅の前にバタバタしたがるのも
なんでだろう。


11/29/2023

昨日はduoでのイベント出演。duoではいろんなことを
いろんな人達と知恵を絞ってやることができる。
しかも音も照明も良いのでうれしい。

共演の小山田さん、まずは好青年という印象。
生活圏がけっこう似通っていたりしていて
楽屋で話しこむ。一本、筋が通っている方なので
これからもずっと歌い続けていく方なんだろうなあと。
単独登山者のような気配もあって、
こりゃ見かけによらずのつわものだと感じた。

確かにアンコールは面白かった。
コーラスを溶け込ませて、ぞくぞくした人は久しぶりだった。
すごい刺激をありがとう。


11/21/2023

エクセルというのがややこしくて朝まで格闘。
バカバカしいことである。
意地になってがんばってしまう自分だが、この意地、
もう身体を痛めつけるだけのような気もする。
この30年、くだらぬ意地のせいで大事ななにかを
スポイルしてしまったことだって多いかもなんてことを考えると、
そのなにかとはなんなのだとまた考えたりもして
朝になってしまったぞな。

11/20/2023

野暮用で遠出。けっこうくたびれる案件だったので
帰りの電車から飛び降りて十条付近を散歩す。
コロッケ40円(税込)、焼鳥65円(税込)の商店街。
りんごも安かったのでゲット。

来週のライブ。何を歌うかで悩む。歌うであろう曲も
新アレンジでやろうかと。ようやく歌う時の力の抜きどころと
入れどころが身体に染みついてきたお年頃ゆえ、
逆に新たなことにチャレンジしたいという心持ちにもなる。
前向きな悪あがき。

11/15/2023

一気に冬が来てしまったようだ。
サウナ、散歩、コーヒーを味わうには
ま、良い季節である。

ギターの弦を張り替えたり、レコード棚を整理したり。
昔から変わらない暇な時のルーティーンだが、
久しぶりなことでなかなか落ち着かない。

駅前に焼き鳥を買いに行こうか、
それとも風呂に行くか、そんなことをただずっと
考えてる幸せな一日なり。

11/10/2023

昨日はオルケスタリブレとの久々の共演。
そのリブレでのメンバーでもある塩谷博之さんは
あちらに逝かれてしまったのでした。

9/14のライブでの共演が最後となりましたが、
相当お身体に無理をしてのライブ、
実はまだそのビデオを見ることはできていません。
最期の数日間、彼のいる病院を訪ねて、
しっかりとお別れを言ってきたので
悔やむことはあまりありませんが、
もっとあの美しい音を聞きたかったなあ。

わたしの仙台でのライブの朝に逝かれたのですが、
なにかその日のライブでは大きな力をいただいているようにも思いました。
彼の音は柳原陽一郎の音源でも聞くことができます。
わたしは今、あんまり聞けないけれど。

どうぞ安らかに。ありがとう。

11/8/2023

先週は東北の旅。

仙台は初めての会場。ちょっと気負ってたかなあ。
「ブルースを捧ぐ」と「Blind Willie・・・」の
両方をやりたくなってしまったのは、連日、理不尽な戦争の
映像を見ていたせいかもしれない。
ライブが終わって、カウンターでゆっくりさせてもらう。
まばたきしている間に酒がいつのまにかコップに
なみなみと注がれている。酒飲みには天国のような店である。

翌日はお休み。盛岡城をぐるぐる散歩したり
本屋に行ったり。美味しい定食屋さんを発見したり。

盛岡は久々のthe S。JBLのパラゴンという怪獣の
ようなスピーカーがあるお店。
「きっとハワイ」でお客さんのコーラスが入るという
珍事が発生。さすが宮澤賢治と大滝詠一を生んだ場所(違うか・・・)
ライブ終了後、古くからのファンの方と懐かしいお喋りをする。
どうやら阪神が勝ったようだとのこと。
38年前の日本一の時は名古屋でのライブだった。
つまりわたしはずっとライブをやってんだなあとやや呆れる。
ご主人にワインをついでもらいながら、パラゴンで
ジャズピアニスト、本田竹広氏のレコードを大音量で聴く。
命を削るって言葉はこんな演奏のためにあるんだなと圧倒される。

帰京。はやぶさは満員。荷棚がいっぱいでギターをおけず、
デッキで東京まで立ちっぱなし。
ライブが楽しかったせいかなんの疲れもなく戻りました。

ご来場、ありがとうございました。
きっとまたお会いしましょう。

10/30/2023

昨日は横浜。昼のライブはなかなか調子に乗ってこない時も
あるのだけれど、昨日はすんなりといつものペースに入っていけた。
誕生日のもとむくん、気がつけばいつのまにやら
ベテランギタリストになっている。
光陰矢のごとし、諸行無常。

もとむくんの誕生日を皆で祝って帰宅。
秋の陽だまりのようにここちよい良い一日だった。

10/26/2023

今日は健康診断なので禁食。朝から何も食べずに今お昼。
あと2時間半空腹を我慢しなければならない。

さてライブの感想など。
札幌は2デイズで延べ30曲近く歌った。
数を自慢したいわけではなく、いろんな曲を
聞いていただきたいと思うとやはりそうなってしまうということです。
初日はやや固かったけれど、2日目はいつもの調子で
けっこうおバカな歌もやってしまう。
充実感を胸に焼き鳥屋でややハメをはずす。

東川町に移動。玄米おにぎりやのおにぎりがものすごくおいしかった。
写真の街らしいのだが、知り合いの写真家数人が東川町から賞をいただいている。
さて、小西健二音楽堂のべーゼンは指に優しかった。
ライブ中はずっと好意的な雰囲気で、ほんとうにありがたいことである。
少しオシャレで上等な居酒屋でハメをはずす。

岡山でのラジオ出演が終わって広島入り。
広島では川っぺりを散歩して、ブックオフに寄って、
それからごはんを食べるという行動パターンができあがっている。
原爆資料館の入り口に外国人が並んでいるのを見るのは何年ぶりのことだろう。
さて、ライブはカバー曲の2曲がこの日のためにあったような感じ。
いろんな歌を歌っていてよかったと思う。

福岡には早く着いたので、ホテルにギターを預けて
散歩でもしようと思ったのだが、どうもホテルの荷物お預かりシステムが信用できず、
ギターを背負っての放浪開始。ヘトヘトになってようやく食事にありつく。
食事をしたお店の目の前に中央区図書館があったので入ってみると、
当地ご出身の中村哲先生の著書がたくさんある。
さっそく先生の自伝を読み始めるともうリハーサルの時間。
さてライブ。野太い男の声の声援とリズムのずれまくった手拍子の出る
はじけた面白いライブとなった。体内に流れる九州もんの血が喜んどりました。
夜は餃子と焼き鳥とうどんで相当かなりとてもハメをはずす。

以上、北海道と西日本ツアーのご報告でした。
次週、横浜経由東北ツアーもモアベターで!


10/23/2023

広島、福岡のライブ終わる。
今までのツアーの感想など、後日、書こうと思います。
それにしても日本のどこにいっても外国人の方が多いですね。
福岡空港にはドイツのサイクリング野郎達がたくさんいました。
ものすごい大荷物にびっくり。・・・ということでまた。


10/15/2023

このところ外食が多い。お腹が休まる暇がない。
焼き鳥も続いたからか。バードストライク。

突然に録音の仕事が入りそうなのでスケジュール調整に手こずる。
いろんな方のご都合が交錯するので、そこもうまく調整して
いい感じに事が運んでいくようにする。自分がこんなことを
するような人間になるなんて思いもしなかった。
ただ歌って酔っ払えれば幸せな人間だったと言えば
かっこいいが、人の都合なんて考えるのがただめんどくさいだけの人間だった。
人は変わるもんだと思う。


10/10/2023

雪で薄化粧した旭岳を眼下に眺めて北海道にさよならをした
その1時間半後にはもう渋谷の真上を飛んでいる。
空から見るとまるで人間に食い潰されたような
土地に暮らしているんだなあとちょっとため息。

東川で「故郷のない男」を歌っている時、譜面の「故郷」という文字の
上で蝿が足をスリスリしているのがたまらなくおかしくて
笑いそうになる。そいつは曲の終わりまでずっと足を
スリスリしていたのだった。ああ、ハエ子。

北海道の皆さま、ありがとうございました。


10/3/2023

持つべきものは友だちだと思えることがあった。
こんなギスギスしたいじめだらけ自殺だらけの
社会で無償の愛を感じられる瞬間のなんと貴重なことか。

札幌2デイズと東川、楽しみすぎてもうなんの曲から
初めていいかわからなくなってきた。
あくまでも予想先発曲、
札幌1日目 ステキブギ 札幌2日目 たましいさん
東川 ワインレッドの心 
たぶんそうはなりません。 
 
10/2/2023

インボイス制度って8割の人がよく理解していない
とのことなのに実施されてしまった。
小さな会社や個人事業主には相当の負担があるわけで
今さら勉強中なのだが、やはりひどい制度としか言えない。
税金ファシズムってのもあるんだな、という感じ。

たくさんの曲をおさらい中。おさらいし過ぎている気も。
夜はバタンキューがずっと続いている。


9/29/2023

同時視聴会開催。
曲を聴いて、文字を打ってツイートするのが精一杯。
画面を見たり、他の方のツイートに反応する余裕は
ほとんどなかった。あらかじめツイートすることを
仕込んでおくというやり方もあるのだろうが。
なんかしゃべってるよ、ぐらいの感覚で見ていただけたのなら幸いです。

試聴会後はスタッフも集まってのご歓談。
出来の悪い校長と出来の良い生徒達との
楽しい時間はあっという間に過ぎた。

帰りの電車とバス、泥酔して寝込んでいる人多し。
そんな光景を久しぶりに見たことに気づく。
一応、平和な日常という体なんだろうが、
次は増税、値上げでいろいろと搾り取られる時がやってくる。
ブルースは続くが、へこたれないように。


9/28/2023

明日はTwitterで生ツイートというのか、動画見ながらツイートの会。
正直、ツイートなんてあまりしないので仕組みが
実はよくわかっていない。ハッシュタグの意味は最近なんとか理解した。
ただバグはやっぱり起こりがちなようなので、
ドタバタはあらかじめご容赦いただきたい。
21時ジャストから東京・渋谷よりぽつりぽつりと呟くつもりです。

気持ちはもうこれからの方を向いている。まずは旅。
札幌2デイズでは曲を変えて別メニューにするつもり。
どんな曲を歌おうかと、ざっと自分のレパートリーを見ると、
もはや今の自分の心にはぜんぜんひっかかってこない曲も多い。
やはり今の自分が歌いたい歌を作って歌うということを
これからも続けるしかないようですね。


9/25/2023

NHKの中を歩き回るとけっこう壁や天井がボロボロで、
ああ、やっぱり古い建物なんだなあと思う。
さて、坂本龍一さんのお気に入りだったと聞くNHKの509スタジオ。
もしかしたら昔、そこでピアノを弾いたことがあったかもしれないと思い、
今日は絶対に目で見て確かめたかったのだが、
生放送のどさくさですっかり忘れてしまった。
うかつだった。

9/24/2023

風邪・コロナになるもんかパラノイアから明日、やっと少し解放される。
NHKは控え室からの眺めがいいから、お茶とお菓子でも持っていこうか。

久々に自宅の風呂を沸かす。歩いていてほんとうに気持ちよく感じる
気持ちのいい一日だった。

9/21/2023

発熱している人が周りに多い中で
風邪を絶対ひけないという緊張感を維持するというのは
いやなもんです。ライブや生放送が予定にあると特に
そう思ってしまいます。早寝します。


9/18/2023

仕事部屋が手狭になってしまったので、仕事場の移転をちょっと考えてみる。
コロナのおかげ?で情報を扱うようなヤワな仕事人(ミュージシャンもそう)は
東京に拠点を構える必要がなくなったというような話も聞く。
けれど、わたしの主たる仕事はライブでの実演と生音の録音なので
なかなかそういうわけにもいかない。

とはいうものの、山の近くに住みたいという気持ちは
日に日に増している。自分が育てた野菜で一杯飲りたいし、
暇な午後は静かな町の静かな喫茶店で本を読んで
過ごしたいという願いもある。山ならば代官山でどうだ
という話もあるが畑もないし金がかかりすぎる。
どうしたものか。

9/14/2023

久しぶりの会場で久しぶりのピアノ。
会場の雰囲気がミュージシャンの血と汗(笑)を
吸っていい感じにこなれておりました。

ガレシャンさんは素敵な曲がたくさんあるのに
あえて下世話な歌をぶちこんでくるところが
昭和の漢、という感じでいいですね。
塩谷さんも師匠感全開でナイスでした。

阪神久々のアレ。このまま日本一になってくれるとちょっとうれしいかも。
前の日本一は1985年。その年の日本シリーズ第7戦は名古屋の画廊で見てました。
大洋から移籍してきた長崎って選手が初回に満塁ホームラン打ったんだったか。
なにせリーグ優勝も日本一も生まれて初めて(※追記・・・わたしが0歳と2歳の時にリーグ優勝してました)
のことだったので狂喜したことをおぼえています。
しかしその後、どん底の90年代がやってくるとは思わなかったけれど・・・

9/10/2023

着陸態勢が完璧じゃないと飛行機はGo Around しますが
ライブ動画も次の土曜日に配信を延期しました。
ちょっと危なっかしい感じがあったので大事をとるという
決断をリリース直前の11時半にしました。
デジタル時代になってから予期せぬミスがよく土壇場で現れます。
まあ、少々危なかろうが、実行ボタンを押す人もいるのでしょうが。
いやなんです、そういうの、わたしは。
ということでもう6日間、お待ちください。
ご容赦のほどよろしくお願いします。

9/3/2023

すごい湿気の日。譜面を整理。雨が降ってくる前に
食材の買い物に出かける。きゅうりがちょっと高い気がした。

今週発売のストリーミングライブ映像。いいライブを収録した作品を
出せてうれしい。コロナ流行の始まりの頃から付き合ってくれたミュージシャン、
そして動画の編集や配信を始めたりと新しいことに挑戦した
duoのスタッフのおかげで良い作品として世に出すことができる。
なかなか見ごたえがあると思います。


9/1/2023

1980年、西武デパート池袋店はおしゃれだった。
西武美術館ではマルセル・デュシャンの「便器」をみて呆れ、
お隣のアール・ヴィバンというレコード屋でわけのわからぬ
現代音楽のレコードを買ったものである。
たしかライブスペースもあって、真っ黒の衣装で統一したバンドメンバーが
ファンクみたいな音楽をやっていた。
当時はたぶんいろいろと最先端でオシャレな場所だったのだ。
深く感銘を受けたとはいえ、そのオシャレ体験は
後のわたしの音楽にほとんど影響しなかったけれど・・・
それにしても「西武そごう」全部まとめてたったの
8500万円・・・怖ろしい世界である。


8/31/2023

親指が開きにくくなったので整形外科に行く。
ここの先生は「手の外科」専門のおじいさんで
知識は豊富である。手首のレントゲン撮影をした後、
画像を見た先生が「あっ」と声を上げた。
「きみねえ、まだ骨端線が残ってるよ」とのこと。
成長したら消えるはずの骨の線がまだ残っているらしい。
「まだ、ぼくには伸びしろがあるってことですかね」
と先生に言ったら、看護師二人が大笑いしてた。
ちなみに指は軽い腱鞘炎だそうで、キーボードを弾く人なら
あたりまえのやつ。かなり痛い注射を一発。

8/30/2023

渋谷でビデオ編集。この暑さの中、
渋谷に行くというだけでなかなか根性がいる。

編集。画面にうつる数ヶ月前の自分が
ほとんど他人のように見えるので、逆にクールに
いろいろとジャッジができる(ような気がする)

結局、夏に読んだ本はサルトルと大江健三郎関係で、
なんだか元・昭和のリベラル高校生丸出しなのだった。
本をしっかりとじっくりと読める日なんてあと僅かかもしれないしね。
もうゆっくりと深く・・・ LIVE DEEPLY PACE YOURSELF


8/28/2023

スタッフが肩をこわしたようなので、整形外科を
探すが、整形外科医というのはほんとにろくな医者がいない。
リハビリさせておけば、まあ丸儲けだしね。
医者と政治家の位(くらい)を下げることが大好きな自分ではあるが、
事実として整形外科医にはなかなかいい医者がいない。

カレーを作る。油をへらしたら玉ねぎが焦げ付く。
いまいち「コク」が出なかったような気がする。
あー、今回のカレーはカルディのペーストを使って
ちゃっちゃっと(ステマじゃありません)済ませました。

カレー作りのBGMはベックという人のアルバム。
昔、ベックさんがデビューした頃(95年くらい)
けっこう周りの音楽好きの人が感動してワサワサしていた。
ぼくはぜんぜんその良さがわかんなかったけれど。
なんだか暗いフォーク少年、やや賢い系の人だとしか思えずでした。
それがなんだか今聞くとけっこう歌詞も良かったりして
聴きごたえがございました。カレーは焦げたけど。


8/26/2023

ミサイルは作るらしいし、税金も物価も上がるし、
お上のコントロールはどんどん強引さを増してきているし、
そんなもろもろが鬱陶しい。汚染水を海に流しても
「まあ、しょうがないか」とあちら側の人間のようなことを
思ってしまった自分が腹立たしいなあ。
ずいぶんこの数年で生ぬるい奴になったもんだと自省。

というわけで、また歌の日々。
心に効く一発(一曲)をなんとかこしらえたいもんだね。


8/24/2023

これからのことを考えたりもするが
だいたい物事の始まりは偶然の行き当たりばったりなので
考えたってしょうがない。あたりまえの言葉が突然輝きを
放って見えるような時がくるのを、ただゆっくりと待つ。
釣り糸は垂らしているけれど。

音楽友人と食事会。調子に乗って二次会は移動してお隣の県へ。
県またぎ飲み会となってしまったが、お店では素敵なレコードがかかっていた。
ワーナーの1975年くらいの女性歌手のレコード。あえてオールドジャズを狙う
マニアック過ぎるそのレコードとラム酒のせいで夜はあやしくねじくれた。


8/21/2023

京都後日談。結局、新幹線は動かなかったので送り火を楽しむ。
西大路から見た左大文字はとても大きかった。

荒天のおかげでゆっくりと本が読めたし、良い本屋も
見つかった。念願だった溝口健二監督の墓参りも
できたし、台風に少し感謝する。


8/15/2023

朝方はかなり風雨が強まる。
以下、タクシーの運転手さんの話。
「台風が迫っていて店も美術館も閉まっていると説明しても
ヨーロッパ人にはピンとこない様子。隣の国からミサイル飛んで
くる方がよっぽどオレたちには怖いのだとつっこまれた」
そうなのか、よくできた話のようにも思ってしまった。

ライブ前半は湿気のせいか、汗がとめどなくあふれてきて大変だった。
休憩中、氷をお願いしてしのぐ。後半、台風のようにぐいぐいと
勝手に勢いがついてライブは無事終了。

とにかく風雨の中、来ていただいたお客様には感謝の言葉しかない。
片付けを終えてお店を出ると雨はほとんど止んでいた。
4年前の広島に続いての台風中ライブだった。


8/14/2023

なんとか京都に辿り着く。ここ数年と全然違う
外国人観光客の波、波、波。ライブ後にひとりホテルで
「フレスコ飲み」をしていたあの頃はもはや夢か。
明日は夕方前に台風が通過して、雨量、風量とも
やや落ち着いてくるとの予報なので、ライブは行うことにしました。
19時の開演時間に合わせて、できるだけゆっくりと気をつけて
お越しいただければと思います。

8/13/2023

8/15に演奏する曲のおさらいを少し。
ギターを普通に弾くライブになるかもしれません。
ギターで歌ってるほうが声は出しやすい気もするけれど、
すぐお調子もんモードになってしまうからなあ・・・

8/15は近畿地方に台風が直撃するらしいので、今後の
YananetやX(元Twitter)の情報にご注意ください。
どうか無事開催されますように。


8/10/2023

台風情報にご注意を。

今日はお見舞い&墓参り。お見舞いの方には
縁起が悪いかもで申し訳ない気もする。

院長がなぜかサイン色紙をもってやってきた。
「やあ、びっくり。やなちゃん、生きておられましたか」って感じで。
オレはエマニエル坊やみたいなもんか。

昔に住んでいた町の書店に入る。ずいぶんと本は少なくなったが
いまだにややこだわりの品揃えがうれしい。
小説と週刊朝日最終号を買う。

入道雲の下でお線香を焚く。今日は灼熱というほどでもない。
一日の終わり、夏の宿題を済ませたようで気分がとても軽くなった。


8/6/2023

「はだしのゲン」の連載が少年ジャンプで始まった時のことは
よくおぼえている。ゲンの家族が「ギギギ・・」と呻きながら
焼かれるシーン、目玉をブラブラさせながら歩く被災者の絵などは
もう怖ろしすぎた。非国民なんて言葉も「はだしのゲン」で
知ったのかもしれない。

けれど、実際ぼくは少年マガジンの方をよく読んでいた。
「愛と誠」と「野球狂の詩」、そして「釣りキチ三平」。
劇画風のややおマセな漫画が好きだったのかもしれない。
翌週号が待ちきれなくて、近くの駅の売店に買いに行っていた。
町の本屋よりも半日か一日ぐらい入荷が早かったのだ。
特に入荷が早かったのが、たしか東京駅構内のキオスクだった。
八月六日、そんなことを思い出しました。


8/5/2023

夕方、突然に友人と待ち合わせて中華料理。
音楽観を共有できる方なので楽ちんである。
亡くなったミュージシャンが生前企画していたライブで、
彼以外のミュージシャンたちだけでなんとか面白く演奏した話にグッときた。
ミュージシャンにとって、それ以上の供養はないだろうと思う。
久々に飲み過ぎた。


8/4/2023

取材を受ける。聞き手はもう30数年来のつきあいのハセガワさん。
その昔、月に一度、いっしょに日本のいろんな街を散歩するという
ユルい企画につきあってくれた方です、といえばわかる人にはわかるかな。

その後移動してビデオ編集の確認。競馬の話をする。
馬の血筋の話が面白い。競馬ではかなりの確率で2世、3世が活躍するとのこと。
国会議員よりもよっぽどエラいじゃないか。


8/2/2023

このところベランダで蝉がよく死んでいる。
死んでると思って指でつまむと復活したりして
ビビる。「うおおっ」と声なんか出てしまって
情けない。

作業が一段落。後半戦は金曜日から。そろそろ
楽器にも触らなければいけない。音楽に辿り着く前に
やらなくちゃいけないことがたくさんある。
そんなことも平地で準備することがたくさんある登山の準備みたいなもんだと
ようやく最近は前向きに考えられるようになった。


8/1/2023

すごい雨が降る。降った後に気温が22℃くらいに下がって
気持ちよしの別世界。今日もまた映像系の作業なので、
窓を開け風を入れて作業できるのがうれしい。

涼しいので駅前の中華に出かけて中華丼を食す。
ちょいとした願掛けでビールは今、我慢。
仕事が一段落したので、ワイン少しだけ、お願い、許してください。


7/30/2023

家で作業中。夕方、外に散歩に出ると
空の色が東京の空の色ではないという感じ。
朱色の雲の向こうには白い月。
インドネシアの空に近い。
シャワーを浴びるが、水が十分にぬるいので水浴びとなる。

今まで読んでこなかった本を読むのが夏の恒例。
とりあえずサルトル。今となってはなんだかシュールな
コントみたいな話だなあと思ってしまう。


7/27/2023

昨夜、寝苦しくてなかなか辛い一日となる。
夕方からビデオの編集作業。
ライブ前の楽屋裏を冷静に撮影しているカメラ。
なんだかドキドキしてきて見ちゃいられない。
それにしてもいろんな方がわたしのライブのために働いて
くれていてほんとうにありがたく思いました。


7/25/2023

隣町にカレーを食べに行く。逆療法で汗をかこうと。

今日もカンカン照り。公園の横を通る。
ベンチに座ってるハゲ頭のじいさんの額に
蝉の抜け殻が一つ乗っかっている。
じいさん、ニコニコ笑っていたが、抜け殻はわざとなのか偶然なのか。
暑いので考える気力さえわかなかった。


7/23/2023

留守電に知らない女性からメッセージ。
かなりご高齢の方のようだが、
どうやら間違い電話である。
「ヨーコちゃん、なんで電話切ったの。
わたしをこんなところに閉じ込めておいて
見捨てるつもりでしょ。ちゃんと向き合って
話し合いましょう。わかってるの?じゃあ」
なかなかご時世な感じのメッセージだ。


7/21/2022

車を飛ばして静岡へ。
さくらももこ展と静岡おでんが目当て。
ももこ展、捨てられなかったちびた鉛筆や
晩年の自画像にも見える少女の絵を見て、どうにも
やばくなった。

静岡は明るい人が多くてよろしいなあ。
おでんやのご夫婦はおんなじ顔になって笑う。
日本で一番明るい人が多いのは岡山か静岡だと思う。
単純に陽当たりがいいせいかしらん。


7/18/2023

ライブ映像の確認。
自分の歌っている顔を見てると、ポール・マッカートニー(最近の)と
玉袋筋太郎(最近の)のちょうど中間ぐらいの顔だなあとしみじみ思った。

7/16/2023

暑い日でした。わざわざのご来場ありがとうございました。
伝統芸能の家に生まれた女性の気持ちをもっと聞きたかった。
で、太左衛さんに小唄の先生を紹介していただいた。
なんと御年100歳の先生。さあ急げ、急げ。

7/15/2023

ようやく指先が少し硬くなってギターが
弾けるようになってきた。小指はまだふわふわだが。

久々に銭湯。料金は520円である。国が補助金だして安くならないのだろうか。
家族連れが少なくなったのは気のせいか、
今日はおじいさんばかりである。

ネットの故障、作業員さんによると近所のどなたかの
機器が故障してノイズが出たからとのこと。
いろいろ彼と世間話をする。やはりいわゆるゴミ屋敷での
作業が一番大変だそうだ。御礼にペリエを一本さしあげる。


7/13/2023

いろいろ決めなければならない事がある時なのだが、
インターネットが繋がらなくなってしまった。

ミヒャエル・エンデの長編を読む。
おそらく一回読んだ本ではあるのだが、
昔と受け止め方がぜんぜん違うのである。
人間にファンタジーは必要だが、変なことに
年をとるとファンタジーも一つの現実のように受け止められる
ようになる。夢とうつつにそんなに違いはなくなってくるのだ。

よく有名人が弁明をしていたりすると
「それを言っちゃあおしまいだなあ」
なんて思うことが最近よくある。世間は
世間に同調してくれる人を求めるのだから、
そこに反発すれば炎上間違い無し。
だから何も言わないか、世間に同調する
太鼓持ちになるしか保身の道はない。
窮屈な世の中である。言いたいことなんて
何一つ実は言えないのだ。


7/10/2023

朝9時にとっととクーラーをつけてしまう。

世界を見回すと、バカ殿が最初から権勢をふるうというよりも、
殿になるとバカになる人が多いという感じでしょうかね。
すいません、暑くて頭が働きません。


7/9/2023

ビデオの素材チェック終わる。
再放送しているドラマ「王様のレストラン」の
ストーリーとセリフ回しの素晴らしさに
いまだに唸ってしまう。

あまりに暑いので炭酸の箱買い。
暑い中を運んでくれたヤマトのあんちゃん、ちょっとその重さに
憮然としてる感じ。オレの便利は誰かを苦しめてるのか?
とも思う。


7/8/2023

コロナ期にお世話になった方とようやくのご苦労さん会。
お会いしたかったミュージシャンたちとも会えたし、
うれしい会になった。しかし話の大部分は
筋肉をデコボコにすること&全身脱毛の話だったような。
あまりわたしには縁がない話ですが。

ETV特集「誰のための司法か」を見る。
エライ役人ってのはたとえ昔、ひどいことをしていても、
ニコニコ笑って自慢話として語ったりする。
ぼく、エライんだから笑い話で許されるでしょという
メンタルにはかなりの違和感。


7/6/2023

家の前に糞あり。どうも人、猫、犬ではなさそう。
タヌキかアライグマか。

じっとがまんのビデオ仕事。夕方6時まで
ノンクーラーで乗り切った。
今日の夕焼けはきれいでした。


7/5/2023

扇風機を買いに街に出る。
どうしても一日中クーラーの生活は凍えてしまうからである。
結局、サーキュレーターというのを買った。
横にも縦にもぐるぐる回転するのがよかった。
早速使っているが、ロボットのようでなかなかかわいい。

ビデオの素材選びをずっとしている。
素材の選び方と編集次第で出来上がりは
まったく違ってくる。起こった出来事を淡々と・・・
というのが一番いいのだけれど、案外それは
つまんない。面白く面白くというのも胡散臭くなる。
どうすりゃいいんだ、という話。


7/3/2023

午後3時までクーラーをつけずにがんばった。
暑い中、クーラーをつけずにうとうとしてしまうのも
気持ちがいいもんだ。一日、ずっとパソコンの前に踏ん張る。
夏、されど仕込みの時期です。


7/2/2023

録音スタッフとの打ち上げがようやく実現。
企画してから3年も月日が経ってしまった。
助六寿司やおいしいおつまみでワイワイ。
宴が終わり、少し酔ったまま駅まで歩く。
空には朧月。歩いているとここらへんは
昔一緒に鉱石ラジオを作った高木くんちの近くだと気づく。
高木くんは美少年&優等生だった。なぜ彼は落ち着きもないHな話が
大好きなわたしごときに一緒にラジオを作ろうと言ってくれたのだろう。
何か理由があったのだろうがいまだにわからない。


7/1/2023

暑いので髪を切る。お店ではずっと日本の最近の
ポップロック(死語ですか?)が流れているんだけど
曲のリズムや展開が全部似たような感じで、
それはそれである意味凄いことなんだろうなあと
ネガティブには考えないように、理解のあるふりをした。

ペリエに酢レモンを入れてゴクゴクと飲んでいる。
現状唯一の暑気払い。

6/30/2023-2

歌舞伎座前の会議室で打ち合わせ。
打ち合わせの前に東銀座の定食屋で
焼き豚ライスを食す。おばあちゃんが曲がった腰で
エビフライを揚げているのを見るだけでもうじんわりくる。

ちょっと面白いイベントに出ることになりました。
お師匠さんのイベントです。もうすぐお知らせします。


6/30/2023

29日夜、関西から来た友人と食事。
彼は東京郊外の樹木はナチュラルだから落ち着くと言う。
京都の木はだいたい寺社が植林したものだそうで
人工的で落ち着かないのだと。そうだねえ、
たしかに武蔵野界隈のケヤキにはいつもホッとさせられている。
彼といろんな人生のブルース話を延々とする。
バーのマスターに「いやあ、お二人ともよく飲まれますねえ」と半ばあきれられる。
年甲斐も無くお恥ずかしい。


6/29/2023

暑い。ここのところ急激に人に会う回数が多くなっている。
3〜4年ぶりという方も多し。アルバムも出し終えて、今自分は
一番隙だらけ時期。その「隙」にいろんな人のいろんな考えや
声や「思い」やらが入り込んでくる。そんな時期です。

6/28/2023

暑くなってきた。Tシャツはたくさん持っているが
その上に羽織る夏用のシャツはずっとお気に入りが決まっている。
もうそれを3年は着ているので、新しいものを買い求めに街へ。

美味しい讃岐うどん屋を先週見つけたので
昼はそこでぶっかけうどんと鶏天。

昨日からお仕事メールラッシュなので家にすぐ戻る。
外でお茶でも飲みながらスマホで返事をするのが
苦手。家のパソコンでじっくりご返事を書いて
差し上げるのだが、それでも今日スケジュールを
一つ間違えた。情けない。


6/27/2023

近所の内科病院の前を通る。発熱患者用のテントに
けっこう人がいるのがわかる。まあ、コロナに
かかったことのない人は普通に注意したほうがよい時期なのかも。

とはいえ、仕事はほんとうにやっと普通業務状態に戻ってきた。
メール作業ばかりでピアノを弾いたりする時間がないじゃん
というもやもやした感覚は何年ぶりだろうか。
夕方、区立公園のブランコにのってぼんやりしていたあの日々が
懐かしいような気もいたします。


6/26/2023

映画「世紀は笑ふ」(1941)を見る。
挿入歌は浪曲、ジャズ、マーチなどなど、なんとも豊か。
主演の杉 狂児の軽い感じはオリラジの藤森くんに似ているような。
それにしても、当時の浪曲師の声の凄さにはこころ揺さぶられる。
なんのこと歌ってんのかさっぱりわからないんだけれども。

半ば友人、半ばスタッフ、半ば同僚の退院祝い的な食事会。
部分麻酔をしてのほぼ全裸、カテーテル話にぞぞぞ。
皆で話をしていたら、わたしのハンセン氏病に対する認識に
誤りがあったことが判明する。わかっているつもりでも
実は肝心なことがなにもわかっちゃいないという
自分の迂闊さにあきれた。バカは自分を信じてはいけない。


6/25/2023

三波春夫映画と浪曲の二本立て@ユーロスペース
若き日の三波先生の愛の逃避行、みごとな役者っぷり。
映画の後はほんとうの浪曲、そして最後は玉川奈々福先生の
「三波春夫とは」講演。これがわかりやすくてとても良かった。
要するに三波先生は日本の歌謡芸を体一つで全部まとめちゃった
天才ミクスチャーな人だということがわかってうれし泣き。
三波様が神様です。


6/24/2023

お昼は友人の誕生会&お仕事のご提案。
企画をプレゼンしている自分の声がなんだか
テレビショッピングにでてくる社長みたいな感じで
軽いんだよなあ。

その後、青山で遊佐未森さんのユニット「和三盆」のライブを拝聴。
「赤い実」という曲にぞくぞくいたしました。
帰りに千駄ヶ谷の将棋会館を見学。鳩森八幡神社で
羽生善治先生の必勝祈願。駅前の居酒屋で久々にビール。
酔っ払いながら慣れぬスマホ注文をしまくる昭和のじじい・・・。


6/22/2023

「やなちゃん、地下アイドルに励まされる」の巻

某ライブハウスでミーティング。
ステージでは「地下アイドル祭り」みたいなことをやっている。
一様に痩せていて顔が真っ白なお嬢さん達が、
出番を終えるとわたしの横を通り過ぎていく。

どうやらアイドルの地下部分は地下5階ぐらいまであるらしく、
本日出演しているアイドル達は地下2階から地下1階の住人たちだそうな。
賢い大人達が上手く誘導してあげれば地上に出られるチャンスもあるのかもしれない。
わたしにしても地下にいるんだか地上にいるんだかは今だにはっきりしないので
エラそーなことは言えないが。

次のアイドルがまたわたしの横を通り過ぎていった。
彼女たちの表情は達成感に満たされ、競技を終えた
アスリートのように明るい。素直にそれが美しいと思った。
わたしもまた明日に向かってがんばろうと思う。


6/21/2023

ゆっくりと起きて後片づけ。
ゲスト出演だろうがワンマンライブだろうが準備も後片づけも
その手間は変わらない。ただゲストの場合、呼んでくれた方々に
対して失礼があってはならないので、その分大変かもです。

銭湯へ。なんと7/1より料金がまた値上げ。東京では520円になる。
役所から送られてきた健康保険料の通知にぶったまげた後だったので、
うんざりしてしまう。この国、いつのまにか税金、公的料金の負担が
どんどん増えている。もう、かんべんしてけれ、お代官様。

プチフールのライブ録画を見る。わたしの声の揺らぎと
バンドの揺らぎが時々一致していて、とても気持ちがよかった。
おねえさんたちのおおらかなリズムに見事乗せられました。


6/20/2023

プチフールのライブにゲスト出演。
るつこさんの曲では酸欠になりそうだった。
えりさんの曲はミュージカル。
ゆーこさんが持ってきたのは「星巡りのうた」
♪アンドロメダの雲は〜って歌うとこが美しかった。
無力な童貞感もありで。

3年半ぶりにアコースティックギターを弾くが、
うーん、指が痛かったという感想しかないなあ。


6/18/2023

知人のシンガーのライブに出かける。
「きみはひとりじゃない ぼくがそばで歌っているよ」
というのがきっと彼女の大テーマなのだけれど、
素直な気持ちで聞けた。歌い手が自作の歌で
たった一人、世界に立ち向かってる姿ってのは
やはり美しいもんですね。

しまいっぱなしにしていたギターのホコリ払い。
弦を変えたりしていたら、あっという間に半日
経ってしまいました。弾かずに冬眠させていたら
鳴りが良くなったようにも感じられるのが、
おじいさんギターの不思議。


6/17/2023

プティフールのお姉さんたちとリハーサル。
なんだか「今がわたしたち真っ盛りなの」という感じの音でした。
よござんすねえ。

お姉さんたちからの熱いリクエスト、断れませんでした・・・。

リハーサルが終わって汗をかいたので銭湯。
N区の銭湯はまだ2軒目。地下に大浴場がある
モダンな銭湯でした。それにしてもすでに夏ですね。


6/16/2023

尊敬する三波春夫先生は浪曲出身。
しかし浪曲についてはほとんど知らないわたしだが
「絶唱浪曲ストーリー」というドキュメンタリー映画の試写会に出かける。
90代のおばあ浪曲師のパンクぶりに胸が熱くなり、
三味線のばあさんたちのリズムと間(ま)の素晴らしさに
ミュージシャンとして度肝を抜かれた。
なぜか30年後の自分に希望が持てました。
7/1 より渋谷ユーロスペースで公開。


6/15/2023

ここ10年くらい、お上がお粗末な法律を通すタイミングで
不倫ニュースがわあわあ出てくる感じがするのである。
そもそも不倫など他人の家の話なので
ニュースにするほうがおかしいと思っている。
こんなお下劣な目くらましが通用する国なのかと思うと・・・
歌作りに力が入ります(笑)

6/14/2023

ベッドの向きを変える。
北枕が体にはいいらしいのだけれど
残念ながら南枕。

6/13/2023

宮沢賢治の「星巡りのうた」を練習しながら
まるちゃんのやきそば弁当。麺のゆで汁を
スープに利用するところがいい。

「星巡り・・・」は好きな方が多いねえ。
わたしが天体系の歌詞をよく書いていた頃は
この歌のことはぜんぜん知りませんでした。
「あめゆじゅとてちてけんじゃ」は
知っていましたが。


6/11/2023

国税庁をかたったいたずらメールがくる。
やなちゃん様という出だしでいたずらだとすぐ
わかってしまう。いたずらメールでも手間をかけた
ものはそのデザインや文章の巧みさに
うなってしまうこともあるが、やなちゃん様は
だめだ。もっとまじめにやってください。


6/9/2023

このところいろいろな場所に行ったけれど、ケガをしていたり
ご病気の方が多い。御見舞。免疫力が低下していたり、海外からの
観光客も増えたり、コロナは実は無くなったわけではなかったり、
お酒を飲む機会がまた増えたりと、生活のペースが変わって
ちょっと適応するのが難しい時期なのかもですね。
わたしはしばらくはゆっくりと過ごします。
ちょっとお酒など舐めながら、カレーなど食しながら、力を蓄えます。

6/7/2023

IMG_1273.jpeg

渋谷に行く前に、昔、近所に住んでいたUという街でお弁当をもとめる。
ハザードをつけて車を止めていたら、「邪魔なんだよ」とおっさんにすごまれ、
おばあさんはドアミラーに肘鉄をかましている。おお、なんかワイルド。
すさんできとるなあ。もっとのんびりした街だったのだけど。

会場に這入る。お弁当がとてもおいしかったので、機嫌良くリハーサル。
塩谷さんのクラリネットの音色でさらに機嫌は良くなる。
世界はすさんできたけれどわたしは宝物を持っているんだと素直に思う。

ライブはいろいろとお話のネタなども考えていたのだが、
もう2曲目ですべてアドリブでいくことにしてしまった。
ピアノも全部瞬間に思いついたことをやっちゃう感じでしょうか。
で、楽しかったです。

ありがとうございました。
これからも道なき道をゴリゴリ、ヨロヨロと。


6/6/2023

雨、だが銭湯。今日はゆっくり。


6/5/2023

暑いけれど湿気少なめで気分良し。
リハーサルの後、喉が乾いたので
とにかくドリンクバーのあるお店に這入る。
エスプレッソとトニックウォーターを
がぶがぶ。夕方ビールは我慢する。


クラリネットの塩谷さんと将棋の話。
やっぱり藤井くんはこれまでの棋士とは
ぜんぜん違うのだそう。思うに、作曲でたとえるのなら
ベートーベンもブルースもロックも歌謡曲も
全部データとしてインプットして、その
おいしいところだけを利用して新曲をつくりあげる
マシーンって感じなのか?
違うかなあ。違うんだろうなあ。


6/4/2023

ピアノを弾いていたら、またライブに向けて
新アレンジが思い浮かぶ。思い浮かび過ぎは
逆に危険だと経験上知っている。若い頃は
それを天才だと勘違いするのであるが。

ライブが続くので一応辛いものを食すのを
控えている。そんなこと言ったらインド人の
歌手はどうすんだとも思うけれど。
ま、次のライブが終わったら、まずはカレーだ。
カレーに合わせるお酒は案外難しい。
その昔は歌舞伎町のタイカレー屋で激辛レッドカレーを食しながら
メコンウイスキーってやつをがんがんあおっていた
やんちゃな時もあったが。

6/3/2023

朝方はすごい雨だったようだ。

民謡出身の歌手の方々がテレビで対談している。
「こぶし」は世界共通だと香西かおりさんも
藤あや子さんもおっしゃっている。
彼女たちのとんでもない歌のパワーは国境を
いとも簡単に越えるのだから、海外の人に音源制作を
任せたほうがもっと面白いものができるのかもしれない。
民謡だとか浪曲などの国産の歌が生き残っていくためには、
逆にそんなやり方もあるかと思う。

6/2/2023

大雨である。ずぶ濡れになってピアノを弾きに出かけた。
これは空調でカゼをひくパターンである。要注意。

次のライブではやっとマスク着脱ご自由、声援もご自由に
だそうである。まあ、案外いつもと変わんないと思うけど(笑)

6/1/2023

にくたらしいほど強い将棋の渡辺名人が
けっこうあっさり(のように見えた)負けてしまった。
藤井聡太さん、もう別の惑星の人かと思う。
しかし彼のインタビューを聞いてると、自分のおかれている
状況や立場を意識しながら言葉を慎重に選びつつしゃべっていて、
気遣いのできる大人だということがわかる。
眩しすぎるねえ。これからたくさん悪いことをおぼえてください
としか言えないなあ。


5/31/2023

ここのところあまり歩いていなかったので、
ガシガシそこらへんを歩きまわる。

ピアノに「こぶし」を入れたくていろいろと
格闘する。アフリカのピアニストのピアノにはやはり
アフリカなまりみたいなのが感じられるので、
わたしも小唄なまりのピアノを弾きたいのだが、
なかなかむずいのです。


5/28/2023

防災グッズを整理する。食料を点検したら
ほとんど10年前に賞味期限が切れていた。

東京では体育館なんかに避難したとて、きっとろくな目に
会わないので、友人などはテントを用意しているようだ。
確かにテント泊の登山と避難生活は似てるかもしれないので
この機に登山用具をいろいろ揃えようと思ったら、
妙にアツくなってしまう。


5/27/2023

散歩の途中で、あるギャラリーに寄る。
そこの店主(わたしと同年代)は、少年の頃に
ウルトラ怪獣の造形作家と知り合いだったとのこと。
なんと、ゼットン制作中のアトリエでの記念写真を
見せてもらった。「そこでウルトラマンの最終回の
あらすじ聞いてしまって泣いちゃったんですよ」と店主。
「そりゃそうでしょうねえ」と羨望のため息がでるばかりのわたし。
(真ん中の方が若き日の店主さん)

IMG_1270.jpeg


5/26/2023

のど飴選び。いろんなのど飴を試していると
ちょっとお腹が気持ち悪くなってしまう。

大阪ローカルの生姜の入ってる飴は刺激が強すぎる気もするし、
ミントが強いものは鼻が抜けて高音が出そうな気になるんだけども
それはたぶん気のせいで。

全国(全世界?)のど飴巡りの旅は続きます・・・


5/22/2023

旅から戻る。若い衆たちがいろいろ気を遣ってくれて
快適な旅でした。もうデイケアされている状態だなあ・・・

名古屋は初日という感じで最初おそるおそるはじまる。
実はハーモニカを吹くのを忘れたり、
メンバー紹介をまちがえたりでポカも
あったのだけれど、だんだんいい感じになりました。
この日は「文鳥」がよかったような気がしました。

岡山への長距離移動でそのままライブ。
お店で用意されているドラムがわたし好みの
グレッチさん。けっこうイケイケなライブになったようで
実は熱中症寸前。いろいろ思うところもあって「ホーベン」に
しみじみ。まあ、普通の人間はずるくなるんですよ、
生きていくためには、と天に向かって。

ぐっすり寝て翌日は大阪ライブ。
「これからはAIに対決するような作詞をしてやる〜」などと曲間に
のたまっていたら、厨房の電子レンジが「チーン」と鳴る。
ああ、この戦い、オレは負けるなあと思った。
この日は「I’M IN HEAVEN」とアンコールの2曲が感慨深し。
「歌をとめるな」の歌詞に今さら励まされちゃったりして。

というわけで、お客様、会場の皆様、ありがとうございました。
どの会場でもいい感じで歌わせていただきました。
旅で得たエネルギーやフィーリングをそのまま東京のお客さんに
お返しするつもりです。いやはや、最終的にはエネルギーだねえ。
6月の東京公演が楽しみでしょうがないです。

どうぞお待ちしてます。


5/12/2023

おばあさんになったジョニ・ミッチェルが歌う
「サマータイム」を聞く。ひたすら感動した。
歌うってことの意味がそもそも違うという気さえした。
魂への祈りだとか、そんな感じ。

ケーブルテレビのチューナーが壊れて、修繕不可。
新しいチューナーに変えたら、ハードディスクに録りだめていた番組は
もう見られない、あきらめてくださいと言われる。
修理に来てくれたお兄さんにお茶を出すと
神経の病気で口がよく動かずに飲めません、ほんとうにごめんなさいとのこと。
とんでもない客やクレーマーを相手にして
ストレスがたまっているせいに違いない。
愚痴一つも言えなくなってしまった。

5/9/2023

NHK、リハーサルとちょっとミュージシャンっぽい
日々が続く。

とにかくNHKのスタジオからの眺めが素晴らしい。
新緑の代々木公園と高層ビル群の取り合わせは
圧倒的でSFのようでさえある。

リハーサルや録音で張り切りすぎて喉をやられてしまうことが
最近あるので、もうやんわりやんわりと歌ってリハーサルをする。
やや掠れた声で歌っていると、途中、ビリー・ホリディみたいに
声がいい感じに裏返って感動する。
中性的でざらついたその声はもうブルースにバッチリなのである。
その声をなんとか持続できないかとがんばってみたが残念、
わたしのブルースはあっという間に消えてなくなった。


4/28/2023

放送局で打ち合わせ。
わたしは役所や会社の食堂で出る昔ながらのラーメンが好きだ。
この放送局の食堂で出るラーメンは安くておいしかった
記憶があるので、いただくのを楽しみにしていた。
大御所俳優Mは「ああ、なつかしい昭和の味がする」と
スタッフにまでこのラーメンをすすめるというのだが・・・
食してみるとなんだかどうにもパサパサでしおしおのラーメンに
なっていて残念であった。


4/25/2023

録音仕事あり。スタジオエンジニアのR女史が
重たいキーボードをあっさりと持ち上げるのには
びっくりした。今回はテンポの速い曲の録音だったので、
心拍数も上がってなかなか死にかけた。
だいたいBPM=100以上の曲なんてあんまりやらないからね。

おなかの風邪をひいて、4年ぶりに正しく発熱する。
絶食したあと最初に食べるリンゴのみずみずしさに感動。
わずか2日間、久々に病人となった。


4/18/2023

久々に「やな香」の新作を岡本先生のご指導の下、調合。
今回はキリっとする「お香」で気分転換にバッチリです。
自信作。

クリスチャンではないけれど、聖書を読む。
ところどころボブ・ディランの歌詞のようで面白い(失礼か)
聖書も時代ごとに改訂しているらしく、読みやすくなってます。
広辞苑みたいなもんですかね(失礼か)


4/15/2023

AIに「COME ON」の宣伝文を作らせてみた。(  )はわたしのツッコミです。

自由奔放な音楽性で日本の音楽シーンを牽引する柳原陽一郎(そんなことはないです)が贈る最新作「COME ON」。このアルバムは、柳原の11枚目の作品として、ヴィンテージなロックンロールをテーマに制作されました(そんなことはないです) 収録曲全てが、柳原陽一郎の音楽スタイルを体現しています。ロックンロールの定番テーマである恋愛や憧れを描いた楽曲(ロックンロールじゃないってば)に加え、軽快なリズムの中にノスタルジックな雰囲気を漂わせる楽曲(吾妻橋のことか?)など、様々な音楽性を持った楽曲が収録されています。 アルバム制作の背景には、柳原陽一郎が語る「聴いている人に必ず楽しんでもらえる音楽を作りたい」という思いがあります(そんなこと言ったかな?)。プロフェッショナルな演奏陣が奏でる本格的なサウンド(本格的笑)に、柳原陽一郎の歌声が乗り、一聴するとやみつきになってしまいます。 「COME ON」を聴けば、あなたも柳原陽一郎の音楽世界に引き込まれることでしょう。今すぐオンラインショップからお買い求めください。 

AI、けっこう使えると思いました。人間のすることはますますどんどんなくなっていくかもですね。もうすぐ
ターミネーターがやってくるぞ。


4/9/2023

ここのところちくびがかゆい。たぶん花粉のせいだろう。
ちくびがかゆいなんてことははじめてなので
まじまじとじぶんのちくびをながめてみる。
そのおまぬけな存在感。男のちくびは
いったいなんのためにあるのかと思う。
そんなちくびのことをじっくり歌にしてみたら・・・
なんて考えてしまうわたしの業の深さ。


4/5/2023

先輩ミュージシャンの訃報がこのところ多い。
次の次の次はオレだなとも思ってしまう。
20歳の人からすれば、「そりゃ、お歳だもん。人は死ぬっしょ」
ぐらいの話なのかもしれないが。

ということで、自分が20歳の時に亡くなった方々を調べてみた。
林家彦六、セロニアス・モンク、グレン・グールド、志村喬
中田ダイマル、岸田森・・・などなど。
リスペクトしてもしきれない豪華メンツだが、
20歳の時はアホ過ぎて、彼らのすごさなんて全然わからなかった。
若さは馬鹿さ。


4/1/2023

春ってのはなんだかかったるい感じがしますね。
やる気はあるんだけど、まあ、とりあえず酒でも飲むか
みたいな。一生、春やってるという気もしてますが。

3/29/2023

花粉、ひどいですねえ。過去最高、最悪?です。

世界に疑問を呈するような詩を書きはじめたけれど
なんだかどうもニュース解説のようでつまらない。
ニュースを見たりすると、戦争の現実はまるで悪夢のようで、
ちょっとやそっとのことばではもう追いつかないという感じ。
まあ、壁に突き当たるのが性分なので
うろたえてはおりませんが。


3/24/2023

必勝しゃもじ・・・こりゃあかんだろう。
まるでハラスメントされたみたいだ。


3/23/2023

ちょいとややこしい講義を受ける。
最初の1時間、何の話だかさっぱりわからなかった。
窓の外の雨をぼーっと眺めて、ボールペンのボタンを
何度も押したりしながら、ただ時間が過ぎるのを待つばかり。
ああ、とても懐かしいこの感覚。
劣等生ブルースアゲイン。


3/22/2023

昨日の朝、野球を見てたら
「首相、キーウ訪問」のニュース速報。
野球にうかれたいけどちょいと無理だ。

川沿いの桜並木を見ながら歩く。
お花見をしているママさんも多い。
川にはゴイサギとアオサギ、カイツブリ。
花粉をたくさん浴びてしまって、
帰宅後倒れるように昼寝してしまう。


3/18/2023

将棋を観戦中。

最初は米長邦雄先生のファンになった。
その後、羽生先生が突然現れてとんでもない偉業を達成してからは
ずっと羽生先生のファンである。
羽生先生が、ときどき地図をもたずに目的地まで行ってみる、
即ち、データを持たず直感だけを頼りに行動してみる
なんて書いていらっしゃるのを読むと、あ、オレと
同じじゃないかなんて大変不遜でおまえごときなことを
思ってしまう大バカなファンではあるが。

最近は藤井先生の天下。ファンと同じように
彼が対局中に食べる勝負飯だとかが気になってしまう。
ちなみにわたしはライブの前には「ナポリタン」です。
どうでもいいか。


3/15/2023

WBCのチケットが余っていると友人から
連絡があったので水道橋方面に出かけたが、
「あっ、明日だった、ごめん」と連絡あり。
しょうがないので神保町の本屋めぐり。
大江健三郎の小説集が目に入った。
昔はがんばって読んだもんだが、読むことを
挫折した作品も多し。おいそれと好きな作家でしたとは
言えないね。

街はなんだか少しうかれているように見える。
それに釣られたのか、久々に外でたくさんビールを飲む。


3/12/2023

ひたすら仕事環境を再構築中。
自分の仕事に不可欠なものと言えば昔は猫と大学ノートとガットギターだったが、
今はピアノとパソコンである。
シンプルではあるが、すこし淋しい気もする。

3.11から12年たった。あの時はこの世の終わりだと
思っていたが、わたしはまだおかげさまで生きている。
とにかく合掌。

マスクをはずしてよいとのことだが、
うーん、どうなるのかじっくり見てみよう。
なにをいまさら感もあるけれど。


3/9/2023

玉子が好きなのに玉子がスーパーにない。
自分にとってとても深刻なことなのだが。

機材搬入日。狭い仕事部屋なのでいったん
ギターだとかアコーディオンだとかアンプだとかを
全部外に出さなければならない。
もうほんとうにめんどくさいなあ。


3/6/2023

これからの旅の準備で、まずは楽器選び。
疲れが出たので、寝ながら漫画。
無料漫画はいいところで有料になるので
歯がゆい。まあ、金払って見ろよって話なのだが。
玉子がゆを食してやや自重気味の週明け。


3/4/2023

今日は久松史奈さんのライブのゲスト出演。
なぜか時々わたしはロック姐さんから好かれる時がある。
なにゆえこんなへなちょこでどっちつかずの人間を
気にいっていただけるのか、謎である。
ま、へなちょこでどっちつかずを通しているのが
ロックだねえということなのか、違うか。

「さよなら人類しどびしゃすバージョン」を演奏したのだけれど
一度演奏するだけで普段の自分のライブの2本分ぐらいの
エネルギーを消費する。ギターの西川進くんのアレンジは秀逸。
しかし「人類」、何にでも化ける便利な曲だなあとなにをいまさら。
玉手箱を開けてしまったような感じもして、
今朝起きて鏡を見たら、たしかに5歳ぐらい老けていた。


3/3/2023

基本的に昨日もそうだが、災難は必ずふりかかってくる。
このご時世、まじめにちゃんと生きていこうとすればするほど
災難がやってくるような気もしている。
次は地震か戦争かしらないが、この世の不条理に断固抵抗するもよし、
引きこもるもよし。覚悟を決めろ、男だろ。

明日は久松史奈さんのライブにゲスト出演。
ぜんぜんやってる音楽もなにもかもわたしとは
違うお方なのだけれど、時々ピアノをバックで
弾いてさしあげたりしていたら、
明日は歌のゲストでとご指名がかかった。

今日、バンドリハーサルをしたが、失神しそうになる。
パンクロックにピアノで参加するとなると、
もうブロックヘッズ流儀でいくしかないからね(ちょいとマニアック)


3/2/2023

昨日は春一番だったそうな。
暖かい風に誘われ散歩をする。

とある邸宅の前で杖をついたばあさんが
わたしと同様に風に誘われたか、
空を眺めている。しかし、ばあさん、
ガレージのちょっとした段差につまづいて、
よろけたかと思うと、仰向けのままぶっ倒れた。
後頭部もゴンと打ったようだ。
慌てて抱きかかえて、インターホンで家の人を呼ぶ。
「頭を打っているから、救急車を呼ぶか、すぐ病院に行った方がいい」
と言うと、「ま、様子を見ましてね・・」なんて家の人は
妙に落ち着いた感じ。む、そんなもんなのか。
飛び散っためがねのレンズと補聴器を玄関の前に置いて
帰ってきたが、後味悪し。後味が悪いので
銭湯に行くと、冷水をばしゃばしゃ浴びる
じじいが隣にいて、その水がこちらにまでかかってくる。
コーヒー牛乳を飲んでひたすら気を鎮める。


3/1/2023

久しぶりにアコギの弦を張り替える。
春が近いのか、コロナが落ち着いてきたからか、
とにかく新規まき直し気分ではある。

パンドラの箱を開けるとはよく聞く言葉だが、
箱の底に残ったのは希望だけというオチだとは
知らなかった。
邪悪に満ちあふれた世界、
手元に残った希望一つ、言い得て妙。

戦争もゲームみたいなもんだと考えてる連中
の多いこと多いこと。いつのまにやらこの国でも
戦争準備は始まっていると考えた方がよろしい。
人間は戦争にぜったい懲りない。
オレも懲りずに青くさくてやや皮肉を込めた
ピース&ラブを歌にするしかないのだろうなあ。

有り余るほどお金があったら、大きめのハイエース(商用バン)に
寝袋と楽器とミュージシャンを詰め込んで
日本中を運転して歌って回ると言ったら、
有り余るほどのお金持ちは自分でハイエースは運転しないものだと言われた。
そりゃそうだが・・・。


2/20/2023

ヒロシマ、大阪の旅終了。

「アムステルダム」という曲に
導かれたような旅だった。

ヒロシマにて。ライブ会場の上の階のギャラリーで開催
していた色街写真の写真展に心動かされる。
けっこう歌っている時にほろりときた。

大阪にて。ホテルの部屋で本番前になんとなく
スマホで音楽を聴いていたら、フランク・クリスチャンという
亡くなったフォークシンガーの歌う「アムステルダム」
が突然流れてきた。これまた泣けた。

ヒロシマでも大阪でも男性のお客さんが多くて、
時々野太い声が聞こえるのが面白かった。

けっこう歌い疲れて東京に戻る。
東京駅の中をキャリングケースにリュックサック、紙袋を二つ持って
ヘロヘロになって歩いていた。エスカレーターの前に10メートルぐらい
の列ができていたが、先頭から7メートルぐらいのところに
隙間があったので、ちょっと会釈して横入りさせてもらおうと思った。
すると「並んでるのよ!」とおばさんに厳しく叱られる。
もう「ううう〜」と言うしかなかった。
まあ、わたしが悪いのだろうが「お正義おばちゃん」の容赦しない感も怖い。
この世の不正義は見逃さないし許さないのだ。
コロナ禍で苦しんでいたライブハウスもミュージシャンも
「お正義おばちゃん」の正義には勝てない。まあ、この3年、
日本中が「お正義おばちゃん」だらけになったのだが。
だから今こそ人にやさしくなんだってばさ(ハイッ!)


2/15/2023

明日はお昼にまた岡山でラジオ(山陽放送かな)に出ます。

さて今回の歌の旅のテーマは、広島、大阪モナムール。
ちょっと濃いめでしょうか。楽しみです。


2/9/2023

狭山、広島、大阪とライブが続く。
いろんな曲を歌うことにする。
いろんな曲を歌いたい時期なのであろう。
振り出しに戻ってしまった感もあり。

作りだめしていたカレーばかり食べている。
カレーだけで生きていけると思う。

贔屓のパン屋のバゲットがまずくなった。
まあ、いろんな事情があるのだろうが残念である。
超人気店なのに最近はお客さんが並んでいなかったなと納得。
怖いですね、お客さんは。どこの世界でも。


2/3/2023

役所でもめる。規則を盾にとった若造の
こちらに非はないですけれどなにか?という
無礼な態度が3回続いたのでキレそうになった。
いや、キレたかもしれない。

駅前では男がおばあさんを追いかけ回している。
交番からおまわりさんが慌てて出てきた。
男はわけのわからないことをずっと叫んでいる。

ああ、今日は厄日だと思って銭湯に行ったら、
スキンヘッズのなよなよした外人さん2人が
浴槽の前でいちゃいちゃしている。どうやらカップルらしい。
銭湯でいちゃいちゃすんなよと思う。

厄日だ。ノー、カモン。


1/29/2023

NO!COME ON! からCOME ON!の世の中になれということで。

それにしてもここ3年間で自分がいちばんうれしかったことは、
錦鯉のM1優勝ということになってしまったのが・・・笑えた。

さて、今日からまたとぼとぼ歩きの始まり。
いくぶん荷物は軽くなってはいるけれど、
なにせ道はさらに険しくなっていくのだなあ。
♪地獄で待ってるぜ〜


1/26/2023

1/28はサザン通りを歩こう。
いろいろ準備をしていただいているみたいでありがたしです。
曲に合わせたオリジナル3種のコーヒー豆も楽しみですね。
元・陸(おか)サーファーのド根性、見せてやります(笑)


1/17/2023

落語を聞きに行く。「百年目」という、派遣切りなんてのが
流行ってるこのご時世にはまったくあり得ないような人情話。
このあり得ないような話に感動できるのだから
自分には「心」がまだ少し残っているのかもしれないと
ほっとする。


1/9/2023

街へ出る。大変な人出である。
食事をしようにもどの店もいっぱいなので、
渋谷から代々木上原まで久しぶりに歩こうと思った。

なんだかこじゃれた店が増えている。
こじゃれた店にはこじゃれたカップルばかりなので、
これまたどんどん無視して歩き続ける。

結局、下北沢のそのまた先のそばやまで歩いてしまう。
おじいとおばあがやってるそばやである。
そばつゆの濃さは昭和ど真ん中のそれであった。
つゆをつまみにしての瓶ビール。
まことに胃に沁みた。


1/6/2023

街へ出る。楽器屋で最近の電気ピアノを試し弾きする。
そのピアノが気にいったので注文しかけたのだが、
メーカーが出荷を止めているらしい。店員さんによると
どうやら次の出荷のタイミングで値上げするかもとのこと。
ご時世である。

そばやで天ぷらそばを食す。
そのそばやはサブスクをやっている。
月に定額を払えば、毎回かき揚げが無料。
ご時世である。


1/1/2023

賀正。というわけでアルバムリリースが決まりました。
自分がデビューした1990年とは一枚のアルバムの
持つ意味も重さもなにもかも変わってしまいましたが、
オリジナルアルバムだけが持つ独特な感覚や価値観が
いまだに好きです。捨て曲なしがいいわけでもなく、
捨て曲にこそ魅力ありのようなところも。
ミスター捨て曲、柳原陽一郎、2023年も全力で。

12/31/2022

今年は録音もできたし、ライブ旅もぼちぼち始まったしで
良い年であった。しかし、戦争、相変わらずのハッキリしないコロナ対策、
物価高、そして国がどんどん威丈高になっている様子にストレスがたまった。
このストレス、なんだか少々絶望感さえ伴っているもんだから厄介ではある。
まあ、今日は飲もう。どうせ来年も七転八倒しながら歌い続けるのだから。
どうぞ良いお年を。


12/27/2022

窓の掃除。網戸は車用のホコリ取りでホコリを
落とした後、水拭き。驚くほどきれいになる。

ジミヘンドリックスのレコードをかけながら
京都、鳴海餅本店の赤飯を食す。
ジミヘンは歌が上手い、鳴海の赤飯は豆がうまい。

Kindleで小説を読むが相変わらず慣れない。
熱中して読んだ本にコーヒーカップの
跡がべったりくっついているのを見たりするのが
好きなほうなので。

12/25/2022

久々の金沢。「明日は雪で電車が止まるよ」と
いろんな人から脅かされる。
降り出した雪のおかげかしんみりと
されど力強く歌えた。相当来られなかった方が
いらっしゃったみたいで残念。またいつか。

翌朝の特急はすんなりと動き、事なきを得る。
北陸トンネルを脱けるともう地面に雪はない。
この日の京都が今年最後のライブだったが、
力も抜けて楽に歌えた。ご褒美だったのかもしれない。
アンコールが終わってもまだまだぜんぜん
歌い足りない。アンコール5回はいけたな
(・・・数を自慢するじじいはみっともないよ)

12/19/2022

横浜のピアノは非常に弾きやすいので
ほんとうに楽しかった。タッチは軽いのに
音はけっこう深い。弾き手とともにゆっくり
成長してきたピアノなのだろうか。
ギターの椎谷先生も自由自在にわたしの
歌のまわりで遊んでくれた。

京浜急行で東京に戻る。日曜の夜の上り電車は寂しい。
特に充実感のあるライブをやった後は、
寂しさもひとしおである。

次の金沢はどうやら雪のようだ。
今年の終わりにふさわしい。
しんみりとされど力強く歌おう。
(GOOD DAYS ツアーの千秋楽だった・・・)


12/10/2022

「魅惑のボブディランを手に入れよう」と
いう一文が目に入って、おっと思ったが、
よく見ると「魅惑のボディライン・・・」だった。

横浜でやりたかった曲をはずす。
試しに何回も歌ってみたが、
どうしてもGOサインが出せなかった。
大人になったなあ。


12/10/2022

朝までサッカーを見てしまって
夜九時過ぎには眠たくなってしまう。

強いチームはダーティーなこともやって
なにがなんでも勝ちに行く。
わたしも来年からはダーティーでいこう。


12/9/2022

ビールパブで原稿受け渡し。
そのままビールとフィッシュアンドチップス。
明日からはやっと音楽に専念できる。
横浜では季節物の曲をやろうか迷っている。
真剣にやりたいとは思っている曲なのだが
はっきり言って横浜のジャズの店には
まったく合いそうもない。
けど、やりたい。


12/8/2022

レノン忌。高校生の時に「孤独」という曲を
聞いたときの安らぎ(あ、こんな大人いるんだ)と
興奮(こんなにビンビン伝わってくる歌があるんだ)は
いまだによく覚えている。

くだらない歌を歌い続けよう。立派な歌なんて
歌ったら身動きとれなくなるぞ。
いよっと再確認の日。


12/7/2022

ずっと書き物の仕事。同じ絵を書いたり、同じ字を書いたり
という単純作業、時々ならばそれもいやではない。

ワールドカップ、真っ盛りである。
サッカーは好きなほうで地元のサッカーチームの応援には
時々出かける。閑散とした会場でも手を抜かない
若い選手たちを見てるだけで気持ちがいい。
まあ、そんな地元のチームからワールドカップに
出て行く選手が出てきたら、がんばれ日本になるかも、
という感じだろうか。オリンピックもサッカーも
ちょいと巨大ビジネスになりすぎて食傷気味ではある。

シンウルトラマンを見る。ゾフィーとゼットンの関係に
ひとひねりがあって面白かった。

12/6/2022

町へ出る。来年のダイヤリーをもとめる。
来年のはさらに地味で小さいものにした。

テレビで藤田まことが歌っている。
「てなもんや三度笠」の主題歌はわたしも歌えたはずなのに
もう忘れてしまっている。昔おぼえた歌は忘れないと
思っていたが、そうでもないらしい。

夏にいただいたウイスキーをあける。
ベロベロになってしまった。


11/29/2022

ガレシャンさんと楽屋でミュージシャン悲哀話をする。
こんな面白い話をタダでは書けない。
歌の数々がさらに影を帯びてますます輝くようにと願う。

トークコーナー、しゃべり過ぎた。
やっちまったなあ・・・

南青山マンダラのやっている臨時パン屋の
パンはおいしい。毎日やっているわけではないけれども。
お近くの方(いないか・・・)是非どうぞ。


11/25/2022

ライブは楽しいもんである。しかし、ここんところの
疲れがでたのか、今日もゆっくり暮らしている。

お菓子をたくさんいただいたので
ずっと毛布にくるまって、お茶と一緒に。
一六タルト、柚餅子・・・。

最近、自分で自分にお灸をしている。
なかなか気持ちがいい。しかしお灸の煙を吸い過ぎるのか
涙と鼻水が止まらなくなってしまう。
お灸アレルギーってあるんだねえ(笑)


11/18/2022

寒い。が、一段落ついたのでこれから
散歩に出かける。脳みそをすっきりさせて
明日はみちのく一人旅。


11/17/2022

胃カメラ。医者は内田 樹氏に似ていてテンションが高い。
「いよっ、今、食道ね」
「いよっ、胃をふくらますよ、いよっ、ふくれた、ふくれた」
と、ぐいぐい管を振り回すので非常に恐ろしかった。
一方、看護師は黒木 華さんに似ていて
「はーい。よだれはぜ〜んぶ外へ垂らしてくださいねえ」
なんて優しい声で言うもんだから、それはとてもうれしかった。
もう泣いていいのか喜んでいいのかわからない15分少々であった。

仙台で歌いたい曲が増えたので、その後スタジオに。
今日はいろいろちょっと疲れてしまった。


11/16/2022

制作の最後の仕上げが終わる。いろいろ試してみた、
結局正解はわからなかったが、不正解ではないと思う。
そこでケリをつけた。すべて終わった時、頭に血が
逆流している音がたしかに聞こえた。

やれやれゆっくりお酒でもと思ったが
今日は飲めない。明日は恒例の健康診断しかも胃カメラ付き。
胃カメラはただの拷問としか思えないのだが、
自分を拷問シーンを演じている役者なのだと思って
やり過ごすしかない。


11/14/2022

なにかもやもやするのは、コロナはこれからどうなって、
一体いつまでマスクをしてライブを聴いていただかなきゃならないのか
ということなのだが、自分なりに答えを出したからといって
それが世間一般に通用するはずもなし・・・
もやもやの悪循環に疲れる。
仙台の帰りに温泉にでも浸かろうかと思う。


11/13/2022

心のこりな部分があって、まだ制作仕事は終わらない。
♪私、バカよね、オバカさんよね〜それはわかっている。
心のこりのままでOKしたとすると、わたしは
心のこりのあるCDをライブ会場でずっと売ることになる。
それだけはもう絶対いやなのである。
しかし制作費がかさんでいくのもまた事実。
いざ覚悟を決めて、サク山チョコ次郎。


11/10/2022

いろいろと仕事は大詰め。
そんな時でも慌てずに、サク山チョコ次郎。


11/8/2022

旅から帰ってきた。久しぶりに会った方たちは
3年分ちゃんと年をとっていたが、お元気そうで
ほっとする。

名古屋ははじめて歌う会場。控え室はなかなか
ハードコアなお部屋。旅の最初ならではの
緊張感のあるライブになった。

岡山に途中下車。備前のコーヒーカップがほしかったので
陶器屋をのぞく。残念ながらしっくりくるものがない。
自分の身の丈にあうようなものがなかっただけということなのだが。

ラジオに出演。よく年配のアナウンサーさんからは
「ぼく、イカ天世代なんです」なんてことを言われるが、
果たしてそんな世代があるのだろうか?
まあ、自分が何の世代かと言われれば、
ウルトラマン世代とも、YMO世代とも、
新人類世代とも言えるのだが・・・

広島では早起きして川辺をずっと歩く。
よくこんな美しい町に爆弾を落とす気になったもんだといつも思う。
戦争を早く終わらせるためだったなんて大人たちのクソ理屈に
子供たちが決してだまされませんように。

ライブで歌っていると、その日平和祈念館で見た
写真の女の子が頭にちらついて離れない。
オレは「はだしのゲン」世代でもあった。

松山に渡る。いまだにどうしても松山の
東西南北がわからない。お城を基準にしてみるが
お城が町のどこからでも見えるわけではないので、
やっぱりよくわからない。

松山でのライブはご褒美ミラーボールの
サービスがついてくるので、毎回楽しみだ。
ミラーボールが回るとなぜかテンションがすごく
上がってしまう。まちがいなく楽しい夜となる。

夜の松山を徘徊。怪しいおねえさんや
しつこい客引きをかわしながら、
ようやく食堂で一息つく。
ハイボールがすすむ。


10/26/2022

佳境の日々。旅も目前に迫っている。
いろいろとやらなくちゃいけないことが重なっているが、
睡眠時間だけはぜったいに確保。

セーターにヒートテックの完全武装で
ずっと音を聞いています。

10/24/2022

写真撮影その2。今回の写真セッションは
おしゃれな町のおしゃれじゃない場所で。
カメラマンさんは元バレリーナ。シャッターを押す
やわらかな動きがただ者ではないと思っていたら
やっぱり。道に寝転んだり、葉っぱと戯れたり
とおじいさんは出血大サービスでハイ・ポーズ。


10/22/2022

都内でずっと写真撮影。
撮影場所にピアノがおいてあった。
なごむ。

昔は「きみは求めても求めても得られない幸福を
探してるみたいだな、○○教に入らないか」
なんてよく勧誘されたこともあるが、
お布施の金なんてほとんどないし、
わたしの根っからのだらしなさにあきれたのか
いつのまにか勧誘されることもなくなった。
安けりゃ「壺」だって買ってやったかもなのに。


10/19/2022

午前はアルバムの仕事、午後はお絵かきの仕事。
この1週間、ずっとそんなことをやっている。
お酒もやめているので、ストレスがたまってくると
紅茶とクッキーで脳みそを宥めている。

朝、散歩をする。近所に学校が多いので、
登校中の小学生、中学生、女子高生たちと
すれ違うのだけれど、相変わらず皆マスクをしている。
もうマスクをはずせる日はこないのではないかとも
思ってしまう。

スーパーマーケットに行く。
微妙だが確実にいろいろと値上がりしている。
新米も上がるらしい。まあ、地味に暮らすのは
好きな方だからなんとかなるのだろうが。

朝起きると、やれやれ〜と思う出来事が多くなった。
まあ、歌えばごきげんにはなるのだが。
面白きこともなき世を面白く。


10/15/2022

いまだ勤勉に暮らしている。今日のライブの打ち上げも
明日の仕事に影響がありそうなので、後ろ髪引かれつつ
ご辞退申し上げる。徹夜で飲む覚悟でホテルを予約している
猛者もいたようであるが。

ライブの最後、鳥が空でピーピー鳴いていたのが良かった。
国はすでに傾いているが、この平和には感謝である。

お酒をやめているので、甘いものに目がいく。
お団子をおみやげにもらったりしてうれしい。
帰りに甘栗まで買ってしまった。
わたしがわたしでなくなってしまったみたいだ。


10/12/2022

間違いのできない仕事がこの頃続いている。
酒も飲まず、早寝をして、勤勉に暮らしている。
模範囚・・・。

ずっと素面だし、早起きもしているので
頭も体も調子がいいはずなのだがなんだか物足りぬ。
昔、禁煙していた時のような気分。
脳みそに時々すきま風が吹きこんで、
ここち悪いけだるさがやってくる。

勤勉だとか、健康的な生活には
向いていないのだなあと。なにを今さら。


10/4/2022

ロケハンの2回目。
街を歩いていると見覚えのある建物を見つけた。
それは水道局の建物である。昔、水道を止められて
料金を払いにきたことを思い出した。
料理はともかくトイレの水が流せないのだから
その時は大変だった。

貧乏話は後々話の種にもなる。
「新車のベンツが故障してすぐ買い換えた」
なんて話は面白くもなんともないが、
「1週間、猫とだいたい同じメニューで暮らした」
なんて話はやっぱり面白い(と思うのだが)

ファミレスで与太話。誰にも絶対言えない話を
延々と3時間繰り広げる。ドリンクバーのコーヒーの
飲み過ぎで頭がぐるぐるしてしまう。


9/30/2022

ノートパソコンの画面がおかしくなったので
修理に出かける。保証期間内、無料で済みますように。

帰路、映像関係のロケハン。街を作り直していると
言ってもいいほどの渋谷、桜丘近辺の変化に驚く。
エピキュラスなんてもうどこにあったのかさえわからない。
代官山まで圧倒されながら歩く。


9/27/2022

会社でアルバムタイトルを決める会議をしている。
「床ずれ110番」というタイトルしか思い浮かばず、
脂汗をだらだら流しているわたし
・・・という夢を見た。


9/26/2022

下町で盆踊りのお稽古に歌で参加する。
ご近所から集まった老若男女が踊っているのを見ると
うれしくなって声もでるでる。踊りで人と人が
つながっているなんて、いいね。

10月はちょこっとゲストで歌ったりする以外はアルバム
の仕上げをします。あとはパソコン関係をおそらく
総取っ替えして、制作ツールの見直しですかね。
まあ、これからもやることは基本おんなじなのですが。

9/22/2022

壊れたパソコンが気まぐれに動き出したので
ブログを書くことができる。

19日のライブ、また開演前に大雨。
ごめんなさい。好きで降らせているわけではないのだけれど。

しかし、ライブ予約の無断キャンセルはやめていただきたい。
満席だと知って入場をあきらめた人もいるのである。
キャンセルの連絡さえしてくれたら、空いた席に
ライブを聞きたかった誰かが座ることができるのに。
なんども無断でキャンセルされたらお店もたまんないし、
わたしのテンションは下がります。
よろしくご協力ください。

ライブでも言ったが、これからはたくさん遊ぼうと思う。
もう遊んでバカになるのがいちばん。
戦争を始めるのもバカだが、戦争に対抗できるのも
バカしかいないのだ。


9/16/2022

ピアノの日。11年ちょっと使っていたメインの
コンピューターが壊れたようだ。
かなり非常事態なのだけれど、ライブが近いので
非常事態ではないと自分に言い聞かせて
平静を装っている。なんくるないさあ。

9/14/2022

ピアノ おそば ピアノ おそばの日
新しい曲をおぼえているのだけれど、
昔作った曲とコード進行が似ているので
すこし楽で得した気分(せこい)

9/9/2022

隣町の中華屋さん。餃子を頼んだら
なぜかハイボールがおまけについてきた。
贔屓にしないわけにはいかない。

9/6/2022

大谷くんもいいけれど、やはりここ日本では
熊本出身の「村神様」ということでヤクルト戦を
テレビで見るのだが、とにかく今日も終わったのが
夜の11:30。野球のエンドレス感が今さら新鮮であった。
久々に神宮に出かけてみようかとも思った。

9/2/2022

先輩と会食。バンドマンと良寛和尚の話。
ミュージシャンではなくバンドマンという稼業を
知っている方も、もはや少なくなった。
大事に聞かせて頂く。

デパ地下でお惣菜。タイムセール、3品で1080円の
誘惑には勝てない。一人、酒宴。

8/30/2022

私の周りで実際にコロナになった人や濃厚接触者が
どんどん出てきて、コロナもとうとうあたりまえになった。
しかしバカは風邪をひかないということか、
愚か者は今日もひたすら元気である。

戦争が終わらない。こちらに迷惑がかかんない程度に
戦争をやっていてくれという気分に誰もがなっているんじゃないか。
命は平等だと信じたい。STOP KILLING.


8/29/2022

寿司を食べに行く。コハダ、鯖、マグロのづけが
好きだったのだが、最近はタコ、イカ、貝方面へと
嗜好が変わってきた。
ご隠居っぽくてなかなかそれもいい。

なんとなく今年の夏は終わってしまった。
明日から、歌っては弾いて、時々脱線して後悔する
いつもの日々である。しばらくピアノを弾かなかったので、
手も凝り固まってしまった。当分はリハビリだろう。


8/27/2022

団子を食べたくなったので、都内へと出る。
汗をかきかき茗荷谷やら護国寺あたりやらを歩き回るが、
どの団子屋も遅めの夏休みのようで開いていない。
結局、新宿まで出てデパ地下で団子をもとめる。
団子代、とても高くついた。

プレゼントでいただいたお酒、ようやく半分ほど
飲み終える。別にそんなに焦って飲む必要もないのだが。


8/24/2022

ずっと読書。なんだかリセットし過ぎてエンジンが
かからなくなるかも。まあ、そん時はそん時で。

8/19/2022

休暇明け。喉休めの旅をしていました。
静かにただ歩くだけの毎日でした。

どうやら8月頭に鼻風邪をこじらせていたようです。
声帯はまったく無事で事なきを得ました。
さあ、飲むぞ、歌うぞ。

8/12/2022

墓参り。暑さで枯れているお供えの花を
捨て、家から持っていった「葉っぱと枝少々」で
墓を飾ると墓もなにかうれしそうではある。

墓で汗をかいたので銭湯。脱衣場で着替えていると
素っ裸の女の子(2歳ぐらい)が抱きついてきた。
そういうことに慣れていないので、どう対応していいか
わからない。「お嬢さん、人違いだよ」っておマヌケな
ことを言ってしまう。

駅前の喫茶でビール。老舗の喫茶店なのだが、
その店の主人がお給仕の女性たちをルックス重視で
採用していることが露骨にわかってしまう。
つい長居してしまう。


8/11/2022

世田谷のまんなかあたりを徘徊して銭湯。
おじいさんが下駄箱の鍵をなくしてしょんぼりしている。
その悲しげな姿を見て、なにかこっちまで悲しくなってきた。

知人と焼き鶏。彼はお盆休み中なのだが、
家族が帰省しているらしく、久々の独身貴族状態に
喜びを隠しきれないご様子。しこたまつきあって宴終了。
一人、新宿に出てまた徘徊。

8/10/2022

待機明け。少し遠出して、以前住んでいた街を散策。
夏バテか、コロッケを見てもおいしそうには見えない。
シチリアのワインだけはしっかりゲットする。

11日からの配信ライブ映像。じじいの死と再生のダンスって
冗談がホントになってしまったような内容。
それをまたお見せするのだから、もうなんとも複雑な気持ち。
お酒が少し苦い。


8/9/2022

お願いしている仕事や頼みごとのお返事を
ただずっと待っている。
自宅のパソコンの前でずっと待機中。

大昔(まだパソコンも携帯もない時代)仕事上でトラブルになって
一週間ぐらい家に篭もって、電話とファックスをひたすら
待ち続けるだけの日々を送ったことがある。
結局その時の成果は「パワフルプロ野球」だか「マリオカート」だかの
TVゲームをおぼえたことぐらい。
まだイチローが新人だった頃のこと。

家をちょっとぬけだして、ビールと玉子焼きを買いに。
もどかしい時間のやり過ごし方がうまくなったなあ。
♪おかげでどうもずるくなりました


8/7/2022

背中がこわばっているのでマッサージ&ストレッチに
出かける。担当の方「まんべんなくカチカチです」
とのこと。

銭湯へ。番台のオヤジに500円玉を渡したら、
「ありがとう〜」って言われたきり、お釣りが出てこない。
しばしの沈黙の後、銭湯代が500円に値上げされたことに
気づく。

お父さんが小さな子供に、熱い湯に水を足していかに
適温にするかを教えている。わたしは湯船の中で
アザラシのポーズ。


8/5/2022

たくさんのお祝いなどありがとうございました。
お酒とお菓子とお花に囲まれて、
これから数日間は生きていきます。

では、今日はまずブルゴーニュ白、ですかね。
アテにはキュウリのお漬物が合うんですよ。


8/4/2022

前代未聞のことが起こってしまったライブでした。
「林住期?・・・笑わせんな」ということでしょうか。
当分、娑婆で修行し続けろということでしょうかねえ。
まあ、ベストではないにしろ、ほんとに自分らしいライブとなりました。
プレゼントはお酒だらけ、今夜もまた、達観や悟りとはほど遠い
煩悩にまみれることといたしましょう。


8/3/2022

知り合いがバタバタとコロナになっている。
あの人もこの人もという感じである。
今回のコロナは総仕上げという感じだろうか、
コロナの方が人類と共存していこうと決めたかの
ような感じである。

おかげさまでわたしはコロナになっていない。
明日のライブに協力してくれた方がたくさんいるので、
わたしがコロナになるわけにはいかないのである。
コロナになるもんかと、ビクビクして暮らすのは
とても鬱陶しかった。

明日はいつも以上に楽しむつもりである。


8/2/2022

ごたごたしているので手短に。
「じじいの熱射病は時間差でやってくる」
これほんとです。お気を付けて。

7/29/2022

コロナだから老人は家にいましょうと
いまだにネガティブなことしか言えないお上。
ワクチン打って運動して、体力と知力を
維持しましょうというのが正解だと思いますがねえ。

次のライブの選曲に悩む。今日の午後は
アイスも食べず、ずっと悩んでいる。

ソーダのアイスを2つに割って友だちと分け合い、
クマゼミを捕まえたあの遠い夏。
京都から東京に引っ越してきたらクマゼミがいないことに
驚いた。東京のセミは代々木ゼミだった。


7/27/2022

今日もリハーサル。

さすがにくたびれたので今夜はゆっくり
しようと思う。ギターを弾くとはしゃぎすぎる
くせは生涯とうとう直らなかった。It's too late.


7/26/2022

岡山、大阪のライブ。娘さんから熟女様、おにいさんから
おっさんまでとお客さまの年齢、性別がいろいろで
それはそれはありがたいことである。
岡山のおっさんの「ブラボー」というかけ声、
大阪の娘さんの「やなちゃん、かっこいい」というつぶやきに、
歌いくたびれきった体はみるみる元気を取り戻していく。
いい歳をしたバカもおだてりゃまだ空を飛ぶのである。

一瞬だけ大阪の海を眺めて、東京に戻る。
来週の天国(地獄?)に向けて準備→(ある意味地獄となったのだった 8/9記)


7/18/2022

ピアノを弾きに街へ出る。コロナがまた
増えたからであろうか、ご老人が少ない。
街を歩くご老人の数でコロナが流行しているか
どうかがわかるようになってしまった。

岡山、大阪、東京での歌いたい曲を並べてみたら
40曲以上になってしまう。茫然としつつも
ゆっくりとおさらいを続けている。

昼は暑いので、夜の散歩に出かける。
近くのコンビニで「北海道フェア」をやっているので
サッポロクラシックビールを入手しやすいのがうれしい。


7/14/2022

ピアノ、お茶、ピアノ、お茶、ピアノ、お茶
で1日終わる。


7/13/2022


久しぶりにギターを弾いてみる。
エフェクターなんかも慎重に並べたりして、
なんだか高校生のようである。

ギターをジャカジャカ弾いて思いの丈を
ぶちまけなはれ、という心の声に従って
歌いはじめたのは遠い昔。
けどねえ、思いの丈なんてわたしにはなかったのだった。
思いの丈がないことを逆手にとって開き直ったのは
ずいぶん後になってからのこと。

10年ぶりにアルバムを出したことがニュースになる
ベテランミュージシャンよりも、毎日、劇場で
すべりまくっている若手お笑い芸人の方に
憧れてしまう自分。歌を作ったりするのは好きなのに
ミュージシャン指向ではなかったのかもなって、
なにをいまさら。


7/11/2022

午後、暇になったので免許の更新に出かける。
数十年前から変わらぬアナログな恒例行事。
講習でドライブレコーダーの事故映像が
流れたのだが「ア、アブナイ!」と
思わず口に出てしまい、ちょいと恥ずかしいおじい。

駅前のケーキ屋で久しぶりに正統派モンブランを求める。

なんだかおかしな世の中になってきた。
しかし、おかしな世の中になったなんて言う人こそ
おかしいなんてことはよくある。
わたしがとうとうおかしくなってしまったのかもしれないな。
ケーキはいつもどおりにおいしいけれど。


7/9/2022

ピストルの発射シーンを延々と流し続ける
テレビにうんざりしてしまう。

SPなんて一人も連れていない議員さんが街を
今日も走り回っている。人の前に立つ商売、
逆恨みされることだってあるだろう。
どうぞ気をつけてください。


7/7/2022

一段落。ただだらだらと過ごしていたら
イギリス首相辞任のニュース。「品格がない」
とのことで周りの大臣や高官から三行半だったそうな。
首相に品格を求める国。お国柄の違い・・・でいいのか。

そろそろ夏のライブの曲をリストアップ。
50曲以上でてきたので、絞りに絞ったら
絞りすぎてたった15曲しか残らない。

まったく普段歌わない自分の曲を聞いてみたら
すごく良かったのだが、自分の思い入れだけが
強いだけで、たいして面白い曲でもないかもと思い
リストからはずしたり、また入れたり。
そんなことをもう3時間繰り返している。


7/3/2022

結婚式に出席する。めでたい席ではあるのだが
やはり、同年輩の方や先輩方とはついつい
病気や墓の話などで盛り上がってしまう。
あきれた若者に「祝いの席でやめなよー」
とたしなめられる。


7/2/2022

香りの先生、岡本さんのご指導のもと、「やな香」を
自らブレンド。絵の具を混ぜ合わせるような、
エフェクターで音を変化させていくような、
微妙で奥深い作業。「リラックスできて集中力も
増すような」お香をブレンドさせていただきました。

お香のブレンドの後は、音のブレンド。
1曲だけ、制作は最終工程へと進んでいる。
これまた無限の選択肢がある作業なのだが、
無限だなんて考えると怖ろしいので、
気持ち良ければすべて良しということで進めている。
いままでたくさん失敗してきたことが、
とても役に立っていることに気づいた。


7/1/2022

録音したり、撮影したりの日々が続く。
街を歩いていると、中国語や韓国語が
また聞こえてくるようになってきた。
銀座でネクタイをもとめる。

制作はとりあえず第一ラウンドが終了という感じである。
夏のライブに向けて気持ちをこれから少し切り替えようと
思っている。この暑さで外を散歩する気にはなれないので、
まずはゆっくり本でも読んで過ごすことにする。


6/26/2022

野暮用で遠出。少し遠回りをして
帰ってくる。降りたこともない駅に降りて、
そば屋でそば2種。隣の席で若いカップルが
手と手を握って熱く語り合っているのがうっとおしい。
そばが出てくるまで棚に置いてあった漫画を読む。
「鬼平」に「ゴルゴ」に「西岸良平」・・・落ち着くね。
食後、店主とそば談義。親の介護をしようと東京からUターン、
そば屋をはじめたそうな。見るからに商売がヘタそうな
オヤジとの話で盛り上がってしまい、長居してしまった。
家に帰ってまた譜面書き。


6/25/2022

部屋をキンキンに冷やして仕事を続ける。
おたまじゃくしの見過ぎでフラフラしている。

あまりに暑すぎて銭湯に行く気も失せている。
ビールは今、おいしいに決まっているが、
くせになるので少しがまん。


6/24/2022

コーラス用の譜面書き。
無知は力なりで、面白けりゃいいさと
開き直る。

好きな諸先輩方が、けっこう体調を
崩されている。とっとと引退してほしい政治家が
妙に元気なのを見ると、なんだか理不尽だなあという気持ちを
抑えきれない。

6/20/2022

スタジオの歌唱用マイクがはじめて使うものだったので
調べてみたら凄いお値段なので驚いた・・・

仕事の合間を縫って、鎌倉。大仏を初めて見に行く。
いい表情をなさっていた。子供の頃「魔法使いサリー」で
鎌倉大仏が立ち上がって歩く回があって、それが
とても怖ろしかったのだが、ようやくそのトラウマから解放される。
帰りにアクセサリー作家、井上さんの個展に寄る。
サーフィンと円盤の話をする。

翌日は写真家の上野くんの個展。我が心の故郷第10位くらいの
長島温泉を遠くから撮影した写真をじっとみてしまう。
ギャラリーで働く女の子が21歳だったので
「おじさんたちはもう死体予備群なんだよ」って言ったら、
ケラケラ笑われた。


6/13/2022

制作中。前回が孤独な弾き語り録音だった
ので今回の録音は楽しいですね。
スタジオ内は差し入れのお菓子で
展覧会のようになっておりました。

週末、街は人であふれていました。
一度つけてしまったマスクは簡単にははずせない
かもしれないけれど、ふつうにワイワイできる日は
もうすぐかもですね。


6/9/2022

明日から本格的に制作。
余裕しゃくしゃくと言いたいところだが、
ちょいと死刑囚の朝の気分というか、
もう逃げられないという気持ち。
「ごめんなさい」という紙切れ
だけ残して失踪したところで
「やなちゃん、きっと辛かったんだね」ってあっさり言われて
おしまいになるのも癪にさわるので

堂々と歌って弾き倒すしかない。


6/7/2022

湿気の多い毎日。物価が上がって
けっこうどこも大変らしい。
ニュースではまだ地味な扱いだけれど。

満員のバスに松葉杖のおじいさんが
乗ってきた。スマホに熱中している
女学生、サラリーマンの誰一人、席を替わる
気配なし。なんだかなあ。落ち目の国だからこそ
思いやりぐらいはないと。

録音でハモりをたくさん入れるか入れないかで
悩む。ま、ウーとかアーとか声を重ねたり、
自分でハモったりするのは好きなんだけど、
もうそれもあたりまえ過ぎて。
いらねえか、やっぱり。


6/6/2022

疲れているが、歌の練習をしに街へ出かける。
歌っていたらなんだか元気になってきた。
自助努力。


6/5/2022

いろいろと準備作業。スタジオで余計な時間を
使わないように、自宅でできることは大体済ませて
おく。これはほとんど登山の準備と同じ感覚。
山の中でバタバタしないように装備品はきっちりと
整理しておくのと同じです。事故は必ずあるから。

とうとう東京の銭湯料金、500円の大台のNEWS。
京都は四条の「錦湯」も閉店のようだし。
とにかく銭湯とライブハウスには
もっとみんなで出かけていただきたい。
米子の「日の出湯」にも早く行かねばなるまいて。


6/3/2022

リハーサル終える。
おそばやでビールの小瓶頼んだら、
もうそれだけで眠たくなってしまう。
九州、北海道の疲れも出てきたようである。
忙しくなると「ピンクレディーじゃないんだから、働き過ぎっ!」
ってよく言ってしまうんだけれど、若い人にはまるでピンとこない様子。
ピンクレディー、どちらかというとケイちゃん派である。
キャンディーズはミキちゃん派。


6/1/2022

リハーサルの日。バスでスタジオに向かう。
バスの中で、スマホを三台使ってゲームに熱中している
女性あり。その女性がすごいのは、ゲームをしていても
年輩の方が乗車してくると「席、替わりましょうか」
と声をちゃんと掛けるところ。

リハーサルは順調。順調過ぎて怖いくらい。
逆に気を引き締める。こんなに人生うまくいく
わけないのだ。


5/30/2022

札幌2デイズ。濃厚な初日とバタバタしてた
2日目。「BAD DAYS」が無事復活の他、
ようやく「ノリ」の相場がわかった新曲もあって
幸いなり。お客さんに新曲をぶつけてみて、
その反応からアレンジを再考するという
漫才のネタ作りのような方式でしか曲が完成しない
自分のやり方だが、それもDestinyということで
楽しんだ。


5/25/2022

湿気の季節到来という感じである。
札幌であの曲もこの曲もやりたいと欲張っていたら
40曲以上も出てきてしまって、どおりで
くたびれるはずである。完成したはずの
新曲1曲、少し書き加える。歌い慣れていくと
どんどん新曲になにか付け足したくなっていくのが
最近の傾向。良い傾向だと信じたい。


5/23/2022

アレンジ上の打ち合わせなど。
それが終わって札幌のことをいろいろ考える。
2公演あるので曲をたくさん用意するのだけれど
たくさんやればいいというもんでもなし。

暑いのにマスクをして外を歩いている自分。
馬鹿げている。マスクをはずして乾いた冷たい
空気を胸の中にいっぱい吸い込む。ああ、気持ち良し。
しかし日本人のマスク好きはなぜなのか。
国家や世間に恭順を示す制服のようなものか。

とにかくフル回転の日々が続く。
早寝早起き。


5/20/2022

譜面地獄、ようやく峠を越える。
人と一緒に生演奏することが
自分の音楽表現なので、譜面の苦労は
しょうがないのであるが。

譜面を書いていると、曲に関して、ここダサいなあ
とか、ここあっさりしてるなあとあらためて気づくことがよくある。
そういう時は潔く曲の一部分をカットしたり、
慌てて8小節の展開部をこさえたりしている。
まあ、料理と同じようなもんですね。


5/19/2022

譜面地獄&録音地獄つづく。

北島三郎御大、元・山口百恵さん、十代目松本幸四郎、
そしてあの柳原陽一郎が贔屓にしていたことで知られる
和菓子屋「紀の国屋」があっけなく廃業した。
東京西部、多摩地域では和菓子店の代表のような存在だった。
看板商品の「最中」も良かったが、わたしは「あわ大福」と
「くろくろ饅頭」、「水無月」が好きだった。
いわゆる○○ロスみたいなことには縁がない人間だと思っていたが、
今、完全に「紀の国屋」ロスである。


5/18/2022

ライブ勘が福岡の第2部で完全に戻る。

雲仙で湯あたりし、有明海で船酔いする。
雲仙地獄の後は、東京で譜面地獄。

心が解放されて、また忙しくなってという
日々がまだまだずっと続くのである。


5/11/2022

いつまでたっても自粛自粛、ソーシャルディスタンスばかりの
コロナ対策がどんだけ人の心を追い詰めてきたのかという
ことを考える今日。

九州ライブ、すごく古い曲と最新曲のカクテルです。
けれども案外、違和感ないかもですね。なんの進歩も
していないのかもですが。


5/10/2022

ライブと制作関係が重なってしまいてんやわんや。
2曲ほどアレンジを見直した曲もあって、
これがまたてんやわんやに拍車をかける。
しかし数ヶ月、ずっともやもやしていた曲の
アレンジができたので気分は爽快。気持ちは
もはや大濠公園あたりに飛んでいる。
なんだか一気に平常運転の日々になってしまった。
家の近くの公園で一人ブランコを揺らしていた日々が
もはやなつかしい。心のマスクはとっくにはずれたようだ。


5/8/2022

カレー作り。スパイスを10種以上混ぜて
インド人になった気分で作るのだが、どうも水っぽい。
日本のメーカーのお手軽インスタントカレーの凄さを
思い知った。ナマステ。


5/6/2022

コロナ、春のブームは去ったようなので
外で遊びたいのだが、ずっと楽譜とにらめっこ。
残念ながら楽しい話題の一つもない。
消しゴムカスと鉛筆が友だちだ。
夕方にはひとっ風呂浴びたいもんである。


5/3/2022

ライブ終了。
書き下ろしの新曲が多いと演奏のペースが
けっこうガタガタになってくる。
歌い慣れていない歌は、本番のステージで歌うと
新しい発見だらけ。「なるほどなあ」なんて納得していると、
もう次の新曲。ドタバタするのも無理はない。

あまり使いたくない表現だが、歌を作ることが
骨身を削るという感覚にだんだん近くなってきている。
楽なやり方も知っているけれど、そればかりじゃつまんないし・・・・
これからはずっとドタバタだ。望むところです。



5/2/2022

5月は労働量、多そうですね。
ひさしぶりに意味が分かんない
歌も書きました。おのれのボケと
作品がいい感じでリンクしていくのを
期待しています。


4/30/2022

街へ出てピアノを弾く。
すごい人出。湿気のない気持ちいい日
だが遊べない。メロディアスな曲を
つくったらメロディをおぼえられない。
なにやってんだか。まあ、慌てずに。


4/27/2022

詰将棋を解くようにずっと長考が続く。
アレンジに納得がいかない曲がある。
基本的にシンプルな音楽が好きなのだが
シンプルは奥が深い。簡単にすればシンプルで
美しいものになるというわけでもないし、
ちょっとした薬味のおかげで全てがシンプルに
まとまるということもある。あー、禅問答
めいてきた。飲酒します。


4/25/2022

なんだかダラダラしてるなあという歌(曲)の
引き締めにかかる。テンポを上げようが、
曲を短くしようがずっとダラダラしているので
もやもやしていた。が、ようやくダラダラになる仕組み
が少しわかったので修正してみる。これはけっこう大きな発見。
最近、家庭でおいしいチャーハンを作るコツもわかってきたし、
長生きはしてみるもんだと思う。


4/24/2022

渋谷駅での乗り換えは、筋トレ並みの負荷がかかると知る、
筋肉痛の朝。


4/23/2022

ここちよい疲れを感じつつ、横浜から
東京へと帰る。電車でねむってしまい
夢を見る。自分は今、大阪でライブを
終えて、京都へと戻る阪急電車の中・・・
しかし、目がさめてみると長岡天神ではなく
中目黒であった。夢鉄もまた楽し。


4/22/2022

あまりにバタバタしているので、
自分で自分にお灸をしてリラックス。
けむい・・・


4/21/2022

生ピアノにカポタストがついてればなあ・・・


4/20/2022

スケジュールが変更された。
どこでどんな曲を演奏するかというような
自分にとって一番大事なことは人任せにはできず、
直接関係者に連絡をしているので、今、大忙し
ロングビーチです。
(※ライブのスケジュール変更ではありません)


4/19/2022

完全復帰。
ピアノを弾きに出かけるが、
街はご老人少なめ。

ピアノを1時間弾いて歌っただけで
どっとくたびれる。
もうワクチンはごめんです。


4/18/2022

朝、シャワーを浴びて現場復帰かと
思ったが、仕事を始めるとまただるくなってきた。
まあ、だるいのか怠けたいのかがよくわからない
のであえて意識しないようにする。そんなふらふら
した状態で、宇宙際タイヒミューラー理論の
ことを調べたら、またどっとくたびれた。


4/17/2022

副反応、2回目より熱は高くないが、しつこいです。
寒気と関節痛がいまだ続いております。


4/16/2022

ワクチン3回目。
3ヶ月しか効き目がないと言われているようだが、
人前で思いっきり歌うためには、接種はしょうがないと
思っている。まあ、ナチュラルではないことなのかも
しれないけれど。明日は1日中寝ている羽目になるかも
しれないので、たくさんうまいもんを食べてきました。


4/15/2022

Em調の♩♫♩♫ジャンジャカ ジャンジャカという
リズムの曲を作ったが、どうにも形にならずにずっと
困っていた。が、今朝、ようやくなんとかなった。
短調のジャンジャカ曲を作るのは難しい。
どうしても「エマニエル夫人」のテーマ曲に似てくるのである。
思春期に聞いた曲の影響は一生続くのであろう。
♩メロディダムショトルカデマニエル〜(今でも歌えます)


4/14/2022

東京のスタジオ巡り。
ピアノを試し弾きして回るという
ハッピーな一日。やさしく弾いても
コリンコリンと鳴るふしぎなピアノに
出会った。
LOVE コリンちゃん。


4/12/2022

中華料理の日。T監督と映画業界のコンプライアンスや
や最近の映画の話などをする。
わたしの場合、大人になって自分を重ね合わせて見た
初めての映画は「タクシードライバー」だったのでは
ないかと改めて思う。


4/11/2022

芸能人やスポーツ選手のサインがたくさん
壁に飾られている店が、おいしいわけでも
良いわけでもないことを思い知った日なり。


4/10/2022

短調のゆったりしたポルカ曲を作っていたら
どうしても日本の70年代フォークに似てくる感じがなあ・・・。
そこにはいきたくないというか。


4/9/2022

体の調子が絶好調過ぎて、頭が働かない。
隅田川の花火大会、今年も中止って
そりゃあないね。


4/8/2022

久々にビールの飲み過ぎ。
一日、ひっそり暮らす。


4/7/2022

スタジオでピアノ(新曲にダメ出し、セルフ没)
→神田川で葉桜見物
→銭湯(温泉水のようである)
→焼鳥屋さんで男同士の深い話
→酩酊

マスクさえなければコロナ終息、平常運転の
日常ではある。


4/6/2022

第7波かもということでブログをできるだけ
更新。まあ、意地になってもとは思うのだが
根がしつこい男なり。

ずっと昨日から曲書き。詩を大幅に書き変える
ハメになっている。気持ちを説明しようとすればダサくなり、
ただ当てずっぽうに音譜に言葉をのせれば
なんだか意味不明の曲になる(そりゃそうだが)

長考、長考、長考。


4/5/2022

音楽を仕事にしているのだが
街に垂れ流されている音楽がうるさいなあ
とよく思う。商店街のアーケードにはおしゃれ
JAZZが流れ、それぞれお店もJ-POP
を入口付近のスピーカーからがんがん流している。
勘定したら、4つか5つぐらいの音楽が同時に
流れている時があって、ほんとうにこれが
うるさくてたまらない。ぎりぎり騒音ではないという
見解らしいのだが、なにか音楽を鳴らしておけば
繁盛しているように見えるかもというセンスが
どうにも貧乏くさくていけない。


4/4/2022

譜面書き。譜面の頭に書く調号(♯や♭)の
順番がいまだにわからない。たしか
中学1年の時の音楽のテストでほとんど
0点だったやつ。

錦鯉の「こんにちは〜」がなぜかツボにはまって
しょうがない。


4/3/2022

ライブを聞きにいって楽屋にご挨拶に伺うと
けっこう「人疲れ」してしまう。
人と対面でしゃべるという技術と力がこの2年で
めっきり衰えているのだ。これもある意味、コロナの後遺症なり。


4/2/2022

街に出て、夜10時前。開いている店がない。
以前よく行っていた中華料理店(味も店員の
態度も悪くなったので行くのをやめてしまった)
に渋々入る。店員の態度は相変わらずだが、
味が復活していたので、調子に乗ってバンバン
飲み食いしてしまった。日曜の朝に大きく後悔している。


4/1/2022

仕事のお話し合いの後に、土手を散歩。
申し訳ないぐらい平和な午後である。

IMG_0535.jpg


3/31/2022

制作中。最初は新しいものをこさえようと
意気揚々と始めるのだが、「やれることやるしかないねえ」
とトーンダウンしていくというか、自分と折り合いをつけていく
感じが最近ますます好きになってきた。


3/30/2022

ウィル・スミス、立派じゃねえかと思う自分。


3/29/2022

密じゃない花見などあるもんか。


3/28/2022

CGがたくみな映画ほど、しらけてしまう昭和のじじい。


3/27/2022

楽しみにしていた久々のラーメン、味薄し。


3/26/2022

アイデアなし。探すのみ。


3/25/2022

腰固まる。ほぐす。


3/23/2022

早めの時間に近くの銭湯へ。
とにかくここの銭湯は湯が熱いのだが、
地下水を廃木材で温めているので「効き」がいい。
熱い湯の中でゆっくりストレッチしたら
ようやく背中がほぐれてきて、生き返った。
珍しく湯上がりにコーヒー牛乳。
万事快調。

ワクチン接種3回目のチケット?がようやく
郵送されてきたが、今打つ気などない。
もっといいワクチンが出るまで待つべきか、
思案中。

これからいろいろと準備がはじまる。
ブログも気が向いたときに更新するという
平時のペースに戻すことにします。
銭湯とお酒と音楽とETVにしか興味がない
じじいの戯言に長い間お付き合い頂きありがとうございました。
結局、コロナよりもお上のポンコツぶりのほうが
怖かったこの数年。実力以上に偉い人、偉そうにしてる人を
決して信じないように。
では、それぞれ、みなさん、がんばってください。


3/22/2022

まんぼう終わったからというわけではないが
やや脱力。これから停電になるかもという
政府発表。夢の21世紀は夢にあふれてなかった。


3/20/2022

三寒四温の寒いほうの日。
録り溜めていたEテレの番組をまとめて
見ることにする。時節柄、震災関連の
番組が多いので、リラックスして見る
というわけにはいかないのだが。

3/19/2022

マキタスポーツさんのライブを拝見。
最近の曲の歌詞は字数が多いってネタは
なかなか普段身につまされていることなので
納得しながら笑っていた。自分が一番ウケタのは
「FACT音頭」というネタでのセ・セイのセイというかけ声。
あと「ねえ、プーチン。こっち向いて」(ムーミンの替え歌)には
先を越された、ちくしょーと思いました。


3/18/2022

17日の地震。家が揺れている間、食器棚を
おさえながら「おさまってくれ〜」と思わず
声が出た。前日に震災の時のおトイレ事情の
悲惨さを伝える記事を読んだばかりだったので、
かなりビビる。停電にはなったけれど、非常灯と
ラジオに助けられた。

さて、ピテカントロプスになる日VoL.6。
リハ−サルが終わったらへとへとである。
セッションがけっこう忙しい。
遊佐さんも大石さんも余裕のよっちゃんなのだけれど。
お弁当を食べて一休みして、楽屋で「ああ、もうだめだ」とか
「今日はヤバイなあ」とか「だいじょうぶなんてことは
世の中に一つもない」とかネガティブワードを連発していたら
なぜか元気が出てくる。遊佐さんの楽屋からハープの音が
静かに聞こえてくる。

本番は、舞台上の音響の良さにも助けられて
スムーズに進行できたかも。ちらっとVTRを見たら
声の出し方がなぜか情けない青年期の頃にやや戻っている感じ。
新曲を作ったりしてるからか、新人に戻ってしまった
のかもしれない。年齢が醸し出す深みとかには
一生無縁なのだろう。

セッションをして、いろんな時期の自分の歌を歌えば、
そりゃ疲れる。帰りの電車の網棚にギターを忘れるという
大騒動が一日の最後に待っていた。


3/16/2022

歌が頭の中で渋滞中。
じたばたするでない→その後停電。


3/15/2022

なんだか急に暖かく感じるのだが、
夜になると寒い気がする。むずかしい季節。

いろいろと確認することが多くて
なかなかゆっくりできない。
銭湯に行こうと思ったらもう8時である。

ギターを磨いていたら、ワックスの
においがいいにおいだと思った。
昔のトラックの排気ガスのにおいや
フェリー(船)の重油のにおいも好きだった。
ランドセルの皮のにおいはキライだったな、
学校を思いだしてしまうから。


3/14/2022

僕の大事なコレクション」という映画がある。
たしかウクライナが舞台。喜劇かと思ったら、
実はウクライナでのユダヤ人ジェノサイドの話だった。
ウクライナが歴史的にも民族的にも複雑な土地だと
いうことがわかるこの映画、その内容よりも
音楽がとてもいいのでおぼえていたのだけれど・・・。


3/13/2022

ピアノを弾いて曲選び。時節柄、ちょっとつっぱった
激しい方向にもっていくのは簡単なんだけど、
うーん、なんだかねえ、それもねえ・・・。


3/12/2022

腰がだるくなったので、久しぶりに
整体というものにかかった。
マッサージ師さんが
「ヤナギハラさん、治療入りむあ〜す」
と言うと
「はい〜ヤナギハラさん、治療入りむあ〜す」
と他のマッサージ師全員が復唱する。
施術中、ずっとそのコール&レスポンスが続いた。
なんだかこっぱずかしくて帰りたくなった。
コール&レスポンスは歌だけでよろしがな。


3/10/2022

データのやりとりの地味、されど
あたりまえの日。あたりまえに感謝。
明日は震災から11年目。ちょうど
あの日と同じスタジオでピアノを弾くことになった。
どうか平穏な世界でありますように。


3/9/2022

なんとなくゆっくりしている。昨日のリハで
けっこう「決め事」が多かったので、
忘れないうちに復習しなくてはいけない。
しかし、ハモるのはほんとうに楽しい。
ハモるのが大好きなのに、カラオケもキャンプ
ファイヤーもキライだから、なかなかハモる
機会がない。もし誰かとカラオケに行ったら
自分は歌わず、人が歌ってる横でずーっと
ハモってると思う。なんかイヤな奴だな、それ。


3/8/2022

今日はピテカントロプスになる日のリハーサル。
遊佐さんも大石さんもすぐれた音楽家なので、
もう話が早いのである。わたしはやはり
コミック演芸家という感じというか、実際
コミック演芸家なのだが、なかなか味わい
深いセッションを期待して頂きたい。
本番が待ち遠しい。


3/7/2022

近いうちにロシヤ料理を食べに行こうと思う。

楽器の技術の基礎というもんがわたしにはないので
新曲や人の曲を演奏しようと思ったら、ただひたすら
その曲に慣れるしかない。慣れてやっと自分らしさが
出てきて演奏が安定してくる。時々、ちょいちょいちょいと
テクニックだけでこなしている人を見るとうらやましく思う。
憧れはしないけれど。


3/6/2022

パソコンに音楽制作用のソフトなど
ダウンロードしていたら、あっという間に
夕方となる。雲がなぜか不穏な色で、
風も強い。あえて散歩に出かける。

ご近所には小さな公園が多いのだが、
それはおそらく相続税物納的な土地を
公園にしているからであろう。それにしても
どの公園にも遊んでいる子供がいない。
別にミサイルが飛んでくるわけでもないのだから
外で遊べばいいと思うのだが、もはや三角ベースや
缶蹴りなんてことをワイワイと集まってやるなんて
昔のことだし、子供の数自体も少ないのだろう。
調子っぱずれのバイオリンの練習曲がどこからか
聞こえてきた。誰もいない公園にほこりが
舞い上がる。


3/5/2022

3月5日というとたしか2000年の3月5日、
ほぼ10ヶ月ぶりくらいにライブをした日である。
録音機材と格闘してデモ音源をずっと作っていたら、
ライブするのを忘れてしまったのだった。
録音しては、代々木公園をぐるぐる散歩するの
を繰り返す毎日だったが、よく飽きなかったものだ。
まあ、おかげで自分には音作りより歌作りの方が
向いているということがわかってよかったのだが。

3/4/2022

朝から緊張のデータ入力作業をする。
あちら側の安全対策なのだろうが、
何度もパスワードを聞かれたりして、
もう悪いことをしているような、
いじめられているような気分になるのだが、
じっとがまんの子であった。まあ、
がまんできるようになっただけで
えらいと自分をほめてやった。


3/3/2022

ニュースとピアノの一日。
命賭けるに足る祖国、我にありしかと
考える。


3/2/2022

BBCニュースを横目に楽器の練習。
プーチンが今、リア王状態だったら
世界はこれからどうなるのか。
ぷっつんしている可能性は
高い気がするのだが。

練習後、スーパーの特売。
ヤマサの「昆布つゆ」が安かった。
核戦争におびえながらも
特売をチェックしている自分。


3/1/2022

譜面書き。カポを付けて、しかも変則チューニングで
弾いているギター曲の譜面おこしは厄介。
まあ、少しギターが弾けるのでなんとか
がんばっているのだが。

さらに厳しい時代がくるかもしれないね。
あえてリラックス。あえてやさしい気持ちで。
風呂を洗って、ともかくビール。


2/28/2022

五十音並びで最後になる曲は
「わたしは音楽家」でした。
ほとんど歌わない曲ですが、
その録音の光景は今でもよくおぼえています。

やや時間ができたので、電車で遠出。
埼玉県に入って最初の駅で下車して銭湯にいく。
さすが埼玉、駅前はさいたま〜という感じ。
昔住んでいたからわかるのだけれど、
雑な街づくりが埼玉の得意とするところ。
名前を聞いたこともないスーパー、
住宅街に突然現れる焼き鳥屋など、
薄口のカオスが埼玉の魅力なり。
田園都市線あたりのこじゃれた街並みよりも
わたしの肌には合う。

さて、銭湯はほとんど貸し切り状態。
都内の銭湯にはおじいさんがチラホラいるものだが
埼玉のおじいさんは銭湯には行かないのか。
そもそも、おじいさんが少ないのか。

戦争のニュースで疲れた。お酒は控えようと
思っていたが、駅前のカルディでやはり
誘惑に負ける。リースリング1本をもとめる。


2/27/2022

戦争反対。

バラバラになっていた歌詞カードの整理をする。
カードを五十音順でファイルに収めていく。
「ああ、2メートル」が最初のページである。
タイトルが数字で始まっている曲が先だということなら、
「21st Century Complex Blues」が最初となる。
で、最後になる曲はなんでしょーか?
♪わかるかなあ、わかんねえだろうなあ〜


2/26/2022

経過観察で眼科。ほとんど問題無し。
お会計はお会計マシンを使うシステム
なのだが、おばあさんがとても難儀している。
誰の役にもたっていないシステム。

眼科の隣においしいということで有名な
ラーメン屋があったので入ってみる。
自家製麺で、卵やチャーシューなどの
素材も吟味されているらしい。
おいしいとは思うのだが、なんだか
凝り過ぎというか堅苦しいというか・・・。
自分で作ったマルタイ棒ラーメンの
方がやはりおいしい気がしたとばい。

ウクライナのこと、気分が重し。
汚い表現を使うが、レイプを
見せつけられている気がするのだ。
しかも今のところ誰にも助ける術がない。
ほんとうに悲しくて胸がむかむかしてしまう。


2/25/2022

民族の恨みというか恩讐というものは
怖ろしい。突然形を変えてよみがえって
くるのだから。ああ、人類のバカヤロー。

というわけで、今日はとりとめもなく
仕事とニュースを交互に行ったり来たり。

コロナ禍での停滞期間はわたしの場合
もう終わってしまったようで、なんだか
少しさびしい。いろいろと今後について
決めなくちゃいけないことがたくさんでてきた。
なんにもない夕方、公園でマスクをはずして
ブランコに乗る時間もけっこう好きだったんだなあ。


2/24/2022

目の痛みはだんだんとおさまる。

戦争が始まってしまった。疫病の次には
戦争がやってくるとは言われていたが・・・

2/23/2022

目にゴミが入ったと思ったら
なんだか涙が止まらなくなり
ゴリゴリしてきた。休日だが
眼医者に行く。歯医者だとか眼医者って、
診察の前にいつもお決まりの検査をするけれど
あれ、いらないと思います。
居酒屋のお通しシステムと同じである。

軽く角膜に傷がついているそうである。
目に軟膏塗ってくださいと言われて
「目玉に(で)すかー」って言ったら
女医先生、バカにしたように笑った。


2/22/2022

四条でお菓子をもとめた後、東京に戻る。
新曲の改良ポイントをメモ。
改悪になりませんように。


2/21/2022

京都で途中下車。銭湯にでも寄っていこうと
思っていたら雪が降ってきた。安宿に避難する。
少し眠ろうと横になって目が醒めたらもう
夕方であった。市役所近くで鴨南蛮。
それから三条の銭湯。芦屋小雁のような中年男と
ハーフの美少年が背中を流し合っている。
こじんまりとしているがよい銭湯であった。

フレスコ(スーパー)でお惣菜と酒をもとめる。
コロナのせいでここ最近京都では外で飲むことが
できず、フレスコのお世話によくなっている。
フレスコ飲みと称してけっこう楽しんでいる。


2/20/2022

新しい曲を歌っていると、やっぱり間奏は短くすりゃよかったとか、
3番を足せばよかったとか、いろいろ後悔している。後悔しながら歌うのが実は楽しい。
自分の歌を他人のように分析するにはライブが一番である。ご来場ありがとうございました♪

今日のブログはスマホで書いている。表示がおかしいかもですが、ご容赦のほど。

 

2/19/2022

まあ、なんとかなるでしょうということで
明日は大阪です。PCRも陰性でございました。
わたしの口から出てくるものはコロナウイルスではなく、
ただの歌なので、ご安心ください。ではまた明日。


2/18/2022

街へ出る。なにを今さらだが、新宿の東口と西口が
コンコースで繋がっているので驚く。

どうしても弾けない曲があるので
リハーサル。どうしても構成が
納得いかない曲があるのでそれもリハーサル。
すべては落ち着くところに落ち着くのだが、
この落ち着くところが即ちわたしの限界点
でもあるわけで、それはもう素直に受け入れるしかない。

ワインとチーズをもとめた後、家に戻る。
けれどどうやらあまりゆっくりできそうにはない。


2/17/2022

普段滅多にないことだが、今日は
ローストビーフを食すことにする。
牛よ、許せ。


2/16/2021

なにか言い足りなかった曲の歌詞を書き換える。

自分のほんとうの気持ちだとかが
土壇場になってはじめてリアルな言葉として
発せられるのはどういうわけか。
この調子だと死ぬ間際になってやっと「ほんとはもっと××××したかった」なんて
とんでもない本音が出てくるかもしれない。
それはいやだなあ。


2/15/2021

野菜カフェで昼食。ちょっとおしゃれな
じじいである。その後、ピアノを弾きに
スタジオ。

どうも1曲、言い足りないと思える曲が出てきた。
言い足りないというのはあくまでも歌詞のことなのだけれど。
ここが思案のしどころだが、詩を付け足して
曲を延ばすのがいいのか?そうすると説明的で間延びした
退屈な曲にならないか?きっとAIにお願いしても
その答えは出ないだろう。それがうれしい。
人間万歳。バカ万歳。


2/14/2021

ピアノを弾きに行く。
帰りに白ワインを求める。
セイジョーイシイの20%引きお惣菜も
ついでにパトロール。

武士の歌ができたのでうれしい。
お昼にテレビをつけたら三船敏郎
が時代劇に出ていたので、武士の歌を
つくろうと思ったのだった。

三船というとはじめて映像で見たのは
サッポロビールのコマーシャルだろうか。
その後、黒澤明の「酔いどれ天使」を見たのか。
枠に収まりきらない野獣という感じで
それはそれはかっこよかった。

さて、まるで新人のように歌作りに
はまってしまっている。まあ、いまさらの
なかなか険しい道だけれども、休み休み、
ゆっくり登山のように楽しんでいる。
途中、雪崩で遭難することもあるけれど、
まあ、それさえも楽しい。


2/13/2021

次のライブで歌う曲を選んでいる。
新曲と珍曲を多く選んでしまいそうなので
バランスもやや重視。まあ、現在進行形の新曲
と大昔の曲を両立させてなどなど、こしゃくな
ことを考えています。

ちょいとくたびれました。
良いブリが手に入ったので
ゆっくりと今夜は飲ります。


2/12/2021

ピアノを弾きに街へ出る。
スタジオのピアノのまんなかの「ソ」が
やたらと目立って聞こえるので困る。

歌っていると、すでに出来上がった曲を
いじってみたくなったり、いろいろと
アイデアが出てきたりするのだが、
新しいアイデアが実際に「使える」アイデアでも
なかったりするところが凡人のせつないところ。

戦争がはじまるかもというニュース、
オリンピックのニュース、クラスター発生のニュース・・・
いろんなことが世界では起こっているらしいのだが、
なんだかすべてが「おい、またかよ」という気が
してしまうのがほんとうのところ。

明日に備えて早めに床につく。


2/11/2021

結局、映画3本目は今村昌平の「赤い殺意」。
日本の、昭和の、地方の「ドロドロ」が
今村監督のお決まりなので、最初はかなり
やれやれ気分で見たのだが、圧倒的な画力と
構成力で最後まで飽きさせない。
俳優、西村晃のお姿を見てると、
ちょっと他人とは思えない気持ちになる。

結局、新曲の曲調は「はなわ」経由「モンキーズ」経由で
ようやく「柳原」に落ち着く。
まあ、3日間の長考と言ったところ。
柳原にたどり着くまでが長いなあ・・・


2/10/2021

本日は休み。外も雪。
コーヒーとチュコレートケーキで映画三昧。
「アルファヴィル」・・・今見るとちょっと恥ずかしい。
「フライングハイ」・・・今見てもかなりバカバカしい。
で次は何にするか。


2/9/2021

なんとなく「はなわ」になってしまった曲は
なんとなくモンキーズっぽくなって、一旦終了。
こういうことはよくあって、なんとなく曲が
さだまさしとか、なんとなく山崎まさよしに
なるということはある。言葉とリズムが似てくると、
どうしても世間でよく流れている人のマネのように
聞こえてくるのはしょうがない。
オラ、別の道、行くだ。

絶対ライブでは歌わないがけっこういろんな人の
歌真似ができます。さだまさしのマネをしている
モト冬樹のマネとか、山崎まさよしと和田アキ子の
混合ダブルスとか・・・マニアックですね。

以上敬称略。


2/8/2021

パンクロック風の歌をつくると書いたが
いざ歌ってみると、ザ・クラッシュというよりも
はなわの佐賀県の歌に聞こえる。はなわさんで
もちろんぜんぜんいいのだが、あまりにはなわさんの
歌なのである。オレが日本語でパンクを歌うと
はなわさんになるのか・・・
少し落胆したので小沢昭一先生主演の映画を見て
気分をなんとか高めに維持する。


2/7/2021

昼は外でランチ。
バス停でおばあさんに病院への道を尋ねられる。
バスで行くとなるとなかなかわかりにくい
ところにある病院なので説明に困る。
わたし、東も西もわかんないですと
おばあは言うのでますます困る。
とりあえず病院近くのバス停まで同乗。
「わかんなくなったらそこの消防署で
聞いてね」と言っておいたが、なんだか
ぜんぜん頭に入ってない様子・・・。
そういう場面に出くわすことが
ほんとうにこの頃多くなった。

昨年のライブの映像を見返す。
「俵星玄蕃」は、まあ、気持ちはわかるけどねえ
というレベルだった。なんだか社長(そんなに偉くないが)
のかくし芸のようだった。しかし、また年末に
リベンジすることを決意したのだった。


2/6/2021

歌作り続き。曲調はパンクロックにすることにする。
うーん、ピアノだとどう弾きゃいいんだろう。
できないもんを作ってしまう悪い癖あり。

もーしも今、大きな地震なんて来たら、
何の助けもこないかもなあと思うことが
多くなった。避難所は人で溢れ、
食糧の配給だってきっとままならない。
このコロナ騒ぎでそう思うようになった。

楽器だとか大事な資料だとかのことを
考えると、ほんとうはもっともっと
人が少ないところに転居した方がよいのかもしれない。

時々、全然知らない街の不動産情報に
見入ってしまう。今日は、大阪府枚方市の
物件を見ていた(・・・菊人形が好きだったので)
しかし、枚方にもたくさん人が住んでいるしなあ。
やはり愛知県蒲郡か、いやちょっと津波が怖い。
長野の松本か、冬はめちゃ寒いだろう。
甲府はいいよって聞くのだが・・・。


2/5/2021

歌作りの続き。格好をつけてもしょうがないと
いうことで開き直ったら一応の突破口は見つかった。
自分の柄じゃない歌を作るなんてやはり無理だ。
そんなこともいまだにわかんない。
テクニカルな音楽家じゃないからいまだに
いつも暗中模索だ。

いつだったか雪に埋もれた新潟は十日町の
喫茶店で一日中、本を読んで過ごしたことがある。
もう悲惨なくらい孤独な時期だったのだが、
雪に埋もれている孤独な自分にやがて
笑えてくるのだった。気晴らしを探したり、
酒に溺れたりするより、孤独な時は孤独に
浸りきってしまう方が結局孤独病の治りが早いと
いうことを知った。雪国育ちの人になぜか
明るい人が多いように感じるのは、
深い雪のおかげなのかもしれない。


2/4/2021

ああ、こんな人が生きていてくれるなんてうれしいなあ、
という歌を書いているのだが、どうも自分らしい
(というのも思い込みなのだが)というか、
腑に落ちる言葉が出てこない。

羽生さんの将棋の生中継をみている。
平成をいっしょう懸命戦ってきた方に
勝手にシンパシーを感じている。
子供の頃からパソコンで勉強してきた
若手に今日も苦戦しているようだ。
これからはみんな大苦戦だ、
ずっと大苦戦なのだ、がんばれ。

気分転換にこれから銭湯。たぶん帰りにスーパーで
純米高清水をもとめることになる。
苦戦なのだからしょうがない。


2/3/2021

筆が進まぬというか、キーボードが重いというか。
なのでカレーを作る。

前回のカレー作りではラビ・シャンカールを聞きながら
インド人になりきって頑張ってみたが、少々物足りなかった。
今回は1960年代のローリングストーンズのシングル曲を
時代順に聞きながらがんばってみる。
ちょうどスパイスを投入するところで、
サイケデリック期の「WE LOVE YOU」がかかったのでゾゾゾ。
やはりストーンズの「ダシ」と「アク」はブライアン・ジョーンズだ。
おかげでおいしいチキンカレーのできあがり。


2/2/2021

久々に演奏旅行の計画を立てていると、
長崎中華街の皿うどんや教会のこと、
ススキノの定食と銭湯のこと、
博多のうどんと立ち飲みのこと、
松山の甘い煮魚定食とお城のこと、
塩竃神社の長い階段と松島のことなどなどが
一気にフラッシュバックしてきて、
どうも脳内が取り留めのない状態になってしまう。
落ち着けといっても落ち着かない。
落ち着けるわけがない。旅情に溺れる。

ゆっくりと深呼吸。


2/1/2021

よく寝た。ファミレスに行きたくなった。
キーマカレー。変なロボットがカレーを
運んできた。人の仕事を奪うなよお、と思う。

デスメタルを聞きながら仕事。けっこう
デスメタルを聞いていると笑ってしまう。
笑ってはいけない音楽だとはわかってる。
シリアスでテクニックが必要な音楽だともわかってる。
それでも笑ってしまう。感動しているのか。

いよいよ春以降の計画をつらつらと考え始める。
新曲もあるし、録音なども。
うずうずしているが、どこから手をつければいいのか。


1/31/2021

しみじみしたり、感心したりの打ち合わせの日だった。
ひとつ確信、春はもうそこだ。

気圧の変化が激しいと体がいうことをきかなくなる。
なぜか高音が聞き取りにくくなって、体温が下がって、
おなか(胃腸)が動かなくなってしまう。
お湯を飲んでじっと亀のようにじっとしているしか
ないのだが、亀状態もキライではないなあ。


1/30/2021

明日、ピテトロのお話合い。遊佐さんと大石くんの歌を予習。
遊佐さんのお姿はその昔「夜のヒットスタジオ深夜版(だったか)」
ではじめて拝見したのだった。たしかスタジオの隅では
次の出番のwinkさんが振り付けの練習をしていた、そんな時代。
光陰矢のごとしである。

大石くんはちょっとギターがすごいことになっている。
もう完璧に新世代の方。わたしとはもんじゃ焼き(わたし)と
ピザぐらいに音楽性が違うので、もうそのくらい違うと
セッションはギャグのように面白くなるだろう。

というわけで、なんかドキドキしてきた。
こういう時、おじいさんは力んで転んだりするので
気をつけよう。


1/29/2021

ピアノを弾きながら、ひさしぶりに
とんかつを食べたいなあと思った。
なぜか腕立て伏せなんかもしたりして、
夕方とんかつ屋に行くと、酒類提供は自粛。
悲しみのあまりロースカツを食べ過ぎて腹が痛い。
寝る。


1/28/2021

今日は散歩と銭湯。都内S区を縦断する
途中で銭湯へ。銭湯の前でじいさんが
「ああ、カゴヌケやられたあ」と叫んでる。
どうやら自転車のかごにおいてあった
みかんを風呂に入っている間にもっていかれた
らしいのだが、それカゴヌケって言葉の
使い方が間違ってるかもよとは思いながらも、
そりゃあ大変でしたねえと同情する体のわたし。

バスの中でおばあさん二人が
「ひろしが面白いわよ、もうほんとにひろしの旅番組が・・・」
なんて話している。関口宏ではなくてヒロシの方らしい。
やっぱり面白いんだ、ヒロシは。


1/27/2021

もやもやして歌っていたので、半音上げることにする。
キーはC#m。マイナー調の曲をつくると最近は
どうしてもそんなややこしいキーになってしまう。
メロディーの中に調を逸脱した音が出てくる。
なんとなくごり押しでいくことにするが
耳が悶えてしょうがない。それがいいのか悪いのか
自分ではジャッジできない。

街に出てピアノを弾く。図書館で本を返す。
確実に歩いている人の数が少ない。

昨日から小津安二郎のカラー映画を見ている。
シーンの中に必ず赤いやかんだとか、
赤い帯だとか赤いものがでてくるのが面白い。
佐分利信の昭和の親父ぶりにちょいと複雑な気持ちになる。
とても懐かしいような、大迷惑なような。

1/26/2021

一段落したので3駅先の銭湯へ行こうと出かけたが
帰りの湯冷めが心配になって挫折。
駅前の喫茶店で読書。

買い物をしてると、店内BGMのJポップが
うるさく聞こえてしょうがない。
相当、耳と頭が疲れているのだなあ。
というわけで串カツにビール。


1/25/2021

コロナになったかもって病院に行っても
検査しませんって、なんだそりゃあ。
もう白旗あげたってことですねえ。
厚労省は潔く負けを認めろ〜。

街に出てピアノを弾きながら本気で歌う。
家で歌っていたキーより1音ほど下げる。
そうなるといろいろまた手直しが必要に
なってくる。で、今、手直し中。
瓢箪から駒で、ちょっと変わった展開をする曲になった。
いわゆる大サビからの着地点が変な場所。
「妙手が出た!」という感じがうれしい。

これから白ワインでアジフライ。


1/24/2021

籠もっている。いわゆるラブソングを書いているのだが
いつのまにか眉間にニキビができた。
ホルモンを刺激したか。

30年以上前、役者さんの家で正月3が日、飲みっぱなし
ということをやった。たしかもうベロベロになって、
「絶対イヤなバンド名を考える大会」というのを
した記憶がある。その時、優勝したのは
「ザ・巨乳の歴史」と言うバンド名だった。
よく考えると(考えなくてもいいが)「巨乳」という
言葉に触れたのはその時が初めてだったし、いや
もしかしたら「巨乳」という言葉が世界に生み出されたのは
その時なのではないかと思っているのだが。


1/23/2021

籠もって曲を書いていると体に悪いとは思う。
散歩もいいが、ちょっと今は寒すぎる。

体に良いと世間で言われてることが、
もはや自分の体に良いとは限らない。
走ったり、鍛えたり、ヨガをしたり、
菜食主義になったりすると、まあ、それなりに
健康にはなるのだろうし、気持ちも前向きに
なるのだろうが、なにもせずにひっそりとゆっくり
崩れてしまいたいというのがホントウのところである。

曲ができるとイントロやら間奏やらを考える。
もう思いつきやひらめきは必要ではなく、
考えるという作業ではあるのだが、それがどうにも面倒くさい。
ゴージャスなイントロを作ってくれるイントロ屋さんって
いないのだろうか。すぐに取引したい。
ところで「ゴージャスなイントロ屋さん」ってなんか
最近のバンド名ぽくっていい。
「ゴージャスなイントロ屋さん」というバンドが
イントロのない曲をやったらかっこいいかも・・・。

1/22/2021

詞に曲をつけ始める。なぜかするりと曲がついたので
ちょっと頭を冷やそうと外へ出かける。
リサイクルセンターで皿を処分して、隣駅の喫茶店でごはん。
インスタントらしきカレーが900円也。氷川きよしさん
休業とスポーツ紙の一面。ずんどこ。

帰宅してまたピアノを弾きながら、メロディを検証。
聞いたことのあるメロディが1箇所でてくるのだけれど、
どうしてもオマージュとして残しておきたい。
あえて変えないことにする。

ソースカツでこれからビール。


1/21/2021

作詞中。
だが、なんだかエロ浮世絵みたいな
歌詞になってしまった。自己検閲かなあ。

コロナ、東京、1万人。実数はもっともっと多いのだろう。
お茶でうがいをして、いつも通りに暮らすことにしている。
♪歌を止めるな〜


1/20/2021

家で地味にしていた方が今は良いのだろうが
ライブを聴きに行ったり、横浜でチャーハンを
食べたりと外出が続いた。

若い子供達のライブ。曲の間でのおしゃべりが
もはやほとんど「ポジティブ教」のプロパガンダだ。
自分を信じて・・・きっと夢にたどり着く・・・
しっかり前を向いて生きていってください・・・などなど。
ひねくれたおじいさんの心はむかむかと冷えてゆくのだった。


1/14/2021

いただいたお酒などをたいらげつつ、
少し遅めのお正月を楽しんでいる。

突然、ナポリタンが食べたくなったので
街の食堂に出かける。柔らかい太麺の
甘いケチャップ味を期待していたが、
本格的なトマトソース、アルデンテ仕様で
ややがっかりする。

散歩用のジョギングシューズをもとめる。
わたしの足の幅と長さのバランスは少し変なので
なかなかフィットするものがない。
何足か試し履きをして、最近流行っているらしい
厚底のナイキのジョギングシューズを購入した。

たしか1998年頃のこと、福岡の大濠公園のそばの
ホテルに5日間ほど宿泊することがあった。
どうせなら公園の池の周りを走ってやろうと
ナイキのシューズを購入したのだが、その時以来の
久しぶりのナイキである。あの頃はバカみたい
走っていた。ただただひまだったからである。


1/9/2022

明けましておめでとうございます。
俵星玄蕃疲れがひどいのですが、
良い新年となりました。

昨日のライブで「お釈迦様は神様です」
って言ったのだが全然ウケなかった。
やっぱりなあ。

今のコロナは最後の悪あがきなのではないかと
勝手に思っています。毒を薄めて感染力を
上げるなんて、そんなにしてまで生き残りたいのかと。
パンクバンドがヤワなシングル曲を出して、
テレビに出まくるのと似ています・・・ぜんぜん違うか。
ワクチンの3回目接種が本格的になる頃には
コロナはすでに終わってるのではないでしょうかねえ→終わらなかった・・・・


さあて、今年はやりたいことがいっぱいあるんだなあ。

12/31/2021

短かったけれど良い旅でした。
ありがとうございました。

帰りの新幹線で「アンナ・カレーニナ」を読了。
訳がちょいとわかりにくくてうんざりしたが、
「魔性の女」と「大地の男」の対比は面白かったですね。
これでやっと正月は他の本が読める。ああ、気分爽快。

やなちゃん大賞2021は「やなちゃん」ということで。

これから年忘れ銭湯に行って参ります。
どうぞ良いお年を。来年もモアベターよ。


12/23/2021

旅では9分もの大曲をはじめて歌うことにする。
名古屋では小道具もお願いすることにした。
新曲も少しややこしくて、もうてんてこ舞い、
久々の師走感である。こんなにてんてこ舞いなのに
「ふしぎなメルモ」のオープニング曲を聴いて、
そのコード進行のかっこよさに唸っている。
バカじゃなかろうか。しかし、てんてこってなんだ?


12/20/2021

M1。「錦鯉」が好きなので優勝、うれしい。
決勝の「オズワルド」のネタが面白かったので
負けたかもと思ったが、なんと優勝。よかった。

来週にかけてライブ。なにを歌うかでけっこう迷って
混乱している。新曲、新カバー曲もあるので、
さらに混乱に拍車がかかる。今、歌いたい歌だけを選ぶ。
ま、いつもそうなのだが。


12/17/2021

昨日はオルケスタリブレとの久々のライブだった。
皆さん、見かけ上はそれほどお変わりなく元気に見える。
楽屋では藤井聡太の嫁は芦田愛菜がいいのでは、
という話で盛り上がる。ジャズミュージシャン
と将棋というのは相性が良さそうだ。
構築と破壊(新手)の繰り返しという点においては、
似たような商売なのかもしれない。

昼からピットインにいたので、昼の部の若手のステージも
のぞいてみる。演奏しているミュージシャンたちは
初々しくて、伸びしろだらけ。ソツもないけど個性もない。
そこでふと気づいた。私と音を一緒に出してくれている
ミュージシャンたちは皆、自分だけの間合いや音を獲得した
人たちだということを。ありがたい人たちだよなと
喜びを噛みしめて歌っていたら、アンコールで自爆した。
まあ、それが私の個性だということか。

12/12/2021

いろいろと準備をしている。いろいろな準備を
同時進行でしているのだが、やはり歌をおぼえるのが
一番大変なのだ。おぼえられるまでは頭の中で
ずっとメロディが鳴っているような状態。そんな時に
ご飯を食べに行って、隣の席にうるさいお客さん
なんかがいたりすると、けっこううんざりしてしまう。
昨日も隣のテーブルに4人組の元お嬢さんたち。
幼稚園の修学旅行かと思われるような嬌声をあげて
大はしゃぎ。その隣でしんみりパンナコッタを
食すわたし。やなこった、パンナコッタ。


12/8/2021

家の居間にジェフ・ベック(高名なギタリスト)がいる。
ギターケースをがさごそやっているので、どうやら
これから仕事(レコーディング)に行くところらしい。
「ジェフ、今日は誰の録音セッションなの?」とわたしが聞くと、
ジェフは「きみの曲を録音するんだよ。プロデューサーから
ちゃんと契約書ももらってあるよ」(なぜか流ちょうな日本語)なんて言う。
そんな話をわたしは知らないし、自分の曲にジェフ・ベックの
ギターは絶対合わねえだろうと実は思っているのだが、
これはもう流れにまかせるしかない案件なのだとあきらめる・・・
という夢で目が覚めた。

少々風邪気味だったがどうやらいつもの状態に
戻りつつある。葛根湯の見せる夢は妙にリアルで
バカバカしい。


12/4/2021

映画「MINAMATA」を観る。
胸をうつシーンはあるにはあるが、どうにも
事実(史実)とは違うシーンが目立つ。
落ち目の報道写真家が水俣の現実に
立ち向かって孤軍奮闘、再起するという
いわゆるヒーロー感動作にしたかったのだろうが、
そんな簡単でありきたりなお話にしちゃ
まずいでしょという後味の悪さが残る。

居間のテーブルを求める。おそらく
生涯最後のテーブルとなるので緊張する。
結局、型紙だけを作ってもらってじっくりと
サイズなどを検討することとした。

12/3/2021

山に出かける。朝、下りの電車に乗るわけだが
昔と違って、あんがい混んでいる。

不摂生がたたったのか、最初の登りが辛かった。
頂上で富士山と甲斐駒ヶ岳を愛でながら鮭おにぎりに
パクつくとようやく元気が出てくる。下りは村田英雄
先生の「王将」を歌いながらとばす。途中ですれ違う
人の何人かが、はずしていたマスクをササッとつけ直す。
山道では何も気にせずマスクなどはずして歌っている自分。
足を伸ばして隣の山も登ってから下山してもよかったのだが、
冬は日没が早い。少し早いが麓のバス停へと下ることにする。

帰り。国立駅で降りて銭湯とビール。国立は少しの間
住んでいた街。一橋のラグビー場近辺をぐるぐるとよく徘徊した。
夕日が美しい街だったという印象があるのだが・・・。
銭湯はきれいにリニューアルされていて、おしゃれ銭湯になっている。
シルク湯とやらに30分浸かる。ビールを飲んで、湯冷めしないうちに
とっとと家に戻る。


12/1/2021

今年最後のカレンダーめくり。障害のある子供たちが
描いた絵で構成されたカレンダーを壁に掛けて
いるのだが、今月の絵はオーロラでなかなかよい。

IMG_0414 (1).jpg


今日も相変わらず、とある日本の古い歌の分析。
妙なところに変拍子がでてくるので、
英国のプログレロックっぽく聞こえてしまうのだが、
日本の古い歌がプログレロックに聞こえてしまう
ということ自体がなんだかおかしな話ではある。


11/29/2021

体にいいと言われてるコトは、あまり自分の体によくないと
再確認したので、普段の生活に戻す。
しかしどうやら「秋花粉」というのが
今、出ているらしく、自分の耳鼻は絶不調になっている。

友人が自分の娘に「ディズニーシーに今日いくよ」
と宣言した瞬間の動画を送ってくれた。
子供は驚喜するのではなく、その事実の大きさに
圧倒されてボーッとしているところがリアルでおかしかった。
是枝映画の家庭版という感じであった。


11/26/2021

少し体に良いことをしようと思って
朝の散歩をする。小学校の正門では
先生や上級生たちが登校する生徒たちに
「おはよう」と声をかけている。
気持ちが前向きになってくる。

そのまま公園まで足をのばして、
体操の真似事をする。
散歩を終えて爽快な気分のまま
シャワーを浴びて、朝食。

さあ、これから仕事だと思ったが、
なんだか体も心も軽くなりすぎて、
何もやる気になれないし、何も思いつかない。
朝からすでにまっしろけになっていた。


11/22/2021

お久しぶりの二日酔い。

朝、日比谷で映画「ミュジコフィリア」を観る。
監督は人の心の機微を優しくさりげなく表現する
のが上手い谷口正晃さん(やや飲み友だち)
音楽にまつわる映画なのだけれど、舞台となっている
京都と現代音楽の相性が良くて楽しめた。
確かに調性のない乱調な音が京都には似合う気がする。

東銀座の外れの定食屋でチキンカツを食す。
実はこの周辺は安くてうまいもの屋が
多く集まっているので、テンションが上がる。

Apple Storeに寄って、ちょっと
コンピューターを見学する。お揃いの
赤いシャツを着た若い店員がわんさかいて、
なんだかどうもそういう同調圧力的
雰囲気が苦手でとっとと退散。

11/18/2021

東京をずっと北上する路線バスに乗って、
アコーディオンの修理へ出かける。

たくさんのジャバラが飾ってある部屋で、
2匹のノーブルな猫と修理をじっと見守る。
部品はハンドメイド、ゆっくりと仕上げてくれた。
これでひと安心である。いつ次の出番がくるかは
わからないが。

明日は満月で月食とのこと。赤い月を
銭湯の前にゆっくりと楽しむ予定である。


11/16/2021

「All things must pass」だとか
「川の流れは変えられない」だとか
「世の中にたしかなものなどない」とか
普段けっこう言ってる割に、わたしは
こだわりの多い、頭が堅い人間なのである。
それはもう認めるしかない。
電柱のてっぺんでカラスが馬鹿にしたように
かーかー鳴いている。ちくしょう。
仕事だ、仕事。


11/14/2021

どうにもこうにも真っ暗な映画の2本立てが
高田馬場でやっていたので喜んで観に行く。
2本とも「神の存在を疑う私」がテーマで
もう主人公は苦悩でいっぱいなのである。
なんだか大変だなあと高みの見物の
わたし。映画が終わったらさっそく映画館の前の
中華屋でビールと焼きそば。神はいないかも
しれないがビールはここにたしかにあらせられる。
ま、それでいいじゃんと。

銭湯の下駄箱には番号がふってある。
わたしがよく使うのは31番、それが
ふさがっていたら15番、次が28番、
次が22番である。それはわたしが好きだった
野球選手・・・掛布、城之内(この人だけ巨人)、
江夏、田淵の背番号である。
だからどうしたという話だ。

趣味のカバー曲探しでドツボにはまっている。
もう歌わずにはいられない曲を見つけてしまって
頑張っているのだが、三文オペラ以来の
超難曲で大変だ。まあ、でも、生きがいと喜びを
感じているのは確かである。


11/9/2021

パソコンのデータ入れ替えに半日かかる。
調子の悪かったパソコンのデータを
そのまま新しいパソコンに移動したら
なんだか調子の悪いところまで伝染して
しまったようでがっくり。
夜、おでんを当てにゆっくりと酒を飲むという
もくろみはご破算となる。


11/8/2021

早起きして出かける。駅。
郊外からやってくる座席指定特急のシートでは
サラリーマンたちがねむりこけている。
月曜日からもうお疲れだ。

久々の満員電車。女性の隣に立っている時は
痴漢と間違われないように注意しなければ
といつも緊張する。もし間違って捕まっても
ぜったいクロだと思われる気がするのだ。
やってもいないのに、やってしまいました
と言ってしまうような気さえするのだが。

用事を済ませて、すぐ東京にトンボ返り。
休む間もなくライブ情報の確認を急かされる。
これからが本当の試練の始まりだという
ライブ業界の重鎮たちの話を思い出し、
心がまたピキッとなる。今までどうにかなってきた。
これからもまたどうにかなるだろう(と思うことにする)

11/7/2021

掛け時計を求める。昔のSEIKOの時計である。
欲しいものはたいてい古いものである。

ライブの差し入れにパンやドーナッツを
たくさんいただいた。それからずっとパンを
食べている。もう体中、パンになった気分。
ワインと相性がよいのもヤバイ。

明日は朝から野暮用で遠出。帰りに銭湯めぐり
でもして、少々お疲れの自分をいたわって
やろうかと思っている。


11/4/2021

午前2時半、シャルドネ5杯で限界・・・
ジャバラ疲れ。胸の力をつけるために、
プールに通ってバタフライでもおぼえるか・・・
いい一日だった。


11/3/2021

明日のライブは楽しみである。いつもの弾き語り
とは全く違うので、もうなんだかいろいろ大変だ。
おさえが効かない恥まみれのおっさんになるかも
です。しょうがないね。あらかじめ書いておきます。

11/1/2021

台本や衣装を入れておいた
かばんがどこを探してもない。
もうステージでは公開リハーサルが
はじまっている。衣装がないので
上半身裸でステージに出る。セリフもまったく
おぼえていないので、即興で歌を歌うと
観客に大ウケ。調子にのってさらに歌うと
ステージから客席に転落した・・・
という夢で目が覚める。

愛と正義を訴えてもなかなか人に届かないのが
今なのだろう。世間人が今求めるものは、
金と安心というところか。選挙結果を見てそう思う。

10/30/2021

明日は選挙、スタジオ、銭湯の3Sの日。
選挙では少しでも未来に希望を持たせてくれる人に投票します。
若い人ほど選挙に行ったほうがいいと思うね。


10/27/2021

仕事をしながらパンクロックを聴いている。
1977年がパンクロック元年とのことだけれど、
当時はかっこつけて、ちょっとテクニカルな
ロックばかり聞いていたので、ピストルズや
ザ・クラッシュを聞いていた記憶はない。

だいたい仕事をしながら流す音楽は、古いアメリカの
カントリーだとかフォークソングだとかなのだが、
パンクロックもけっこういい。サクサクと仕事が捗る。
ザ・クラッシュの2ndとダムドの1stが特に気に入った。
テレキャスターがまた欲しくなる。

10/26/2021

阪神、惜しかった。まだまだ小粒なチームなのに
よくがんばったと思う。しかし、クライマックス
シリーズ、もう少し盛り上がるやり方はないもんか。

10/25/2021

公園でカワウをずっと見ていた。なんだか
人気のなさそうな鳥だが、野鳥も名前を
おぼえると妙に親しみが湧いてくる。

また豪勢なモンブランを食べてしまって
お腹が辛い。

バンドでのリハを終えて、1曲アレンジを
書き変えた。この腰の据わらないところが
「やなちゃん」の本領である。昨日の
確信は、今日の後悔。それもまた楽し。

10/24/2021

渋谷や吉祥寺を歩いていると、おっさんの姿を
あまり見かけない。おっさんはどこにいるんだろう
といつも思ってたが、池袋にたくさんいた。
そばやに入ったら、たくさんのおっさんが
各々ご機嫌に一人酒をしていてうらやましかった。
わたしは歌う用事があったのでグッとこらえた。
いろいろとこらえている。

10/22/2021

知人が入院。付き添いの方からの連絡を待つが
「○○炎、最低2週間以上入院」とか「○○炎、急性○○炎も」
とあまりに短いメールで容体がよくわからない。
縁起でもないが、喪服はクリーニングしてたっけなんて
ことまで考えてしまう。心配でもやもやするので
ずっとピアノを弾いていたら、何もかも忘れて
ものすごくピアノの音に集中できた。なんだかなあ。
知り合いさんは現状、命にまったく別状なしとのことで、
ひと安心したが、まあ冷たい雨の降るくたびれきった
一日となってしまった。

10/21/2021

近所のキャベツ畑の中を走り回る。気持ちがいい。
ずっとやろうと思っていたが、やっと今日実行。

連絡事項をかたづけたら、もう後はピアノを
弾いたりするしかないのだけれど、しかもそれが
とても貴重な時間だとわかっているのだけれど、
風呂を掃除したり、コーヒーを真剣に淹れたり
していたら、あっという間に日が暮れてしまった。

10/20/2021

アコーディオンの調整をしてくれる工房を探す。
数件探した後に、やっと引き受けてくれるところが見つかった。
部品がないから無理だとか、お引き受けできないなどと
言われてめげていたので、見つかった時はうれしかった。

最近、野菜は安くなったが、石油やら小麦やらの値段が
どんどん上がっているようだ。給料は上がらない中で
いよいよ物価高という状況がやってくるかもしれない。
おまけにコロナの第六波も必ずやってくるというのだから、
やれやれだ。もう周りに左右されず、気持ちを明るく
持ち続けるしかなさそうだ。

10/19/2021

リハーサル。何十年かぶりにアコーディオンを
弾きながら思いっきり歌う。こんな草臥れること
をよくやっていたもんだなあ。

図書館に本を返して食事。リハーサル後の
おいしいお酒を久々に堪能した。やっぱり
こうでなくっちゃいけないね。家飲みなんて
もうたくさんである。

東京は寒くなった。首、手首、足首を暖めて過ごす。
湯たんぽも今年初登場。

10/17/2021

アコーディオンを背負って街に出る。
格好はまるでUber Eatsのおっさんである。

街はおそろしく混雑していた。夏は若い人たちだけ
だった街が、老若男女入り乱れている。
こんな街の様子は1年半前のお花見以来である。

ブルーベリーのタルトを買って帰る。

10/15/2021

アコーディオンのベルトがわやわやで
弾きにくい。修理屋を探す。

なにせ幼児用アコーディオンというだけで、
メーカーや型番もわからず困っていたら、
ファンの方のブログにわたしのアコーディオンの
ことが詳しく書かれていた。
力の弱い
子供が弾くのでリードが2つあって
音がでかい仕様になっているとのこと。
知らんかったなあ。

今、持っている赤い幼児用アコーディオンは
わたしにとっては2台目だということも書いてあった。
1台目がどうなったのか、まったく記憶にない。
自分がおぼえていない楽器のことを別の方が
おぼえているというのはなんだか妙な気分である。

10/13/2021

横浜に髪を切りに行く。さっぱりした後に関内の
矢沢Aちゃん大好きマスターの焼き鳥屋で
友人たちとぶっ飛ばす。I LOVE YOU,OK

亡くなったミュージシャンのご家族から、あたたかい
「お返し」を頂く。たくさん愛してたくさん愛されて
生きぬいた方だったのだなあ、と改めて思う。
I LOVE YOU,OK

コロナを大きな陰謀と思っている方もけっこう
いるようだが、その根拠とはいったいなんなのか。
コロナは陰謀じゃないという根拠を示しても、
その根拠自体が嘘かもよと言われりゃ、もうどうしようもない。
まあ、よくわかんないよねえと言いながら、
ちょっと苦い酒を飲むしかないわけなのだが。

10/7/2021

街にピアノを弾きに行く。ときどきお世話になっていた
パスタ屋がどうやら閉店したようだ。
コロナ禍で生き残れなかったのか。とても残念である。
リハーサルの後のワインが楽しみだったのに。

地震である。本棚の上にいたコウテイペンギンのぬいぐるみ
が飛んで落ちてきた。みなさま、どうぞご無事で。

10/5/2021

譜面起こしの続き。頑張りすぎてちょっと
知恵熱が出たみたいなかんじになった。
しかし譜面を書くことで、曲の構造が客観的に
わかるというのは利点だ。なんだか退屈な曲の
ような気がして、構成を変えてしまった曲もある。
正解がない世界に生きているわけだけれど、
なんとなく「良い形」の曲ができればいいとは
思っている。けれど「良い形」と「凡庸」は
紙一重というところがまたコワイところ。

10/4/2021

鉛筆を削って、机の上を片付けて、
定規と消しゴムを引き出しから出して、
今日は譜面書きである。最近の新しい曲を
譜面に起こすのである。いやである。
あまりにいやなので昼寝してしまった。

これは何度か書いたと思うけれど
歌詞がついたメロディーを譜面にするのがものすごく
苦手なのである。歌詞がついていないメロディーを
音符にするのはそれほど苦ではないのだが、
音に言葉がのってしまうと、音名がすぐに
認識できない。

たとえば「チューリップ」という童謡。
♪咲いた〜 咲いた〜は、音名で言えばドレミ〜 ドレミ〜 
なのだけれど、譜面に書こうとすると、咲いた〜という
言葉が邪魔をして、ドレミ〜と認識するのがとても
難儀なのである。おそらくなにかの認知機能が
壊れているのか、劣っているのか、いやいやただの
どんくさい奴なのか。仕事終わりのハイボールを
ご褒美に、せつない格闘を続けている。

10/2/2021

仕事を終えて、夕方の町内パトロール。
焼き肉屋も居酒屋もお客はノーマスクで大繁盛である。
まあ、今のうちに楽しんでおくがよいかも。
冬のコロナは症状軽めなれど、感染力が
さらにマシマシなんてことがあるかもしれない。

家具や電気製品を買い換える時、もしかしたらこれが
人生最後の買い換えかも知れないと最近思うようになった。
最後の買い換えだから悔いのないようにと
頑丈で良いものを買おうとすると
お値段もそれなりになってしまうが、
人生最後なのだからしょうがない。

9/30/2021

ワクチンの副反応で寝ていた時、
鴨南蛮と酒とアート・テイタム
のピアノの音が頭の中をぐるぐる
回っていた。ようやく明日から外で
飲めるらしい。リアル鴨南とリアル酒を
楽しむことがやっとできる。

11月は東京でライブ。疫病退散記念ライブ
となればうれしいのだが・・・。

9/26/2021

録音の日。「海藻姉妹」という不思議なユニットと
いろいろ音を重ねる。海藻さんのメンバーは
わかめちゃんとめかぶちゃん。昭和のキャバレー浦島的な
名前で良い。音楽的なバックボーンがしっかりある方たちなので、
コツを飲み込むとあっという間に良いテイクが録れてしまう。
たいしたものだ。

録音が終わってちょっと楽しかったからなのか、
家で飲み過ぎた。楽しいことがあると飲み過ぎるなんて
まるで子供だ。

9/25/2021

ワクチン2度目接種。「そんなもの打ってはいけない」という
ご意見なども頂戴しましたが、リスク要素を
自分なりに天秤にかけて、接種することにしました。

接種の副反応で38℃の熱を出しながら、世界のラジオ放送が
聞けるアプリをいじってました。中国とミャンマーの
国境にちょっと変態的な選曲をするラジオ局を見つけて
喜んでました。

明日はちょっと録音。若い人たちとご一緒なので
まあ、ご隠居的な立場で楽しませて頂きます。

9/20/2021

昨日は大阪でのライブ。
新曲を2回歌う。1回歌ったら、なんだかなあと
思ったので、歌い直す。2回目ではテンポを
ずっと早くして、間奏まで入れた。それでようやく
歌ができたと思った。お客さんの前で歌を
完成させる秘技「歌の活き作り」である。
くせになりそうで怖い・・・。

9/17/2021

昨日はビデオ撮影だった。神社で撮影しながら歌っていたら、
デイケアセンターから散歩にきているおばあちゃんたちや、
昼間っから酔っ払っている下町のおっさんたちにウケていた。
別に全力で歌わなくてもいいのに、30テイクぐらい
がんがん歌った。空が高くて気分が高揚してしまったせいだろう。

大阪でのライブがまもなくである。
PCRは陰性であったので一安心。
今回はなぜだかひとりぼっちーな感じの曲をたくさん歌うような
気がする。と言ってもそこはライブ、どうなるかは出たとこ勝負。
この御時世にとても貴重な一期一会の機会をいただき、
ほんとうにありがたい。

9/13/2021

一曲だけ録音の日。録音技師さんのパートナーが
ご出産ということで、技師さんはリモート参加。
企画主催のHさんが録音係。会議の結果、
歌とギターの一人録音から始めるという
古典的宅録方式の採用と相成った。

何回も歌うぞと気張っていたが、あっさりと2回歌っただけ。
そこに打楽器を重ねて、とりあえず今日の部は終了。
お汁じゅるじゅるの高級いなり寿司とローストビーフ入り
サンドイッチまでいただいて、非常にリラックスした
雰囲気で録音が進んだ。自分主催の録音セッションは
いつも緊張した火事場のようなので、ここは天国では
ないかと錯覚した。


9/11/2021

ずっとしっくりいかなかった曲がやっと出来上がりそうだ。
曲を展開していけばいくほど、歌詞と曲があっていない
気がしていた曲だった。曲を一部書き換えて、
ようやく腑に落ちた気がしているのだが
なぜ腑に落ちたのかはうまく説明できない。
おそらくシンプルにしたことがよかったのだろうが、
どの曲もシンプルにすれば良くなるかというと
そういうわけでもない。いまだ歌作りには
何の法則も見つけられない当たって砕けろ人生である。

9/8/2021

久しぶりにピアノを弾きに街へと出かける。
やはりお年寄りは少ないようだ。
セイジョーイシイの30パーセント引き
お惣菜をチェックするのが最近の楽しみである。

ちょっと仕事でギターを弾くことになった。
コロナ以降、ギターはほとんど弾いていないので
かなりあせっている。ギターっていろいろと
こまごまとしたとした準備が必要なのだ。
まず指をギターに馴らさなくては・・・。

9/7/2021

没にした曲の詩だけを再利用して新たに曲をつける。
歌詞だけを見ると不穏なテーマなので、かわいい曲をつけてみる。
わたしが尊敬している歌の先人たち(主にアメリカ人とイギリス人)も
そんな屈折した曲を書く方が多い。残念ながら、
日本ではそんな不穏で屈折した歌は流行らない。
そこはもうあきらめているが、「うっせえわ」でも
聞いて元気を出そう。

友人に、入院できずそのまま自宅放置、パルスオキシメーターも
もらえず39度の高熱で1週間伏せってました、なんてのが出てきた。
おわびに健康保険料ぐらいは返せって話ですね。

9/4/2021

隣町の銭湯から自転車をとばして帰ってきたら
湯冷めをしたようで、ここのところずっと風邪気味であった。
平熱なのでコロナじゃないと自分に言い聞かせていたら、
やっと今日調子が戻る。

調子が戻ってきたので、ピアノを弾いていたら
新曲が難しすぎて歌えないことに気づく。
たとえ練習して歌えるようになったとしても
楽しいものにはならないだろう。ということで
曲をまるごと没にした。

最近そういうことが時々起こるようになった。
歌えない曲をつくるなんてバカだとは思うが、
作っている時には歌えるような気がするのだから
しょうがない。おじさんが体力を過信して
山で遭難するのと同じようなもんである。

9/1/2021

パラリンピックを見る。競技を見ているとさまざまな障害が
すでにその人の特徴や個性になっていることがわかる。
そして互いの個性を尊重しあいながら工夫して生きていくことの
素晴らしさも教えてくれる。

オリンピックはお金をふんだんに使って記録や
金メダルを勝ち取る国際競争になってしまったが、
パラリンピックは個性あるインディーズたちのお祭りのようだ。
巨大になりすぎたオリンピックを見るよりも、
パラを見る方がぜんぜん盛り上がってしまう。

8/27/2021

野暮用で北千住に行く。最近は全く行くことのない街である。

千住大橋あたりで大昔、深夜に道路掃除のバイトをしていた。
四角くて黄色い道路清掃車に助手として乗っていたのだが、
運ちゃんが荒くれ者で、道路掃除に邪魔な駐車中の車のミラーを
バキバキと手で折ってしまう人だった。親方は自衛隊あがりの
善い人でオレが酔っ払って歌うエロ歌を笑って聴いてくれた。
そのバイトで一番辛かったのが、中央分離帯の植え込みを
手作業で掃除している時に突然出現する「雲古」で、
あれにはほんとうに参ったなあ。

というわけで、今日は荒川の土手を陽に灼かれながら散歩。
荒くれ者と雲古の街(失礼)北千住には
たしか「お化け煙突」が、かつてあったことを
思い出したので一枚。

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8/25/2021

夕焼けを見に行こうと散歩をする。が、東京は
熱が籠もったゆで釜状態。公園で頭から水をかぶり、
ブランコにのってずっと歌ってた。公園でじじいが
ブランコといえば黒澤 明の映画「生きる」であるが、
主演の志村 喬さんは映画出演時点でおいくつだったのだろうと
調べてみたら、なんと今のわたしより一回りも若かった・・・。


8/24/2021

なんとなくだるいのはワクチンのせいか、
おのれの怠惰のせいなのか。よくわからない。

テレビをつけたら作曲家、吉田正先生の生誕
100年コンサートをやっていたので、一緒に
歌う。橋幸夫の国籍不明のロック?もよいが、
やはりフランク永井の曲が一番好きである。

ややスランプなのでいろいろと気分を変えようと試みる。
「セッション」という映画を見てみたが、音楽映画というよりも
パワハラ恐怖映画なので気分が悪くなった。
が、よくできた映画ではある。この映画に出てくる鬼教師のような
パワハラ野郎ってのは、まず人を褒めて近づいてくる。
そしてある日突然態度を変え、攻撃を開始する。
攻撃された方はきっと自分が悪いのだと
身が細るぐらいビクビクして生きることになり、
そしてそれがますます悪い結果を生む・・・。
パワハラ野郎が親だったり、教師だったり、
上司だったりしたらそりゃ不幸だよ。
とっとと逃げろ、逃げろ。

8/23/2021

ワクチンを接種する。接種会場が
B級SF映画「コロナ星人の地球侵略〜洗脳ワクチンの巻」の
セットに見えなくもない。接種後、体にはなんの変調もなし。

わたしのアルバム「小唄三昧」収録の「生きなっせ」で
三味線を弾いて頂いた佐藤さん(杵屋六治雄さん)が
お亡くなりになったとの報せ。あたしごときにも
大変やさしく接して頂きました。合掌です。

♪わたしがおぼえていましょうね、あなたと歩いた道のこと

8/21/2021

先輩の来生たかおさんから直接お電話をいただく。
今日、日本橋でライブだとのことで拝聴に出かける。
正直わたしは「女心(らしきもの)」がよくわからないので、
女性の心の有りようを歌った歌を聞いてもピンとこないのがもどかしい。
しかし、H2Oが歌った「僕等のダイアリー」はやっぱり名曲だったんだなあと
納得。「夢の途中」は言わずもがな。アンコールで歌われた
故・小林亜星さんの曲「ギターをひこう」も、なんとも
モダンな展開をする曲で素晴らしかった。

8/20/2021

近所の内科病院の前で救急車が2台、1時間以上ずっと動かない。
おそらくコロナ患者の搬送先を探していると思われる。
ああ大変だ、やっぱりそうなんだと思う。

千葉真一さんが亡くなった。
主演の「沖縄やくざ戦争」と「ドーベルマン刑事」は
大好きな映画だ。他の役者さんにくらべたら動きが
シャープ過ぎて一人だけ異次元の人みたいだったなあ。
ちなみに「千葉ちゃん」はわたしと生まれた町が同じなのです。
顔の濃さはぜんぜん違うが。。。合掌。

8/19/2021

近所の神社まで散歩。ちょっと走ってみるかと
足を動かしてみたら、なんだか変なフォームになっている。
ケムール人のような走り方になってしまっている。
犬を連れた奥様がさっとよけた。

暗い歌を書いているので気分は暗い。とはいうものの
自分の愚かさやだらしなさを、えぐり出す快感もあるには
あるのだが。まあ、ハマると厄介なのでとっとと
終わらせよう。


8/18/2021

デビッド・バーンの「アメリカン・ユートピア」を見る。
ああ、お懐かしや、お元気でしたかと思って見ていたら
ぐいぐいと引き込まれた。シャツの一番上のボタンを
きっちりと留めているところは昔と同じで、さすがだ。

首相や厚労省のダメッぷりがバレればバレるほど、
なぜか元気になっていく自分を感じている。
非国民ゼェッッッーット!

8/17/2021

北海道のコロナ患者が増えたので
ブログの更新頻度を上げようと思ってから
もう1年半も経ったろうか。

そして今、知人も感染、休業するライブハウスもありで
デルタ株、なかなかの強者。容体がひどくなって救急車で
病院に運んでもらっても入院はできないとのこと。
お医者さんが「今できるのはここまでです」って
くやし涙を流すというのだから、いやはや大変なことだ。

残念ながら商売上がったりなので、夏休み名作読み大会を
続けるしかない。シェークスピアはリア王とマクベスしか
読んだことがないので、ハムレットでも読むかと思う。
頭の上のりんごを射貫くのはハムレットだったか?
なんか違う気がするなあ。まあ、所詮その程度であります。

8/15/2021

敗戦記念日。わたしの親戚で戦争に行ったなんて人は
1人ぐらい。女性が多い家系だということもあるけれど。

母は京城(現ソウル)の役所に勤務していた公務員の娘だったので、
ソウル生まれ。家にはお手伝いさんもいたというんだから、
それなりによい暮らしぶりだったのだろう。
敗戦で引き上げの時、朝鮮人のお手伝いさんが
わんわん泣いてくれたと言っていたが、
ほんとうの話なのかと、今でもやや疑っている。

雨でずっと家にいる。ビリー・アイリッシュを聞いてみるが、
どうもスマホで女子高生のお悩みを聞いている
おっさんのような心持ちになってしまう。
シンプルで丁寧な音作りには共感したけれど、
おっさんは最近ゴスペルが好きなので、
ごめんね、ごめんねでした。

8/13/2021

小津の映画「東京暮色」を見る。特に小津が大好き
というわけではないのだけれど、暗い場面でも
妙に明るいヘラヘラした音楽が鳴っているところは
実にいい。「東京暮色」は小津の中でも暗い映画なので、
そこらへんがさらに際立っている。

知人で、コロナに2回感染した人がいた。
こういう人はもう自然に抗体ができているのではないか。
2回感染してもやはりワクチンは打たねばならないのか?

次回のヤナカフェは、わたし的にはかなり楽しめる内容だ。
セッションの多い楽しい日々を過ごしていたのに、
震災で突然打ちのめされてしまうあたりが
自分で見ていてちょいと辛かったが。

頭脳優秀なメンタリストさんにとっては東京・笹塚のバス停で
亡くなった方なんて虫けら以下にしか思えないのだろうなあ。
妙に声高で断定口調でしゃべる人間にはやはり気をつけよう。

8/12/2021

ボーッとしている。タルコフスキーの映画「ノスタルジア」を見て、
これはもう映画と言うより音楽だなあと思っていたら、
武満徹さんが同じようなことをおっしゃっている記事を
見つけたのでうれしかった。

状況的には今、これまでで最悪のコロナピンチなので、
遊びには行かないことにした。つまり家(うち)や外で
人とワイワイしないということである。明日はツタヤで
北欧映画のDVDを借りてきて、家で楽しむことに決めた。
北欧映画の闇は深すぎるので、なかなかの納涼になるのだ。

8/9/2021

吉祥寺でのライブ。前半はなんだかぼんやりとしていた。
前日、少し銭湯に浸かりすぎたらしい。
銭湯での父と子の会話が面白かったので
ずっと湯船で聞いていたらのぼせてしまったのだ。
子供に「ありがとう」の意味を真剣に教えている
お父さんはかっこよかった。

結局オリンピックは開会式とスケボーを少々
見ただけであった。スケボーの選手たちが
「おまえ、すげーじゃん」って試合中から
たたえ合う感じはなんだかチェケラッチョで
ピースフルで良いものでした。

最近はライブの前にPCRを受けているが、昨年も
そんな仕組みがあれば良かったのになあと思う。
PCRを受けたい人(特に人と接触する機会の多い人)
がバンバン無料で検査を受けられて、医療システムも
その時点でもっと整えていれば、今の大騒ぎというか
てーたらくはなかったと思うのだが・・・
ま、素人考えですが。


8/5/2021

たくさんのお祝いメールなどありがとうございました。
ブログで御礼ということでどうぞお許しください。

今回のオリンピックを初めてテレビで見た。
東京でやっているということがいまだに
信じられないが、単純に自分の人生を賭けて
競技に取り組んでいる選手の姿を見るのは気持ちがよい。
金まみれのオリンピックだとかって話とはまったく別のところで。

8/4/2021

大津、京都、あっという間の2日間であった。
京津線という江ノ電のような、箱根登山鉄道のような、
最後には地下鉄にもなるというカメレオンのような電車の
大ファンなので、大津ではもう上機嫌で歌わせてもらった。
ピアノの鍵盤が重たくて、現在、指は絆創膏だらけではあるが。

京都のライブの翌日、伏見を少し歩く。
龍馬襲撃で有名な寺田屋の真向かいに
共産党の事務所があるところがなんか京都っぽくてよい。
総合庁舎で伏見の歴史のお勉強をする。

次の土曜日はかつてのホームグラウンド、吉祥寺でライブ。
今日、基本的にコロナになっても病院では面倒見られませんという、
医療放棄とも取れるようなことを首相があっさりと言ってのけた。
自分の身は自分で守ってくださいな。わたしも再度PCRを受けて
ステージに出るつもりです。どうぞお気をつけて。

7/29/2021

朝から、歌手アレサ・フランクリンの映画を見に行く。
アレサの親父さんが娘が歌う姿に感動し過ぎて
ひっくり返って笑っている。美しいもんを見た。

そのまま、旅直前恒例のPCR検査。結果、陰性。

夜は内田勘太郎さんのネットライブを見る。
相変わらずのギター名人ぶりですねえ。
生きているって素晴らしいと思ったなあ。

どうやらアジア系がコロナに強いってわけでも
ないようだ。歌える今を大事にしよう。
明日からライブ、気をつけて移動するつもりだ。
いろんな気持ちを噛みしめながら歌うライブに
なると思う。ご来場予定の方もどうぞ気をつけて
いらしてください。

7/27/2021

ピアノを弾きに行く。隣のスタジオでは
どうやらオペラのリハーサルをしている。
休憩時間にロビーに行くと、オペラの
方たちが雑談している。オペラ歌手だからなのか
声がでかくて、よく通る。
「○○ちゃん、ステキな彼氏が見つかるといいね」
っていうような、けっこうくだらない世間話も
オペラ歌手が朗々としゃべっていると
なんだかちょっと格が上がるような感じに
聞こえるから不思議である。
これからはくだらないことは朗々としゃべろう。


7/23/2021

昨晩は蚊が部屋に出てなかなか眠れなかった。
眠れたと思ったら、今度は暑さで目が覚める。
辛い。

床屋に行く。床屋の兄さんはワクチンを
打つか打たぬかの思案中。
「いやあだってさ、打った後、腕が上がらなくなることが
あるって言うし、それじゃ商売できなくなるからね、
打つなら尻に打ってくれって言おうと思ってるんです」
尻かあ、気がつかなかった。わたしもそうしよう。

ヤナカフェを横目に、オリンピックの開会式をチラチラ。
入場行進の曲がなんか知ってる曲だぞと思ったら、
ゲームの曲なのでずっこけた。

ヤナリンピック・・・大津、京都、吉祥寺
に向けて仕込み中。暑いけれど、頭はさえている。


7/20/2021

昨日は夕方、散歩に出かけて汗でドロドロになる。
新しい暗渠を見つけて、遠くまで歩いてしまった。

今日はその疲れが出てしまったようで、
昼寝をたっぷり。冷やした桃をいただく。

あまりの暑さのせいでペースダウン。
それもしょうがない。

7/19/2021

阿佐ヶ谷
の定食屋で「さんま定食」をいただく。
ニシサンマという種類のさんまらしい。
夏であるのに脂がのっていておいしかった。

カウンターにおいてあったスポーツ新聞を読む。
サッカーのスーパースター、メッシ選手が
マイアミでバカンス中とのこと。
家賃がひと月2000万円のリゾートマンションに
一族郎党みんな集まってワイワイやっているらしい。

最近の一流スポーツ選手の稼ぐ金は尋常ではない。
ボディガードに守られ、プライベートジェットで
移動し、たいして乗りもしないフェラーリを
車庫に置き、要塞のような家に住んでいる。

ひとりで「関東バス」にゆられて、阿佐ヶ谷で
さんまを食べながらスポーツ新聞を読んでいる
歌手の方が宇宙的見地からすると、ずっと幸福で
あるような気がした。

7/17/2021

試行錯誤、終わる。落ち着くところに落ち着いたが
なんとか少し新しい手を生み出せたような気もする。
たぶん思い込みだが、思い込まないとやってらんないのが
零細歌づくり稼業である。

散歩の途中、メロディが思い浮かんだ。
頭の中でメロディを反芻してなんとか記憶する。
「いなげや」(スーパーマーケット)に立ち寄って
買い物をしていると、店内に「いなげや」のテーマソングが流れる。

ハロートゥデイ 出会った時から〜
スマイリンフォーユー 街は微笑んで〜

今まで何度も経験しているのだが、
もう、この曲が流れてくると記憶していた
脳内のメロディがすべて消去されてしまう。
「いなげや」はけっこう好きなスーパーだが
注意しなければいけない。♪ぴよぴよ〜 →「いなげやカード」をスキャンする時に出る音

7/13/2021

試行錯誤の日々である。試行錯誤を楽しむようで
なくてはいけないのだろうが、いやなもんである。
物事はだいたい落ち着くべきところに落ち着く、
それはわかっている。しかしその落ち着くところに
落ち着く感じがなんだかいやなのである。
こういう話をしながら、カウンターに座って酒を飲みたい
(くだを巻くとも言う)のだが、それも昨今ままならぬ。
それでまたさらにもやもやするのである。

7/9/2021

長崎県南島原の島原素麺応援団の方たちの集まりに
リモートで参加した。みなさん、お元気そうで
なによりである。それにしてもみなさん、
相変わらずハイで前向きで、まぶしいくらいであった。

ちょっと仕事が一段落ついた。今回はかなり持久戦だった。
笑えるものをつくろうとすると、たいてい笑えないものが
できあがる。真面目に感動できるものをつくろうとすると、
どうも真面目すぎて気の抜けた決意表明みたいなものができあがる。
どうにかならぬものかとずっと思ってやっているのだが。

トルストイを読んでいる。オブロンスキーとブロンスキー・・・
登場人物の名前が覚えられない。おまけにミーシャだ、ビーチャだの
愛称まで出てきてこんがらがる。一体、誰が誰なのやら。

7/8/2021

隣町に安くて良い野菜を扱っている八百屋を
2軒も見つけたので機嫌がいい。
「ひとしさんのつくったトマト」を
さっそくお味噌汁に入れて食す。
うまい。

ずっと雨が続いて、どうも気分も塞ぎがちである。
「酒を提供する飲食店には酒を売らないようにと、
政府が酒類販売業者に要請」ってニュースには
あきれてしまった。もうバカのやつあたりにしか見えない。

バカバカしい歌をまた作る。
世の中が悪いせいだ。

7/4/2021

都議選投票
よくわかんないときは共産党
にいれることにしている。

共産党つながりというわけではないが、
ソ連出身のタルコフスキーの映画を久しぶりに
見に行く。睡魔との闘いになるかと思ったが、
緊張感を持って最後まで見ることができた。
映像の力が半端ないので、ストーリーがわからぬまま
でもグリグリ納得させられてしまう。
魂のごちそうなり。

モンブランケーキはやはり黄色のニュルニュルありが基本
だと再確認。ずいぶん散財してしまった。

7/1/2021

近所のスーパーマーケットに七夕飾りがある。
お客さんが願い事を書いた短冊を自由に吊すことができる。
いろんな短冊がある。

「仕事したくない」
「星野源が離婚して、ガッキーと結婚できますように」
「ホームレスにならないように」

わたしが気にいったのは・・・
「パパかえってきて。あやまりたいことがあるの」
ちょっとじんわりきた。

6/27/2021

パソコン内のファイルの大掃除中である。
地味すぎる毎日。まあ、わずかの達成感はあるけれど。

お味噌汁にトマトを入れて、オリーブオイルを
数滴垂らして食すとおいしい。なんとなく
野菜がいつもの夏よりおいしく感じるのは
気のせいだろうか。

近所の坂道を上り下りしていると、少し
体力が落ちているなあと感じる。2,3回
山を歩けば確実に復帰するのだけれど、
天気がどうにも悪く山には行けない。
尾根道での雷がとにかく怖いのである。

わたしの住んでる町はワクチンの
接種は早い方のようである。町内の
病院のほとんどどこででも打てる感じだ。
わたしのような健康で中途半端に年を食ったじじいより、
いろいろとご盛んな若い人たちから打ってもらった方が
良いと思うのだが(後で裏切られました・・・・)

6/22/2021

岡山ライブの翌日はプチ旅行。
桃太郎伝説巡り。古墳のような低い山々が
続く不思議な地形をした田舎道を歩く。

夜、名古屋に移動する。体の表面は冷たいのに
どっと汗が出てきた。軽い熱疲労というやつである。
イオンでお水、肌着などをもとめる
。旅ではイオンにお世話になることが多いというか、
イオンはどこにでもあり過ぎる。

翌日は千種区散歩。千種正文館で立ち読み。
湧き水が出ている神社で、おばあさんとしばし水談義。

OPEN HOUSEでのライブは後半、ノリノリの
曲もあった。
ただはしゃいでいるように
しか見えなかったかも知れないが、ほんとうに
ノっていたんです。子供の頃から本気になれば
なるほど「なんだかふざけて見える」と言われて
きたが、そろそろこう宣言してもよいだろう。
「オレがふざけて見えるときは本気(マジ)だ」

6/18/2021

ひさびさの遠出してのライブ。
ライブ勘が最初はなかなか戻らない
スローペースではじまったが、徐々にこなれていく。

ライブが終わってスタッフの方々に「地方のワクチン接種の実情」について伺う。
東京ではなかなか知り得ないことばかりで興味深く拝聴。
今夜もまたローソンの冷やし中華と鬼平。
この侘しさ、キライではない。

6/17/2021

静かな岡山。後楽園も岡山城もお休みである。
おいしいものでも食べようかと思ったが、酒禁止、20時閉店であきらめた。
不自由な旅だがライブができるのだ、それで十分だということにする。
しかし旅先のコンビニではなぜ「鬼平犯科帳」を
買いたくなるのだろうか。
旅先鬼平の誘惑には勝てない。

6/16/2021

旅の準備をする。新譜も持っていくので
けっこうな荷物である。たくさんの方々に
会う予定なので、念のため即席PCR検査を
受ける。結果は陰性であった。まあ、それでも
用心はいたします。

岡山ではラジオに出演する予定なので、
ご当地の方は聞いていただきたい。
昼間に少し時間があるので、某ピアノ部屋で
ピアノをいじくって遊ぶつもりです。
銭湯はなぜか岡山市にはそれほど多くないので、
ちょっと残念なのだが。

楽しい旅となりますように。

6/14/2021

旅に出るまで少し間がある。リラックスしようと
銭湯へ行く。電車に乗って15分くらいかかるのだが、
老舗の銭湯だと聞いていたので楽しみにしていた。
その銭湯、建物も古かったが、ご主人も相当お歳を召している。
着替えていたらタオルを忘れたことに気づいた。

以下、ご主人と私の会話
や「タオルありますか」
主「250円」
や「じゃあ、風呂代470円と250円を足して・・・」
主「足して・・・」
そこで両者の間に20秒以上の沈黙があったことを
書いておきます。すぐに暗算ができない人たちは
世の中にはいっぱいいるのである。

6/13/2021

今日の南青山ライブはユニークでラブリーな
雰囲気だった。「ずいぶん久しぶりじゃないか」と
自分と同じだけ歳をとって鍵盤が軽くなった
ピアノが笑っていた。

共演の山田さんはああ見えて(失礼)とてもノーブルな
方なので、何をやっても下品にならないところが
かっこいい。一方、わたしは腰のくだけるような
下品な曲を歌ったが、たぶんあの曲は残っていく
ような気がする。不要不急の曲じゃないぞ、
ああいう曲も必要なのです。

終わった後、店長さんに昔のお店のスケジュール表を
見せていただく。1994年にはソロで「ドライブスルーアメリカ」
の収録曲を絞り込むための2日間連続ライブを
やっていたり、96年には苦い失敗の思い出の残る
ライブをしていたり・・・つまり南青山マンダラは
本格的にソロ活動を始めた頃の実験の場所だったんだ
ということを今さらながら再確認した。
うれしいことがたくさんあった一日、
今日のライブをやれてよかった。

6/11/2021

スタジオに忘れ物をしてしまった。
取りに戻って汗だらだらである。

オリンピックの件は何も言う気がしない。
まあ、お金のかかる運動会だなあということで。

いろいろと準備があるので今日はこのへんで。

6/10/2021

道に落ちたアイスクリームに
蟻がたかっている。夏である。

夕暮れ時、リードもなにもつけていない大きな豚と
道で遭遇してびっくりする。ペットの豚だったようである。
ブーブー言っていた。あたりまえか。

次のライブが昼のライブなので、生活を朝型に戻すため
珍しく早起きしてみる。やはり圧倒的に仕事が捗る
のだった。一仕事終えて、お昼前にはデパート
で買い物だってできるんだ。有閑マダムに
なれたみたいでうれしい。

6/6/2021

ずっとピアノを弾くの日。わたしには弾いていて得意な調と
不得意な調がある。
G(ト長調)だとかFだとかCだとかは
いいけれど、BだとかA♭だとかの曲はいまだに
すらすらとはいかない。なのに最近はA♭やE♭の
曲をつくるようになってしまったのでなかなか大変である。
自分にとって弾きやすいキーで曲をつくればよいのでは
とも思うがそうはいかない。声とキーの相性もあるし、
それぞれのキーがそれぞれの雰囲気を持っているのだ。
「牛小屋」みたいな簡単なキーで、かつ単純な曲を乱発して
楽をしようと思っていたのに、どうやらそういうわけにも
いかないようだ。

6/3/2021

夜中に目が覚めてしまう。ぐっすり眠っておかないと
次に日に役立たずになってしまうのだが、なかなか眠れない。
そんな時はバカなことをいろいろ思い出す。

初めて「性の神秘」に触れたのは、少女フレンド(別冊だったかもしれない)
の「性のお悩み相談」ページだった。たしか小6の頃、
病院の待合室で読んだのだと思う。読者のお悩みの内容、
そしてそこに出てくる言葉の新鮮さに胸がときめいた。
こんなにワクワクすることがいつか自分の人生にも
訪れるかもと思うと
「バンザーイ!」と叫んで
全力疾走したくなった。


その後、いろいろ実際に胸がときめくことはあったが、
はじめて100%純粋にドキドキして舞い上がったのは
「少女フレンド、性のお悩み相談」だと言える。
ビートルズもセックスピストルズもそのドキドキには
敵わなかった・・・
だからどうしたという話ではあるが。

6/1/2021

二駅先の銭湯がサウナを再開するというので
見物がてら出かける。銭湯はおじさんサウナーたちで
盛況だった。そりゃサウナには入りたいが、
お客様相手の商売をしているので危なそうなところには
近づけない。電気風呂でビリビリしてがまんする。

5/31/2021

うどんを食べたくなったので、隣町の
讃岐うどんやに出かける。家の近所には
おそばの名店が多いし、そばも好きなのだけれど、
なぜかうどんやに行きたくなるのは、やはり
もともと西で育った人間だからなのかも知れない。

小学校の頃、家の前で「うんこ」を漏らしたことを
思いだした。利発で要領のいい子を演じていた柳原少年だったが
だんだんその頃から「ぼろ」というか自分の素地
みたいなものが隠せなくなってきた。
算数なんかもよくわからなくなってきて、強引に公式を
丸暗記することでなんとか誤魔化していたのだが、
そのうんこが漏れ出たあたりから、自分はダメな部類の
人間だとはっきりと自覚するようになった。
しかし残念ながらダメ人間を逆手にとって自分を
アピールするほどの才能も図太さもなかったので、
それ以降とても窮屈な感じで内向していったのだが、
それはまた別の話ということで。

5/29/2021

久々の新宿二丁目。ワインバーなどは
絶賛営業中。ああ、そういうことなのね
と苦笑して素通り。

立川談四楼さんの落語を聞く。声の説得力が
半端ない。「居残り佐平次」の居残りさんが
ほんとうに面白かった。

帰って仕事。ちょっと本気で仕事モードに戻らないと
いけない。いつ終わるとも知れないコロナの日々で、
ちょっと糸の切れた凧というか、運命に弄ばれる
あたしモードになってしまったのかもしれないなあ。
やや気合い入れ直し。

5/28/2021

車にガソリンを入れていると、
ガソリンスタンドのあんちゃんが
話しかけてくる。「仕事、大変っすか?」
どうやらこちらの素性はばれているらしい。
話をしてみると、あんちゃんは某劇団の人みたいで、
共通の知り合いもいた。最近、子供が産まれたので、
がんばってスタンドでも働いているとのこと。
グーの握手をして、スタンドを後にした。

お仕事の相談に出かける。その方は「入管法」にも詳しい方で
いろいろと興味深い話が聞けた。収容された外国人の自由や人権は
法務省様のさじ加減でどうとでもなるということもよくわかった。
昨晩 ETV特集の「エリザベス この世界に愛を」で
就労さえできない外国人の苦境を目にしたばかりだったので
熱くなって聞いてしまう。They shall be released!

5/27/2021

昨日は撮影であった。最初に2,3曲歌った。
撮影、録音されているかと思うと、もうそれだけで
どーっとテンションが上がってしまう。
気合い入り過ぎのおじいさんが若いスタッフの前で
シャウトしているの図。

若いスタッフの女性に短冊形のCDシングルのジャケットを
見せると「なんですか、それ?」と言われる。
どうやらCDシングルを知らない世代らしい。
直径8センチのCD盤を見た彼女は「めちゃかわいいですねえ」と
喜んでいる。そんなことで喜んでくれるなんて、
なんかじんわりとうれしくなった(やはり、おじいさん)

5/24/2021

人間の悩みは100%人間関係に起因すると言ったのは
誰だったか忘れたが、わたしの目下の悩みは
「紙マスクアレルギー」
コロナ時代にはやはり不向きな体のようである。

ランチぎりぎりの時間に定食屋に駆け込む。
5年ぶりくらいに「生姜焼き定食」を注文する。
壁の「黒ラベル小瓶」の文字がうらめしい。

明後日、ちょっとした撮影がある。
その準備で家の中は獅子てんや、瀬戸わんや状態である。
新しい企画なのだけれど、その企画がコケなければ
ちゃんと後日内容をお知らせいたします。
面白いものにしようとがんばっているけれど、
なかなか労力も根性もいるようです。

東京ではコロナの患者が減ってきた。
もうその数字さえあまり信じられないのだが・・・

5/23/2021

気持ちのいい日曜日である。
ツバメが空を舞っている。

なくなったと思っていた撮影データを
ディレクターのMさんがお持ちだったようで、
さっそく送っていただいた。
お騒がせしました。

特に急ぎの仕事はない。
どうせ外でビールも飲めない
と思うと
散歩をする気にもならないので、
なんとなくピアノを弾いているとお下品な詩が
あったことを思い出し、その詩に曲をつける。
きっと世界の誰も喜ばない歌だが、そういう歌は
作れる時に作っておかないといけない。

夕方、やっと外へ出る。
なかなかきれいな雲を見た。
スーパーで牡蠣フライとビール、ナッツをもとめた。

5/21/2021

打ち合わせで渋谷。昔のわたしが歌っている
ビデオをスクリーンに映してのお話し合い。
落ち着かない。脂汗。

若者たちにパソコンのデータはクラウドに預けるのが
今は普通なのだと教えてもらう。しかし自分のデータを
人に預けるなんていまだにわたしには抵抗がある。
CIAの思うツボなのではないかと思ってしまう。

なんやかんやですでに20時前。レストランはあきらめて
駅ビルでお惣菜を買って帰ろうとしたら、お惣菜はほとんど
売り切れている。実際、食事で不便をこうむっている方々は
多いのではないだろうか。時短のせいか、夕方の駅ビルは
妙に混んでいる気もする。

スタジオで歌ってみる。どうやら花粉も黄砂も
雨が流してしまったらしく、喉というか呼吸器の調子がいい。
約3ヶ月ぶりの絶好調。うれしくなって帰りにワインをもとめる。

家でデータの整理。レコーディングを撮影した
データの一部見つからず、がっかりする。
残しておきたかったライブや録音テイクほど
記録に残っていなかったり、消してしまったり
なんてことはよくあることさ。ワインを飲んで忘れよう。

5/19/2021

エリザベス女王に連れられて食事に行く。
女王と腕を組んでロンドンの街を歩いている。
お年の割に女王の力は強い。ぐいぐいと引っ張られて
地下のレストランに入ると、ドレスアップした
アフリカ系のカップルでほとんど満席だった。
自分はなぜかグレーの短パンに白いTシャツ。
こんな格好では女王にほんとうに申し訳ないなあと
恥じ入るばかり・・・という夢で目が覚める。
なんだか不愉快。

ニュースを見る。
東京・大手町のワクチン大規模接種会場にて。
千葉在住のおじいさんが予約にやってきた。
予約はインターネットでしかできないと言われたおじいさん
「だって、インターネットもスマホもねえもん」
それを見ていて、おおもとのところがやっぱり
冷たい国だなあと感じてしまう。

5/17/2021

湿気を含んだ南風が吹く中を散歩をする。
公園で軽く体操。時々雨。

2005年から2009年までのセットリストに
目を通してチェックする。30周年に関わることや
過去を振り返る仕事はだいたい済んだ。これからは
先のことだけを考えたい。

明日は野暮用にて出かける予定。
やることやって、またおバカの世界に戻る。

5/16/2021

ベランダの窓を開けていたからだろうか、
ゴキブリがヒョロッと現れた。しかし
すごい存在感。これはやはり無理。

お茶用のポットが壊れたので、デパートに出かける。
不要不急の外出ではない。ポットがないと仕事にならないのだ。
アーケードに人出多し。お年寄りがあまりいないので、
竹下通りと年齢構成がそれほど変わらない。

新しい魚屋ができたのでのぞく。
カワハギを目の前でお刺身にしてくれる。
沢ガニの運命に思いを馳せる。

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5/13/2021

くしゃみ、鼻水甚だひどし。1週間前ぐらいから
どんどんひどくなってきた。勝手に黄砂アレルギーだと
思っているのだが、もはや仕事にならないので明日
医者にかかることにする。

最近はグーグルなんかで医者の評判が
わかったりする。けっこう「高圧的」
だとか「人の話は聞かない」とかケチョン
ケチョンに貶されている医者が多い。
「高圧的」だろうが、感じが悪かろうが、
診断が的確で明快な医者ならば、わたしはそれでOKである。
そこらへんはミュージシャンと同じで、性格よりも技術が大事。
研究熱心(病気マニアとも言える)な医者に当たると
うれしくなって、患者を熱演してしまう自分がいる。

5/11/2021

地味な仕事。パソコンが古いせいか仕事が捗らない。
いや、自分がポンコツのせいだろう。

夜八時にようやく一段落ついたので銭湯に行く。
大学生が二人、湯船の中でしゃべっている。
「おまえのクラスの女子、誰が一番可愛い?」(関西訛り)
「まなみちゃん。マスクはずした顔、見たことないんやけど」
イスラム教徒の恋かって、ツッコミを入れそうになる。

5/9/2021

富士山が怖いという作家がいた。あまりに巨大過ぎて
見張られているような気さえするそうだ。

わたしは夜の山のシルエットが怖い。
夜の青とまっ暗な山影のあの混じっている
あたりがたまらなく怖ろしい。

空港の搭乗待合室が怖い。同じ飛行機に
乗る人たちの顔を見てると「ああ、この人たちと
天国にいくのだな」とよからぬことを思ってしまう
のが怖い。

昔のマツダオート三輪の正面の顔が怖い。
友人Sくんはバスの行先表示の【回送】の
文字が怖いと言う。

蟹の甲羅のぶつぶつが怖い。

四国の街外れのコンビニの軒下。虫除け灯に
大きな蛾がぶつかってくるのが怖い。

冬の山道を歩いていて、まだ4時過ぎなのに
突然日が暮れてしまうのが怖い。

宇部の港だったか。ビット(係船柱)に座って
酒を飲んでいると、満潮でどんどん足元が水浸しになっていく。
「もう手遅れかもなあ」と、じっと動かない自分が怖い。


5/8/2021

名古屋でのライブが決まった。とてもうれしい。
だがお店は5/12から月末まで休むそうなので、
ご予約はメールでしてあげてください。

ライブを開催するかしないかなど、いろいろ
とややこしいことが集中したので、他の仕事が
滞ってしまった。他の仕事ってなんだって?
わたしだって請求書ぐらい自分で書くんです。
実は請求書を書くの大好きです。もらうのは
あんまり・・・です。

5/7/2021

古いビデオのチェックの続きをする。
新曲をはじめて歌った時のライブは
ワクワクして見るのだが、けっこう
お恥ずかしい出来の曲も多い。

ややがっかりしてテレビをつけると、
そちらもまたとんちんかんなニュースばかりで、
なかなか気分が良くならない。10年ぶりに「草枕」を
読み返して気分回復を計るものの、30歳過ぎはもう老人という
一節があって、またまたいろいろと考え込んでしまう。

5/6/2021

中華料理を食べようと隣町まででかける。
中国人がやっている店なので、もしかしたら
治外法権で酒がOKかもしれないと思ったが、
もちろんそんなことはなかった。

ライブというのは予定外なことが起こった時
が一番面白い。昨日は予定外のことが(失敗も含めて)
たくさんあった。最初はマイペースで歌っていこうと
思っていても、どんどん力が入ってしまうライブハウスモードの
自分を久しぶりに感じた。駅北口の屋台あたりで
仕上げができなかったのが心残りであった。


5/5/2021

ライブご来場ありがとうございました。
キャンセルされた方はまたいつか
お越しください。じじいは全力を
使い果たして、灰になりました。
そういえば ♪灰になりましょうって歌、あったな・・・
これから家でおとなしく飲みます。

5/4/2021

銭湯に行く。子供がはしゃいでいると思ったら
銭湯夫婦の孫たちらしい。GWに遊びに来たのだろう。
浴槽の横の扉から奥の間へと歓声を残して
あっという間に消えていった。

銭湯を出て、スーパーマーケットに行くが
魚もお惣菜もほとんど売り切れていた。
納豆とベビースターラーメンを買って帰る。
数ヶ月前に納豆売場で初老の紳士に
「大豆は国産じゃなきゃダメなのだよ」
と助言されて以来、納豆は国産大豆のものを
買うことにしている。ひねくれた性格の割には
人のアドバイスは素直に聞くのである。

明日はライブなので早寝することにする。
読むのがややこしい本を読め始めれば、
すぐ眠くなるお得な体質に感謝する。


5/3/2021

昔のとても簡単な曲が弾けなかったりすることがある。
どう弾いていたのかさっぱり思い出せないのである。
難しい曲は案外おぼえているのだが、感覚だけで弾いていたような
曲がどうにもやばい。ピアノの前で冷や汗をかく。

ついにというか、とうとうというか実際に
知っている方にコロナ患者が出た。
容体は安定とのこと。収容されたホテルから
せっせと実況インスタをしてるらしい。
たくましいお方だとは前から思っていたが、
やっぱりたくましかった。

で、バッティングセンターに無観客を要請って
もはや意味がわからない。

5/2/2021

オンラインストアでお買い上げのお客様には
一言コメント付きカードを差し上げている。
いろんな言葉をテキトーに思いつくままに書いているが、
「いつもマジです」という言葉が不意に出てきたのが
うれしかった。全国に2枚、どこに流れ着いているのやら。

スタジオに出かける途中、雹(ひょう)に打たれる。
ひょー。

駅ビルをのぞく。お惣菜や酒をワイワイ言いながら
もとめている青年たち多し。各自、飲食店ではなく
家で宴会をするわけだ。そりゃ、そうなるよなあ。


4/30/2021

ピアノを弾いた帰りに喫茶店で昼食。
街を少し歩いてみたが、若いカップルの
観光客がけっこう多いようだ。
普段は空いている店に行列ができていたり
するのはそのせいだろう。愛はウイルスより強し...

喫茶店の隣のテーブルで「詩人」の女の子が
とある出版社から初詩集を出したんだと
連れの友人にうれしそうに語っている。
「歌手」のおじさんもアルバムを出したんだよと
誰かに自慢したかったが、東京新聞を読みながら
コーヒーを啜るだけであった。

4/29/2021

スタジオに出かける。隣のスタジオでは
かなり年配の方たちが、たくさんの人数で
コーラスの練習をしている(マスクはつけて
いらしたが)ご老人、おそるべしだ。

くたびれているので「モンブラン」を買って帰る。
いつものコージーコーナーもいいのだけれど、
ちょっとお高い店のモンブランを奮発する。
で、最近の「モンブラン」ではいちばんおいしかった。

ライブの選曲はその時の気分がけっこう左右する。
冷静にならねば、特に今は。今の気分に任せると
ヤバイ曲ばかりになってしまう。

なにげに スティーリー・ダンというグループの
「DEACON BLUES」という曲を聞いていた。
サックスの間奏からイントロに戻るところで
いまだに鳥肌が立つ。初めて聞いてからもう40年以上
経っているのにである。音楽の魔法は死ぬまで解けない。

4/26/2021

2日間に渡るスタッフとの協議の上、
感染防止を徹底した上で5/5のライブは
行うこととしました。5月中、東京では
感染拡大が予想され、行動の自粛、他県からの
移動の自粛も要請されてます。ご来場に関しては
お客様各自のご判断にお任せします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
小規模ライブハウスは、お酒を出さなければ
営業は自粛しなくてもよいということになっているので
ライブをやることにしました。社会に必要ないイベントは
やめろだとか、自粛は要請にもかかわらず警官同伴で
街を見回るだとか、行政の「なんとなく上から」の態度には
少々カチンとするところもありますが、なによりも
歌う場所の存続を願ってライブは行うこととしました。
ただしコロナが流行していることに変わりはありません。
特に地方からご来場予定の方はくれぐれも
お気をつけになってください。キャンセルという選択肢もあります。
賢明なご判断をお願いします。

もう少しでコロナが沈静化し、普段通りの世の中になることを
期待しています。その時は、誰に気兼ねなくマスクをはずして
声を限りに一緒に歌っていただければと思っています。
(いっしょに歌う歌、あんまりないが・・・)

少々いろんなことを考え過ぎてくたびれました。
明日から歌うたいに戻ります。

4/24/2021

コロナはどんどん増えそうである。
2117日間の緊急事態宣言だそうだ。

コロナが流行し始めの頃、ライブハウスは見事に悪者になった。
ライブハウスのイメージをダーティーにしたくないという
気持ちがわたしには強い。ライブハウスはわたしの職場であり
遊び場であり、創作の場であるから。

けれどライブハウスにコロナの患者がいても不思議ではない。
昨年はマスク着用、会話なしという不自由をみなさんに
我慢してもらって、東京や関西、名古屋でライブをやらせてもらった。
しかし遠くの街でのツアーは現状予算立てが厳しいということと、
感染が流行している東京からの移動はやめたほうが
いいかもということでいまだにできない。

ライブの現場も相当、疲弊してきている。
夏までに普通にライブができるようにならなければ、
どんどん閉まるお店や廃業する裏方さんが出てくるのではないか。
都は社会生活に必要のないイベントは自粛するようにと簡単に
言うが、ちょっとそれは違うんじゃないかと思う。

というわけで・・・以下つづく

4/23/2021

国のリーダーが頭下げてちゃだめでしょ。
悪いと思っちゃないけれど土下座節か・・・。

さて、ライブビデオの整理は2000年代中盤まで終わる。
それでも全体の半分もいっていない。録画メディアが
VHSビデオテープの時代は終わって、miniDVテープになった。
ベレー帽のおにいさんだった人は、ニセ髭を生やして
エレキギターでブルースを歌っている。
生まれ変わったようでもある。

スーパーで食材を買う。おばあさんが一心不乱に
無料の給水器からペットボトルに水を詰めている。
なんとなく人が多いのは金曜日のせいか、
緊急事態前のせいなのかはわからない。

これから忙しくなるかもなあ。
まずは風呂にゆっくり浸かってリラックス。

4/22/2021

大阪のみなさま、どうぞお気をつけて。
重い病気になっても手術ができない
なんて戦場のようです。お察しいたします。

大昔のライブビデオの整理をしている。
整理しながら内容の確認をする。
ベレー帽の奇妙なおにいさんが
ぼやけたビデオ映像の中で歌っている。
この人の歌には「重み」というものが
まったくないなあと思うが、当時は
「重み」だとか「決まり」だとかを
バカにしていたのだからしょうがない。
自分がただのバブル時代の大馬鹿野郎
だったかもと思うと悔しくなったので早寝した。

4/18/2021

炊飯器を買う。「プラチナ厚釜」と
「立つしゃもじ」付き。なかなか使えそうだ。
それにしてもたくさんの炊飯器がたくさんの
キャッチフレーズをつけられて売られていて、
選ぶ時に頭がぐるぐるした。

新・炊飯器で米を炊いてみたがうまい。
朝はいつもパンなのだが、明日から朝も米にする。
どすこい、ごっつあんです。

イギリスのコロナ対策について知る。
犠牲者の数は日本よりも圧倒的に多いにもかかわらず、
その理にかなった対策に、また戦争に負けたなあと
感じてしまう。まあ、勝ち負けじゃないのだけど。

4/17/2021

数名の方からコロナに感染した、身内がコロナに感染した
とのメールをいただく。ご苦労お察しします。お大事に。

新しい曲を書き換える。なんかつまんねえなあと思って
鼻歌で歌っているうちに、書き換える羽目になる。
なんかつまんねえというのがほんとに苦労のはじまりだ。
結局、歌詞を一人称目線に書き直し、サビを8小節から
16小節にしてちょっと凝った展開にするということで
やっと落ち着いたのだが、そこまで3週間もかかった。
こんな行きつ戻りつのドタバタぶりだから、
堂々と、ミュージシャンですだなんていまだに名乗れない。

4/14/2021

昨年の2月、岡山のラジオ局を回った。
まだ公式には岡山にコロナ患者はいなかった頃である。

いろんな番組に出させていただいた。
ある局の若いパーソナリティーの女性が、
最初は「なんや、このおっさん?」という態度だったのが、
「再生ジンタ」を生で歌うと、態度がジャガーチェンジ(豹変)
していくのが笑えた。歌は強し(笑)

その夜は、お世話になってる城下公会堂の
スタッフと大貧民をして遊んだ。
翌朝、旭川(あさひがわ)の土手から眺めた
美しい景色は生涯忘れないだろう。

それ以来、岡山はご無沙汰なのだが、
城下公会堂がコロナ禍の中で大変らしい。
城下公会堂さんは全国のライブスペースの中でも
リラックスして歌える数少ない場所、
なくなってしまってはほんとうに困るのだ。
どうか皆様(特に岡山近隣の皆様)のご協力を
お願いしたい次第であります。

コーカイドー・エイド・プロジェクト


4/13/2021

やらねばならぬことはあるのだが、
明日やったって誰に叱られるわけでもないので、
近くの公園に出かけて遅咲き桜を見物。
その後、サバ定食と昼ビールで盛り上がる。
ああ、自由人。

さて・・・
これから東京でもコロナ患者はどかんと増えると
考えておいた方がよいだろう。
ライブが開催できない場合がまたくるかもしれない。
たとえ開催できたとしても、地方からライブ会場に来る
お客さまは、感染状況やお住まいの自治体の要請を
よく確認してからライブにきていただきたいです。

ライブを聴いていただきたいという気持ちもあり、
感染してほしくないという気持ちもありで、
ずっと難しい気持ちのままなりである。
自己責任でよろしく、オラ知らねえと
言ってしまえれば、そりゃ簡単なのでしょうが。

それともうひとつ、ライブをキャンセルされる方は
Yananetでも会場でもいいですから必ず連絡をください。
一つの座席が非常に貴重な時期ですし、会場の方も
来場予約人数に合わせて準備をされています。
時節柄、予約のドタキャンは決して悪いことでは
ありませんが、連絡無しはNGです。
どうぞよろしくご理解のほどを。

4/11/2021

配信関係のチェックで一日
かかってしまう。どうでもいいという
わけにはいかないことばかりでこの3日間、
緊張し続けている。世の中に作品を出すという
ことを変に意識し過ぎなのだろうか。

わけあって、アメリカとインドでの
新譜配信を見送る。カレーとガンジーが
好きなのに残念である。

ビールを買いにスーパーに出かける。
めっきりとご老人客の数が減っている。
お惣菜も少なめで活気なし。テレビでは渋谷の
スクランブル交差点が映り「人出は減ってません」
なんて言ってるが、ご老人は外に出ていない気がする。

東京のかなり大きな病院の医者でも、
ワクチンをまだ打てていないようだ。
ほんとになにやってんだか、この国は。
ちょっと怒りの方向に心が向かいやすい
のでチョコレートを舐め、コーヒー豆を
ガリガリ削る。

4/10/2021

隣町に用事あり。中途半端な時間に
昼飯となり、時間がそのまま後ろに
ずれてしまって、今、配信関係の
チェックが終わっての朝6時。

配信サービスでは、曲の一部分を試し聴き
できたりするんだけれど、その試聴箇所を
こちらで指定することができる。

だいたいポップスだとサビを聞いてもらえば
曲の感じがすぐわかるのだけれど、
私の歌はサビでどかんと盛り上がるわけでもない。
それゆえどこを試聴してもらえばいいのか悩む。

4/7/2021

3日のライブが終わって、また静かに暮らしている。
ライブでは歌はともかくピアノの音がよかった。
ずっと大事にされてきたピアノで、音が力強いにも
かかわらず偉そうな顔をしていない。自分にとって
東京で2番目に好きなピアノとなった。1番は渋谷の
スタジオにある古いスタインウェイで、こちらは
1日借りるのに15万円以上もする高嶺の熟女で、
なかなかゆっくりとお会いできない。

ずっと忙しかったのでリラックスしに銭湯へ。
早い時間に行くともうお客の顔ぶれは決まっていて
背中に大きな鯉の入れ墨のおっさん、にやにや笑っている
ロン毛のおにいさん、ボス猿のような威厳を放つ85歳くらいの
老人、そしてわたしである。温冷交代浴という入浴法が
あるらしく試してみる。けっこう「ととのった」

打ち合わせに行く途中に、知人と駅でバッタリ。
地方の実家に帰るので、PCR検査を自費で
受けに行く途中だとのこと。たしかに地方に
出かける前に検査をするのはありだなあと思う。

打ち合わせ相手は若い人たちだったのだが、
自分のアイデアをべらべらと話していると、
なんだか老人がシャカリキになっているようで
お恥ずかしい。恥を知らぬ老人には困ったものだが、
恥じてばかりの老人というのも、それはそれで辛いのだ。


4/1/2021

家の近所に某県が運営する学生寮がある。
どうやら新入生が入ってきたらしい。
バスでその新入生たちと一緒になった。
彼らはこれからの東京生活のことをいろいろ話しあっている。
「麻雀は覚えたほうがよいのだろうか」
「突っ張り棒はどこで買えばいいのだろうか」
「駅前の居酒屋はリーズナブルだろうか」云々。
その答えをわたしは一応全部知っているので
教えてあげたいなあと、終点までうずうずしていた。

3/28/2021

昨年の日記(このブログではありません)を読み返す。

2020年3月25日の日記より
「8:00 起床 志村けん、ジャクソン・ブラウン、コロナ陽性判明。
東京の感染者、一日40人超。花見客の多さを見ると感染爆発は
必至な気がする。日本人は清潔だからだいじょうぶだと
タカをくくっているのだろう。オレはもう知らんぞ」
40人でけっこうあたふたしている。今じゃ、ずいぶんと
慣れたというかスレてしまったというか。

勝手に気持ちが入れ替わったようで、歌うのが少々楽しい。
まだまだ状況はぜんぜん楽しくないのだけれども。
心は相変わらず、怒り、喜び、希望、落胆の
マーブル模様である。

3/25/2021

指のささくれが少し化膿したらしく
難儀している。あと数日は痛みを
こらえながらピアノを弾かなければ
ならない。

トンネルをずっと掘り続けている。
掻き出した土を土嚢に詰める。
土の詰め方を俳優の國村隼さんによく似た
親方に教わっている、という夢で目が覚める。


3/21/2021

散歩する。公園に行く。高校を卒業したばかりらしい
若者たちがサッカーをしている。春休みってのは
さびしいような、期待に胸がふくらむような、
いろんな気持ちが交錯するふわふわした時間だった。

芝生の広場で外人さんたちが集まってビールを飲もうと
していたら、さっそく係のおじさんが現れて
「だめよだめだめ」と解散勧告。
めんどくさい世の中が続く。

本屋で立ち読みしてたら、ドリカムさんの歌が流れていた。
「ブレーキランプを5回踏むのがあなたの合図〜
あ・い・し・て・る」なんて歌詩に、
「そんなことするやつはいねえ」とツッコミが思わず
口に出てしまう。恥。

3/19/2021

最近は、山を歩くとその2日後ぐらいに筋肉痛がやってくる。
翌日はなんてことないのだけれども。もし山を歩いた翌日に
ポックリ死んでしまったら、筋肉痛がこないまま
あの世に行くということになるんだな、それはラッキーかも
しれないなと考えてしまう。


3/17/2021

小津安二郎の映画「東京物語」をまたまた見てしまう。
もう10回目くらいだろうか。妻に先立たれた笠智衆が、
がっくりとうな垂れるシーンで終わるのだと
ずっと思いこんでいたが、うな垂れてはいなかった。
ちょっとそれが救いだった。

うな垂れていたのは、テレビドラマ「阿修羅のごとく」の
佐分利 信の方だということに今、気づく。
そちらはもう容赦の無いドラマだったからね。
うな垂れた老後はいやだけど、こればかりはわかんない節。

3/15/2021

サッカーを見に行く。
素人から見てもそんなに強くもうまくもない
チーム同士の戦いだということがよくわかる。
お団子のように密集した選手たちが右往左往
しているという感じのゲームであった、

一人だけ堅実なパスを出して、ゲームを組み立てようと
している選手がいた。その動きに半端ない「いぶし銀」感が
漂っていた。家に帰って調べてみると、その選手は
高校を出てすぐにバルカン半島のリーグに
修行に行き、その後、日本のJ2,J3を転々としてきた方の
ようであった。修羅場をくぐってる人ってのはどこか
違うもんだなあと思った。

修羅場なら  笑ってくぐる いぶし銀(頓珍漢)

3/12/2021

ま、めげずにやっていきましょう。
いやなことは忘れよう。一歩、一歩
やっていくしかないなあ、できれば楽しんで。
歩いていろいろ考えたけれど、そういうことでした。

3/11/2021

今日は10年前のことをたどりながら
東京の街を歩く予定である。

3/9/2021

花粉症がひどい。少々、体がだるくなってくるのだ。
そのだるさを振り払おうと、冨田勲を聞きながら
チキンカレー作り。秘薬を作っているような
気分になってきて面白い。

個人録音用の新しい録音機材と格闘する。
そもそも自分一人で音楽を作り上げることに向いていない
性格なので、苦行と言えば苦行である。登山も散歩も
旅行も一人が好きなのだが、音楽は共同作業で
ワイワイ言いながら作り上げるのがやはり好きだ。
自分の下手なギターをバックに歌ってなにが面白いのかと、
もうまったくの駄々をこねたくなってきた。酒だ、酒だあ。


3/5/2021

都内の楽器店で買い物。
駅ビルの地下でお惣菜や酒などを物色したが
かなりの人手である。緊急事態宣言の出ている
街だとは思えない。おかしなことになって
しまった。

またピアノを弾いて歌を作る暮らしに戻りつつある。
ちょっとした録音も自分でしてみようと思っている。
2000年頃に自宅録音にハマって、その蟻地獄のような
録音の日々にうんざりしてからは、ずっと本格的な
セルフ録音を避けていたのだが、なかなかセッションも
しにくいこんなご時世だから、またやるしかないだろう。
変な歌を連発しないようには気をつけること。

3/4/2021

友人家族と食事。友人の子供が話すトイ・ストーリーや
プリキュアの話を聞いていると心が自然と和む。
もはやおじいさんの心境なのだろうか。

朝、3時に起き出してデータの送受信をまとめて
片付ける。空が明るくなるのを見ながらピアノを弾く。
ちょっと気分がいい。

3/3/2021

アルバム制作作業がすべて終わる。昨年の3/3に
スタジオでテスト録音を始めてから、ちょうど今日で
1年ということになる。コロナによる中断時期が
とても長かった。制作が無事に終えられたこと
だけでも感謝しなければならない。

これからまた新しい旅に出かけるような
さっぱりした気分である。おろおろ、びくびく、
ふるえながら、またこれからも歌わないといけない。
もうポンコツなんだけれどもしょうがない。
あえて危ない道を選んで歩かないと、
つまらなくなっていくことだけは確かなようだ。

3/2/2021

春の嵐。
ずっと入稿があったりで気が抜けない一日である。

脳が原稿やデータの校正モードになると、ちょっと異常に
鋭くなってきて困る。
たとえば本を開く。ページのどこかに
ただ1箇所だけ誤字、脱字があったりするとだいたい数秒で
間違っている箇所が見えてくる。おかしい所だけが歪んで
見えてくるのだ。残念ながら楽譜を見てもそういうことはない
のであるが。

2/28/2021

22日のライブが終わってもまだもろもろの作業は続く。
ベースの千葉さんからもらったコーヒー豆をガリガリと
手挽きして一服する時間だけが楽しみであった。

木曜日の真夜中に音源関係の作業がすべて終わる。
こんなもんだろう、こんなもんか、こんなんでいいのか
といろいろな気持ちが渦巻くが、制作作業の
終わりはいつもこんなもんだ。

金曜日、隣町の銭湯へと出かける。駅と駅の中間にある
銭湯なのでアクセスが不便だが、気持ちの
良いお風呂だった。帰りに駅ビルの地下でお惣菜を物色す。
丁度、全品半額になる時間だったので、凄まじい
お惣菜争奪戦が繰り広げられていた。くたびれていたので
戦争をあっさり放棄する。

「今さら言えない小さな秘密」というフランス映画が
良かった。今さら言えない秘密・・・
自分には12コくらいある。死ぬまで言わない。

2/20/2021

目が回る忙しさである。
ライブの前はいつも忙しくなることが多い。
試練の波は必ずやってくる。

もう20年以上も前、敏腕セッション
ミュージシャンたちとライブを
したことがあったのだけれど、
ライブ当日の朝までアレンジ譜を書いていた。
譜面が自分の部屋だけではおさまらず、
キッチンにまであふれだし、床に座って
慣れない譜面を書いていた時はホントに
真っ暗な気分だったが、それに比べれば
今は天国のようなもんである。楽しい。

20時にライブを終了するということになって
いるが、22時じゃだめなのかとかいろいろ
考えることは多い。おそらくこの胸の内、
いつかゆっくりと語る時がくるだろう。
ダーティーな言葉や人を非難する言葉を
今はまだ使いたくないのです。

2/19/2021

いたずらメールがよく来る。

細木数子さんより

「遂に見つけたわよ」

というタイトルのメールに笑ってしまう。


2/18/2021

19:30に回転寿司屋に入ったら、ラストオーダーが
19:50。猛然と注文する自分に呆れた。

今度のライブのメンバーは皆血液型がB型なのだが、
やっぱり自分とは違う血液型の人がいると
バランス的にいいかもとは考える。
ちなみにわたしはO型の人といるのが一番のびのびする。
A型はその保守性がちょいと残念。
AB型はただただミステリー。
O型は執着がなく、おおざっぱでいい。
B型はマニアックなところで波長が合うと親近感が増す。
まあ、気のせいです。どうか真に受けないでください。

2/17/2021

アルバムの音源製作の作業が大詰めである。
これから真夜中にかけてひっそりと
音源データをダウンロード、そして試聴して
OKならば、レコーディングはコンプリートである。

コロナのせいで延び延びとなっていたが辛くはなかった。
経験上、いろんな問題が起こった時の方が
味わい深いものができることを知っているから。
じじいのしぶとさ、コロナもまっ青である。

2/14/2021

地震お見舞い申し上げます。

昨夜は東日本大震災からそろそろ十年だなあと、
思っていたところに大きな揺れがきた。
部屋も揺れたがわたしもかなり動揺した。
おろおろしていた日々のことが一瞬にしてよみがえる。
あの地震の10日後にライブで歌ったが、歌えば歌うだけ
苦しくなるようなライブだった。ライブ帰りに
駅前のそば屋でやりきれなくなって泥酔したこと
を思い出す。

今日はライブのアレンジを考える。一番楽しい作業である。
スポーツで言えば戦術を練る、みたいなことだろうか。
妄想が現実化するような喜びもある。

ここ10年くらい、自由、テキトー、いいかげんな
ユルい感じで音楽ができればいいなあと思いながら
ずっと歌ってきたが、ちょっとこの1年で気持ちが
変わってきたようだ。もう少しかっちりと構築した
音楽をやってみたいと思うようになってきた。
諸行無常に反抗して、なんとか一矢報いたいと
思う自分がいる。

2/12/2021

昨日は撮影であった。都内の面白い場所を
歩きながら3時間ずっと被写体となる。
道路に寝転んでくださいという指示が出たので、
休日の閑散とした街の道路の上に寝転んでみた。
空はどこまでも高く、碧く、ふしぎな高揚感に
包まれた。

今日は自分の曲を自分で録音。
何回も歌ってフラフラになってしまう。
ここのところずっと音を調整する作業ばかり
だったので、本気で歌うのは久しぶりだ。
歌うための筋肉もピアノを弾く筋肉もすっかり
硬くなっていて反応が悪い。これからゆっくりと
喉と体と気持ちをほぐさないといけない。
またライブへと戻るのだ。


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2/8/2021

一仕事どころか二仕事ぐらい終わったので、
風呂に行く。サウナの中のおっさんたちが
マスクをしていた。まあ、気持ちはわかるけれど。

ティックトック面白いですねとか、
ティックトック見た?などと言っている人が
多いので、若手のお笑いのコンビでも出てきたのかと、
ずっと思っていた。ちなみにわたしは
晴乃チックタックが好きでした。

目黒で打ち合わせ。打ち合わせ後
なにか出前を取ろうということになって、
都心の出前事情に驚く。お刺身、鳥たたき、
フレンチなどなどなんでもござれで美味しい。
やはり
打ち合わせも目黒に限る。

2/4/2021

信じられない話だが、アルバムの音の調整
作業に1ヶ月もかかっている。デジタル録音は
音がとてもキレイになりすぎるところが問題なのである。
自分の頭の中にある音が基本的に70年代の
音質、音色の水準なので、折り合いをつけるのが難しい。
4K映像を白黒テレビで見たいと駄々をこねてるような
もんだ(白黒テレビって・・・・)

近所の某施設で手作りパンを販売しているので、
買いに行く。都内にはしゃれこけた値段が高いだけの
パン屋も多いが、その施設の方たちが作る
パンはほんとうにうまい。あたりまえの話だが、
たんたんと手を抜かず懸命に何かを作り続けていれば、
わかる人にはわかるのである。それが食い物や
音楽ならばなおさらだろう。

2/3/2021

ロシア製のコロナワクチンは
「スプートニクV」という名前だそうだ。
名前としては一番アホらしい感じがして
好きだ。接種したくはないけれど。

トランプは大馬鹿野郎だったが、トランプを
支持している人たちが多くいる社会、地域は
嫌いじゃない。それがわたしの好きなアメリカ
だったりもするから。

腹が減ったので食事に出かけよう
と思ったら、もう20時。近所のどこの店も
開いていないことに気づく。ここのところ
家に籠もって仕事をしていたので気がつかなかった。
やはりとても不便だ。

緊急事態宣言を出してからコロナが減ってきたということに
なっているようだが、ただそれは季節のせいで自然に
減ってきたのかもよと、わたしのようなひねくれ者は
考えてしまうのだが。

久しぶりに譜面を書く。人と一緒に演奏する時は
譜面を用意せねばならない。手書きなので、
机の上には消しゴムかすが盛大に散らばっている。
休符の書き方さえ、もうよくおぼえていない。
まるでリハビリだ。

1/31/2021

やや二日酔いでテレビをつけたら、緊急事態宣言下の
大阪でマラソンをやっている。CMになると
AC(公共広告機構)が「医療従事者のみなさま、
ほんとうにご苦労様です」なんて広告を出している。
医療が逼迫している街でのマラソン大会・・・
なんだかもうよくわからなくなってきた。

ライブを計画したものの、今後開催については少し
注意されたし。緊急事態宣言延長となると
またもろもろ協議ということになるのかもしれない。
ああ、めんどくさい。

1/25/2021

耳がくたびれたので、今日は山に出かけるつもりだったが
寝坊してしまった。しょうがない気持ちで、まだ見たことが
なかった「東京大仏」に行ってみるが、拝観はお休み。
寝坊は損である。

大仏で思い出した。小学生の頃、奈良の東大寺に
遠足で出かけた。同じクラスの悪ガキだちが
外人観光客に「コイン、コイン、くれ、くれ」って
ふざけた調子で言うと、隣のクラスの担任の
清水先生が烈火のごとく怒った。
「日本人は断じて乞食ではない!」と絶叫する
清水先生の剣幕はものすごかった(清水先生は
有島一郎という役者にお顔が似ていた)
今考えると、あの頃はまだ戦争に負けて二十年
ちょっとなのである。その後、妙に金回りの
いい国にはなったが、今となってはすべては
まぼろしのようだ。

駅前の商店街で若い男が電話で喋っている。
「あの、もう金がないので死ぬしかないんです」
って・・・。うーむ。

川に青い鳥がいたので調べてみると「翡翠」らしい。
こんな都会になんてきれいな鳥がいるもんだと
ずっと見とれていたら、望遠レンズで武装したじじいたちが、
横からわんさか沸いて出てきた。

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1/23/2021

冷たい雨が降っている。雨は夜更け過ぎに雪へと
変わるだろう・・・どこかで聞いた文句ではある。

アンガーマネージメントというのがあるらしく、
どんな怒りでも6秒間がまんすればおさまる
そうなのである。反射的にピリピリ反応してしまう
大脳を前頭葉でコントロールするのだそうだ。

10年程前だったか、乗っていたバスが止まるべき
バス停を通過してしまった。赤ちゃん連れのお母さんが
「ボタンを押したのに降りられませんでした。すぐに停めてください」
と運転手にお願いしたら「次のバス停まで止まれません」と
運転手は返した。わたしは逆上した。「なめてんのか、おまえ」と
言ったのは生涯2度目だった。そういう場合でも6秒待って、
「ねえ、運転手さん、すぐにこのバスをお停めなさいよ。
赤ん坊もピーピー泣いているじゃあ〜りませんか。あなたが
バス停を見落としたことを責めるつもりは毛頭ございません。
さ、このバスを今、すぐにお停めくださいな」なんて
言わねばならぬのか。わたしには無理である。

1/20/2021

カレーを作る。昔はヨーグルトを入れたり
スパイスを炒めて入れたり、いろいろと
味の工夫をしたが、今は変わったことは何もしない。
決まっているのはタマネギを時間をかけて炒めること、
一回冷ましてから温め直して食すことぐらいである。

おいしいカレーができた。きっとこれから3日間は
カレーを食べ続けるだろう。おいしいものは飽きるまで
食べ続けるのがわたしの習性である。

ハイレゾ音源の勉強を今さらしてみる。
仕組みはよくわかるのだが、いまいちわからないことも
多い。確実にわかったことは、ハイレゾは世の中では
いまだ一般的ではないということであった。

銭湯を自粛しているので気持ちが重い。
銭湯はおそらくだいじょうぶな場所なはずだが、
人が集まる場所に行くことがおっくうになっている。
誰も歩いていない山にまた出かけるしかなさそうだ。

1/19/2021

友人が濃厚接触者になっただとか
会社の昔の先輩が亡くなったとかという話を聞く。
コロナは確実に近くにやってきているなあと
実感している。このぞわぞわした感じ、
昨年の春にはなかった。

今日もずっとアルバム制作の作業。中断期間があったので
制作期間は足かけ1年以上となった。アルバム作りの
最後は良くも悪くも自分の力を思い知る羽目になる。

13歳の時にはじめてエルトン・ジョンという人の
アルバム(レコード)を買った。アルバムというのは
ヒット曲の寄せ集めだと思っていたが、なんだか
もっと奥が深いもんなのだなあとその時知った。
アルバムにしか入っていないような実験的な曲やB級曲に、
そのアーチストの個性がにじみ出ているということも
なんとなくわかってきた。

そんな「アルバム育ち」の自分がアルバムを
いまだに作らせてもらっているのだから、
コロナごときでめげているわけにはいかない。

めげている人はおいしいものでも食べて、
一人で散歩をしよう。めげるとコロナの
思うツボだ。明日が見えないってのは
人の不安をかき立てるかもしれないが、
明日が見えた事なんてこの35年間、わたしには
ほとんどありません。
♪それでも生きてる〜、歌ってる〜

1/18/2021

昨日いろいろと一段落ついたので
今日も散歩。月曜日なので動物園は休みなのが
残念だ。立ち飲み屋では男達が昼間っから
ワイワイとやっている。そっちに行きたいと
思う自分とぜったい行けないと思う自分がせめぎ合う。
高野の「あまおうケーキ」を買って、
アンビバレンツな自分をなぐさめようと思ったが、
1ヶ910円也。あまおう、高い。

アルバムの曲順などをうっすらと考えている。
ところで今まで曲順で一番悩んだのは「ウタノワ」
というアルバムである。土壇場まで曲順が
決まらなかった。「流れていこう」と「マフラー」と
いう曲の順番が決まらずに悩み抜いた。
曲順を大失敗したなあと思っているアルバムもあるが、
それがなんだかは書かない。

1/16/2021

夕方まで時間があったので散歩する。
春も近いと錯覚してしまうあたたかな日である。
盆栽屋で梅を見る。

最近、街を走る救急車がめっきり減ったように思う。
皆、病院に行くのが怖くて救急車を呼ばないのだろうか。
サイレンがまったく聞こえない日もあるのが逆に怖い。

カフェでBLTサンドを頼んだら、ベーコンが
はいっていなかった。後から店員さんが申し訳なさそうに
焼いたベーコンだけをお皿にのせてやってきた。

香港、台湾からまだメッセージはない・・・。

1/14/2021

なぜか香港と台湾で「小唄三昧」が
聞かれているらしい。やっつけ漢字でご挨拶。

你好 

我 YANACHAN
我、嬉、香港&台湾人民「小唄三昧」熱烈愛聴
我日本東京在、covid-19増殖、我恐怖。
日本政府低脳、日本人民毎日絶望増加中。
我歌唱熱望、於香港、台湾
我熱烈愛、広東料理、餃子、麻婆春雨、甕出
紹興酒

香港人民 加油!!  

再見!

・・・情けないが伝わってほしい。


1/13/2021

エンジニアさんとメールでやりとりしながら
ずっと録音音源の調整。すでに8日目である。
だいたい1曲を仕上げるのに、3〜4回は
やりとりしながら修正していく。これは
ウマが合う人とではないとぜったい無理な作業だ。
音がカタいとかやわらかいとか、ピアノの
音を丸くだとか、言いたい放題のわたしに
付き合ってくれるエンジニアさんに感謝である。

「男はつらいよ お帰り 寅さん」を見た。
亡くなった俳優さんたちがどんどん出てくるものだから
涙腺が緩む。いっそのことラストは「ニューシネマパラダイス」の
ように寅さんとマドンナとの名シーンを
数珠つなぎにしてほしかった。

さて、そろそろアルバムの曲順を考えなければ
ならない。明日は「ジョナサン」に籠もって
いろいろと考えるつもりだ。

1/11/2021

寒い日だ。ヒーターをつけても効かない。

昨年レコーディングした音源を聞き返している。
録音日の最後のテイクに良いテイクが多い。
「うまく歌おう」なんて邪念がやっと抜けるのが、
その日最後のテイクだということなのだろう。

今年最初のポトフ。ポトフと米があれば
わたしは生きていける(あと少々の酒)
栄養をつけて、とにかく今は毎日匍匐前進。
この自粛期間にアコーディオンのベースの練習や
石川淳の小説を読むことにする。まるでご隠居のようだが
それもまた楽し・・・ということにする。

1/9/2021

1/24のライブは延期となる。しょうがないとは思うが、
プチ無力感がだんだんと大きくなる


気分を変えてアコーディオンの練習をする。
可愛いアコーディオンを安く手に入れたので
今回の宣言中は蛇腹と付き合うことにした。
もしライブハウスがなくなってしまっても
道で歌えるようにはしておこうと半分本気で
思っている。インターネット上でライブをする
なんて発想が自分にはほとんどないので、
道で歌って暮らしていけたら・・・なんてことを
いまだに考えてしまう。

1/7/2021

世間がまたざわざわとしてきた。

最近ラーメンを食べていないので
今日はラーメンを食べに行こうと思う。
わたしの好みであるあっさり醤油ラーメン(なると付き)を
出すラーメン屋がなかなか近くにないのだけれど。

カタカナ好きのお上だが「緊急事態宣言」だけは
相変わらずお堅い日本語である。
エマージェンシー ジャパーン!とか・・・言うわけないか。

1/5/2021

自分にとってこれほど静かな正月があっただろうか。
静かなのは好きなのでなかなかうれしいのである。

テレビで「真昼の決闘」という昔の映画がやっていた。
保安官は正義感に燃えて悪人に立ち向かうのだけれど、
それが周りの人たち(新妻でさえも)には迷惑でしかない。
孤立していく主人公にきっと昔の観客は共感したのだろうが、
今の人たちは果たしてどう思うのだろう。

町内の散歩コースを歩く。全長約8キロのコースである。
前半は面白みのない東京の住宅街を歩くだけのコースだが、
後半は「暗渠」や「旧水路」の上を歩くことができてうれしかった。

銭湯に寄って汗を流して帰ろうと思ったが、なんと満員で
入場制限がかかっている。いさぎよく風呂はあきらめて
日本酒を買って帰る。東北の酒は「効きすぎる」ので
たくさん飲まないようにしてもつい飲んでしまう。
ひとり沈没して、正月は終わってしまった。


12/31/2020

やなちゃん大賞2020

2020年、コロナでは失策ばかりの国ニッポン、でしたねえ・・・
それはさておき、やなちゃん大賞です。

新日本風土記・釜ヶ崎(NHK BS)
フリーソロ(ドキュメンタリー映画)
原芳市遺作展(ギャラリー蒼穹舎)
岡山・旭川の川岸から見た山陽本線鉄橋の美しさ
アメト--ク!「深夜食べてしまう芸人」(テレビ朝日)
香港・周庭さんらの逮捕
コロナで失策続き、首相は結局逃げた
ニコラス・アーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス「バッハのカンタータ26番」
◎グレン・グールドが弾くブラームス
ザ・ノンフィクション特別編 おじさん、ありがとう ~子供たちへ…熱血和尚の遺言~(フジテレビ)
コール・ポーター・ソングブック(エラ・フィッツジェラルド)
「湯を沸かすほどの熱い愛」(映画)
京都・三条京阪、柳湯の客と店主の会話
京都・台北城のチャーシュー麺
ファイティング寿限無(立川談四楼)
宮崎の地鶏炭火焼き屋で焼酎1合400円也
数学者はきのこ狩りの夢を見る(NHK BS)
ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(映画)
江分利満氏の優雅なサヨナラ(山口 瞳)

大賞は今さらのグレン・グールド。自粛の日々の
朝はトーストとスープ、そしてグレン・グールドの
バッハかブラームスで始まりました。
きっと記憶に残る日々となるでしょう。
しかし自粛なんてもう二度とごめんです。
来年はマスクなしで暮らせる日々になればいいと
切に願っています。2021年こそ良い年となりますように。

12/29/2020

年末にもかかわらず新幹線はガラガラだった。
SF映画のようではあるが現実である。
今、人々のいろんな想いが渦巻いていて、
その想いをうまく表現できずに苦しんでいる方も
相当数いるのだろうと思う。きびしい年だったなあ。

名古屋のライブではなぜか最後「バンザイ」って
言ってしまった。今年のような状況は今後の糧に
なるだろうし、エライ人たちのご都合主義や
ダメっぷりがはっきりと露わになったのは
めでたいことだなあと思ったのである。

それにしてもこの状況で歌わせていただけた
ことがうれしい。京都も名古屋もお客さんが
いつにもましてフレンドリーだった。
名古屋での自発的な手拍子がとても
うれしかった。これだこれだ、ライブは!ってね。
いいお客さんがついてきてくれてるなあと
感慨ひとしおである。

やなちゃん大賞、どうするか。
ちょっとくたびれているので考えさせてください。

12/24/2020

難しい曲を書いてしまった。
ずっと好きだった人へのラブソングなので
想いが余ってしまい、ついつい自分の弾けない
曲を作ってしまった。バカである。

旅行会社で旅のチケットを買う。
係のおねえさんと GO TOの中止に
ついて話す。旅行キャンセル率は90パーセント
だったとのこと。「なんだかあさましいね、定価じゃダメなんだ」
って言ったら、おねえさん、苦笑してた。

駅ビルをのぞいたら、ケーキ専用冷蔵庫が
広場に運び込まれている。ソーシャルディスタンス
ってなんでしたっけというほどの大混雑ぶりである。
お客が誰もいない和菓子屋で栗羊羹を買い求める。
クリスマスに羊羹。それもいいじゃないか。

メリークリスタルキング。

12/19/2020

慣れない曲を練習しているせいでなかなか
ハードな一日である。

26日と27日のライブは今のところ開催の予定です。
もし知事さんから仕事でも行くな、仕事でも来るな
という要請があればその時にまた考えます。会場ではおそらく
思いっきり換気をしますので、来られる方は厚着&マスクを
してきてください(薄着の人はまずいないと思いますが)

明日がふわふわと落ち着かない状況でもやることを
やるしかない。たくさんの人がずっとそんなストレスフルな
状況の中にいる。力を抜きつつ、どうか消耗しないように。

ガースー、恥ずかしげもなくギャグを連発する
親戚の困ったおじさんのようだ・・・自戒も込めて。

12/14/2020

書き物の仕事をしていたので、この1週間は
歌を歌わなかった。久々にピアノを弾くと、
指は動かないわ、声は出ないわで難儀した。
どうやら頭も体もこわばってしまったようだ。
このままだと石になってしまいそうなので、
今日はピアノを弾きに出かける。

街へ出ると若者たちががんがん宴会をしている。
旭川や大阪のベッド数がどうなろうと、もはや一部の人たちに
とっては、コロナなんて恐るるに足らぬことに
なっているのかもしれない。

新しく購入したスマホにイヤホン用の穴がない
ことに気づく。昨年、米子のさびれたホテルで
マイルス・デイビスをずっと聴いていたのだが、
曇り空の米子の街にマイルスの音楽がよく合っていて、
スマホとイヤホンで音楽を聴くことの楽しさを知った。
しかしそのスマホに肝心のイヤホン用の穴がない。
どうやらワイヤレスイヤフォンを買えということらしく、
電気屋で試聴を2時間。たいていのイヤホンは安易に
低音を強調し過ぎているので、一番穏便な音がする
ソニーの安いイヤホンを買い求める。新商品には
約5周遅れぐらいでついていっているが、それくらいで
ちょうど良いのではないかと思っている。


12/8/2020

北海道、大阪のみなさん、お見舞い申し上げます。
特に医療関係者、高齢者施設で働いている方々の
ご苦労お察しいたします。どうぞご自愛ください。

一仕事終わったので、一人でジョン・レノン40周忌の会
でもしようかと思い立つ。そこで彼のいろんな曲を
改めて聞いてみたが、なぜかどの曲も
「軽薄」に聞こえてしまった。「軽薄」も極めれば
立派なのだけれど、極める前に死んじゃって
愛と平和のシンガーということになっちゃった気がする。
献花。

忘れられない香水のにおいがドルチェ&ガッバーナ・・・
って歌を聞いた。わたしの忘れられない香水のにおいは
安っぽいメロンソーダのにおいだ。そのにおい、
今でもはっきりおぼえているが、それを身につけていた
人のことはもうほとんどおぼえていない。
そんなもんである。

12/5/2020

曇った朝。野菜スープを作る。
リビングのスピーカーからは小さな音で
バッハの「マタイ受難曲」が流れている・・・って
村上春樹のキザな出だし的な土曜日である。

ようやくゆっくりではあるが、30thライブの疲れが
とれた気がする。ほんとうにこれで一区切りついて
しまったなあと思う。天災やら人災で時代は
変わっていくものだけれど、ずっと楽しく(それも大変なのだが)、
同じ事を(それももっと大変なのだが)やっていければいい。

仕事をしながらずっと民族音楽を聴いていたのだけれど、
ルーマニア、マケドニアあたりの音楽がやはり好きだ(もちろん民謡)
資本主義が進んでいくといろんな事物が「どいつもこいつも同じ顔」状態に
なってしまうけれど、音楽もそうである。さいわい同じ顔になる前の
個性的な音源はたくさん残されている。ノンサッチというレーベルの
民族音楽集は録音も良くておすすめです。

12/1/2020

今年は紅葉狩りをしていない事に気づく。
紅葉を探して駒込やら鬼子母神界隈を散策した。
都電はいつのまにか「東京さくらトラム」という
名称になっている。鬼子母神界隈には森山大道の
写真で見るような人相の悪い猫が多かった。

少し時間が出来たのでポクポクと新しい曲の
準備をしているが捗らない。制作に入る前は
自分に気合いを入れようと、クライバーという指揮者の
ブラームスを聴いたり、ジョニ・ミッチェルという
シンガーソングライターの歌を聴き直したり、
手塚治虫の「ブッダ」を読み直したり、黒澤明の
「デルス・ウザーラ」を見返したりするのだが、
あまりに偉大なものに触れてしまうと、
もはやあまりに小さい最初の一歩を踏み出す
度胸もなくなり、夕闇に紛れて銭湯へ急ぐのだった。

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11/28/2020

なにかと評判の「パラサイト」という映画を見る。
「あの運転手は地下鉄の乗客のようなにおいがする」という
ベンツで通勤するお金持ちのセリフがあった。
わたしにとって地下鉄の乗客の匂いはイヤなにおいでも
貧乏人のにおいでもないけれど、うまいセリフだと思った。

わたしは地下鉄のにおいが好きだ。
特に昔の銀座線の湿っぽいにおいは、
わたしにとって東京のにおいだと言ってもいいかもしれない。
そういえば「あんた、地下鉄の匂いがするよ」って
歌が、昔あった気がする。

11/24/2020

苦手な動画の編集をすると
パソコンが動かなくなる。
がまん、がまんの一日である。

街へ出てタイ料理を食べる。
味が感じられない。わっ、コロナかと
思ったが、ただ味が薄いだけだった。

コロナは第三波なのだろうか。気持ちがへこたれないように
小旅行でもしようかと思う。真っ先に「鉱泉巡り」が
頭に思い浮かぶ。温泉ではなく鉱泉というのが
ミソなのである。

11/21/2020

ピアノ用の椅子が壊れた。
座面がはずれてしまっている。
よく見ると座面を留めている「ねじ」が
4本中、2本もはずれていた。高い所を
掃除する時にも使う椅子なので、そのまま
知らずに使っていたら転倒したかもしれない。

はずれてしまった「ねじ」を探したが見つからないので、
ネットで「ねじや」を探す。どうやら家から
約15キロほど北に行くと「ねじや」があることが
わかったので、電車とバスを乗り継いでその「ねじや」に
向かう。

金曜の夕方の渋滞にはまり、午後6時前にやっと「ねじや」
に到着する。暗い店内は天井まで「ねじ」「ねじ」「ねじ」である。
店内に誰もいないようなので「すみません、ねじをください」
と奥に声を掛けた。すると、ややオタクっぽい色白の青年が出てきて、
「どんなねじですかあ」とわたしに聞く。
わたしは持ってきていた「ねじ」を見せる。
ノギスで「ねじ」を計る青年。
「ああ、材質はちょっと違いますけどね、あります」
と言い残し、青年はいったん奥へ引っ込むと
「ねじ」の小箱を持って10秒後に戻ってきた。

「これです」と青年。わたしは「そのねじ、4本ください、おいくらですか」
と聞く。「うーん・・・」青年はカタログで値段を調べ始める。
もしかしたらとても高価な「ねじ」なのかもしれない・・・
緊張の時が数分続いた。すると突然、青年が静けさを打ち破るように
キッパリと言い放った。
「57円です」
安い!やはり「ねじ」は「ねじや」に限る。


11/19/2020

昨日はありがとうございました。

「魔女の宅急便」の主人公は魔法を
一度使えなくなったけれど、使えなく
なってからいろいろとお勉強して、大人の魔女へと
成長したのだったね。むかしの歌を歌いながら
なぜかそんなことを思いだした。


11/16/2020

あさっての東京ライブでリクエストのコメントを少し
読ませて頂きます(11/17加筆・・・お名前などは
伏せます)
自分の歌を人が鼻歌で子供に聞かせてる
なんて事実、なんかすごいというか照れくさいというか。

コロナのせいなのか、愚かな為政者たちのせいなのか、
はたまた世間とやらが悪いのか、息苦しい日々が
続いているように思う。11/18を一区切りとして
そんな世の中を時に斜めに見たり、いや、たいていは
無視しつつ、また歌を作っていくのだろう。
微力でけっこう。微力の人しかできないことが
たくさんあることも知っているから。

11/12/2020

けっこう困っている人が多いというのに
株価は上がっているという気味が悪い世の中である。

18日はあまり普段やらない曲もやるので楽しみだ。
まあ、30年という節目がとんでもない年になったとも
言えるけれど、生きてりゃそれだけで儲けもんである。
文句は言えない。

11/11/2020

今日は久々に山を歩こうと思ったのだが
寝坊してしまった。寝坊すると近場にある
「高尾山」行きが自動的に決まってしまう。

おじいおばあ、女子のカップル、わけありそうなカップルで
高尾山頂はごった返していたので、とっとと山を降りる。
北島三郎御大の歌う「高尾山」のビブラートが薬王院の前で
鳴り響いていた。

帰途、
厚揚げを買って帰ろうと、なじみの豆腐屋に
寄ってみたが、既に厚揚げは売り切れていた。
やはり早起きをした方がいろいろと人生は
お得なのだろう。

11/8/2020

ピアノを弾きながら、来年のことを考えている。
コロナが一筋縄ではいかないことはすでに思い知らされた。
ワクチンが出来あがって、ハイめでたしめでたし
というわけにもいかないだろう。
マスクも消毒もいらないライブができる日を
ただ待ち望んでいるのだが、どうなるのかは
わからない。じっとがまんの子である。

部屋を片付けていたら30年前の特大ポスター
が出てきた。見てると恥ずかしくなってしまったので、
すぐにまたしまう。次に見るのはまた30年後か?

11/4/2020

京都のライブは歌っていてとても楽しかった。
それにしても人気のある曲というのは、
ピアノと歌の労働量がとても多いことに気づく。
これからは労働量が少ないのに人気のある曲を
作ることが目標である。

翌日は雨。久々に嵐山を歩く。
ミッキーマウスとキティちゃん系の
店と修学旅行生ばかりで面食らったが、
どこの寺の「苔」も美しかった。

10/29/2020

うーん、楽しいことをしようと思ったら、
やはりいろいろ大変です。それをわかっちゃいるけど
やめられなくて、30数年歌っているのですが。
まずは GO TO 京都。

10/23/2020

リクエストの受付が終わった。
最後の数分間の駆け込みリクエストが
すごかった。わたしも状況を見守った。

締切直前の「ねじれていく男」のリクエストに
はうれしくて笑いました。
絶対の本命が
トップだったかどうかはライブでの
お楽しみということで。ありがとうございました。

10/22/2020

栗の季節である。デパ地下のケーキ屋で
モンブランを求める。1ヶ、675円也。
高いような気もするし安いような気もする。
なぜか675円と聞くと即、時給だと思ってしまう。
1時間歌って、ケーキ1ヶをもらっている
自分をイメージしてみるが、やっぱり高いか
安いのかはわからない。

10/21/2020

録音作業が終わった。
今、レコーディング全行程の5.5合目を通過した
あたりだろうか。コロナのせいもあるけれど、
自分の力不足がこんなに時間がかかっている
第一の原因である。

そろそろ30thライブの選曲にとりかからねばならない。
リクエストのコメントも楽しく読ませていただいています。
「ブーゲンビリアという言葉を辞書で調べた日から
もう30年・・・」なんてコメントをもらうと、
うれしいやら照れくさいやらで、今日もお湯割りにする。

10/19/2020

スマホが壊れたので新しいスマホを
買うために電気店に行く。
滑舌が悪いマスクをした店員が、
アクリル板の向こうから小難しい
料金体系について説明するのを聞いていると、
ほんとうにうんざりしてしまう。

隣の席では異常とも言えるぐらいに
軽薄な喋り方をする店員がスマホ初心者の
老夫婦に向かってセールストークを繰り広げている。
「ぼくはこの業界長いんすけどお、ぶっちゃけえ・・・」
がその男の決まり文句である。老夫婦はただ
「ああ、そうなんですか」と相づちを打つので
精一杯のようだった。

たかがスマホを買うのに1時間以上もかかる。
S電力とご契約して頂ければ機種代1万円お安くしますよ、
という誘惑にはやっぱり勝てなかった。

損をしたわけでもないのだが、後味が悪い。
あまりに「お得」という言葉を連発されると、
自分が「お得」なことしか考えていない人間だと
なめられているような気になってしまう。
消耗する寒い一日だった。お湯割りにする。

10/17/2020

宮崎は空気がとろっとしていた。
会場であるLIFE TIMEの主人が
ドラマーの外山さんに再会するのを
楽しみにし過ぎてしまったのか、
昼間っからすでにベロンベロンであった。
いいなあ、そういうの。

ライブは自由自在のドラムと歌とのせめぎあい。
一瞬も油断できないのは毎度のことである。

良いピアノにも巡り会えた。
階段の狭い三階の店にどうやって
ピアノを運び込んだのか、聞きそびれてしまったが。

海を眺める時間もたっぷりあった。
サーファーが幾度も波にのまれては、
また波と格闘する様子をずっと見ていた。

10/11/2020

ピアノを弾きに街へ出る。商店街は超「密」である。
もうそんなに怖くないなあ、コロナ・・・いうことで
落ち着いちゃったということなのか。なんかモヤモヤする。

宮崎のライブは「2日間もやるんだから、曲も日ごとに少し変えよう」
ということになり、けっこう準備が慌ただしい。
ピアノを弾いた後にどうもくたびれるなあと思ったら、
30曲以上リストアップしている。そりゃあ、くたびれる。

宮崎といえば星飛雄馬とミナさんとの純愛、
そのまんま東、なんとなく暖かい場所という
ことぐらいしか知らない。だが酒と魚(肴)は
きっとうまいのだろう。歌っては酔い、
歌っては酔いになってくれたらいい。

10/8/2020

リハーサルである。グランドピアノとスリンガーランドの
ビンテージドラムがあるスタジオだった。
気分は上々。音が良いので全力で3時間歌う。
最近は弾き語りが多いのでピアノを弾き過ぎてしまう。
ドラムとのセッションでは音の引き算をこころがける。

歌い疲れてへとへとになってしまった。
学生の頃に通っていた喫茶店に寄って
帰ろうと思ったが、あいにく閉店していた。
18の頃、その店で初めてロイヤルミルクティーを飲んだ。
こんなにおいしい飲み物がこの世にあるのかと驚いて、
よくその店には通ったが、ミルクティーの
季節はあっという間に終わってしまった。
失恋したのだった。

10/6/2020

山に行く。朝7時、通勤で都心へ向かう
人たちとは逆方向の電車に乗る。
西へ行けば行くほど(つまり田舎へ行くほど)
女子高生のスカートの丈が短くなっていく。
日本の女子の体型が昔とあんまり変わってない
ことにも気づいた。

今日は好きな「木」に会いに行ったのだ。
風通しのいい尾根道に、その木は前と変わらず
優しく立っていた。風が吹くとどんぐりを
ボタボタと落とし、わたしとの再会を
喜んでいるようにも見えた。

その木がミズナラだということもわかった。
高さが20メートル以上はある、相当大きな
ミズナラである。

木の下で瞑想の真似事を5分ほどしてみたが、
先日のレコーディングでミスしたところが
頭の中で繰り返しよみがえるだけだった。
弁当を食べた後、山を降りる。
麓で酒を求めた。

 

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10/5/2020

歌詞カード整理に明け暮れる。

ずっと使っていたプリンターが壊れた。
新しいプリンターを買ったら、壊れたプリンターが
突然復活する。復活したのでインクを買い足ししたら、
また壊れる。いよいよ捨てようと思ったらまた復活する。
その繰り返しである。

曲選びに1日以上かかってしまう。
地方のライブでの演奏曲を選ぶ基準は東京や大阪の
ライブとは違う。初めてわたしの歌を聞く人の
ことを考えると、どういう曲がとっつきやすいかなあ、
なんて考えてみたりする。するとなにがなんだか、
どんな歌がいいのだかわからなくなってしまって、
ただ腹が減るだけの一日が終わってしまう。

10/4/2020

なにか妙に落ち着かないと思ったら、
リクエストがたくさん届いているからである。
コメントを読ませていただくと、とてもまじめに
リクエスト曲について考えてもらっていることが
よくわかります。ありがとう。

自分でリクエストするならば、どの曲を選ぼうかと
考えたが、それは無理だ。ただ自分にとって
節目の曲はというと、
「さよなら人類」「牛小屋」「ハレルヤ」
「ブルーアイズ」「ブルースを捧ぐ」
「ジゴロのバラード」「ワカンナイ節」などである。
その曲を作った(歌った)ことでその後の自分の
音楽の方向性(もしくは生き方まで)を決めた
曲たちである。

過去を振り返るのも時々ならいい、ということにする。

10/3/2020

道を歩いているとおばあさんがオロオロしている。
どうやら夫がどこかへ消えてしまったらしい。
夫は軽い認知症らしく突然いなくなることが
しょっちゅうなのだそうだ。こりゃいかんということで
駆け足でそこらへんを探し回った。ふらっといなくなる
タイプの自分が徘徊老人を探しているという状況が
少しおかしかった。

おじいさんは紺のミズノの上着を着て逃走中?との
ことだったが、紺の上着を着ているおじいさんは
案外世の中には多いのだなあ・・・。
結局おじいさんは見つからなかったが、
2、3時間もすれば家に帰ってくることもよくあるし、
携帯も持っているからだいじょうぶでしょうという
ことでその場は解散となった。

10/1/2020

自粛前の録音セッションでうまくいかなかった曲を
もう一度録音してみるが、やはりうまくいかない。
やることを決めこんで弾くとなにか全体が固くなるし、
思いつくままに弾いてみたらなにか取り留めがない。
つまり自分の実力以上のことをやろうとしてるんです。
そういう時はちょっと散歩にでも行ってブレイクすれば
いいのだが、次へ進もうと焦っているので
どうにも止まれない。いい歳してなにをやってんだか。


9/29/2020

録音。久々の録音なのでガチガチに緊張して
スタジオに入る。いざピアノの前に座ったら、
マイクを家に忘れたので取りに帰りますと
エンジニアさんが一言。緊張が一気にほどけて、
その後はスムーズに録音が進んだ。怪我の功名、
緊張と弛緩・・・とにかくうまくいったのだから
それでOKだ。

スタジオにいた女子は皆、好物は「肉」だと言う。
それに影響を受けてしまったのか、帰り道、久々に
トンカツ屋に寄る。声帯にたっぷり油を塗った気分になる。
明日もうまくいくことを祈るが、うまくいかなくても
しょうがねえやという気持ちにもなってきた。

9/27/2020

毎日、気圧の変化が激しい。
時々ふわっと目が回りそうになることがある。

家にいる時には午後3時から4時前まで昼寝を
する癖がついてしまった。午後帯の
レコーディングで
眠くなってはいけないので、
昼寝はなしにする。

今、午後3時半、睡魔と戦っている。強炭酸水に
ヘビメタ鑑賞、とにかくなにかしなければ眠りの国に
墜ちていきそうである。とにかくねむい、ねむい。
今、このブログも眠気対策で書いているのです。

9/22/2020

昨日は動き回った。音響調整も自分たちで
やらねばならなかったので、古民家の部屋中を
ねずみのように駆け回った。

小室さんの声の出方が謎だ。頭蓋骨がもはや
ギターのボディーのように共鳴しているとしか
いいようがない。

打ち上げでは久々に赤ワインを飲んでしまった。
ただ今、今年最強の二日酔いの真っ只中である。

9/20/2020

明日は手弁当ライブというか手作りライブなのである。
マイクやら機材もすべてミュージシャンが持ち込んで
頑張るのである。まるで文化祭のような感じだ。
ああ、腹がへった。明日は生で歌える喜びをかみしめたい。

9/19/2020

ピアノを弾きたくなって外に出かける。
天候も昨日暑いと思ったら、今日は妙に湿っぽくて
寒い。少しオーバーワーク気味のようでもある。

ある作家も書いていたが、駅や空港の男子トイレで
掃除のおばちゃんが掃除していたら放尿できるのか
問題を考えている。だいたいのおじさん達は
平気なようであるが、どうもわたしには無理だ。
漏れそうなほどの非常事態でなければ、
掃除が終わるまでがまんしてしまう。
おばちゃんが掃除している横で無言で用を足す
男どもを見ると少しがっかりする。人種差別の
はじまりを見てしまったような気がするのだ。

9/18/2020

一日コーラスの練習。わたしは歌手だけれど
人のバックでハモるのが好きである。ハモり
では自分のキャラを押し出してはいけない。
なにげない顔をして、少し凝ったハモリを
さらっと歌うのがハモラーの喜びである。
いろいろ作戦を考えていたら、あっという間に
日が暮れてしまう。

近所のレストランでご飯でも食べようと
思ったら、金曜の夜なのでどこも満席であった。
コンビニパスタでがまんして、夜更けまで
ピアノのおさらい。新内閣の支持率64%超、
ほんまかいな。


9/17/2020

気分転換をしたいのでとにかく歩いた。
帰り道に健康ランドがあったので
寄ってみる。ものすごい人の数だった。
コロナなんてどこ吹く風。若いカップル
がお揃いのムームーを着てはしゃいでいる。
湯上がりにレストランでビールを飲んでいると、
BGMから聞こえるのはエリック・クラプトン。
♪健康ランドじゃフランクザッパは絶対流れない〜
という歌詞が頭に浮かんだが、後が続かない。

9/16/2020

健康診断の結果を聞きに行く。
数値上は病気のカケラさえもない。
ここ5年でもっともいい状態。
旅に出られないのが良かったのか。
コロナのおかげで健康になっているのなら
皮肉な話ではある。

病院から帰って、ピアノで歌う。
歌詞をいろいろ書き換える。
書き換えて良くなるモノもあれば
ダメになるモノもあり。

9/15/2020

掃除に凝っている。新しい掃除機を買ったからである。
スティック型である。絨毯にこぼれたベビースターラーメンを
スイスイと吸い取ってくれる。朝食の前に掃除をするのが
日課になった。排気も空気清浄機並にキレイだというので
ちょっと匂いを嗅いでみたりしている。

先日のリハーサルで「割れ鍋にとじ蓋」ということわざが
どういう意味かと話題になった。わたしは割れた鍋は
蓋で閉じたって用をなさない、つまりなんの役にも
立たないという意味だとずっと思っていたのだが、
全然違っていた。かようにして自分が勘違いして
使っていることわざがたくさんあるのではないかと思うと
冷や汗が出てくる。ちなみに「割れ鍋に綴じ蓋」を
他人に対して使ってはディスることになる。
日本語は奥が深くて多面的だ。

ピアノを弾けば弾くほど、どんな演奏が今弾いている曲に
とっていいのかがわからなくなってくる。が、この暗中模索を
楽しむ余裕がある。調子が良いからだと信じたい。

9/13/2020

楽しいライブが終わったら、すぐに次のリハーサルである。
帰りの駅の喫茶店で倒れるようにアイスコーヒーを飲む。
銭湯に行く準備もしていたのだがあきらめた。
家へ帰って昼寝2時間。

自粛の時から続いた日本酒マイブームは去って、
今はまた芋焼酎に戻った。知覧の焼酎をよく飲む。
とても小さな酒蔵の焼酎なのだが甘くてうまい。
有名どころの焼酎のとんがった感じがまるでないのだ。
その酒蔵、息子さんがやっと跡を継いだそうである。
よかった、これでわたしが死ぬまでは楽しめる。

次のライブ、出演者はみな楽しみにしているようだ。
小室等さんとわたしとの共演セッションのリハーサルは
本番当日。うっすら緊張する日々が続くのも悪くない。

9/9/2020

仕事が3つ重なってしまう。同時進行で
仕事をこなしていくことができない性格なので
かなりのストレスである。きっとケアレスミスも
しているのだろう。最初にあやまっておきます。

半年ぶりにレコーディングの再開が決まる。
自粛期間中に聞いていたバッハがわたしのピアノに
いい影響を与えて・・・いるわけはない。
とりあえず一歩、前に進めるのがうれしい。

9/6/2020

映像関係の方とお話し合いをする。
お話の最後のほうで、インタビューを受けた。
自分のこれまでのことを脚色抜きでできるだけ
正確に話していたら、頭の蓋がはずれてしまったようだ。
さまざまな後悔や、これまでにやり残してきたこと、
これからやりたいことが、頭の底の方からどんどん
湧いて出てくる。こういう状態は自分にとっては
あまりよろしくない。変にハイになるばかりで
とりとめがなくなり、そしてかなり草臥れる。

駅ビルでシューマイでも買って帰ろうと思っていたら、
わたしの目の前を作家のMさんが歩いていた。
おそらく80歳は過ぎていらっしゃるのに
相変わらずのダンディーぶりである。
モスグリーンのジャケットがとても素敵であった。

自分が尊敬していたり影響を受けてきた先生達はもう
すでに亡くなっているか、75歳以上の方たちばかりである。
普段は自分は35歳くらいで、先生達もまだ50歳くらい
だというような感覚でいるのだが、もちろんそれは錯覚である。
実年齢のことを改めて考えると、なにか脂汗が出てくるような
かんじになる。もはや手遅れだという気持ちと、
まだまだだという気持ちがこんがらがってしまう。


9/4/2020

自分が今どれくらい歩けるのだろうと思った。
早起きをして、県境(都境)で試し歩きを
することにした。

丘陵の森の中に静かな田んぼがあった。
鷺もいて、なかなか落ち着いた場所だったので
田んぼの中のあぜ道を歩くことにした。
前の方から保育園児たちが歩いてくる。
どうやらお散歩のようだ。すると先生が
わたしに向かって「あの、やなぎはらさんですよねえ」と
話しかけてきたのでびっくりした。
今朝、鼻毛を切ってきてよかったと瞬間思った。
先生は園児にわたしを紹介してくれた。
「このおじさ・・・おにいさんはとてもステキな
歌手なんだよお」というわけで、田んぼの中、
アカペラで一節歌うこととなった。
園児にはまったくウケなかった。鷺は飛んで逃げた。
先生はまたライブに行きますと言ってくれた。

で、炎天下時々雨の中、登って下って3時間半、
ハイペースで歩いてしまった。調子が良すぎるのも
不気味である。


9/2/2020

床屋に行く。前髪は長めにとお願いしたのに
バッサリと短くなっている。この床屋さんは
短くカットするのが好きな人なのだ。
以下、とこやさんとの会話。

わたし「給付金の10万円何に使ったの?」
とこや「釣り竿っすよ」
わたし「釣り?どこで釣りすんの?」
とこや「多摩川っす」
わたし「ふなとか鯉とか釣んの?」
とこや「鮎とかたまにいるんですよおお」
わたし「ええ〜まじかあ〜」
とこや「いるんですよおお」

と、しばしやたらと盛り上がってふと鏡を見ると、
そこにはおでこの広いおじさんが写っていた。

9/1/2020

ETV特集
「ひなたの氷 九二歳、桜守の遺言」を見る。
京都の桜守のおじいさんが倒れた桜を慈しみ、
再生させる姿にグッときた。

東京と山梨の県境の尾根道にわたしの好きな木(おそらく、ぶな)
がある。10年ほど前の夏、暑さでフラフラになりながら
奥多摩の山に登った。2時間ほどの急登の後に、
やっとなだらかな尾根道に出る。その尾根の途中に木はあった。
風の通り道になっているのか、木の周りだけは涼しい。
その場所でおにぎりを食べて昼寝をした。それから2,3度、
木を見に行くためにその山に登ったが、2014年の秋以降は
ご無沙汰している。ここのところの異常気象で、植物の発育が
おかしいことになっているぞと桜守のおじいさんも言っていたし、
9月のライブが終わったら、久しぶりに様子を見に行こうかと思う。

8/30/2020

ピアノを弾きにスタジオに行く。
その後銭湯、そしてビール。
すべてが完了した心地よさに
身を任せて散歩。空に凄い雲が出ていた。
金床雲(カナトコグモ)というらしい。

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 8/28/2020

アレンジの続き。こうすれば丸く収まるということは
わかっていても、それは定石であるからして、
なんとか新手はないものだろうかと思案し始めると
一日などあっという間に終わってしまう。
思い浮かんだことをそのままやってもなんとかなった
時代は遙か遠い昔である。

福島は南相馬の大詩人から野菜が届いたので
これからいただくことにする。茄子のへたに
あんなに鋭い棘があるとは。


8/27/2020


人生で2度目の胃カメラである。
やめとけばよかったと後悔しても遅し。
まな板の鯉。学者の内田樹に似ている院長が
鼻からカメラを挿入する。鼻の奥がとにかく痛い。涙。
阿佐ヶ谷姉妹の妹のほうに似ている看護師さんが
ずっと背中をさすってくれていたので緊張が和らいだ。
歌い手の立場から言うと、カメラは口から入れる方が
のど(声)への負担は軽いかもしれないと思った。
それにしても
内田樹と阿佐ヶ谷姉妹、通好みの
見事なキャスティングであった。

アレンジを1曲仕上げて銭湯。澄んだ夜空である。

8/26/2020

譜面や歌詞が散らばった部屋に入る気になれず、
「シャーロック・ホームズの冒険」を読んでいる。
ホームズは事件のない時はコカインを吸って、
ヴァイオリンを弾くのが趣味という一昔前の
ロックミュージシャンのようなジャンキー探偵である。
しかもかなり発達障害もありそうで、今さらながら
親近感をいだいてしまった。

インターネット回線が不通になった・・・プロバイダーに
泣きついたら、1時間後にモデムを交換しに来てくれた。
少々うろたえた。情けない、たかだかネットごときで。


8/25/2020

戦後最大の不景気到来かというのに、国のトップの
健康状態がなんだかよくわからないって、
キムさんの国と変わりないではないか。

あまり怒りすぎると面疔に差し障りが
あるので、ワイドショーなどは見ず、新曲の
アレンジを考える。それにしても毎日テレビに
出ている医者だとか弁護士だとか落語家とかって
のは本業の方はだいじょうぶなのだろうか?
わたしはそんな人の芸を見たり、そんな人に
仕事を頼みたくはないけれどなあ。

さてアレンジである。不完全な歌がだんだんと
出来上がってくる過程が一番面白い。落書きが
アニメのように突然動き出す瞬間みたいなことが
歌を作る過程にもあるのです。まあ、うまく
いかないことも多々あるけれど。

8/24/2020

顎の面疔(めんちょう)が大きくなる。
マスクをつけているせいで、小さな傷が
蒸れて化膿してしまったのだろうか。
菌が頭に回ってしまうこともあるとことなので
病院へ行く。ややオタクっぽい医者による
なかなかに辛い処置が待っていた。
プチ拷問に少々泣く。

帰宅して眠りこける。起き出して
「新聞記者」という映画を見る。
そりゃ、そうなるよなあという
苦いエンディングにやや不満が残る。


8/23/2020

昨日はリハーサルだった。歌ってはマスクして、
歌ってはマスクしてを繰り返していると、
体の熱がどんどん上がってきた。
頭もボーッとし、冷や汗も出てきて、
ちょっとあぶない状態になった。
暑い中、マスクもほどほどに。

今日はお休み。掃除をして風呂に出かけようと
思ったら雨が降ってきた・・・

8/21/2020

東京の端っこ、山の麓のお寺で法事である。
ずっとお世話になっていたお坊さんは引退して、
息子が跡を継いだ。先代の自動車免許を
返納するかしないかで親子でもめているようだった。
坊主も衆生、悩みは我々と同じである。

同じ東京といえども山間に涼風が吹くので暑さを
あまり感じない。他県への遠出をあきらめた
人たちの車で田舎道が渋滞していたのには
驚いたけれど。

山から下りてくると、都内のしつこい暑さに
うんざりしてしまった。スイカを冷やしてまるごと
食べたいが、スイカは今、高騰している。

8/20/2020

国民的歌手とも言われているSさんの
東京国際フォーラムでのライブを聞きに行く。
なんと場内はぎっしり超過密の満員状態。
今時こんなにお客さんを入れてもいいのかなあ
と疑問に思いながらも、コンサートはもう終盤。
突然Sさんが「ねえ、みんな、後ろの席の人とハグして」
と客席に語りかける。いくらなんでもそれはないだろう
と思ったが、後ろを振り返るとピンクのポロシャツを
着たおばさま(身長190センチぐらいはあろうか)が
腕を大きく拡げている。なんだかなあと思いながらも
ハグし合う。息が詰まりそうだ。苦しい・・・

というところで目が覚めた。ただでさえ暑いのに
なんともひどい目覚めである。

8/19/2020

ある曲の譜面(カバー曲)を書いていたら、
参照するバージョンが違うことが判明。
一からやり直し。こうでなくっちゃ、遠回りは吉兆。

なんとなく普通の仕事ぶりに戻りつつある。
不安込みの未来にも慣れてきたということか。
週末まで猛然とバンドアレンジ譜を書くのみ。
今日はこのへんで。


8/17/2020

久しぶりに譜面を書いている。
割り算と譜面と酢の物は昔から苦手だ。
けっこうテキトーな音楽をやっているので
譜面は必要ないかと言えばそういうわけでもない。
曲の道しるべとしてはけっこう便利なモノなのである。
わたしの歌は基本的にズーチャ、ズーチャ、ズーチャの
三連符(シャッフル)で出来ている場合が多いのだが、
それをどう表記するかを理解できたのはずいぶん
最近のことだ。

譜面を読む力は、まあ読めるフリができるぐらいの
レベルである。いつぞやゲスト出演したライブで
本番前に譜面だけを渡されてコーラスをする羽目になった。
それがなんとかなってしまった。まるでバンジージャンプの
ような恐怖を味わったが、ブレイクスルーってのは
そんな時に起こるのかもしれない。

とにかく自粛以降、初の譜面書きなので
苦しんでいる。悶えている。なにかご褒美を
設定して乗り切るしかない。

8/15/2020

古本フェアに行く。昭和の作家の地味な本を
買い求める。暑いのにけっこうな人出だ。
4月の自粛の頃よりも感染者数は多いのに
街はなんだか平和ムードである。そこに最近
ずっと違和感を感じている。一方、沖縄のピンチ
は続いているようだ。なんとか収まってほしい。

なじみの酒屋に酒を買いに行く。
お目当ての銘柄がなかったので、
店主夫婦に相談して別の酒を選んでもらったのだが、
飲んでみるとわたしの好みではなかった。
ワインの場合、自分の好みを伝えておすすめを
選んでもらっても当たりが多いのだけれど、
日本酒は個性がまちまちなのでそう簡単
にはいかない。が、そこがまた魅力でもある。

今、夜中。気温は31度。熱帯夜を舞台にした
映画といえばヒッチコックの「裏窓」を
おすすめします。

8/14/2020

ファミレスに集まって、9月のイベントの打ち合わせをする。
リモート会議は「うーん、いやまあ、というかあ・・・」
みたいなビミョー気持ちを探り合うのには向かない。
高校生のように冗談を言い合って、直に
話を煮詰めていくのが一番である。

お腹をこわす。冷房とビールのせいだ。
ちょうど役所から胃カメラ検診の優待券が
送られてきたので、今年は検診を受けてみるつもりだ。
一度カメラをやったことがあるが、それはそれは辛かった。
これはなにかの罰ゲームだと自分に言い聞かせた。
この罰ゲーム作戦は案外効果的で、フライト恐怖症はそれで治した。
まあ、人生自体も何かの罰ゲームだという考え方もできるが。

8/10/2020

7日は大阪でライブ。
東京駅の売店で購入した崎陽軒のシューマイ弁当
or チャーハン弁当を名古屋を過ぎたあたりで
広げるというのがわたしの新幹線ルーティンである。
もう10年間、変わらない。

大阪での1日あたりのコロナ感染者の数が
新記録だったようだ。街は金曜日にもかかわらず
人通りは少なめだ。


ドラムの外山氏は「自然な音」に対する哲学
が半端じゃないので、リハが面白い。
アップライトピアノの後ろに丹前を張り付けて
ミュートするという技でこちらは応対した。
ここ数年のレコーディングのおかげで
アコースティック楽器のセッティングが
ようやくわかってきた気がする。

ライブはちょっとやばめの宗教の集会のような
感じ(フェイスシールド全員着用)で気持ちが
逆に盛り上がる。仮装プレイのようなものか。
外山氏の変幻自在のドラムと脱力系コーラスに
テンションが上がる。とても充実感のあるライブとなった。
このような時期にわざわざ足を運んでくれた
お客さんに感謝します。

翌日、京都三条の銭湯につかる。オヤジ客が
「もうあかんなあ、次は南海トラフくるでえ」
と愉快げに主人と話している。京都の水はやさしい。
お湯になっても当然やさしい。良い銭湯だ。

四条でビールを飲んで、ホテルで歌番組を見る。
ミーシャって人がLIVEで歌ってたんだけど、
ちょっと声がとんでもなく凄いことになっている。
「花のピュンピュン丸」のチビ丸のようだ(誰もわかんねえか)

8/3/2020

リハーサルの後、カフェでビールを飲んだら
眠くなってしまった。家に帰ってすぐ横になったが、
夜中に目が覚めてしまう。探偵小説を読んだり、
コロナの記事を検索したりと眠くなりそうなことを
するが、いっこうに眠くならない。

東の空を見ると金星が光っている。朝の鳥も
鳴き始めた。昨日はコロナのおかげで
世界のいろんな問題点があらわになって良かったのかも、
なんて話をしたりした。

浜松でのライブはなくなってしまったが、大阪府は
来訪OKなので歌いに行くことができる。
なんだか変な話ではあるが、現状、やれることをやるしかない。
ただユニークな太鼓先生のおかげで、笑いをこらえるのがむずかしい
面白いライブになることは保証します。

ようやく眠くなってきた。

8/1/2020

渋谷duoでのライブ。ライブハウスはそこまで
コロナ対策をしっかりやらねばならないのかと思ったが、
そうでもしなければ世間様の信用を得られないと
いうことなのだ。内情はほんとうに大変だと思うけれど、
真摯に現実に向き合ってるその姿勢を大いにリスペクトする。

配信を見た親族からメールあり。
「良かったよ。眉毛薄いね」

浜松のライブが中止となった。東京や大阪、名古屋からも
お客さんがくるとのことで、胸騒ぎがした。
やはり静岡県では東京都民の来訪は自粛してください、
という要請が7月末に出されていた。苦渋の思いで
ライブ中止とさせて頂く。6月に予定していたライブを
延期しての今回のライブだったのだけれど、
そううまく事は運ばなかった。また再トライだ。

決してめげないという勉強をさせてもらっている。
コロナよ、どうもありがとう。

7/30/2020

東京郊外の古民家に集まって、
ミュージシャンたちと打ち合わせをする。
雑談となり、現状のライブ状況について
ざっくばらんに話をする。ライブを
配信という形でお見せするということ、
それって妙にやりにくい時もあるよね、
という話もした。みんなそれぞれに不安や疑問と
向き合っている。

8月のライブの感染防止策について
会場側とやりとりをする。換気やマスク、消毒をして
もらいつつライブを行うということを再確認する。
プラスマイナス、いろんな想いが交錯するが、
歌うと決めた。36度4分。やや手首痛あり。
お通じ良し。現状、わたしの体調はこんな感じ。

7/21/2020

ニュースを見る。自民党の若手議員が出ている。
話し方がアベ総理とそっくりなので気持ち悪かった。

近所のレストランは満員御礼。普段通りの賑いだ。
ライブハウスが「密」にならない対策をこれでもかと
講じて苦戦していることを思うと胸中複雑。
理不尽な時を過ごしているという気持ちが深くなっていく。

公園のボート小屋で読書。隣のテーブルのおじいさんたちが
「そこで釣りをしてた若造が日射病で倒れたってよ、しょうがねえなあ」
とはしゃいでいる。カツオを買って帰る。

7/17/2020

コロナがまた増えてきたと世間がわさわさしている。
わたしの住んでる街ではちょっとの風邪症状ならば
PCR検査もいまださせてもらえないようだ。
人前で歌う仕事だから検査を自発的に受けて
陰性ともなれば堂々と歌うこともできると思うのだが
それができない。もどかしい。

右手の人差し指を深爪した。痛くて楽器に触れない。
医者に見てもらうと「すぐ治るから」となんの処置も
してもらえなかったが、ホントに二日間で治ってしまった。
そのおじいさん医者がなにげにすごいことを言った。
「人差し指を使わない曲をやればいいじゃないですか」


7/14/2020

子供の頃〜青年期の写真を整理する。
ご先祖さまの写真も出てきた。
なかなかファンキーなご先祖さまだったようだが、
そのご先祖さまのことをよく知る方がもう一人しか
生きていらっしゃらない。早く話をお聞きしなければ
いけないなあと思っている。
高度成長期に九州から東京にやってきた両親。
右肩上がりに成長していく日本にはなじめなかった
愚息のわたし。そのご先祖さまたちがどんな人たちでどんな
生き方をしていたのかを聞いておきたいと思う。

7/10/2020

で、わたしも急遽、ライブをduoですることにした。
グランドピアノを持ち込む。たぶんいつもと違う感じに
わたしもお客さんもとまどうとは思うけれど、
それがライブ。それが今。
気持ちだけは濃厚接触を目指して歌おうと思う。

7/9/2020

九州&信州の皆様、お見舞いを申し上げます。
まだまだ雨は降り続くようです。どうぞお気をつけください。

今日は渋谷のduo MUSIC EXCHANGEにオオハタ雄一くんの
ライブを聴きに行く。隣の席と間隔を開ける、声かけ禁止、
マスク着用、整列退場と、いつもとは違うライブ環境ではあったが、
つくづくライブは良いものだと思った。どうにもならない頭の
もやもやをライブは見事に掃除してくれる。オオハタくんの歌の力も
あるのだろうけれど、ライブという場のかけがえのなさが沁みた。
CDもDVDもやがてなくなるだろうが、ライブはきっとこれからも
必要とされるだろうと確信する。以下 明日へ続く・・・


7/6/2020

お米とトマトは熊本産のものをいつも食べている。
米は菊地、トマトは上益城郡のトマトをよく食べる。
スイカと言えば東京では山形産がよく知られているが、
熊本のスイカもなかなかうまい。
熊本県人は野球は巨人びいきで(今はソフトバンクか?)、
性格は甘えん坊で実直な人が多いような気がする。
なかなか大メジャーにはなれない辛子蓮根、
銘菓・陣太鼓もあなどりがたい。
豪雨お見舞い申し上げます。

ライブやレコーディングの見通しが立たないという
以外は普通の暮らしを続けている。また銭湯の話で恐縮だが、
久々に近所の銭湯に出かけたら、番台のオヤジに
「いやあ蒸すねえ、今日も」なんて言われた。
このオヤジ、常連のおじいさん達としかしゃべらない
はずなのだが・・・。

さて「夜の街」ってどんな街?って子供の質問に
おじいさんはどう答えるべきか。

7/3/2020

音楽仲間から頼まれていた仕事をかたづけたら
気が抜けてしまって、ぼんやりしている。
歌詞もぼんやりしたものを最近また書くように
なっている。「言い切りたい」という気持ちが
ここのところずっと強かったが、どうもこのような
世の中になっていくと「心許なさ」のほうが
先に立ってしまう。

スーパーに買い物に行くと、七夕の笹が飾ってある。
短冊にはお客さんの願い事が書かれている。
「世界完全平和」だとか「天才になる」だとか
やや誇大妄想的な願い事が多い中で、
「N林さんが退職しますように」という短冊が光っていた。

6/23/2020

東京に戻ってきた。さっそく仕事・・・ではなく
銭湯に出かける。今日は自転車で30分かかる
隣町の銭湯へ。そこは元気なおじいさんたちで
いっぱいだった。風呂の縁に腰掛けてボーッと
彼らの裸体を見る。あばらの浮いた人、ケロイドのある人、
ガリガリなのに腹だけ出ている人、シミだらけの人、
ギリシアの彫像のようなボディの老人もいる。
70数年以上も生き抜いてきたじいさん達の一癖も
二癖もあるボディに愛おしさのようなものを初めて
感じた。

6/22/2020

配信ライブが終わる。前日にレコーディングを
していたせいなのか、はたまた久しぶりの
ライブだったせいなのか、体の反応がいつもと違う。
ようやくギアが入ったと思ったら、なぜか宇宙人を抱いていた。

ともあれ、
仕事の再開だ。


6/17/2020

ピアノを弾いた後、銭湯に行く。
バスと電車を乗り継いでかなり遠くの
銭湯まで出かける。前にも書いたが、
東京の銭湯スタンプラリーをしているので
遠出をしなければならないのである。

サウナも併設している銭湯だったので、
うっかりサウナにも入ってしまった。
時節柄か、わたし以外にサウナには誰もいない。
貸し切りサウナで十分に「ととのった」

帰り際に受付のおばちゃんがモゴモゴと
何か言っているので、よく聞いてみたら
好きな飲み物を飲んでってくれとのこと。
缶ビールをサービスして頂く。こんなに
うれしいことは最近なかったなあ。

駅のそばにジムがあった。外からジムの中が
よく見える。マスクをして走っている人や
ボート漕ぎをしている人がたくさんいた。
ごくろうなことである。

6/11/2020

東京アラート解除とのこと。アラート・・・
とにかく横文字にしたがるのがエラい人たち。
フランク永井の「東京カチート」は名曲だが。

久々に外にピアノを弾きに出かける。何ヶ月ぶりだろう。
雨のせいかもしれないが、人出は少なめだった。
買い物の時にお釣りをもらおうと手を出したら
コイントレーがすっと出てきた。

さて、1970年ごろに関西のテレビで流れていた
大阪・梅田の地下街「阪急三番街」のCMソングが
ずっと気になっていた。昨日ようやくその曲が
「愛の阪急三番街」というタイトルで、
歌手は宝塚の鳳蘭と大原ますみだということがわかった。
大阪の人に尋ねても誰一人この曲の存在を知らなかったので、
ほんとうに実在した曲なのかずっとあやふやだったのだ。

地下街のCMソングというと、神戸三宮地下街の曲も良かった。
こちらはムード歌謡で歌っていたのは和田弘とマヒナスターズ。
エキゾチックな神戸のイメージにぴったりとハマっていた。

6/8/2020

自粛期間中にバッハばかり聴いていたせいなのか、
はたまた自粛ムードをがまんし過ぎたせいなのか、
言語脳がなかなか動き出さない。
怒りだとか哀しみだとかに対する共感力みたいなものが、
なかなか復活しない。

土が必要だと思う。人間は畑仕事なんかして
汗をかかなきゃいけないぞと、深沢七郎か
黒板五郎みたいなことを考える。
テレビをボーッと眺めていたら日が暮れる、
なんて生活は誰かの思うツボのような気がする。

外国人がやってこないので観光業がピンチらしく、
まずは近場に旅行しましょうとニュースが言っている。
近場というと奥多摩に泊まったことがある。
トンネル掘りのおっさんが利用する民宿だった。
大雨の日だったが、部屋のすぐ下を川が流れていて、
あと少し増水したら絶対建物が流されるという
恐怖の一夜を味わった。自分のこれからを
考えるための旅行中だったのだが、これからを考える
どころではなくなり、翌日はすぐ高円寺に戻って
焼き鳥屋でビールを飲んで、家に帰って寝た。

 

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5/31/2020

今日でブログの連投を終了する。
たくさんのメールをありがとうございました。
皆さんのご無事を祈ります。
連投の日が再びきませんように。

世界の弱い部分、矛盾している部分を
露わにしたのがコロナだった。
責任者が誰なのかをぼやかしたがる
この国のシステムにも限界がはっきりと見えた。
ま、めげずに生きていこう。
♪夢は夢、それはそれ、たかをくくって
ではまたライブで。どうぞお元気で。

追記)

やなちゃん大賞 自粛の日々版2020

作曲家賞 J・S バッハ

だいたいなんでもすでにやっている。ピアノから
合唱までこの一曲となるとやはり「マタイ受難曲」か。

ボーカル賞 ボブ・マーリー、柳家小さん

「Catch a fire」という実質的デビューアルバムの
ジャマイカバージョン(ミックス違い)がいい。
ロンドンのミックスよりボーカルが自信なげで
、自信なげだからこそのリアル感にゾゾゾ。
そしてやっぱり永谷園のCMは小さん。

ピアノ賞 グレン・グールド

うまい、速い、音がいい。
音楽への姿勢が音楽家のすべて。


奇人賞 マハトマ・ガンジー

読み直してみると、とんでもないコンセプトメーカー。
ダダイスト並の破壊力。日本の地方にも
たくさんの次なるガンジー出現を望む。

翻訳賞  加島祥造「タオ」

わかりやすい老子。結局、タオという
ものの正体はよくわからない。わからないから
ホンモノなのだ。

ブログ賞 池田信夫

東京では爆発的感染は起こらないと論破。
癖のあるお方だけど、いたってデータ重視。

歌謡曲賞 岩崎宏美

一緒に歌うと心地よくなる女性歌手。
阿久悠、筒見京平の黄金作家コンビの
楽曲もいい。

漫画賞 
狩撫麻礼「ボーダー」 

32年ぶりに再読。昔、配達のバイトの車の中で
連載を毎週欠かさずに読んでいた。
それにしても三輪車の貞操帯とは・・・

小指の思い出賞 ハノン

ハノンという教則本のおかげで、
自分の左手の小指と薬指が連動していない
ことが判明する。けど今さらなあ・・・

5/30/2020

人生で楽しいことは3つ。
自転車でふらふらと走り回ること・・・ J
銭湯に行く・・・ S
その後ビールを飲む・・・ B
いわゆるJSBである。

今日、3ヶ月ぶりにJSBをした。
いや、このブログを書いた後にBなのでJとSをした。
東京の銭湯スタンプラリーをしているので、
Sのためにはちょっと遠出しなければならない。
近くの銭湯ではすでにスタンプをもらっているので、
だんだん遠くに出張っていかないと
スタンプが増えないのである。

銭湯の鏡で自分の顔を久しぶりにじっくりと見る。
髪が伸びているし,少し痩せたようである。
これからの不安と体制への怒りが体脂肪を
燃やしてくれた自粛ダイエットの成果である。

5/29/2020


家にある別のパソコンのメーラーが
おかしくなったので、自力で直そうと試みる。
夕方、やっと直る。

「Love is Music」 という曲を書いているが
、
詩が全く進まない。タイトルがご大層過ぎたのかもしれない。

曲を書きはじめる時は、たいてい仮タイトルを付けて
はじめる。「満月小唄」は最初「満月太郎」だった。

「泣いているのはきみだけじゃないよ」は

最初「奉仕マン」だった。「奉仕マン」・・・
なんか目立たぬヒーローのようでかっこいい。



今日、酒屋のおにいさんがわたしにお釣りを渡す時、
わたしの指に触れるのがほんとうに
いやそうだった。
思わず、すいませんと
言ってしまった。
謝る必要など別にないのだが。

今日はパソコンを直しただけの
一日だった。

5/28/2020

パソコンの大掃除と新しいOSの
インストールをする。待ち時間も多いので、
吉行淳之介の娼婦小説を読みながらの作業である。
艶っぽいというよりはリアルで陰惨な話に
引き込まれた。

そういえば最近遠出をしていないので、
吉行にちなんで、向島に遊びに行こうかと
思う。それぐらいの遠出なら罰は
当たらないだろう。鳩の街商店街が
いつもとは少し違う風に見えるかもしれない。

インストールはまだまだ続く。
バックアップにあと21時間かかる・・・。
北九州の方、どうぞお気をつけください。
今日はこのへんで。

5/27/2020

自粛疲れがたまっていたようだ。
昼寝をするとぐっすり寝てしまう。
近所のプールで泳げばシャキッとするのだが、
プールはまだ閉まっている。

泳ぎが嫌いだった。父は泳ぎがうまい人だったが、
子供になにかを教えるということができない人だった。
海水浴の時は颯爽とクロールで一人泳ぐ父を眺めながら、
砂浜でずっと砂遊びをしていた。

バンドを辞めた頃、ひまだったので近所の区営プールに通った。
泳ぎを独学でマスターしようと思ったのだ。
初日に水泳教室の子供が漏らしたうんちを踏んづけるという
苦難にも遭遇したが、クロールでなんとか1キロほど泳げるようになった。
子供の頃は息継ぎをしても口は水の中だったが、
それもうまくできるようになり、1キロ泳ぎ切れた時には、
大人の階段を上ったような気がした。

自粛は終わっているが、籠もって仕事を続けている。
緊急事態宣言解除は自分にとってはあまり関係のない話のようだ。
自粛要請を守れという同調圧力が気持ち良いものではなかったので、
今はひとまず安堵している。

5/26/2020

昨晩からずっと柳家小さんの落語を聞いている。
声のダイナミクスや喋りの緩急が今の人とは
違っていて、聞いているだけで心地いい。

さて、笑える音楽とは?なのだが、ラトルズ
好きだった。ビートルズのパロディーバンドなのに
パロディーの域を超えた名曲もあるので、
結局いつも感心して聞いてしまう。
同じ意味でサイケロックパロディバンドのDukes of Stratosphear
も曲が良すぎて、作曲のお手本にしたぐらいだ。
笑えるはずの音楽をなかなか笑えない。

笑ってしまうほどすごい音楽体験はある。
1980年頃だったかJames Blood Ulmer という
ギタリストにハマった。ロックが鬱陶しいので
ジャズをよく聞いていた頃だったが、それまで
聞いたこともないようなギターに圧倒され、
これはもう笑うしかないと思った。

ライブで笑うしかないと言えば、1982年頃の
ジャズドラマー森山威男さんのピットインでの
連続ライブだろう。ドラムのまん前、2列目ぐらいで
聞いた時はただ圧倒されて、阿呆みたいに笑っていた。

5/25/2020

駅前の焼き鳥屋のテイクアウトコーナー
を見るとほぼ平常通りのラインナップに
戻っている。「ぼんじり」も「せせり」も
久々の復帰だ。

アベノマスク、昨日届く。
パンダのぬいぐるみ用とする。

東京都のロードマップによると現状では
ライブハウスの営業はずっとNGのようだ。
しかしストリップ劇場はステップ3でOKなのだ。
うーむ、納得いかぬ。裸でライブをやるか。

自粛期間中の宿題、笑える音楽とは、なのだが・・・
明日までお待ちを。

5/24/2020

公園を通って中華料理を食べに行く。
外食は3月以来である。漫才師、
中川家の弟似の中国人マスターも
元気だ。ワンタン麺を食す。
期待が大きすぎた。いつもの
ワンタン麺だった。

公園では体を絞りに絞り切ったおじさん、
おばさんがけっこうジョギングしている。
自粛期間にもずっと走っていたのだろう。
尊敬というかなんというか。

自粛をお願いしますと言われても、
ゴールの見えぬ自粛をこれほど長い期間続けるのは
どうにも辛かった。人のいない夜道を
マスクをしてこそこそと歩くのはなんだか
自分の臆病さを思い知らされるようだった。

明日、緊急事態宣言が東京や北海道でも
解除されるという。北海道での緊急事態宣言
発令からはじまったブログ連投、宣言が
終了したら一旦やめるつもりだったが、
今月末まで連投を続けることにする。

今夜はビールと厚揚げ。

5/23/2020

昨日は相談事があり東京を離れた。
用事が片付いた後に酒となったのだが、
テレワークと自粛に飽きていたのか
皆、呑む、呑む。12時に沈没。そのまま
寝てしまった。

朝、愛について、お金について考えながら
帰ってくる。都心を通りたくなかったので
大回りして帰ってくる。

愛は厄介だ。人を征服するような愛もある。
お金も大事だがお金に支配されるような
生き方だけは決してしたくない。
ふた昔前の若者が考えるようなことを
各駅停車の中でずっと考えていた。

5/22/2020

今日はやんごとない用事でこれから
出かける。久々に電車に乗るので
緊張している。帰宅は深夜になるだろう。
この続きが書けるのかはわからない。
ということで今日はこれにて。

5/21/2020

寒い一日である。首に布を巻き
トレーナーを着て過ごした。

日本の明日を決めるのはやはり
文藝春秋か。それもまた怖いのだが。

昨夜、戦争映画「レッドオクトーバーを追え」を
朝方まで見てしまったので、眠くてしょうがない。
昔、飛行機の中で見た映画なのだが
テレビでやっているとまた見てしまう。
筋はわかっているのにテレビでやっていたら
わかっちゃいるけど見てしまう映画10本・・・

1.大脱走(年末テレビの定番)
2.プレデター2(プレデターの顔!)
3.激突(もう50回ぐらい見ている)
4.ボーンコレクター(主役が寝たきり・・・アンジー若い)
5.  天国と地獄(特急こだまのトイレ、黄色い煙)
6.飢餓海峡(三國連太郎の関西弁)
7.  砂の器(1974年の映画版、
加藤嘉!)
8.  羊たちの沈黙(レクターとバッハ、怖い!)
9.  忠臣蔵(片岡千恵蔵主演のもの)
10.田宮二郎の白い巨塔ドラマ版(柳原医師、悩んでる)


次点でハリソンフォードの「逃亡者」とか
ブラッド・ピットの「セブン」だろうか。

ではまた明日。自粛の終わらないみなさん、
おつかれさま。マスクまだ届かず・・・。

5/20/2020

歌詞を書いている。が、なかなか波に乗れない。
飲みに出かけて、誰かと長話をして気持ちが
スッキリした後に、歌詞を書き始める事が
多いのだが、自粛生活の現状ではなかなか
その書き始めのタイミングがつかめない。

歌詞を書く時は大抵古いアメリカの
フォークソングを聞きながら書いている。
フォークソングの歌詞の音韻が頭を刺激して、
言葉を連れてきてくれるような気がするからだ。
カーターファミリーやボブ・ディランの最初の
3枚のアルバムにはずいぶんとお世話になった。
あまりに好きなミュージシャンだと歌に
聴き入ってしまって仕事にならない。
そこらへんの塩梅がむずかしい。

昼、なかなか歌詞が進まないので、
ニルヴァーナを大音量で聞く。
彼らがデビューする2,3年前にお芝居関係の
スタッフと話していて「パンクロックとヘビメタを
合体させて歌うジョン・レノンが今現れたら
絶対ウケる」と盛り上がったことがあった。
「リチウム」という歌を聴いた時、その予言?が
的中したと思った。

ベビースターラーメンを最近よく食べている。
♪ベビースターは絨毯の中に潜り込みがち〜って、
カート・コバーンならどんな風に歌うのだろうか、
なんてどうでもいいことを考える。

5/19/2020

小雨の一日。シュレッダーで書類を
裁断する。およそ50リットルの
ゴミとなった。

30年前のホテルの領収書が出てくる。
当時は旅先のホテルの部屋から
東京によく電話をかけていたが(携帯などない時代)
とんでもない電話代だった。
外国人から偽造テレカを買う者もいたが、
そりゃそうだろうと今さらながら思う。
今も昔も電話会社は儲け過ぎだ。

ハノンを続けている。自分の曲を試しに弾いてみると、
幼稚園の先生が弾くオルガンのようなノリで
弾けるようになっていることに気づく。
30年も回り道して、普通のことが少しできる
ようになった。失職したら保父さんとして
どこかで雇ってもらえないだろうか。
年は食っているが、けっこうレパートリーの
幅は広いと思うのだが。

小雨の中、ひさびさに近所の公園へと出かける。
池の藪の中に「コサギ」の巣があったので
じっと見ていた。マスクをはずすと湿った大気と
濡れた木の香りがいっせいに喉の奥まで
入ってきて、とても気持ちがいい。
誰もいないので、ずっと深呼吸をしていた。
生き返ったような気分になった。

「北の国から」の再放送。児島みゆきの登場。
そこに存在するだけで、目のやり場に困るような
女性って昔はいたものだ。

5/18/2020

たんたんとルーティンをこなす。自粛も3ラウンド目
突入という感じだろうか。問題は何ラウンド制
なのかもわからずに、ずっと戦っているということ。
今後は職種によって自粛解禁のスピードに差が
出てくるだろう。どうやらこちらにとっては
不利な戦いが続きそうだ。
♪負けないこと 投げ出さないこと 逃げ出さないこと
と、ふと口ずさむ。ヒット曲って怖ろしい。

いろんな本を読んだが、どの本も最後には
「利他主義」という言葉に突き当たる。
他人が利するような生き方をするということ
なのだろうが、自分が利することをひたすら
願っているような連中の思うツボなのではないかと、
ひねくれた自分は考えてしまった。

気持ちがやや荒んできた。明日は暗渠小旅行にでも
出かけてリフレッシュするつもりだ。

5/17/2020

6月のライブ再開はあきらめた。
だめだろうなあとは思っていたが、
ほんとうにだめとなると体に
力が入らないような感じになる。

人間は自分の心にさえ上手に嘘をつく。
辛くてしょうがない時にも前向きで
望みを持っているようなフリを
してしまうものだ。近くにそういう人が
いたら抱きしめておやり。

俳優、鶴田浩二が出演していたドラマ
「シャツの店」をようやく見ることが
できた。頑固親父の鶴田が家を出た
妻に「おまえが好きだ、戻ってこい」
という最終回にグッとくる。
鶴田は人間的な弱みを見せる芝居をすると
とてもセクシーだ。ポール・ニューマンも
そうだが、それがスターというものなのだろう。

駅前をパトロール。立ち飲み屋はいっぱいだし、
スナックもおじいとおばあで満員だ。
いろんな気持ちが渦巻く。渦巻く気持ちを
抑えようと何度も深呼吸をする。

5/16/2020

ライブ再開の日を思案している。
リラックスできる環境で音楽を
聞いてもらえるのかが重要なポイントだ。
普段はあまり気にしない世間のムードもやや気になる。

書類の整理は8割方終了。書類整理と言うよりは
ほとんど終活のようになってきた。
古いスケッチブックの間からブルース・スプリングティーン、
ジョニ・ミッチェルのコンサートチケットの半券、
そして遂には恋文まで出てきて、頭の中で
タイムスリップが起きる。イモトアヤコ、
やすしきよしの出演番組を録画したDVDや
ビデオテープもやたらと多かった。

ちょっと草臥れた。アレルギー体質なので段ボールを
開けるごとにくしゃみが出るのが鬱陶しい。
今日はビール&タンドーリチキンでゆっくりする。

5/15/2020

気分がなんだか冴えないと思っていたら
やはりここのところ歌っていないことに
気づく。一番自分にとって必要なことが
一番忘れがちなことなのかもしれない。

今日も書類の整理が続く。1999年の
仙台でのライブの曲順表を発見する。
会場が1週間前に変更になるという
ドタバタや、ピアノのタッチがとても
重いフルコンだったことを憶えている。

3/12/1999
仙台 YAMAHA ミュージックサロン

1.だいじょうぶ
2.きみを気にしてる
3.さよなら人類
4.レインボー・コネクション
5.終わりの季節
6.涙があふれてる
7.航海日誌
8.ふたりは遊牧民
9.ねじれていく男
10.流れていこう
11.愛される不思議
12.人生はロデオ
13.小さき人
14.奇跡の人
15.Sonata

アンコール
1.わしゃバージン
2.長いお別れ

次々作「ウタノワ」に収録される
「航海日誌」も「流れていこう」も
「小さき人」もすでに歌われているのに、
この後、活動を10ヶ月もお休みしてしまう。
理由はいろいろあったのだろうが、
あまり憶えていない。なにか意地を
張らなきゃいけないことでもあったのだろう。
ところで、アンコールに「わしゃバージン」を
歌ったのは、たぶん客席にわさわさした小学生が
多くてヤケクソになったからか。青かったな。

5/14/2020

力士が亡くなった。なかなか診察も検査も
受けられず、一気に容体が悪くなったそうである。
東京のある地域では「医療崩壊」が現実だった
のではないだろうか。メルトダウンの時と同じで、
それが起きた時、それが起きたことを
メディアは報じない。

さて、今日も書類の片付けである。
大掃除の時でさえしないことをしているので、
だんだんと気持ちが上がってくる。

そういうわけで1998年6月14日
新潟 Junk Boxでの曲順を発見。
共演は 内田勘太郎さんとリクオさん

1.ふたりは遊牧民
2.ねじれていく男
3.愛される不思議
4.涙があふれてる
5.ブルーアイズ
6.子供がボールをとりにくる
7.きみを気にしてる
8.長いお別れ

セッション
1.Helpless
2.安心
3.モンクス・ドリーム

アンコール
1.ミラクルマン
2.ねむってしまおう

この日はフランスワールドカップの
日本vsアルゼンチン戦の日だった。
フライト恐怖症なのに福岡から新潟に
飛んできてすぐのライブであった。
演奏も歌も素晴らしい共演のお二人を意識し過ぎて、
セリフや小技で応戦していた気がする。
当時は自分の気持ちを素直に表現する
シンガーソングライターになりたいという
気持ちがとても強かったが、結局自分の武器は
とぼけた小技とセリフなのかと、
少々ブルーになった。
またまた苦い、時に過去は。

ということで、また明日。

5/13/2020

夏日である。閉店したと思っていた
近所の焼き鳥屋が移転しただけだと
知って安堵する。

今日は一日中、「触らずの棚」の
整理をする。未開封の書類を開封し
分別するという作業や今までの
アルバムの制作日誌、曲順表の整理など
やることがいっぱいある。

そういうわけで1996年3月、たまを離れての
初ソロライブの曲順が出てきたので
初披露します。マニアックでごめんなさい。

1996年3月?日
名古屋 クラブクアトロ with  ケニー井上(Vo,G)

1.ブルーアイズ

2.レインボーコネクション
3.大好きなきみのために
4.ジュゴン
5.さよなら人類
6.どん底でOK

セッション
1.When the weather is fine
2.テレクラグ
3.わたしは音楽家
4.ラブ・ミー・テンダー

アンコール
1.牛小屋
2.リンゴの木の下で

「テレクラグ」とか「さよなら人類」の後の
「どん底でOK」なんて、けなげにがんばっているなあ
と思う。自分ではこの頃はダメな時期ということに
なっているのだが、ホントにだめだったのか。
新しいことをしようとがんばったけれど力足らずと
いうのが実情だったのだろう。苦い、時に過去は。

ということで、また明日。

5/12/2020

朝、飛び起きる。一時間目の
英文法の授業を受けなくてはいけない。
だが時刻はすでに9時を回っている。
今まで英文法の授業には2回しか出席して
いないので、留年することはほとんど
確実なのだが、先生への印象を
少しは良くしようと、今日は出席する
つもりだった。でもやはりだめだ。
すでに間に合わない。負け犬のような気分だ。
顔を洗おうと洗面台の鏡を見ると、
両方のもみあげに味付海苔が一枚ずつ
くっついていた。

という夢で目が覚めた。


税務署へ行く。壁に中学生の作文が
貼ってある。タイトルは「消費税と未来」
日本の財政とイギリスの財政を比較した
見事な考察で税務署長賞。難しい漢字満載の
流れるような文章になぜか腹が立つ。

公園で一休み。今日は暑い。
ベンチの老人達がしゃべっている。
「魂にも重さがあるのよ、知ってる?」

5/11/2020

今日は近所に流れる川をずっと下っていった。
下っていくといっても川沿いの道を下流の方へと
ただ歩くだけである。東京の小さな川は途中で
地下に潜ってしまったりすることが多い。
今日も5キロ北上したところで川は消えてしまった。

子供の時から家を出てひたすら一方向へと
歩いて行くことが好きだった。町の境の
川までたどりつく。この川を渡りきると
もう二度とお家には帰れないんじゃないかと
思うとおちんちんがなぜかムズムズした。
今はもうムズムズしないが。

国からマスクはまだ来ない。
ご近所では
マスクはもう普通に売られているというのに。


5/10/2020

コーヒーが好きだ。ペーパーフィルターで
毎朝淹れるのが習慣だ。昔から財布の中に
まったく金がない時でさえ、けっこう
良い豆を使っていた。

20歳ぐらいの頃、
ジャズ喫茶によく通った。
リー・コニッツだとかビル・エバンスだとかを
わかったふりして聞きながら、
どろどろの
苦いコーヒーを
飲んでいた。

もの書き&ジャズ評論家の植草甚一さんと
いう方が亡くなって、彼の遺品である
マグカップが、池袋の西武デパートで
なぜか売りに出されていたのもその頃だ。
たしか一万円もしなかった。何年も
使い込まれて煮染めたような色のマグカップだった。
手に入れなかったことは今も後悔している。

我が家には小さいコーヒーの木の鉢植えがある。
友人からもらった生豆を土に埋めたら
芽が出てきたのだ。水をやらないと時々猛烈に
しおれるので、なんとなく大事に育ててきた。
写真日記を調べたら、2011年の2月に芽を
出していた。

5/9/2020

徹夜の疲れは2日後にやってくる。
今日は2時間半も昼寝してしまった。

自粛生活になってから音楽はバッハと
ジェームス・ブラウン(ゲロッパ)
ばかり聞いている。ふたりの 共通点は
髪型がおばさんだということ。

近所の酒屋になかなか東京ではお目に
かかれない芋焼酎が置いてあることが
わかったので、さっそく買いに行く。
おまけに酒造メーカーが作った消毒用アルコールも
買ったがちょいとお値段が張る。
しかし普通のアルコールよりも
少しおいしそうな香りがする。

普段、漫画を読まないのでこの機会に
読もうと思い、本屋をのぞいたがお目当ての
「鬼滅の刃」は売り切れだった。作家の山田風太郎が
書くような話らしいので少し興味があったのだ。
わたしは「ワンピース」も「スラムダンク」も
その内容をほとんど知らない。最近の漫画だと
さいとうたかおとさくらももこと「美味しんぼ」
以外はわからない。とにかく最近の漫画は
絵が頭にはいってこない。どの漫画の主人公も
みな同じ顔に見えてしまうのだ。

規則正しい生活がこの自粛を健康的に過ごすための
ポイントらしいが、規則正しい生活が無理だから
このような仕事を選んだのだということに
今さら気づく。

5/8/2020

ひさしぶりに街へ歩いて出かける。
駅ビルでは入場制限のかかっている店があった。
プリンとビールとブリを買う。

昨日は徹夜になってしまった。
音楽系の面倒な雑務は徹夜で一気に
かたづけてしまいたくなる。
朝、鏡を見ると完璧なものもらいが
できていた。

これからはコロナというノイズと
どう共存していくかということが
テーマになってくるのだろう。
残念ながらこのノイズは当分消えない。
とにかく自分なりにコロナとのつきあい方を
考えることだ。国がみんな教えてくれるなんて
思っちゃいけない。

というわけで、今夜は厚揚げで一杯。
また明日。

5/7/2020

地味な仕事の一日。今日は真夜中に音源データを
送る(インターネットで)という仕事がある。

90年代初期まではアナログテープをえっちら
ほっちら運んだものだが、今はネットで
音声データをやりとりするのが
あたりまえとなっている。

その昔、ある方から「ロサンゼルスまでの
飛行機代とホテル代が無料、その代わり現地で
レコーディングをしているA(某歌手)の
録音テープを持って帰ってこい」
という申し出があった。アナログテープを空港の
荷物検査に通す、いや通さないの一悶着も
経験していたし、レコーディングの結晶でもある
マスターテープを海外から持って帰る緊張感も
並大抵ではないだろうと、その申し出は
丁重にお断りした。マスターテープというのは
ミュージシャンにとって瞬間、瞬間をそこに
定着させた結晶のようなものなのだ。

とはいうもののレコード会社が潰れたりすると
あっけなくテープは行方不明になったりもする。
諸行無常、ああ無情。

電圧もネット回線も一番安定しているであろう
真夜中に、データを祈るようにして送る。
せめてそれぐらいはしないと罰が当たりそうな
気がするのだ。

♪古い奴だとお思いでしょうが〜

5/6/2020

地味な仕事の一日。家で本を読んだり、
映画を見たり、ピアノを弾く生活に
慣れてしまったせいか、お金に関わる
事務仕事がどうにも面倒だ。
普段はロマンチックな曲を歌った後に
請求書を書いたりするのは
決してキライではないのだが。
自粛に慣れきってしまったか。

食料品を調達に出かける。
スーパーの中ではサザンとユーミンが流れていた。
遥か遠い昔の音楽のように聞こえた。

今日の一句

歌よりもお香が売れる皐月かな(頓珍漢)

5/5/2020

1990年に「たま」というバンドの
メンバーとしてデビューし、
その後ソロになって今日で30年である。

コロナ流行で大変な今、零細ミュージシャンの30周年
ごときがどうしたと思われる方もいるでしょうが、
わたしをもり立てて頂いたみなさんに
御礼を申し上げます。ありがとう。
もり下げてくれたみなさんにも御礼を申し上げます。
あなたたちの存在は歌のネタになりました。ありがとう。

死ぬまでがんばるとかそんなことは言えない。
声は衰え、考えは曇り、肌はひび割れ、
足はおぼつかない、今日の確信が明日は
疑いに変わり、愛してくれる人の手も
払いのけるような愚かな人になっていくのかも
しれないのだから。だがそんなおのれのことを
なんとか歌にしていくってのは面白そうだ。
フォエバー・ヤングなんて絶対言うもんか。

ツバメ、今日、飛んでました。

5/4/2020

駅前の小さな喫茶店は営業を続けている。
客はいない。店主も窓の外をボーッと眺めている。
閉めるに閉められず営業を続けている
飲食店の方々の気持ちを思うと胸が痛む。
おまけに最近は自粛してない店を
パトロールする自粛ポリスなんて輩が
いると聞く。ああ、いやだ。

さて、アメリカの学者がコロナの今、一番
必要なのは犬を飼うことだと言っていたので
ずっこける。実際、わたしの知り合いにも
犬を飼い始めた人がいる。なぜ犬なのだろう。
わたしなら文鳥を飼うのだが。

ではまた明日。


5/3/2020

散歩する。妙にお腹が減るので
スーパーで買い物をする。久々のスーパーだ。
魚売り場はちょうどお刺身に半額シールが
貼られているところで、かなりの人混みだった。
ブリ、あきらめる。

この自粛期間を自分のための有意義な
時間にしようと思っているが、
世のため、人のために働いていないと
やはり一日がちょっとつまらないことに気がつく。
もともと修行向きじゃないんだ、性格が。

ではまた明日。

5/2/2020

散歩する。上弦の月が真上で輝いている。
この自粛で月の位置を気にするようになった。

ここ2、3日、どうも体がだるかった。
コロナで収容されるなら虎ノ門のホテルが
いいなあなんてバカなことを時々考えた。
今日、暑くなって体のだるさは消えた。

自粛要請は部分的に解除してくれれば
いいと思っている。個人でお仕事を
なさっている方はこれ以上自粛を続けたら
もたないだろう。お年寄りと病人を守りつつ、
若い人から仕事や学業に戻っていけばいいのではないか。
パリやニューヨークのように東京はならないと
思うのだけど(サイババのおかげではない)

町内を歩き回ってツバメを探したのだが、
一羽も飛んでいなかった。

今日のラップ

♪花見もねえ、ツバメもこねえ、
おまけに自粛は終わんねえ(ラップというよりは吉幾三)

5/1/2020

緊急事態宣言は延長されるようだ。
がっかりである。受刑者が出所を延ばされた時も
こんな気分になるのだろうか。
そろそろ脱獄したくなると言ったら物騒か。
というわけで、ちょっといろいろ
計画の変更を迫られるかもしれない。

世界がバタバタしているせいなのか
最近このじじい宛にラブレターをいただく。
なぜかメッセージの締めは「柳原さん 大好きです(笑)」
というものが多い。(笑)の意味をずっと考えている。

4/30/2020

お調子者のポルトガル人とサッカーをしている。
ゴールを決めたポルトガル人がゴール裏
の地面に生えている雑草を食べ始める。
ゴールを決めた時には必ず行う儀式だという。
後日、友人にそのことを話すと
「えっ、知らないの。日本の草はちょっと
しょっぱくてうまいらしいよ」と言われる。
どうやら雑草喰いを知らなかったのは
わたしだけらしい。

という夢を見て、目覚めた。
昨日寝る前に飲んだ「葛根湯」のせいだろうか。
最近、健康的な生活をしているせいか
薬が妙な効き方をするのかもしれない。

気分を変えようとベランダを掃除する。
いつもと比べてなにかさびしいと思ったら、
今年はツバメがまだ巣作りにやって来ていないことに
気づく。去年のツバメは巣をカラスに壊された後に
もう一度作り直すという不撓不屈ぶりを見せてくれた。
今日はツバメが飛んでないかと、時々空を見て過ごした。

4/29/2020

今日もビデオ作業。テレワークの方が多いせいだろうか、
ネットのスピードがとても遅くて仕事が捗らない。

どうも背中がゾクゾクする。コロナに罹っても
しょうがないとは思っているが、東京では検査も
なかなか受けられないらしい。なんだかなあである。
というわけで今日は早めに寝る。また明日。

4/28/2020

ライブが中止になってわたしがブルーになっているのではないか、
と心配してくれる方もいるが、生きてりゃ取り返せる
という気持ちだ。今までも大ピンチは2、3回あった。
それでもなんとか切り抜けてきた。ご心配ご無用です。

今日は自宅でビデオ収録。お世話になっている
ライブハウスから近況報告ビデオを作って
送ってほしいとの依頼があったのだ。
スマホで録画をして、映像データを先方に送る。
3分のデータを送るのに45分もかかった。
テレワークのせいでネットが混み合っているのだろうか。
久しぶりにイライラしてしまった。
動画は全部で20分ほどで、他に音声データもあるので、
これから先のことを考えるとうんざりしてしまう。
わたしはPC作業中での「待ち時間」が許せないのである。
機械やネットにやさしい人の気持ちがわからない。

今日はビデオでくたびれ果てました。
ユーチューバーになるのは生まれ変わっても無理だろう。

4/27/2020

散歩に出かけようと思ったら
大雨が降ってきた。残念だ。

福島の大熊町の中間処理施設について扱った
ドキュメント番組を見る。
立ち退きを迫られた方達の中には
生まれ育った家や土地を簡単に金には
代えられない方がおられる。

一方、なんとなく東京にやってきて住みついて
しまったわたしのような人間は土地だとか
家への執着がほとんどない。歌うことができれば
どこに住んでもいいと思っていた。

しかし今回のコロナ騒ぎのせいで、もはや東京は
わたしが住むべき町ではないかもという気がしてきた。
大雑把に言えば命よりも経済システムの方が
大事だと信じている人が住む町、それが東京だという
気がするのだ。システムにはあまり関わりのない
自分のような人間が東京の真ん中にいる意味って
あるのだろうか。
♪カントリーロード〜テイク ミー ホーム〜〜

4/26/2020

BSでピースの番組を見る。ピースを見るのは久々だ。
ピースは愛媛県立とべ動物園のしろくまである。
わたしは以前からピースの大ファンなのである。
飼育係の高市さんのパーソナリティにも惚れている。
高市さんのピースを見つめる目は仏様のようであり
母親のようでもありで、いつもあったかい気持ちに
なる。

なにげなくインターネットを見ていると
いつのまにか海岸や半島の観光案内ページに
行き着いてしまう。東京を出て海を見にいきたい、
潮干狩りをしたい、落ちる夕陽をみたい、
砂にまみれたい、海風に当たりたい、
そんな気持ちが日増しに強くなる。

はげましのメールを最近よく頂く。
枯れたブログの文章がツボです、なんてメッセージもある。
枯れているということを否定はしないが、
自分が一番老いていたのは20代である。
言葉で武装していい気にはなっていたが、
今にして思えばただ頑迷なだけの老人のようであった。
それに比べれば今のほうが断然クリアーだ。

若い頃は Don’t trust over 30 という言葉が
好きだった。けれど今は若さというものは
信用ならないものだと思っている。


4/25/2020

STAY HOME週間だそうである・・・

書き物をしたり、ピアノを弾いたり
していると酒量が増えてくる。
酒屋をのぞいたらなぜか北海道限定の
サッポロクラシックビールがおいてあったので
すかさず買ってしまった。
また酒量が増える。

漱石の「草枕」を再読する。
「恋はうれしい、うれしい恋が積もれば
恋をせぬ昔がかえって恋しかろ」
そんな調子のいい漱石が好きだ。

思い出しインタビューが終わる。
インタビューの最後がコロナで終わるのは
癪に障るので、2020年のことはまた別の機会に
しゃべることにする。

自粛生活もどうやらマンネリ化してきたようだ。
レコーディングは中止のままだが新しい曲を書きはじめる。
それでまた酒量が増える。

4/24/2020

今日は本を読みながらジョン・レノンの
BOXセットを聞いて過ごす。制作にレノン夫人が
関わっているのでご夫婦の会話入りの
赤面するようなテイク(曲)もあったりする。
それにしてもレノンはとても知的な歌手だ。
晩年の歌(といっても四十歳手前)なんて
とても奥ゆかしい。愛と平和のロケンローラーって
看板は重過ぎたのかもしれない。

医療従事者の方々、緊張を強いられる毎日ですが
ホントウにごくろうさまです。わたしは医者嫌いだけれど
今はとにかく断固応援します。がんばれ〜


4/23/2020

なじみの酒屋が移転、新規開店したとのこと。
京丹後のおいしい日本酒を扱っている
東京では珍しい酒屋である。夕闇に紛れて
いそいそと見に出かける。

すばらしくキレイな店になっていた。
店主はうれしいのか照れまくっている。
利き酒の会でもするつもりなのだろうか、
奥にはバーカウンターまで作ってある。
コロナ明けが楽しみである。

良い酒屋というのはだいたい店主が人懐っこくて、
おかみさんがヒジョーにクールというパターンが多い。
今まで贔屓にしてきた店のほとんどがそうだ。
なぜそのパターンなのかよくわかる気もするが。

というわけで今から飲みます。
今日はこのへんで。


4/22/2020

この2,3日ずっと思っていたことがある。
それは「マックに行きたい」
この自粛期間中に行ってもいいものだろうかと
迷っていたが、人目を気にしつつ
遂に行ってしまった。いろいろ食べたいものは
あったがいざ注文となると「チキチひとつ」
というやや間抜けな言葉しか出てこなかった。

駅近くの焼肉屋は満員のようだ。
まじめに家にこもっている人からすれば
腹の立つ光景だろうなあ。
これがTOKYO、自粛の現状です。


4/21/2020

花粉症がひどい。毎年4月の初めが一番ひどい時期なのだが、
今年は少し遅いようだ。家に籠もっているのにズルズルしている。
カエデの盆栽からも葉っぱが出てきたが、葉っぱの色づきが悪い。
例年より少し寒いせいだろうか。

さて、歌詞を書く時はPilotの0.7mmのボールペンを
もう10年以上使っているのだが、いつのまにか製造が終わっていた。
まだ3本ほどストックがあるけれど落ち着かない。

気に入ったものをずっと使い続けるのが好きだ。
鉛筆はハイユニのB、ギターのピックはダンロップのULTEX、
弦はダダリオのライトゲージ、ピアノを弾く時
の靴はメレル、
ラーメンはサッポロ一番醤油味、
醤油はヤマサ、デパートは新宿伊勢丹、京都大丸、
デパ地下なら新宿京王、スーパーはライフ、パスタは
ディ・チェコのno.11、
クロワッサンは代官山パントリー、ビールはキリンクラシックラガー、
ヘッドホンはソニー7506、野球はタイガース、サッカーはバルセロナ、
飛行機は全日空、CDは渋谷TOWER、レコードは吉祥寺HMVなどなど。

いろいろ決まっているのだが、野球もサッカーもいまだ行われない春。
そりゃ、寂しいに決まっている。


4/20/2020

JIN〜仁というドラマの再放送を見る。
おいらんの中谷美紀が「体を売らずに女郎に
どうやって生きて行けと」と言うシーンに心動かされる。
吉原での丹毒の描写もあってなかなか見応えがある
ドラマでありんす。

今日はインタビューを受ける。
3年スパンぐらいで自分のこれまでを
振り返ってみると、歌作り→アルバム制作
→誰かの仕事に力をお貸しする→また歌作り
という循環で仕事をしてきたことがわかった。
力をお貸しするというよりも力を逆に頂いて
自分の次の歌作りの糧にしているようである。

インタビューで突っ込みが入ると自分の
ホントウが見えてくる。どうやらわたしは
自分が愛する者&物と自分さえ元気ならば
世界なんて滅びていいと思っている節がある。
されど自分をそのような幼稚で酷薄な
エゴイストだとは認めたくはない。
その葛藤を丸く収めきれずうろたえているのが
どうやらわたしという人間のようだ。
この厳しいインタビューはあと2回ほど続く。
安いメッキは結局剥がされるのだ。


4/19/2020

書き仕事が多くて少々ブレイクがほしい。
この機会にと普段やらないことを
まとめてやっているのだが、
キャパをややオーバーしたようだ。
ということで、今日はこれにて。
ではまた明日。

4/18/2020

2010年から現在までの活動年表が
できあがったので読む。

記憶に残る珍しいライブというと

2010年5月6日 神戸大でのライブ。
知的障害のある子どもたちとの音遊び。
すばらしいドラム少年がいて、スネアの
タイム感がほとんどアフリカンだった。

2014年2月1日 名取 S空間でのライブ。
少し生きるのが下手な子供達の前で
生き方の下手なおじさん(わたし)が歌う。
こんなにキレイな瞳を持つ子供達が
いるのかと思った。

2015年4月11日 別府のホテルでのライブ。
腹話術の伴奏をするという栄誉に。
面白すぎてピアノが弾けない。

2019年3月11日 南島原口之津。
デイケアセンターのおじいさんおばあさんたちの
ピクニックに飛び入り。「白鷺三味線」と
「さよなら人類」を歌ってややウケ。

・・・このあたりだろうか。
実はイレギュラーなライブしか
記憶に残らなかったりして。

 
4/17/2020

1996年ぐらいから現在までのライブで1,2回しか
歌っていない曲を数えたら40数曲もあった。
しかもそのすべてがどのCDにも未収録である。
どうやら大事件や天変地異の後に曲を乱発していることも
判明した。このコロナ自粛明けをどうぞお楽しみに。

夕方に今日のコロナ陽性患者数を
チェックする習慣にも飽きてきた。
近所の大学のグランドに出かけて
ボーッとしていた。こんなに
規則正しい生活が毎日続くのは
人生で初めてではなかろうか。
老後のリハーサルのようでもある。

録画しておいたEテレ「こころの時代」を見る。
水俣の緒方正人さんの言葉
「人間が自然について心配しているのとは逆に、
自然が人間に目覚めてほしいと願いを掛けて
くれているのではないか」

今、考えさせられる言葉である。


4/16/2020

買い出しに行く。白菜、にんじんがお高めだ。
ブリが安かったのでうれしい。
店内BGMがずっとZARDとドリカムだ。
♪負けないで〜って励まされながら買い物。

気分転換にポール・マッカートニーの
アルバムを何枚か聞いてみる。
天才のおふざけみたいな感じがして
どうにもこの人のソロは昔から好きに
なれないのだけれど、最近のポールは良い。
枯れるってのはなかなか大事なことだと思う。

ライブ中止で少々へこたれたが、書き仕事の
目処がついた。で、うとうとしたと思ったら
もう夕方だ。窓の外を見たらまた雨が降っている。

今日は気分を変えることにする。
寒いのでブリを焼くのはやめて鍋にしよう。
日本酒を飲みたいが切らしてしまったので
ビールでがまんである。

今日の一言

枯れてこそ花(頓珍漢)


4/15/2020

御礼参りができなくなった。5/5のライブも
中止とさせて頂く。たくさんの方にご予約
して頂いたみたいだが、ほんとうに無念だ。
されど Show must go on、めげるわけにはいかない。

スーパーマーケットの店員さんが
心ないオヤジたちからとんでもない悪口雑言を
浴びせられているらしい。許せないね。
わたしもオヤジだがスーパーを愛している。
特に好きなスーパーは「ライフ」である。
「ライフ」の会長は戦後、闇物資取引で
儲けた金で事業を興したヤバめのじいさんである。
別にそれはどうでもいいのだが、わたしが「ライフ」を
好きな理由はオリジナルプリンとオリジナルキムチが
おいしいこと、キリンクラシックラガービールの
おいてある確率が高いからである。しかも今日、
「ライフ」は店員さんに慰労金ということで
3億円を配るということが発表された。さすが「ライフ」
さっそく明日、買い出しに行こう(ステマじゃないです)


4/14/2020

そろそろ緊張感のある生活にも飽きてきた。
居酒屋で管を巻きたい
と思ってもそういうわけにもいかない。

単純な疑問なのだが、通勤する人はまだけっこういるし、
店も開いている、スーパーは家族連れが多いし、
はたしてこれでコロナが収束するのだろうか。
もしかしたら経済活動と感染防止をぎりぎりで
両立させようという大実験でもしているのだろうか。

さて、ハノンは10番ぐらいまでいったし、
新曲のピアノのアレンジもなんとなく固まった。
この極めて個人的な充実感と明日への不安が
ミックスされたような心持ち、なかなか面白いと開き直る。

鳥取のお絵かき詩人&銭湯友達のはらだとしこさんから
手紙が届く。個展を中止されたとのこと。
されど、さあ次へ次へという前向きな文面がうれしい。

熊本地震から4年。熊本城はずいぶんきれいになった。
小学生の頃、おじさんに連れられて行った大劇会館という
パチンコ屋で大当たりしたことがある。
熊本での良き少年時代の思い出だ。
またいつか歌いに行くですたい。


4/13/2020

強雨の一日である。夕方の散歩も取りやめだ。
「北の国から」の再放送。今、じゅんくんが
エロ本と遭遇したところ。

整理疲れが出たようなので
今日はこれでおやすみします。
最近ずっと休んでんだからって
逆にがんばりすぎている人も
たくさんいるでしょう。
人は生きてるだけで疲れるんだから
適当に休みましょう。

4/12/2020

今日は棚を整理して、歌わなくなってしまった歌の
歌詞カードなどを整理した。たくさんある・・・

さて、おかげさまでお酒もほどほどにして、
家で食事をしているせいか体が軽い。
夕刻、散歩に出る。子供を抱いている
お母さんとすれ違う時、お母さんは
子供の顔をフードで隠し、且つわたしから
距離をあけようとしていた。
みな内心はピリピリしているのだ、
おうちでダンスはしていても。

昨日、笑える映画をご紹介したけれど
さて笑える音楽はどうなのだろうか。
クレージーキャッツの「シビレ節」なんかが
真っ先に思い浮かんだけれども、
ちょっと自粛中の宿題にさせてください。

4/11/2020

春だというのに肌寒い一日だ。
どうやら雨まで落ちてきた。

自分のやってきたことを振り返る
仕事を続けている。おこもり状態も
地味な仕事に没頭するのにはいい。

疲れた日には面白い映画でも
見て寝るのがいいと思うのだけれど、
わたしの面白い(笑える)と思った映画を
紹介しておきます。かっこつけずに正直に。

1.大陸横断超特急
2.マルクス一番乗り
3.  君よ憤怒の河を渉れ(コメディではないけれど)
4.  がんばれベアーズ
5.ブルースブラザース
6.激走!5000キロ
7.大逆転
8. トレマーズ
9. ハリーとトント
10.スクール・オブ・ロック

パっと出てきたのは以上の10作品、アメリカ映画
が多い。何か気晴らしがしたくなったら
参考にしてみてください。


4/10/2020

IMG_20200410_0001.jpg

       祈 疫病退散



4/9/2020

書く仕事をしている。昔を思い出しながらの
仕事なのでくたびれる。

自分の今までの歌作りを振り返ると
アルバムを発売した後につまらない曲を
連発していることがわかった。
その時はほんとうに真剣に作って
いるのだけれど。

つまらない曲をたくさん作った後に
ようやく人にお聞かせしてもいい曲が
ちらほらと出てくる。新境地を狙って
新曲を書いたのはいいけれど思った結果が
得られず、またいつもの自分の書き方に戻ると
いうことをずっと繰り返しているのだ。

これからも何度も道に迷わないと
お聞かせできるような歌はできないのだろう。
それがわかった実りある一日だった。

4/8/2020

月というのは地平線の近くだと赤く見えるそうだ。
つまり月の出の時刻の満月が赤いのはあたりまえ、
そんなことを今日初めて知る。

子供の泣き声が苦手だ。散歩の途中にどこかの家から
「わー、いやだあ」と悲痛な子供の叫び声が
聞こえてくると、虐待じゃなかろうかとそわそわしてしまう。

おこもりにも慣れてきた。あたりまえだが規則的な
生活というのはけっこう体に良いということがわかった。
そういえば昔のおじいさんたちは決まった時間に
必ずお経を唱えたり、散歩に出かけたりしたものだ。

それでわたしは決まった時間にピアノを
弾いている。このままずっと練習を続けていると
自粛明けにはショパンになってるかもしれない。

♪やな音はショパンの調べ・・・


4/7/2020


今日はスーパームーンだそうだ。
夜の散歩に出かける。たしかに月が真っ白で大きい。
月を追いかけるように東へとゆっくり歩く。

近くの団地の中を通る。1棟に1世帯ほど
しかもう入居していない古い団地だということに
初めて気づく。夜の団地は昭和を思い出させる。
ウルトラセブン、団地妻、積み木くずし、などなど・・・。

そうだ、昔いっしょにラジオを作った
Aくんも団地に住んでいた。いっしょに秋葉原に
出かけて部品を買って、ハンダ付けなんかして
ラジオを作り上げた。スーパーヘテロダイン方式の
ラジオって言ったっけ。なぜか文化放送しか
入らないラジオだったが。

さて、イタリアの医学情報によるとコロナで
命を失うのは「小太りの男」が比較的多いそうである。
っていうか、イタリアは小太りのおっさんばかり
だけれど・・・。


4/6/2020

人を避けて散歩する。近所にくねくねと
蛇行する幅の小さい暗渠があってその上を歩くのが好きだ。
暗渠の先には公園がある。太い欅や
銀杏の木をぐっと抱きしめてみる。月がとても白い。

銭湯をのぞいてみる。今日は定休日
だがどうやら営業を続けているらしい。
「おしゃべりは控えめにして、
短時間の入浴でお帰りください」
というチラシが表に貼ってあった。

ハノンは4ぐらいまで弾けるようになった。
もしかしたらいいかげんだった指使いが
死ぬまでには直るかもしれない。かすかな希望。

近所のスーパーの若社長がテレビ取材を受けている。
社長、こころなしか少し興奮しているように見えた。
明日はおそらく大繁盛だろう。抜け目ないね、社長!

緊急事態宣言といってもあまり今とは変わらないようだ。
もっともっと外出を自粛せよ、されど
強制力はないですって
ことらしいが、どうにもまどろっこしいねえ。

4/5/2020

外出自粛陽性もとい要請ということだが、
米などを求めにスーパーへ買い出しに出かけた。
少し悪いことをしているような気もするが、
食料の調達なのだからしょうがない。

最近ずっと売切れだった「サッポロ一番」が買えた。
醤油味。我がソウルフード。お守りみたいなもんです。
ガーデニングのお花コーナーにはかなりたくさんの人が
集まっていた。こんな時期だからこそ花を愛でていたい
という気持ち
、よくわかる。

自分のアルバムを聴くという仕事を続けている。
どうしてこの曲はすごくいい感じなのに、
あまり人気がないのだろうかと思う曲もある。
わたしの好きな曲とファンの方々の好きな曲が
重なるのはどのあたりの曲なのだろう?

時間がたくさんあるのでライブアンケートの集計なども
しているのだけれど、2011年〜2012年の「再生ジンタ」
人気は凄いことになっていた。知らなかった(笑)

4/4/2020

なんとなくだるいと感じる。風邪でもコロナでもなく
これは歌っていない時の身体の症状である。
普段泳いでいる人が泳げない時、走っている人が
走れない時もきっとこのような感じなのだろう。
長年歌っている人間は歌わないと体の調子が
悪くなるのだ。

録音し損ねた曲を歌ってみる。
歌えばたいていの憂鬱は消えていく。
なるようにしかならない、金ならまた稼げばいい
という前向きな心持ちにさせてくれるのは
やっぱり歌しかない。

テレビでパンダの番組を見る。
「パンダは2つのことを同時に考えられないんです」
って飼育係のおねえさんが言っていたけど、
わたしもそうだな・・・


4/3/2020

ずっと感染者数をチェックしていたが、
いよいよくるかという感じだ。あまり
希望の持てる話もないようだ。

朝に4/14のライブの延期を決める。
自分が客席にウイルスをばらまかないとも限らない、
もはやそういう段階にきていると思う。
J
IROKICHIも開店以来、最大の危機だとのこと。

JIROKICHIに初めてライブを見に行ったのは
20歳ぐらいだったろうか。R&Bのバンドのライブだった。
アロハシャツを着たギタリストがテーブルの上で寝そべりながら
金色のレスポールを弾いていた。
やばい大人がいるんだなあとドキドキした。
それから十数年後、初めてソロで出させて頂いた時は
足がガクガクと震えた。今まで足が震えたのはそのライブだけだ。
1曲目はたしか「わたしは音楽家」だったろうか・・・

さあて、ここからが踏ん張りどころ。
コロナ明けまできっとマラソンになるだろう。
よく食べて、よく寝て、明日に備えることにする。
がんばろう。手を洗おう。家にいよう。


4/2/2020

目が覚めると黒板にはたくさんの数式が
書かれている。どうやらテスト中なのに
眠ってしまったらしい。周りのクラスメイト達は
カリカリと鉛筆の音をたてて問題を解いている。
わたしはまったく理解できない数式の前で
途方に暮れている・・・

という夢をみて目が覚めた。

ちょっと不安な時期になってくると
夢もここぞとばかりにトラウマを
衝いてくるから困ったものである。

今日はブラジル音楽を聞いて過ごす。
そのリズムにワクワクして踊ってしまう。
虎馬(トラウマ)くんも暴れたがる最近だが、
基本的には単純お気楽な男だ(バカともいう)と
いうことがわかって安心する。


4/1/2020

用事があって街に出る。繁華街は普段の半分の
人出という感じだろうか。

カルディに寄る。おねえさんのコーヒーサービスが
お休み中だ。また一つこの世から楽しみがなくなった。

心が荒んできたのでスーパーのお惣菜をアテにして
呑むことにする。ところでドラマ「きのう何食べた?」の
挿入歌、スーパー中村屋のテーマの「オーレ!」がツボに
はまっている。「なんでかフラメンコ」以来の衝撃かも。
オーレッ!

3/31/2020

落ち着かない一日である。ネットニュース依存に
なりかけているので、PCのブラウザを閉じる。

スタッフがセットリストを更新し終えたようだ。
無記名の写真はお店のご協力によるものが多いです。
どうもありがとう。

ライブハウスって単語が感染源というイメージに
染まってしまわないかが心配だ。
おそらくライブハウスにとっては今がもっとも
厳しい時だろう。ミュージシャンは基本的に
ライブをすることでしかお助けできないのに、
それさえ難しい状況になってきている。

ライブハウスの良さは、目の前の音楽を
作りあげているのはミュージシャンとお店とお客さんの
愛と熱意だってことが肌で感じられるところだ。
今まですいぶんお世話になってきたし、恥もかかせてもらった。
踏ん張ってくださいというのは無責任かもしれないが
どうか踏ん張ってください。

祈 疫病退散


3/30/2020

正式にレコーディングが延期となる。
スタジオのスタッフが自宅待機となった
からだ。噂の名曲?「きっとハワイ」の
録音はお預けとなる。

都知事の記者会見をテレビで見る。
首相と違って何を言ってるのかはよくわかる
のだが「今が重大局面」って繰り返されても、
もうここんところずっとなんですけれどと
うんざりしてくる。ヨーロッパのリーダーのように
現時点での見通しを具体的な数字とともに語れぬものか。
たとえそれがものすごくシビアな明日を語ることだとしても。

志村けん、亡くなる。彼が「東村山音頭」を初めて
「全員集合」で歌った時のことはよく憶えている。
ぼくはまだガキだったけれど「うわっ、さえない新人が
勝負かけてきたあ」とドキドキしたものだ。
その勝負を制した志村さんはあっという間に
ドリフの主役の座へと駆けのぼっていった。
ちなみにバカ殿コントの腰元役では
由紀さおりさんが好きでした。
アイーン、合掌。

3/29/2020

朝起きると外は一面の銀世界であった。
春の雪は胸が痛くなる。その昔、無職を
決意した春にも大雪が降ったからだ。

さて、わたしは漫画をほとんど読まない。
ツアー中、発作的にローソンで買ってしまう
「鬼平犯科帳」しか読まないと言ってもいいだろう。

昨日からドラマ「きのう何食べた?」に
はまっている。途中に出てくるお料理コーナーがいい。
白土三平の忍法解説や「美味しんぼ」の料理蘊蓄が
好きだったわたしの心を打ち抜いた。
原作の漫画も読んでみたいと思う。
ああ、自粛も楽し(ということにする・・・)

 

3/28/2020

さすがに今日は人通りが少ない。
まばらなお客さんを乗せて
バスはいつも通りに走っている。

外出を自粛、といっても
あまり普段とやることは変わらない。
淡々とやれることをやるだけだ。

本棚の隅にハノン(ピアノの教則本)
があったので開いてみる。
前書きがなかなかの美文である。

「この全巻は1時間で弾けます。完全にそれが
身につけば、毎日わずかな時間くりかえすだけで
“むずかしさ”は魔法にかかったように消え去り、
すぐれた芸術家の秘密である真珠の玉のような、
音色の澄んだはっきりとした磨かれた
美しい演奏にまで行き着くことができるでしょう・・・」

希望に胸をふくらまして弾いてみたが、
むずかしさは魔法のようには消え去りませぬ。

いつものように淡々と、ということで。

3/27/2020

レコーディングはおそらく仕切り直しとなる。
気が抜けた状態になりかけているが
こういう時にだいたい風邪をひいてしまうので
眉間にしわを寄せたり、ピアノのお稽古をしたりと
あえてまだまだ緊張しているふりをしてみる。
が、体はやはり正直で体温が下がっていた。
現在、35.7℃。平熱より1℃低い。
眠って再起動せよというサインなのだろう。
チャイを飲んで床に就きます。また明日。

3/26/2020

北海道の緊急事態宣言から始まった
わたしのブログ連投だが果たして東京は
これからどうなっていくのだろう。
つい2,3日前はお花見で賑わっていた
東京はニューヨークのような状態に
なるのだろうか?
果たして週末の外出自粛に
効果はあるのだろうか?

ピアノとコロナで少々疲れたので
散歩に出かける。誰もいない公園で
猫とにらめっこ30分。

スーパーでは袋麺と乾麺、食パンが売り切れ。
おせんべいの袋をおばあさんが除菌ペーパー
で拭いていた。なにもそこまでとは
思う。

家に帰って、志ん朝の「火焔太鼓」と
小三治の「天災」をビデオで見る。
志ん朝は艶めかしく、小三治はリズムが絶対
乱れないジャズミュージシャンのようだ。

感染しないように気を使っている方々は
くたびれてると思います。海外からも
わたしのブログを読んで元気をもらってるという
メッセージをいただきました。
とにかく今の時期、部屋の中でもいいから
体を動かすのがいいと思いますよ。
わたしは明朝、密教のお坊さんを気取って
プチ座禅する予定です。

今日のだじゃれ

「なにか空海」


3/25/2020

リハーサルをしに街へ出る。人通りは
8割程度、されど喫茶店は若者たちで
満員だった。

志村けんとジャクソン・ブラウンが
コロナ陽性とのこと。どちらももう
70歳超なんだなあと、へんなとこでしみじみする。

なんとなくアレンジもまとまったし、
今日はこれから休憩。銭湯に行く!
といまいち思えないご時世が憎い。

「北の国から」を見る。ゆきこさん
が五郎さんの家にずっといるのは
いろいろ問題があると思うなあ・・・

今日の一句

再放送  今ならわかる 人の道(頓珍漢)

3/24/2020

レコーディング現場にもひたひたとコロナによる
間接的影響が出てき始めたようだ。あえて平常心と言い聞かせる。

地下鉄の窓に眉毛が薄くて目つきの悪いマスクの男が
写っていると思ったら自分だった。
ここ2ヶ月、
絶対風邪をひけないという緊張感とコロナのせいで
けっこうストレスがたまっているようだ。
いつもは7、8時間ぐっすりと眠れるのだが、
4、5時間で目が覚めてしまう。体は嘘をつかない。

家でピアノの練習。とある曲でリズムアレンジを
まったく変えてしまった。歌っていてどうにもかったるい、
歌詞のリズムに合わないなどともやもやしている時に、
別のリズムで歌ってみたらドンピシャではまる
なんてことが時々あるのだ。けれどドンピシャの
リズムをみつけるのに数ヶ月もかかるってのが
なんだかなあである。

曲のドンピシャのリズムがわからないという状態は
歌うソングライターにとってほんとうに辛い。
サイズの合わないパンツをはいて歩いているような
感じなのだ(なのにライブで歌っているし・・・)
おそらく今日ピッタリのパンツを見つけたような気がする。
だから酒だ。弘田三枝子だ。


3/23/2020

弾ききった。只今、黛ジュンと中森明菜を肴に
「吉乃川」。また明日。

 

3/22/2020

明日は録音の延長戦である。
ようやくスタジオのピアノが「鳴る」ようになってきた。
それはうれしいのだが、延長戦ということで実はなかなか
落ち着かない。しかしまあこんなご時世に歌えるだけ幸せだ。

けっこう斜めからコロナのニュースを見ているのだけれど
テキトーなことを言ってる人も多いなあ。原発事故の時に
いやになるほどくだらないデマに付き合ったので、斜め見
ぐせがついてしまったようだ。真実は楽観と悲観の
ちょうど中間あたりにあると思っている。

ではまた明日。思い切って弾き切ろうかと
思ってます。

3/21/2020

懲りずに今日もピアノ、めげずに今日もピアノの
リハーサルである。

今日はピアノの話を少し。

東京で一番好きなピアノは渋谷のホテル街近くの
貸スタジオにあるスタインウェイである。
1980年代の前半のモデルだとのことだが、
もう貴婦人のようなそのふくよかな音に魅了される。
なかなか機会が無くて弾けないのだが。

ピアノは誰かに習ったこともないし、もともと
弾くつもりもなかった。周りがギターを弾く人
ばかりだったのでなりゆきでピアノを弾いて
バンドを始めてしまったからしょうがない。
ジョン・レノンの「孤独」や「I am the walrus」
という曲から聞こえてくるピアノの音が
好きだったっていうのもピアノに抵抗がなかった
一因かもしれない。

基本的にピアノは歌の後ろで控えめに
鳴っててくれればそれでいいと思っているのだが
今回のレコーディング、少々欲が出てしまい
その欲のせいで今追い詰められているところだ。

グレン・グールドという大天才のピアノ弾きが
いるのだけれど、彼が弾くブラームスがすごくいいのだ。
毎朝コーヒーを淹れながらそのグールドを
聞くのだけれど、あまりにすごいピアノで
一日がはじまってしまうので、いざ自分が弾く時間になると
がっかりしてしまうという羽目になる。

なりゆきではじめたピアノで今も歌わせて
もらっている。ほんとうにありがたいことだ。
さてピアノとの格闘、あさってには終わる予定(のはず・・・)


3/20/2020

コロナとの勝負はこの2週間って
どなたかが前に言っていたが、
どうやら勝負は長期戦の様相になってきたようだ。
人口の7割に伝染する( by ドイツのメルケル首相)
ということはジタバタしてもしょうがないということか。

街に出かけた。アーケードはすごい人出だった。
どうやらお花見にきている人たちもたくさんいたらしい。
100円ショップでは入荷したばかりの
除菌ペーパーの争奪戦が繰り広げられていた。
うーむ、今の東京がどういう状態なのか
よくわかんなくなってきた。

ピアノのお稽古をずっと続けている。
録音寸前なのにアレンジやテンポを
変えてしまうというちょっとした賭けに出る。
もうピアノもコロナもまとめて
どんとこいという心境になりつつある。

3/19/2020

今日もピアノを弾いていた。
左手と右手のプレイがややポリリズム的になってくると
歌がぜんぜん出てこなくなる。あー、うーと哀れなものだ。
一日中、一フレーズずつ体に染みこませる。やれやれ。
そんなわたしから見ればドラムの外山 明さんは超人だ。
手足を全部バラバラに動かしていても楽に歌っている、
しかも見事にハモっているのだからね、恐れ入る。

たぶんわたしは新しいダンスを覚えている最中なのだ。
ボケ予防だと思ってがんばるしかないだろう。

3/18/2020

部屋の掃除を終え昼寝をしたらもう夕方になっていた。
爪の手入れをして少しピアノを弾いた。

株が値下がりしているということなので
今こそ株を買おうかなんて素人考えを起こす。
庶民の株売買なんて所詮おままごと、
だとしたら自分が応援したい会社の株を
買うのがよいとのアドバイスをいただいた。
果たして応援したい会社とは?
東大阪もしくは大田区あたりのなんかちっこいものを
作ってる会社、そうだ、おいしい酒を作ってる
酒蔵もいい。だがそんな小さい会社の株なんて
買えるのだろうか?

3/17/2020

録音が今日終わる予定だったがやはり終わらなかった。
けっこう準備して臨んだ曲がうまく歌えなかったのだ。
かなりへこみました。こりゃだめだ、と思ったのは久しぶり。
気分を切り替えるしかないですね。
明日は誰かのライブでも聴きに行こうかな、
このご時世だけれど。

3/16/2020

難曲が多いせいか、自分には珍しくテイク(録音)を重ねてしまう。
難しいところを乗り越えてホッとすると簡単なところで間違える、
そんなことを繰り返していると野球選手で言うところのイップスの
ような状態になることもある。そういう時は無理をせずに休憩する。

無力感を振り払うにはおいしいお茶とお菓子とおしゃべり
しかない。つまりおいしいお茶を淹れてくる人、おいしいお菓子を
持ってきてくれる人、楽しいおしゃべりをしてくれる人がそばに
いれば大抵の難局(難曲)は切り抜けられるものなのだ。

そしてようやくなんとか1曲録音が済んでも
誰かに褒められるわけでもないのがベテランの
辛いとこである。スタジオの隅で一人、なんとかなったなあと
フラフラになりながら安堵している。
そしてまた次の曲へ・・・

3/15/2020

部屋でピアノを弾いている。ピアノの向こう側には
窓があって外の景色がよく見える。
電線に止まっているカラスが小さな鳥を足で抑えつけながら
がつがつ食べていた。ウイルスもカラスも生きることに懸命な春。
さて、やれることはやった・・・と思う。
また明日から「要塞」で録音です。

3/14/2020

今日もピアノの日である。
ピアノが難しすぎて歌が追いつかない。
途中で胃がムカムカしてくる。
けっこうボロボロになってきたぞ。

スタジオを出ると雪が降っていた。
デパートで日本酒を求める。今日は
岩国の酒。一段落したときに呑もうと
思っている。

家に帰る。首相の記者会見をテレビで観る。
緊急事態宣言を出せることになったらしい。
どさくさに紛れてまた変なことをやらなけりゃよいが。

くたびれたので気晴らしに歌謡曲を聴く。
今日は岩崎宏美にしてみた。阿久悠×筒美京平
のコンビが曲を多く提供しているので興味深い。
センチメンタル」がおしゃれでよかった。
調子に乗って松田聖子も久々に聞いてみたが、
あにはからんや、とても卑猥な感じがした。

で、またピアノに戻る。いい意味で手を抜いて
弾くようにする。

落ち着かない日々を精一杯を楽しんでいる。


3/13/2020

1週間あーでもないこーでもないと悩んでいた曲の
アレンジを没にする。曲の展開方法なんて何万通りも
あるのだろうが最善はどれか?なんて考え出すとやばい。
可能性が増えるほど凡人は悩む時間が増えるだけなのだ。
ここは撤退。我慢時。

今日の一首

捨ててこそ浮かぶ瀬もある竜田川 伸びし耳毛に寝言からめて(頓珍漢)

3/12/2020

昨夜は眠れなかった。震災や被災者の方々の
映像を見ると熟睡できずに目が覚めてしまうのだ。

どうしても眠れないので早朝テレビをつけると
高校球児が「選抜はなくなりましたが
またチームを鍛え直して夏を目指しまっす」と
直立不動でインタビューに答えている。
高校球児ってなぜそんなにいつの時代も
立派であることを求められるのだろうか。

ピアノを弾きにリハーサルスタジオへ出かける。
街が今日は女子中高生でいっぱいだ。
コロナのせいでご老人があまり外に出ていない
こともあって
人々の歩くスピードが速く感じる。
アーケードがとても歩きやすいのはそのせいか。
ご老人方には悪いがそう思ってしまった。

ピアノは難しい。「ギターは友だちだ」という
人がいるけれどピアノはわたしにとって
なんなのだろう。ドSの恋人かな、今のところ。


3/11/2020

震災から9年。合掌。
今日は休んでいます。
ピアノを少し弾いて、風呂を沸かして、
お酒も少し。これで上品な猫でも
そばにいれば最高なのだが。
それにしても今日の夕空の美しさ!

3/10/2020

今日も録音だった。大作を2曲、小品1曲に手を付ける。
録音2曲目で躁状態になる。録音時にこういうことは
あまりなかった。もう前頭葉が弱っているのだろう、
チコちゃんも「老化して前頭葉が弱ると感情の
コントロールができなくなる〜」って言ってたし。
ボーっと生きてきたからしょうがない。

こういう落ち着かない時期に制作ができてありがたい。
苦闘しているライブハウスの皆さんもがんばってほしい。
ライブハウス=感染源みたいなレッテル貼りはほんとに
よくないと思う。攻撃しやすい敵を見つけては
安心したがる「市民悪」がわたしは昔からキライだ。

おっと、ほっとするやわらかい話を。
今回の録音は菓子やパン、おいしいお茶に
恵まれている。
ベーグルのラスクがうまいと思ったなあ。
しかし女の子ってパンが好きだよね。なんでか。

3/9/2020

今日は録音の日だった。ピアノを録音するために
スタジオに出かけた。今回のセッションで使う
スタジオはミサイル攻撃を受けても壁に穴さえ
空きそうもない堅牢な建物の中にある。
そんなスタジオで歌っていると外のコロナ騒ぎが
まるで嘘のような気さえしてくる。

自信喪失するかもなんて昨日書いたが
まあ、自信喪失もあり、自画自賛もありの
中間ぐらいの状態でしょうか。今のところ
ピアノに笑われてはいない気はするのだけれど。
明日も早いのでここまでで失礼。

3/8/2020

明日からまた制作なり。少人数の制作チームで
濃厚接触?を繰り返す日々が始まる。

結局、たかをくくるとか、腹をくくるということを
しないとダイビング(制作)はできないようだ。
明日の夜には完全に自信喪失しているかもしれないが。
まあ、それはまた明日書きます。
がんばるんば。やってやるんぺん。


3/7/2020

今日はおいしいものが食べたくなったので
なじみの洋食屋へ出かける。街を歩く。
ラーメン屋や電気店はいつものように繁盛している。
まだ東京は非常時じゃないということなのか、
バッティングセンターも中学生で満員とのこと。
もう学校を開けた方がいいんじゃないのか。

これから不景気がやってきそうだという
イヤな予感を振り払ってイタメシ。
ティラミスとどろどろのエスプレッソで
ランチを締める。家に帰ってまたピアノのけいこ。

テレビでキムタクがソロで歌うお姿を拝見。
小林旭のような哀愁のオンリーワンに
なりつつある。ほんとにがんばってほしい。

3/6/2020

公園で中学生の男の子らしき一団が
おしゃべりをしていた。学校が突然休みになって
気分が高揚しているのだろう、女の子のことや
4月から進学する高校の話で盛り上がっている。
曲のアレンジにいき詰まったわたしは鉄棒で一人
懸垂しながらその様子をじっと見ていた。

春休み・・・突然いろんなものが愛おしくなったり、
逆に突然いろんなものが子供じみたものに見えたり、
その目まぐるしい振幅の中でどんどん自分が
新しい人間へと脱皮しているような感覚があった。

その昔、春休みに脱皮したわたしは
厄介な人間に生まれ変わってしまった。
映画「ダークマン」や「ザ・フライ」を観ると
なにか人ごとに思えないのは、変身に失敗した人間が
主人公だからだと今さら気づいた。

3/5/2020

ピアノを弾きながら一日家で歌っている。

昔からかっこいいことをしようとするとたいてい
失敗するので、かっこいいことなんてしないぞと
肝に銘じているのだけれど、やっぱり
かっこいいことに憧れてしまう自分がいる。
かっこいいことをかっこよく見えないように
やればいいのかもと数時間がんばってみるが、
やはり妙にかっこいいままだし、どこかに無理がでてくる。
つまりかっこいいことなんてできないのだ。
だからってかっこわるいことを愚直に貫くのがオレ流です
なんてわけでもないし、かっこわるくてもいいじゃないか、
それが「人間だもの」って開き直ることもできない。
逡巡する男一人。酒、飲む。

○今日の一言
♪ありのままの蟻は蟻のままだった(あのねのね)

3/4/2020

今日はお休みにしようと思ったが
なかなか気持ちが落ち着かない。
「マスクの代わりにしようと滅菌ガーゼが店頭から
無くなっています」とニュースで言っているが、
滅菌ガーゼが無くなって困る人(床ずれを起こしてる人や
傷を負っている人などなど)がたくさん
いるってこともしっかり言ってもらわないといけない。
この世には想像力のない人が多いようだから。

気晴らしに銭湯に行こうかとも思ったが
ちょっと躊躇する。たぶん銭湯も今、苦境
に立たされているだろう。行こうか行くまいか
逡巡の毎日が続く。

3/3/2020

今日は試し録音だったのだが全力で歌う。
そろそろ手を抜いてもいいお年頃なのだが
残念ながら手の抜き方がわからない。
いろんな歌い方をしてみると歌うたびに新しい発見がある
ような気もして(たぶんそんなに発見してはいないよ・・・)
いまだにリハーサルで何度も真面目に歌い切ってしまう。

3/2/2020

オイルショックの頃(1974年だったか)、トイレットペーパーを買うために
スーパーマーケットに並んだものだった(親の命令なり)
今日、近所のスーパーに出かけてみるとインスタントラーメンが売り切れていた。
震災の時にはペットボトルの水を買い漁るじいさん達に呆れたし、
まさしく買いだめ根性は国民性、危機を察知すると何かを蓄えずには
いられない日本人の本能のようなものなのだろう。

明日はピアノの試し録音。いろんな準備やらで
今日は疲れのピーク。最近は日本酒をいただくことが多いので
今夜はちびちび飲んで体を休ませることにする。
ツマミは「北の国から」の再放送。大友柳太郎のご尊顔を
拝みながら一杯、二杯、三杯・・・♪ル〜ルルルル

3/1/2020

とある人と話をする。
彼曰く「実は子供の頃、ぼくは火遊びで山一つ燃やしちゃってるんだよね」
そういえば小学生の頃、原っぱを燃やしてしまった友だちとかいたなあ。
線路に置き石をして特急を止めたのもいたし、スーパーで万引きして
捕まった奴もいた。学校のトイレで絶対うんちができなかった
やまもと(授業中にもらしてしまう)は大人になれたのだろうか。
顔に大きな痣のあったK子ちゃんはお母さんになったのだろうか。

しかしライブを自粛させておいて、マラソン大会やるってのは
どういう了見だ? ♪とーんちーんかーん


2/29/2020

北海道あたりじゃ家でじっとしている人が多いだろう。
だからブログ連投します・・・

しかしねえ、北海道や和歌山の知事さんの方がよっぽど永田町の人より
肚が座ってる気がするけれど。

では今日の一句

スナックに 煮凝りの出る ママの過去 
          変哲(小沢昭一)

いいねえ・・・。


2/28/2020

新型肺炎の感染が拡がらないようにと願っているが
今回はなかなか大変そうだ。

人類の歴史は疫病との闘いの歴史でもあるわけで
これはもういたしかたない。人の移動量が
劇的に変わる歴史の節目に疫病の大流行が起こるのが
常だそうだ。ネットで拾った情報(モダンメディア 56巻2号2010
人類と感染症との闘い 加藤茂孝)によると
感染症(この文献だとペスト)が流行したときの人の心理
は以下の3つで

1.ヤケクソになって欲望に溺れる
2.神仏にすがる、妙な宗教が流行る
3.  犯人捜し→異民族を攻撃する

たとえ疫病が流行らなくても欲望に溺れ、妙な宗教(もどき)に
引っかかりやすい昨今だけれど、犯人捜しだなんて
物騒な話である。この試練を冷静に乗り越えていこう。
みなさんもどうぞ気をつけて。


2/20/2020

大阪ではなかなかライブが終わらなかった。
歌っても歌っても歌え、という感じだった。
人の精も根も吸い取ってしまう悪女のような
お客さんが多かったのか。

岡山ではラジオに出演。テレビ出演は鼻の穴の中まで
覗かれているようで嫌なのだが、ラジオではリラックス
できることが多い。とくに気の利いたパーソナリティーの方と
いっしょだと、わたしのアホ発言や危ないワードを
さらっと流して頂いて助かること多し。

岡山の街の規模、人のやわらかさ、居酒屋のメニュー
などすべてがわたしにとって程よく感じる。
翌朝、旭川沿いを散歩する。鉄橋を2両編成の電車が
走っていくのが見える。澄み切った空気と広い空、
そして遠くに見えるコンパクトな里山。
ほんとうに良いところだ。

帰路・・・新幹線が新横浜を過ぎるともうイケナイ。
車窓の向こうに拡がるのはわたしの住むメガロポリスであるが
やれやれ感のようなものがこみ上げてくる。
東京駅で改札口横のスロープを下ろうとしていたら
サラリーマン5,6人が上ってくるので待っていた。
ギターケースを背負った私の横を通り過ぎていく
サラリーマンたちの誰一人からも「すいません」や「ありがとう」
の言葉どころか会釈すらない。更なるやれやれ感を
おぼえながら地下鉄へと潜った。


2/10/2020

おいしいお酒ばかりいただいて・・・やばい。

アットホームで気持ちよい渋谷でのライブだった。
最近、ステージで愚痴を言うのが平気になってきた(笑)
ガス抜きということでどうかお許し願いたい。
バカな大臣の答弁に比べたら、罪もないし面白いでしょ。

次は大阪で歌って、月曜は岡山でラジオにたくさん出ます。
うどんも酒も魚もうまい岡山、うれしい。

 

1/13/2020

デビューから30年たちました。
今年もいろいろやるのだろうなあ。
しかしまあ、おかげさまでいつも新鮮な気持ちで歌えております。
まあ、実際は失敗してばかりなのではありますが、
そこから得たものがオリジナルな糧となるわけで。
失敗をお見せするために生きていると言ってもいいくらいで。
かたじけない・・・。

良い日本酒は喉に良いような気が最近してるのだけれど(錯覚だよ、やなちゃん)
近所に品揃えがサイコーの酒屋さんを見つけてしまったのが
運の尽き。最近は酒造りをする人たちの世代交代が進んで、
外人さんの杜氏もいるという良い状況らしい。
音楽制作と日本酒というヤバイ日が当分続きそうな予感・・・

今年もよろしくお願いします。
頑張ります、なんて言ってみたりして。

12/27/2019

やなちゃん大賞2019

○遠野物語 by こんにゃく座 2/12
○クレージージャーニー終了・・・やらせ賛成なのだが。
○ユーリちゃんの歌うカントリーロード(南島原)3/10
○夫のちんぽが入らない(こだま)・・・愛の形はいろいろなのだ
○三浦綾子記念館(旭川)・・・立派すぎる人がいたもんだ
○ユージン・スミス写真集「MINAMATA」
○アメトーク「サンドイッチマン芸人」での伊達ちゃんの安倍首相のモノマネ・・・まずはトランプに電話(笑)
○TBS報道特集「無期懲役囚の仮釈放」5/4・・・ああ無情
○赤目四十八瀧心中未遂(
車谷長吉)
○映画  「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
○映画  「歌行燈」
○ETV  「父を探して〜日系オランダ人の終わらない戦争」・・・戦争ってこういうものなり
○家にヤモリが出没。
○京都の山中での謝肉祭
○映画  「万引き家族」の安藤さくら
○ETV「バリバラ〜愛の不自由」 8/25・・・赤裸々すぎてドキドキ。
○映画  「ウイスキーと2人の花嫁」
○WOWOW 「西城秀樹ライブ・バイラモス2000」・・・歌謡ロックの最高峰
○映画 「サウナのあるところ」・・・おっさんっていいな。

今年は生きることの大変さを訴えるような映画やテレビ番組を多く選んでしまいました。
大賞、準大賞は京都&金沢ライブにて発表します。

準大賞・・・ETV特集「佐藤さんとサンくん~難民と歩む あかつきの村~

やなちゃん大賞2019・・・米子 チャンピヨンの「かすうどん」と銭湯日の出湯のご主人

※山陰の人情に男泣き。島には流されず、人には愛された。どうぞ良いお年を!

 

12/13/2019

隠岐でのライブが荒天中止となった。
漁船を数名でチャーターして荒海を渡るという案も
出たようなのだが「さすがにそれはいやだなあ」と。
島流しされるのにもやはり根性がいるのだった。
いつかきっと流されたい。

流されなかった我らは大山の麓でゆっくりとリハーサル、そしてお酒。
米子は味のある飲み屋と銭湯がある住みやすそうな町だ。
なにしろ人の感じがやわらかい。

米子でのライブ前日、暇になったわたしは
銭湯へ。風呂上がりに夢野カブのライブに飛び入りした。
以前一度だけお会いしたことがあったが、
彼はリアルロッカーのまま突っ走っている。
がんばれ、がんばれ。

わたしのギターや体を修理してくれる
人が次々と現れる。島に流されなかった男は
米子で癒されっぱなしとなった。

伊藤せい子の歌は豪快などではなく
実はかなり繊細で、そんなせい子の
岡山での吹っ切れたような歌いっぷりがよかった。
たしかに友部正人の歌は彼女の声によく合う。

高松ではうどん三昧。
うどんのおかげなのだろうか、
今年もっとも声がよく出たライブとなった。

高知は異国。人の気持ちが熱くてなんだか昭和のまま。
こちらの体温を上げるのが大変だ。
必死になってなりふり構わず歌う自分がひさしぶり。
なめてたらいかんぜよ、ということか。


11/18/2019

浅草で歌う。16年ぶりにお会いした辻さんはあいかわらずキュートだった。
声が少しハスキーになっていたのにもグッときた。

DJの森くんが「オゾンのダンス、しおしお版」をかけていたのだが
当時の自分のあまりにテキトーで脱力した歌いっぷりに感心してしまった。
だが、絶対に友達にはなれそうにない人の歌、という感じ。
たしかに友達はいなかった・・・。

ランキンタクシーの唄を聞く(これまた30年ぶり)
下ネタと反安倍が同じ文脈のなかで歌われる面白さに
おじさんは感動した。そうそう、この感じ、好きだったよって。

11/4/2019

ひょんなことで京都の山の中に行くことになった。
イノシシやシカ、地鶏をたらふく
ごちそうになった。肉をさばいてくれた
可愛い女性マタギ(猟師)にお礼として
「さよなら人類」を歌う。まあ、実際に生きものの
命をいただく現場を見てしまったら、唄なんて
ただの余興である。
しかし、京都丹波の山へは行く機会が今まで
なかったので非常に楽しかったなあ。
「カメムシキャッチャー」という素朴な武器も
なかなか面白いものだった。

10/17/2019

台風・・・被害はなかったでしょうか。
情報社会だとかと言われていますが
2,3日してようやく被害の大きさが
わかってくるところが恐ろしい。
亡くなった方の7割以上が60歳以上の方
というのも深刻な問題。
おじいさん、川を見に行っちゃいけないよ、
屋根に登っちゃいけないよ。

最近、銭湯に凝っているので、「サウナのあるところ」
という映画を見る。サウナでおっさん達が
己のうまくいかぬ人生を涙ながらに語る、
ただそれだけの映画なのだが妙に気持ちの良い映画だった。
人の話にじっくりと耳を傾けるフィンランドの
おっさんの表情がとてもよい。


10/5/2019

知り合いの音楽関係者のお別れ会。とても良い会だった。
彼の遺品が会場に陳列されていたのだが、そこには
立川談志の著作集、手塚治虫の漫画、ナンシー関や
小林信彦の単行本、トニー谷のLP、そして、たまの「しおしお」が・・・
良き人であったが、めんどくさそうな人でもあったことを
十分に窺わせるそのラインアップに苦笑して、少し泣く。

おかげさまで、来年、わたしはデビュー30周年を迎える。
大御所でもないのにデビュー○○周年ってなんだかねえ・・・
なのだが知らんぷりをするというわけにもいかない。
次の周年はやってこないということも十分に考えられる(いや、マジで)
なので、何をやろうか今考えています。
できればなにか楽しそうなことを。


9/30/2019

増税、どうしても不公平感あるなあ。
大金持ちのおじいさんやIT長者からもっと取りなさいよ、
なんてテレビじゃ誰も言わないし、
新聞が軽減税率適用ってのもなんだかなあ。

東京の銭湯88カ所に入ってスタンプを集めると
表彰状みたいなものがもらえるらしいので、
最近遠出をする時はタオル持参をしている。
銀座にも青山にも銭湯はあるんだから、
なかなか侮れない。

やっぱり水が良い土地ってのはあるらしく、
東京の西のある一帯は湯上がりにお肌すべすべ
になる銭湯が多い気がする。
しかし、若い頃よくお世話になった杉並や中野の
風呂屋の多くがなくなっている事実を知ると
なかなかに悲しい。
閉店間際に駆け込んで、お湯にワっと浸かって、
それから深夜のデートに出かけて・・・
あわわわわ、恋はお湯の底。

9/25/2019

中途半端にボーッと暮らしている。とはいうものの
パソコンのデスクトップ上はいらないファイルで溢れ、
歌詞カードが部屋中に散らばっているという
惨憺たる状況をまずなんとかしなければならない。


平成って「日本、結局変われなかった」なんてよく
言うけれど、変わらなかったからこそ得をした人が
たくさんいることを知る。妙な格差社会になったのは
国の無策のせいだよと、もっと言わなきゃと思うのだが。


9/20/2019

千葉の台風被害と停電、ここまで酷いとは露とも知らず。
この時代に、しかも東京のお隣なのに被害が数日わからない、
知らされない、なんてことがあるのだ。明日は我が身。
遅ればせながらお見舞い申し上げます。

9/17/2019

昨日のライブはなかなかの総力戦だった。
あっという間に終わってしまった、という感じ・・・ではなく
あまり経験したことのない柔らかい時間が流れている
気がした。場の力ですかね。バンドでのライブもいいけれど、
限りなく生音を活かしたクラシカルなライブも明日館には合うかもしれないと
思いました。それにしてもメンバーの自由闊達な演奏ぶりには恐れ入りました。
ご来場ありがとうございました。やなポスター・・・いい感じ。

 

9/9/2019

小唄の千秋楽がまもなくなのだけど、各地の感想を一言だけ書いておきます。
15日のライブの時に話せばいいかもなのだけれど、段取りをぶっ飛ばしそうなので。

大阪・・・太郎のディレクション、さえている。ピアノを弾けと怒られる(笑)
福岡・・・「たま」曲リクエストセッション、完コピ度がすごい。歌手のわたしがもっともいいかげん。
南島原・・・ピアノ発表会にとびいり出演、火山、バテレン、ラジオ出演、口之津広場ライブ、温泉、とめくるめく数日間。
仙台・・・ピアノ調律とコクのあるコーヒーでしっとりと大人の盛り上がり。
盛岡・・・ライブ後の洋酒三昧、JBLパラゴンで聞く本田竹広。マスターの胸板の厚さ。
旭川・・・お湯割りを飲んだら道民から珍しがられる。三浦綾子はすごすぎた。
札幌・・・旅の折り返し点でのご褒美ライブ、牛小屋付
岡山・・・とにかく打ち上げの店の居心地が良すぎた。ライブはものすごく良かった(らしい)
名古屋・・・空から音が降ってきたopen house。じじいたちの夢の遊び場なり。
松山・・・ビールとうどん、ごちそうさま。ミラーボール、やみつきになりました。
広島・・・なつかしい楽器と対面。お元気そうでなにより。
金沢・・・猛暑。氷枕で頭を冷やす。曲順忘れる。マスターとサキちゃんと阿久悠レコードコンサート。
浜松・・・ドラムマニアの聖地?(笑)RE-CORD’00がなぜかお店に。これぞ「ミラクル!」

というわけです。全然ライブの感想になっておりませんが、どうぞお許しを。
けっこうがんばったんだけどね、まだまだ歌い足りないなあ。というわけで、
秋にまた旅に出ることにしました。(旅は)つづく


9/4/2019

あおり運転も怖いが、あおりテレビも怖い。
テレビをつけるとよく見かける司会者が「韓国、なんてひどい国だ!」
と公共の電波(懐かしい言葉)を使って叫んでいる。
テレビを消す。


慣れない曲を練習中である。「もっと簡単なアレンジにしちゃえ」
という囁きが絶えず脳みその奥から聞こえてくる。
簡単にやってしまう時もあるんだが、そうはいかない時も
ある。


入国管理局に収容されている外国人がとても多いことを知る。
難民指定も受けられずに、何年もシャバに出られない方もいて、
確実にこれは人権蹂躙レベル、「ミッドナイトエクスプレス」状態だ。
当然、自死する方もいる。ちなみに日本では一年間の難民認定者数は28名、
ドイツでは26万人(2016年)。法務省はなんにも仕事を
していないのではないか? They must be released.

8/27/2019

けっこう読んでいただいているんだなあ。このブログ。
統計みたいなのを見てびびって、なんか書かなきゃいけないと思う小心者。

しかし露骨に報復しあう世界ってのはいかがなものか。
国を憎んで、人を憎まず。隣人に愛を。キムチ万歳。


8/17/2019

まじめなスタッフがお盆休みにホームページをリニューアルしてくれた。
このところホームページに画像がアップできなくて困っていたのだ。
ありがたいことである。

9/15でわたしの小唄モードが一段落する。最近「土下座節」で歌ってるようなことが
どんどん現実化していく。微妙な気持ちだ。

ということで、これからもYananetをよろしくお願いします。

 
8/1/2019

どっと暑くなって旅。金沢ではピアノ曲が非常に楽しく、
なんかオレ、いけたなと思った。で、本編を終わりにした。
が、演奏予定曲をたくさん残していたことに気づく。
これはなかなかの珍事。「いけた」から終わりにするなんて、
なんて身勝手でひどい男だろうか。

立ち飲みをしていたら、隣のおじさんが「宝くじには当たる方法がある」
なんて話をしている。ちょっと聞き捨てならないので、
「それ、ぼくにも教えてくださいよ」って尋ねたら、なんだかお茶を濁された。
お茶じゃなくて、お酒飲んでたのに。


7/21/2019

電車が3分遅れると車掌さんは駅に止まるたびに
「遅れて誠に申し訳ありません」とアナウンスをする。
たった3分の遅れでさえ許せないような人たちがいるのだ。
しかしクレームが出る前にさっさと謝っておくというやり方も
なんだか簡単すぎる。かようにしていろんな
場所が窮屈に、そして忖度チックになっていくわけだ。

さて、今週末は旅。ちょっと変則的な旅。
歌いたい曲をあげていったら40曲を超えてしまった。
新曲あり、新カバーあり、小唄、そしてなじみの古い曲
を入れたらこうなってしまう。
ちょっと覚悟はいるのだが、曲の断捨離が必要かもしれないなあ。


7/9/2019

道でおじいさんがニコニコしながら近づいてきた。
「○○公園はこっちですか?」って尋ねられたのだけれど、
公園の方向は真逆、しかももう日暮れ時。おじいさんにゆっくりと
「夜の○○公園はあぶないから帰ったほうがいいよ」と説得するが、
「はあはあ。年寄りなもんだから時間はたっぷりあるんでね」
って、話がぜんぜんかみ合わない。

7/1/2019

軒下でツバメがまた子作りを始めたようだ。
同じツバメが2回目の子作りなのか、はたまた別のツバメなのか?
ご盛んでなによりである。ツバメの子作りに負けじと曲も作っているが、
なかなか言葉は空高く飛んでくれない。

名古屋で地下鉄に乗っていたら、周りが女性ばかり。
さすが女の都、名古屋、まるでフェリーニの映画のようだと
思っていたら女性専用車両であった・・・

ここんところひたすら落語を見たり聞いたりしている。
けっこうオレは泣ける話が好きらしい。
落語通が好きそうなシュール話よりは人情話が好きみたいで、
毎日手ぬぐいを涙で湿らせている。
どこかやっぱりセンチメンタルな人間なのか。


6/8/2019

演歌を歌うと、もう悦に入って歌っている
スナックのおじさんのように見えるのかも、
という恐怖があったのだが、ライブでそうは
聞こえていなかったようでホッとする。
近所の中華屋さんのBGMから、中国の歌手が歌う
日本の演歌がよく流れている。それがとても良くて
演歌もよいなあ、と久々に思ったのが演歌を歌った理由。
残念ながら日本の歌手では表現過剰で
演歌をただの歌として、もうちゃんと聴けないのである。

裕次郎も、松尾和子も、ひばりも、
藤圭子も、キャラの濃さよりも、
その楽曲の良さで彼らの歌をフラットに
聞けるような気がする。

6/6/2019

ヤクルトの連敗、16で止まる。
1970年以来の16連敗だそうである。
その1970年のヤクルトにはロバーツという黒人選手がいた。
運動神経の塊のようなロバーツが好きだったんだ、わたし。
で、ロバーツ、たしかアメリカに帰ったらすぐに
事故で死んじゃった。

※6/9加筆 ごめんなさい。ロバーツ、生きてらっしゃいました。
多分他の外国人選手と勘違い。ごめん、ロバーツ。

翌年、ヤクルトには若松が入団、数年後には
スラッガーの大杉も東映からやってきて、
78年に奇跡の優勝。まあ、古い話なんだけれど、
すごいことだったのだ、超弱小ヤクルトが
優勝するってことは。まあ、どうでもいい話だけど、
弱すぎるのも記憶に残るってことで。

5/31/2019

ヤクルト勝てぬ、14連敗・・・

松山、広島の旅はもはや夏であった。伊予の味はわたしの口に合うので
ノンストレスで上機嫌。ミラーボールも回した、回した。

広島ライブの翌日に平和記念資料館に行く。展示物がリニューアルして初めて、
およそ8年ぶりの再訪だが、外人さんの入場者が多いのには驚いた。
展示内容は1945年8月6日に亡くなった庶民の写真が中心になっていた。
以前、最後の展示物だった百合の花の写真は、
原爆投下の翌年に生まれた女の子の写真に差し替えられていた。
しかしその写真をもう一度よく見返すと、
百合の花を女の子がその小さな手に握っているのだ。
ストーリーが繋がっているのだ。


5/12/2019

旅が一段落したので、ゆっくりと暮らしている。
なかなか気持ちのいい季節だ。

喫茶店でお茶を飲んでいると、隣の席でマダム二人が
オリンピックのチケットをどうゲットするかの作戦を立てている。
オリンピック・・・騒がしい。

ツバメが今年も軒下にやってきた。
私は「幸福の王子」を子供の頃に読んで以来のツバメ好きなのだ。
ところで、ヤクルト(スワローズ)が今年は少し強くてうれしい。
この頃お金持ち球団のFA補強がどうも好きになれなくなってきた。
その点、ヤクルトは地味でいい。

生まれて初めてお腹をこわした。お腹をこわすということが
こんなに苦しいものだとは知らなかった。風邪を引いても
食欲が落ちるなんてことはなかったが、今回は3日間ほど、
毎食おかゆ大さじ3杯と一日プリン1ヶで過ごした。
最初は「コロリ」かと思ったが、医者はそっけなく「胃腸炎です・・・」
そして1週間で全快。ベッドの中で伝染病の勉強にはまる。
この1週間のおかげで味覚がリセットされて、
いろいろな味を感じられるようになったのが幸い。
今なら海原雄山にも彦摩呂にも勝てる気がしている。


4/19/2019

なるほど、今日は平成最後の満月だそうで。
ちょっと平成の思い出話。

2000年頃(平成10年)頃だったか、ライブでお客さんのマナーが
すごく悪くなった時期があった。たぶんインターネット普及のせいなのか、
聞きに来るというより見に来たという感じのお客さんで会場が
わさわさしていた。けっこうぼくは古いライブマナーを
大事にしてるのでその時はうろたえた。一方、昔からのお客さんは
ひっそりと潜伏キリシタンのようにわたしを見守りつづけてくれた。

平成の最初の頃はやけくそみたいなノリで
仕事をしたこともあったけれど、それがイヤになってきた。
だらだら一人でやっていたらだらだらなんとかなっていくと、
いまだに思っている。おまけに私は肝心なところが鈍感らしい。
「あ、オレはなめられていたんだな」と後で気づくことが多い。
でもねえ、その鈍感のおかげでやる気を失うこともなかったし、
あくせくすることもなかったのかもしれない。

いわゆる「愛」と呼ぶようなことについては、いろんな方々に
学ばさせて頂いた30年だった。「愛」なんてつい最近まで
冗談だったんだから、この私にとっては。
いろんな方々に深く御礼。

さよなら平成。


4/10/2019

アイヌについては、彼らが伝えてきた神話だとかを少々知っている程度であった。
今回、旭川でいろいろと勉強させてもらって、彼らが海を越えて生きてきた逞しい民族であったこと
を知る。あの「元」と戦っていたなんて、いやはや唖然。自分の歴史観が
変わりましたよ。その昔、この国と大陸はフツーに繋がっていたんだろうねえ。
南のバテレンの次は、北のアイヌショック、旅はするもんですね。


3/29/2019

島原半島をぐるぐるしたり、岩手をあちこち巡ったり、なかなか味わい深い
旅が続く。バテレンと火山の島原半島は興味深い場所だった。
災害資料館の館長の話はまさしく島原叙事詩であった。
火山と歴史好きなので、もううれしくてたまらない。

平成も終わる。どうやら平らかに成る、という時代ではなかった。
天変地異も多かったし、世界的にも「テロ」があたりまえになってしまった。
昭和から持ち越された負の遺産(沖縄の基地、原発、過疎化など)も
ぜんぜん解決できぬまま、国は徐々にしかも確実に傾いてしまったのではないか。

自分的に良かったことと言えば、ほんとうの意味で歌うことが楽しくなってきたこと、
いろんな歌をうたえるようになったことかなあ。
お仕事で無理やり歌わされるわけでもなく、奇をてらう必要もなく。
しかしまだまだ歌の世界は無限大。芸者小唄もマケドニアの民謡も、西アフリカのブルースも・・・
やりたいことが多すぎる!歌いたい歌がまだある!
これからも体に気をつけて・・・飲もう!?


2/23/2019

どこに行っても「ボヘミアンラプソディー見たあ?」と聞かれるが
まだ見てません。

クイーンは中学生の頃、フィルムコンサートでよくお見かけしていた。
まだブレイクしていない頃だったけれど、
日本の女子高生にはとてもウケていた。ギターのブライアン・メイや
ドラムのロジャー・テイラーがアップになると場内からため息が漏れるのに、
フレディがアップになると失笑が起こるのだった。女性ってのは男のルックスに
きびしい生き物だと知る柳原少年だった。

初期のクイーンは当時全盛のシンセサイザーをあえて使っていなかった。
4人での音作りにこだわるバンドなんだなって思ってはいたが、
ハードロックと歌謡曲(演歌)の折衷のような曲の良さが実はよくわかんなかった。
なにせオレはエジンバラの騎士、ベイ・シティ・ローラーズ派だったから。


2/20/2019

「和」の歌など歌っていると、もう声の出し方から変えないと
うまくいかないことに気づく。ヴォリュームは大きくないけれど
よく響くような声の出し方があるようなのだが、それがなかなか。

ライブが続いた。三味線をバックに歌わせて頂いた翌日には
ブルーグラス王子のマンドリンといっしょに歌うという
なかなか振幅のある2日間だ。三味線のアバウトな感じと
マンドリンのピッチリした感じ、まさに日本酒とウイスキー
ぐらいに好対照。どちらも気持ちよく酔えたけれど。

どんどん日本の芸能音楽の歴史を遡っていきそうな予感あり。
あまり遡りすぎて迷子になってしまうかもしれないが、
まあ、ずっと迷子みたいなもんなんだから。


2/12/2019

夜遅く(朝早く)までお茶とおせんべいを傍らに
喜劇映画を見ていたりすると、ああ、幸せだなあと思う。
近所の山の尾根道で寒風に晒されたりのもいいし、
町中のなんてことのないそば屋で冷や酒を啜っている
のも好きだ。小さい駅の待合室でぼんやり電車を待っている
だけで満たされてしまう。

オレは昔から「ご隠居」志向だった。
けれど博多弁で言うところの「のぼせもん」であることも
確かである。「のぼせもん」じゃなきゃ歌なんて
作って人前で歌っているわけがない。
オレの中で「ご隠居」と「のぼせもん」が
いつもせめぎあっている。

ヘッセが言うように、そんな多重人格的な自分が
一つの完成された人間へと、やがて統合されて
いくものなのだろうか?町中のなんてことのないそば屋で、
冷や酒をすすりながらライブをしている年老いた自分は
容易に想像できる。それが統合ということならまあいい。


1/30/2019

そりゃああんなにタイトで自由なリズムセクションだったら
ロックも楽しいわなあ、と思ったUEMURA AIDだった。
大音量かと思いきや、ステージ上は思ったよりも
ぜんぜん静かなのだった。まるで台風の目の中のようだった。
楽しすぎてなにか悪いことをしている気分に
なってしまった、ロケンロー。

「おかえりビッチ」という曲の「ビッチ」がやばいらしく、
配信では【explicit】〜際どい作品指定となった「小唄三昧」。
他の曲の歌詞の内容の方がもっとやばいのだが。

認知症老人の「徘徊」、その「徘徊」という言葉を
今後は使わないようになるらしい。彼らはどこかへ行こうと
意志しているのだから「徘徊」という言葉は適当ではないと
いうことだそうだ。オレはいつも普通に「徘徊」しているから、
「徘徊」という言葉が使いにくくならないことを願う。

CDが発売されていろいろインタビューなどを受けているが、
よーく考えてみたら「小唄三昧」でお座敷小唄を
唄っているわけではないのであって。エッチな唄やエラい人を
虚仮(コケ)にする唄を総じて小唄といってるわけだ。
「風に吹かれて」や「イマジン」の単純な歌詞の持つ鋭さは
オレの中では小唄なわけだが。

1/22/2019

満員電車で座って居眠りしていた。なんかいやな感じ。
目を開けたら、私の顔の2センチ前にスマホ
があった。少年がゲームに熱中していた。もはや怒る気もなく。

昨日はバンドリハ。バンドマン、だうたいそうなんだけど、
すごく体力がある。なんやかんやで20曲ぐらい、
一気怒濤のリハーサル。植村さんが音楽的なコントロール
をしてくれるので、歌手はうたうだけなのだ。
SATOさんはねえ、いやあびっくりした。
うまい、音が太い。

ヘロヘロになって、スーパーでシューマイ買って帰りました。

1/18/2019

UEMURA AIDでやる曲を考えている。植村さんとも、佐藤さん
ともお手合わせは初めてみたいなもんだから、なんとなく
ロックっぽい曲をチョイスする。80年代歌謡曲も歌うのだ。
なかなか楽しみになってきた。「ワカンナイ節」だって歌ってるの
だから、もうどんな曲も躊躇なしで歌えなきゃ。
基本、歌謡ポップスは歌ってこなかったけれど
ストッパーをはずすこととした。

1/17/2019

2019年もよろしくどうぞ。

今年は旅の途中で風邪を引かないようにしたい。
ライブで汗をかく→お疲れ様の一杯→酔って川辺だとか裏町だとかをぶらぶら
→体が冷えきる→しかもホテルの部屋は乾燥→風邪を引くというパターン。

腹巻きとお湯割りでなんとか一年乗り切ろう。


12/31/2018

今年もたくさんの人にお世話になった。
お世話になったというより、ていねいな仕事をする人たちに
たくさん会えてうれしい、と言うのがほんとうのところ。

一方、同世代の友人も亡くなったりした。
♪いいことばかりはありゃしない〜って、よくつぶやいていたな。

あとねえ、人間は歳を取ると良くも悪くも性格が
煮詰まっていくってことがわかったなあ。
バカはさらにバカに、スケベはさらにスケベになるってこと。
バカなきみ、時間はないぞ。とっとと勉強しろ!

来年は旅が多そうだ。どうか良きお客さまと良きホテルに恵まれますように。

良いお年を。


12/18/2018

やなちゃん大賞2018

○小津安二郎「生まれてはみたけれど」の電車
○夏目漱石「道草」・・・今も昔もよくある話。
○デイケアセンターで歌う。いしだあゆみの唄、ウケる
○気管支炎の薬でラリる
○ムジカジャポニカのママのド根性
○新幹線の隣の席に身長2メートル近いサラリーマン、靴を脱いだ足がくさい。いったいこれは何の罰なのか?
○カーリング日本女子代表にひそかに熱中する。そだね〜
○いろいろなミュージシャンとセッションしたので上手なミュージシャンとはどんなミュージシャンなのか、あらためて真剣に考える
○深夜の「西友」のBGM、選曲が好み
○上野 龍「布置」@馬喰町ルーニー
○6/29 シアターカイでの望月太左衛さんの語り「昼が夜になって人はお化けになる」
◎お囃子の笛奏者「しんちゃん」さんの師匠の古い音源を雨の中、皆で聞く。そして皆、聞き惚れる。大賞おめでとう
○財務官僚、レベル低い。
○佐世保のななこさんと重松さんのデュオ、原爆についての歌@調布
○小室等さん「おしっこ」大まじめだからこその面白さ
○ドキュメンタリー「人生フルーツ」
○谷川俊太郎さん、実はかなりやばい人なのではないか疑惑。
○酔っ払った芸能人が女子高生にチューしたら、それでキャリアは終わりらしいのでオレも気をつけよう
○人が死ぬってなかなか面倒だということを知る
○辺野古、国の強権ぶり、とどまるところを知らず
○ヘルマン・ヘッセ「ガラス玉遊戯」
○ジョージ・ロイ・ヒル「スローターハウス5」
○一見地味な男の子が秋葉原の交番で大暴れしてるのを目撃。
自分のことを笑ったあいつを殺す、とのこと。気をつけよう
○レコーディング、アラビヤ小唄ではじまりアラビヤ小唄で終わる
○新しいヘッドホンで聞くチェリビダッケのブラームス
○S夫妻と横浜・中華街で5時間半食べて飲み続ける
○周りがどんどんおじいさん、おばあさんになっていく
○ETV 地の底の声―筑豊・炭鉱に生きた女たち
○米朝首脳会談という政治ショーの陳腐さ
○台風後の犬山城天守閣から見えた絶景
○河合隼雄×中沢新一「仏教が好き!」
○デヴィッド・O・ラッセル「世界にひとつのプレイブック」
○ETV 何をおそれるかー本来の私を生きる


12/12/2018

明日はアルバム発売だ。もう気持ち的には自分の
手元を離れていたって冷静。
かなりエッジの立った歌もあるけれど、それを
あえて楽しんでほしいと思うのは親心。

最近、もっと「愚か」になりたいと思う。
寄り道は愚かな人にしかできないし、恋だってそうかもね。
良い結果なんて求めず、ただバカをやりたい。
「オレは賢い」とタカをくくってる人の立派なお話なんて
もうぜんぜん耳に入らなくなってしまったのだ。

バカのまんまで生きなっせ、ということで。

11/29/2018

来年はいろんな場所に歌いに行こうと思っているのだが、
いろいろとやることが多くて、なかなか旅の段取りまで
決められない。明日も緊張の録音セッションがある。

もしかしたら段取りを決めるのが先天的に下手なのかも
しれない、自分は発達障害というやつなのかもと思って、
ウェブ上で簡単なテストをしてみるが、どうやら障害はないらしい。
ただ性能の悪い中古じじいだ。

明日は郊外での仕事なので、大きな公園に寄り道できるのが楽しみである。
みそおでんでワンカップをぐいっと一杯、そして録音、
ワンテイクOK!ならば、もう言うこと無しなんだが。

11/24/2018

CDのリリースも告知できたし、ピテトロ5も終わった。
ややほっとする。昨日のピテトロのお二人はとっても
すてきだった。内に秘めてるエネルギー(音楽愛)
はすごい量なのに、出てくる歌はすごく洗練されている
んだよね。そこらへん、降参です。プロでした。
こちらこそ、リスペクトでした。

というわけで、ちょっと暇な一日。紅葉狩りということで
公園をぶらつく。喫茶店で本を読んでいたら、いつのまにか
爆睡してしまう。家に帰って録りためていたビデオを見るが、
録画しているのはNHKの超マイナー真面目番組「こころの時代」
ばかりなので、10分見たらこれまたすぐ爆睡してしまう。
もう今日はずっと爆睡だ。永眠しませんように。

11/12/2018

アルバムのリリース決まったが、まだまだ油断ならない。
今年は油断ならない年なので、発売日までは楽観できないね。

来週はピテカントロプスになる日。
出演者の方たちがホントに達者なポップス作曲家なので
ある。彼らの子供の頃にはマイケル・ジャクソンも
ミスチルも世の中にいたのだから、そりゃあたりまえかもね。
自分が子供の頃に「さよなら人類」を聞きたかった。

しかし、この自分は最近ポップス欲みたいなものが
どんどん薄れてきた。ウキウキするような
音楽を求めていくと浪曲とかアフリカの音楽とかを
どうしても聞いてしまう。もう、このまま
心の赴くままにやっていくしかないのだ。

10/31/2018

ハロウィンだそうである。

さて、時々女装したら面白そうだな、と思うことが実はある。
自分の厄介な「男性性」みたいなものから解放されるなら女装もいいかも、
と考えることは確かにある。だからもしわたしがハロウィンの日に
渋谷に行くとしたら、お化粧して、カツラをかぶって、スカートをはいて、
ハイヒールで闊歩する。ハロウィンとぜんぜんコンセプトが
違う気もするが。

10/28/2018

一仕事終わったので近所のサウナに行く。
サウナの中でおじいさんの前を30歳ぐらい男が横切った
のだが、どうやらその男、じいさんの足を踏んづけたらしい。
じいさんは「すいませんぐらい言ったらどうなんだ、おまえ」
と30男に言う。30男は「言ったよ。あんたが聞こえなかったんだろ」
じいさん「聞こえねえよ、ったくしょうがねえなあ」
30男「てめえの顔、おぼえておくかんな」みたいな感じで口論が始まった。
他の客はなんとなく知らんぷりのようなモードだったのだが、
わたしは意を決して、気弱な学級委員のようなか細い声で
「静かにしてください」とお願いをする。
それでも口論は収まらない。逆に30男が「ほら、おまえが
うるさいから注意されたよ」って、わたしが口論に火を注いだような
形になってしまった。すると、わたしの隣の頭にタオルを
巻いた若い頃のキムタクに似た少年が
「おまえら、みっともねえんだよ」とじいさんと30男を一喝。
騒ぎはあっけなく収束した。

10/24/2018

先日の「ものコト市」ではいろんなお店を見て回ったのだが、
これは手仕事の祭典だと思った。
たくさんのかわいいグッズや、丁寧に作られた工芸品を
眺めていると、それぞれに作者の「祈り」のようなものが
込められているように感じる。
人それぞれの「祈り」があって、「祈り」の方法も人それぞれ。
そんな「それぞれでいいじゃん」な人たちが
一つの場所に集っているところが、なんともよかった。
「牛小屋」を歌うというのがなんの「祈り」なのかどうかは
わかりませんが。

10/17/2018

昭和と平成を同じぐらいの時間生きてきた。
「どっちが楽しかった?」と問われれば、
そりゃ平成に決まっている。単純にスキな人
にたくさん会うことができたから、ただそれだけ。

今年は公私ともに、自分にとってはじめての事件が
起きるので気ぜわしい。人の生き死にを含めて
いろいろなことに出くわしているが、それらは生きていれば
誰もが遭遇するいわゆる「よくある話」ばかりだ。
「よくある話」だから巻き込まれた当人のドタバタぶりも
微妙にリアルで笑えないところがなんとも理不尽、
時が経てば笑い話、というやつか。

なじみのスナックでママに愚痴をこぼそう。
・・・なじみのスナックなんてないくせに。

10/1/2018

恐ろしい風である。ただいま台風真っ最中。
さっきからピーピーって空が鳴いてるような音がしている。
東京であんまりこんなことはない。

ちょっと仕事が落ち着いたので、なにか自分にご褒美でも
あげようと思った。とあるシンガーソングライターの
昔のアルバムをロンドンのレコード屋から取り寄せることに決めた。

このアルバム、昔、わたしの音楽の守備範囲をいっきに広げてくれた
名盤なのだが、25歳の時、質屋で流してしまったのだった。
(質屋で流した、なんて今の人はなんのことだかわかるのだろうか?)
それ以来、どこの中古レコード屋を探しても二度と再び会えなかったのだ。

そのレコードがもうすぐ到着するということでワクワクしていたら、
その音源、YouTubeであっさり聞けることがわかった。
お取り寄せは後悔していないのだが・・・なにかどうにも。

9/20/2018

アルバム制作、残り5メートルで足踏み。
2ヶ月前のポカは無事クリアしたのだけれど・・・。
今年はニューアルバムが出ますよとずっと言い続けて
「アルバム出る出る詐欺」みたいに思われるのもいやなので、
もうアルバムのことは書きません、リリースまでは。

一緒に仕事をしているエンジニアさんにいろんな音楽現場の
お話を聞く。楽器も全然弾けないのにバリバリ作曲しちゃうような
音大生だとか、なんだかもう、世界は全然私の知っているもの
ではなくなっているのだった。どうやったらそんな子たちと
一緒に音楽をやれるのだろう。見事に楽器を弾きこなすおじいさん、
おばあさんたちも大事にしたいけれども。

9/7/2018

北海道、もしも原発が動いていたらどうなったのであろうか?
いやいや、今はそんなことより犠牲となった方のご冥福を祈るのみなのだ。

今日はピテトロゲストと鼎談。お二人とも、ちゃんと音楽を作ることで世界と
向き合っていて感心しきり。松本くんからは音楽妄想少年の悲喜こもごもを、
蒼山さんからはバンドマン(バンドウーマン?)の希望と誇りについてじっくりと伺う。
ただただ刹那的に20代を生きてしまった自分に何が言えるのだろうか
と思うと冷や汗が止まらない。昔も今も青春は苦手だ。

9/6/2018

北海道で地震。停電しているということで
暗い夜を過ごしている方も多いでしょう。
不安、お察しいたします。どうぞお気をつけて。

8/31/2018

さくらももこさん、一緒にビワを食べようねと
メールをしたのが最後でした。
「ほんとに死んじゃって、バカだよ、あたしゃ」って声が聞こえてきます。
どうぞ安らかに。

みんな、生きなっせ。

8/20/2018

昨日のライブ、1曲目から壊れた(笑)
あそこまで壊れたのは久々であった。
共演のお二人のおかげでなんとかなったな。
一人きりで立て直していく感じもスキなんだけれど
やっぱりね、共に奏でる者がいる喜びは捨てがたい。

高校野球を見る。相変わらず炎天下に坊主頭で
120球の連日連投なんてことをやっているのだ。
そんなに美しいことかね、それが。

8/15/2018

お盆であるがピアノを弾いている。ここのところ
ずーっと録音物を聞く作業ばかりしていたから
指がこわばって、なかなかうまく弾けない。
はやくまた旅に出て、ミュージシャンをやりたい。

エルビス・コステロ先生も笑福亭仁鶴師匠も
闘病中である。もう元気な者が元気なうちに
仕事をしないとだめなのだ、とつくづく思う。


8/8/2018

わたしがポカをしたせいで、アルバム作業が遅れ必至に。
最後にうかつな男だと露呈してしまったわけだが、
それで逆にすごく気分が楽になる。
♪お酒はぬるめの燗がいい、馬脚はあらわにするがいい〜
アルバムが出来たら、どんなポカだったかお教えします。
たぶん、ぜんぜんみなさんにはつまらないことだけれど。

ということで別の制作作業を開始です。
夏休みは当分なしです。

8/5/2018

衰えゆく者、生まれてくる者、必死に生きようともがく者、
あきらめてしまった者・・・最近いろんな人たちと遭遇する。
ま、死んじまったらおしまいだよ、今を精一杯生きろ、と思う。
なぜかわたし歌を与えてくれてありがとうって
感謝をしたくなる。誰に感謝?それはわからない。

とにかく暑いのだが、この暑さ、秋にガクンと
体にきそうだ。たっぷりと今のうちに汗を
かいておいた方がいいだろう。

8/2/2018

相変わらずのレコーディング作業の合間に
知り合いのお見舞いに行く。

かなり病状が悪いと聞いていたのだが、ほんとうに悪かった。
テレビドラマのように手を握って「頑張れ」なんて言えたらいいのだが、
そんなことはできないものだ。高イビキをかいてただ眠っている
彼は、なにか最後の力をふりしぼっているようにも見える。
やせ衰えた体が発している生きようとする力に心打たれる。

レコーディング、わたしのポカで行程が2週間は遅れる見込み。
生き死にくらべればなんてことないが。

7/30/2018

台風が西に向かうなんて、もうなにがなんだか。

普段はペットショップなんてまったく行かないけれど、
店頭にいるブルドッグの子供にドキドキしてしまう、不覚。

犬なんて、拾ってくるモノか、もらってくるモノだと
思っているので、「フレンチブルドック ¥780,000」
にのけぞる。純血種にこだわるところもなんだかな。

軒下のツバメは無事巣立ち。名残惜しそうに一羽のツバメが
巣の周りを一周して空に消えていった。

今週も、どうぞご無事で。

7/23/2018

暑いねえ。だらだら書きます。

ここのところ、待ちの仕事が多い。待つということが
昔はとてもきらいだったが、最近は鷹揚にかまえている。
待つことでしか解決できないことがこの世には
たくさんあることを知ってしまったからである。

音源制作も最後の段階に入ってくると、
いろいろと迷いの時間がはじまる。
18歳ですでに同時代の日本の音楽に
背を向けてしまったこの自分がかっこいいと
思うものにはものすごく偏りがあって、
そんな偏った自分がいろいろとジャッジをするわけだが、
自分の唄のジャッジなんてホントはしたくない。
けれど、人まかせにもできない。ああ、もどかしい。

水道の水がお湯のようです。とにかくこの暑さが少しでもおさまる
ことを期待します。クーラー漬けの時はお腹に腹巻とかいいですね。

7/9/2018

大変な雨だったのだなあ。京都市内中心部は小雨程度だったのですが。
暑い季節の復旧、復興、大変そうです。心よりお見舞い申し上げます。

7/6/2018

7/2に出演したFMのセットリストもどうぞ。

【柳原曲、たま曲】
さよなら人類 シングルバージョン
さよなら人類 オリジナルバージョン
再生ジンタ
木曜日は雨

【洋楽&邦楽】
ベルおいで(RCサクセション)
Snake Eyes(Milk Carton Kids)
リスがきた(柴田聡子)
Cousin dupree (Steely Dan)
世界が終わる夜に(チャットモンチー)

【特集コーナー 昭和の奇妙な歌】
あきらめ節(岡大介)
ズンドコ節(田端義夫)
変な女(水原弘)      
お経 ねこばばバージョン(たま)
チャルメラそば屋(美空ひばり)

いろいろ昭和の歌を聴いて思ったんだけど、
「演歌は日本の心」なんて昔から言うでしょう?
あれね、完璧に怪しいですね。その話もいつかできればと思ってます。

7/5/2018

昨日の久保田洋司さんのイベントでおかけした曲。
自分の手元に残っているレコードをおかけしたのだけれど、
20代中盤に、JAZZ系、ロック系のレコードのほとんどを
質屋に流してしまったのだった。後悔。

10代の真っ暗な時期にAORとニューウェイブ系やフリージャズを同時に
聞いている自分を再確認。洗練されたポップスもドロドロなノイズも
両方イケルなんて人は当時あんまりいなかったけど、
そんな音楽への雑食嗜好が現在につながってるっちゃあ、
つながってるのか。

1.Meal Tickets(Elton John~Captain Fantastic・・・)
△SGT PEPPER’S(Reprise)&A Day In The Life(Beatles~SGT Pepper’s・・・)
2.Love Will Keep Us Together(Captain & Tennille)
△I Wish (Stevie Wonder~Key Of Life)
△Good Times Bad Times(Led Zeppelin)

3.Remember (John Lennon / Plastic Ono Band)
△The Loner(Neil Young~Live Rust)
4.Looking For The Right One(Stephen Bishop〜Bish)
5.Atrocity Exhibition (Joy Division~Closer)
△Little Kiss In The Night(Ben Sidran~A Little Kiss In The Night)

6.By This River(Brian Eno~Before & After Science)

7.レッドおじさん(喜納昌吉&チャンプルーズ)
8.Dear Doctor(Rolling Stones~Begger’s Banquet)
9.Ditty Wa Ditty(Ry Cooder~Paradise & Lunch)
10.Guilty (Randy Newman~Good Old Boys)

11.Lovable(Elvis Costello~King Of America)
△Black Lincoln Continental(Nick Lowe~Pinker and Prouder than Previous)
12.Tears Tears Tears(T-Bone Burnett~Truth Decay)

13.The Dry Cleaner From Des Moines(Joni Mitchell~Shadows And Lights)
△Strutti’ With Some Barbecue (ルビー・ブラフとジョージ・バーンズカルテット)
14.Try A Llittle Tenderness(Otis Redding~Live in Europe)

△マークは割愛した曲

7/2/2018

暑い。外に出たくない・・・。

6/29/2018

お芝居にしろレコーディングにしろ実は待ち時間というものが
長い。昔はテトリスをするか、話の長い漫画(寄生獣とか、ゴルゴ13とか)
を読んでひたすら出番を待っていたもんだが、今はただボーッとしてるのである。
ただボーっとしているのもつまらない時は、
トイレ掃除をする。日本全国、私が出演した会場の楽屋トイレは、
終演後とてもきれいなはずです。

明日から出演する芝居ですが、キーワードは多分、
人間の業欲が生み出した核兵器とか、ファシズムとか、
命を分け隔てなくいとおしむ世界、云々であろうか。
一介のミュージシャンにはなかなか難しいテーマなのですが、
個人的には「原子爆弾」と「かぐや姫」が
結びつくところがユニークで面白く感じております。
暑い時に、ためになるお芝居をどうぞ。

6/20/2018

大阪で地震とはびっくりである。
被災者の方々にお見舞いを申し上げます。

震源が高槻市あたりということでこれもびっくりした。
子供の頃にその近くに住んでいたのだが、まず地震はなかった。
当時、子供の間で一番怖いと言われていたのは中国の水爆実験だった。
「実験後の雨の日は外に出ないように、ハゲるから」なんて言われてた。

ラジオで「人生相談」をやりたいって言ったら、ちょっと無理みたいだ。
残念。相談に答える資格もない私のような人間がやるのが面白いと
思ったのだが、なかなかシャレにならないようなことが起きるらしい。

ワールドカップ、見てしまう。もう朝まで見てしまう時もあって
非常に困っています。5時に寝て9時に起きて、日中1時間昼寝してって、
いい歳してバカである。ちなみに道で大騒ぎするような連中は
ほんとうに昔から嫌いです。

いろんな方と仕事をしてると思うのだけれど、
仕事のできる人って仕事してますオーラが
出ていない人が多い。そんな人に見倣って
絶対自分も仕事してますオーラを出さないように
しようと思うんだけど、やっぱり漏れ出てしまう。
そういう自分を恥じている。

6/11/2018

ビールはいかん。たしかにこの季節、グイッといきたいところだが
ビールにはエンディングがない。我慢している、アルバム完成まで。

「やなちゃんって、お酒飲むといつもへべれけだよね」
と、ある女性に言われてショックを受けた。へべれけ・・・
そう、オレは実は酒はそんなに強くないのだ。
もうこの40年間弱、ずっと無理して飲んでいたのだ。
周りが酒に強いミュージシャンばかりだったから、
飲めるふりをしていただけである(嘘つきって言われそうだが)

しかし

宇部の港で飲んださつま白波、チェンマイで飲んだシンハービール、
八ヶ岳を縦走後、茅野駅近くのファミレスで飲んだ生ビール、
大濠公園で地元ミュージシャン達と深夜に飲んだワンカップ、などなど
酒にまつわる良き思い出は多い。特に旅の途中の酒は異世界への誘いだ。
無駄な抵抗はできません。

酒をがまんしているのでこういう話になってしまった。

6/4/2018

亡くなった知人のFacebookを見ると複雑な心境だ。
時期を見て消してやってほしいとも思うのだが、
どうにかならないのだろうか。公文書は誰かの都合で
すぐ消されるのになあ・・・。

ピアノの録音が重なる。うまく気持ちを伝えるためには
テクニックがやっぱり重要だということを痛感・・・・。
わたし、なめてました。

5/29/2018

リクエストライブはなかなかのハードワークでした。
1995年〜2005年までの曲が多かったのではないかなあ。
もはやその存在すら忘れている歌や、失敗作を歌わなければいけない
という煩悶(そんなの歌わなきゃいいんだけど)はあるのだけれど、
今ふたたび歌ってみれば、なかなかいい歌だと思える歌が
あったことがとてもうれしかった。
時が経ちリアリティを増してくる歌もあるわけだ。

ライブ中に「我が家のツバメの巣が消えてしまった!」と言いましたが、
なんと、今日からカップルでせっせとまた巣作りを始めています。

5/21/2018

なぜか劇伴の曲を書いたり、録音したりしている。
自分の言葉に曲をのせるわけではないので
なかなか大変かもとは思ったが、技術的に無理なことは
とっととあきらめて(時間をかけるとご迷惑がかかるから)
仕事を淡々と進めている。

自分以外の方が書いたストーリーや詩に曲をつけていくと、
逆に自分がほんとうに好きなメロディーやコード進行が
出てくるところが面白い。「柳原陽一郎」が絶対歌わないような
メロディーを平気で書いたりしている。

たくさんのリクエスト、ありがとうございました。
歌う予定の曲数を軽くオーバーしておりますが、
全曲、何らかの形でご紹介します。

では、良い一週間を。

5/13/2018

レコーディングやっと半分終了。録音して気づいたこと。

1.わたしは笛やラッパが好き
2.わたしはコーラスが好き
3.エレキギターは下手
4.アコースティックギターも並以下
5.ピアノはいい感じのつもりだけどやはり下手
6.  案外、完璧主義
7.と思ったら人の意見にすぐ左右される
8.結局、合奏が好き

これはもう20才の頃から変わらない。
技術的にも音楽的にもなにも進歩はしていないのではないか。
自分なりにバージョンアップはしてきたつもりなんだけど、
それが進歩なのかはわからない。
逆に後退しているのかも、とも思う。

自分の歌にハーモニーを重ねていく。
途中で超大物ゲストもやってきてくれたので、
いろいろと手伝って頂く。超大物なので名前が出せませんが、
もうそこにいる人にはなんでもやってもらうのだった。

5/5/2018

「老い支度」終わる。谷川さんの「宇宙的広がり」を持つ詩が
小室さんの太い声で歌われると、リアリティーが増すというか
血が通っている言葉に聞こえてくるのが、ほんとに良かったです。

谷川さんも歌うかもよ、ということで、いそいそと曲を
練習して臨んだけれど、「歌手の前では歌わないよー」って谷川さん。
その歌、どこかでオレがたぶん歌っちゃう。

小室さんのニューアルバムが素晴らしくて、
それこそ、わたしの希望となった。
大変僭越ば言い方だが、歳を重ねられてどんどん歌の説得力が
増しているのだ。魂は老けないってことを実感。
さすがに「死に支度」ライブの開催はないだろうけど、
どこかでまたご一緒したいものだ。

5/2/2018

予想もつかないなあ、明日の座談ライブはどうなるのか?
出たとこ勝負。

小室さんのアルバム「プロテストソング2」、実に味わい深い。
大事なのは国でもテクノロジーでもなく、1人1人の人間だということ。
あたりまえだからこそ、忘れやすいことである。

巷はゴールデンウィーク。ま、めちゃくちゃ素敵な
おじさんたちとご一緒できるので、休みなしでもかまわない。

4/23/2018

調布にて、佐世保のななこさんとピアノの重松さんの
ライブを聞く。「忘れえぬ記憶」という痛切な歌に場内、
息をのむ。終演後、「やなちゃん大賞ノミネート間違いなし!」って
ななこさんに言ったら、喜んでた。やなちゃん大賞、すげえ(笑)

自宅のスピーカーやらPC周りの音響設備を変えたので、
試しに昔の自分の作品を聞いてみたら、なんだか「アラ」ばかり
目立って聞いていられない。良き思い出を粉砕する新しいテクノロジー。

ロン・ハワードのビートルズ映画「エイト・デイズ・ア・ウィーク」を見る。
まあ、映画の内容は今さら感もあるけれど、1965年を境にアメリカの
メディアがビートルズに対して敵意を持ってくるところが興味深かった。
時流って怖い。ヒーローを勝手に崇めたり、勝手にこき下ろしたり。

というわけで、また下手なギターの練習に戻ります。
良い一週間を。

4/20/2018

長唄の会に参加する。その会のメンバーの方が
相次いで他界されたということで追善の会でもあった。

しかし今、改めて長唄を聞いてみると、なかなか興味深い。
三味線がユニゾンでべんべんべんと鳴ると、
モロッコの音楽に似てるなあと思うし、
ブルース的なノリの感覚もあったりで、いやはや、
宝物は近くにあったりするなあと。
ただそれが「宝物」だと認識するのに、
なんとも長い時間のかかることか・・・。

打ち上げでは、お琴やお神楽の演奏者の方々と
おしゃべり。普段、音楽表現に対して自分が
感じていることは、大方見当違いではないと思った。
もしかしたら、邦楽の世界の方が自分には居心地が
よかったりする。まあ、その世界はその世界で
いろんな面倒なことはあるのだろうけれど。

ほんとにありがたい日であった。

4/13/2018

やはり見込みは甘かった。録音が全然終わらない。
この感じは久しぶり。「ウタノワ」以来か。
収録曲のタイプがバラバラというか、バラエティーに
富んでいるとこういうことになる。

深夜、レコーディングが終わっての帰り道、
24時間開いているスーパーで買い物をする。
まばらな客のたいていは独居老人か、くたびれきった
おじさんたちである。なぜかとても冷え冷えとした店内、
心まで冷えてしまった。

オレはナイスなミュージシャンやエンジニアさんと
仕事ができて、幸せな日々の最中。
新しい仕事に取り組んでいる日々は、
ほんとうに気持ちがいいし、心は満たされている。
けどねえ、世の中の底がどんどん抜けていってる
ような不安感はずっとどこかにあり続けている。
タフであれ、されど優しくあれ、と自分を叱咤する日々。

4/4/2018

レコーディングライブは面白かった。
普通のレコーディングだと何回も歌えるので、
次のテイクは上手に歌おうなんて力んでしまうのだけれど、
それができないところがいい。
非常に個人的なことを衆人監視の中でやってる状況も、
変態的ですね。しかも誰にも頼まれていないのに
お蔵入り予定曲を歌う必要はまるでないわけで。

さて

家の前を幼稚園児たちが、先生に引き連れられて
お散歩している。全員が黄色い帽子をかぶっている。
頭の大きなバランスの悪い子供達があぶなっかしい足取りで
歩いている。幼稚園児は通り過ぎるバスの運転手さんに
一斉に手を振る。わたしはその光景を見るといつもウルっとする。

幼稚園児を1人1人見るならば、いやなガキもいるのだろう。
が、それが束になると泣けるほど好ましく思えるのは
なぜなのだろうか。

3/30/2018

春満開、という感じですかね。

自分の家でいろいろ作業ができるようにと、
機材を新調したりしています。機材の音が
10年前より格段と良くなっているので
びっくり。けれど今じゃ「音が良い」って
概念自体をわからない人も多いらしいね。
ことさらわたしも「良い音」にはこだわらないけれど、
心が反応してしまう音色ってのはたしかにある。

さて、そろそろ夏秋の予定を立てなくちゃいけないんだが
目の前のいろいろを片付けないと、どうにもとりかかれない。
直近の案件がかたづかないと、次の予定さえも考えたくない
タイプなので、ほんとに人生、損をしている気がしています。


3/18/2018

音楽は踊れなけりゃ意味が無いんだよ、
全ての音楽はダンスミュージックなんだよって、
それはわかっているのだが、なかなかうまく踊れない。
なにも考えずに体の反応に任せてみるが、
それって凡人には難しいのよね。
そんなことを痛感するレコーディング。
やっぱり道はいまだに険しい。

子供の頃からとにかく不器用な子ということになっていたので、
楽器を弾くなんてことを仕事にするとは思わなかった。
しかもせっかちなのだ。工作をすれば傷だらけになるし、
頭はどっかによくぶつける。今でもパソコンとペンとギターと
修正液とピアノとコーヒーカップを同時に操ろうとして、
机の上はもうなにがなんだかわからない状態になる。
最近ではそこにスマホまで加わって、混乱に一層拍車をかけている。

さて、ニュースでは財務省が忖度したとかって
ずっと言ってるけれどABEの取り巻き連中が
「そこんところよろしく」って財務省に指示出したり
してんじゃないのかねえ。ま、本人は手を汚さない
仕組みになってるんだろう。権力者が長く居座ると、
ろくなことにはならない。

4/3に弾き語りを録音することになりました。
普通のライブの体裁なので、どうぞお気楽に聞きに来てください。
歌詞、間違えたら歌い直します、何度でも。
ある意味、気が楽かも。

3/11/2018

震災の日である。あれほど自分の命の危険を
感じたことはそれまでなかった。
震災直後の数日間は亡くなった方への哀悼の気持ちよりも、
世界が終わるかもしれないという恐怖の方が大きかった。

2011年3月14日の夜、銀座の中華料理屋で
チンジャオロースーを食べながらテレビのニュースを見ていた。
「原子炉に水がありません」との報告に解説者が絶句。
けれど隣の席ではサラリーマンがワイワイと冗談を言いつつ
飲み会をしているのだった。ものすごく不条理な情景、
破滅の日ってこんなもんかもなあとも思ったりした。

計画停電の日。信号が消えた交差点には警察官が
ちゃんと配置されて交通整理にあたっていた。
そういうところはしっかりしてんだよなあ、この国はと思う。
原発では原子炉を水で冷やそうにもホースさえ
つなぐことができないドタバタぶり。
東京消防庁が悲壮な覚悟を持って出動しましたって、
どう見ても特攻、負け戦の気配だった。
東京から逃げてこいって言ってくれる方もいたが、
人間、そう簡単には自分が普段暮らしている場所から
逃げ出すことなんてできないってことを思い知る・・・
それから7年。

自分のことばかり書いて申し訳ない。
帰らぬ人たちに、合掌。

3/2/2018

静かな毎日である。リハーサルまであと1時間、
ブログを書くことにする。だらだら書きますが、
どうぞご容赦を。

今回のレコーディングはギターの曲が多いので、
暇ができると弦を交換している。使い終わった弦を
曲げ伸ばしするだけで何かのアートになるんじゃないかと
いうぐらいの量である。再利用できないものか。

好きなヘッセの小説が電子書籍にしかないので、Kindleデビュー。
ヘッセを読むために、アメリカ資本に加担してしまう
口惜しさがややある。

レコーディングメンバーは大所帯になってしまった。
トリオぐらいのバンドでいっせーのせで録音するのが、
一番安上がりなんだけど、どうやらそれとは
逆方向になってしまった。ミュージシャンとしては、
やり甲斐があるけれど、プロデューサーとしては
なかなか悩ましいものがある。

テレビで寺内貫太郎一家の再放送を見ている。
加藤治子と悠木千帆、伴淳と由利徹の掛け合いが、
なつかしうれしい(とん平さん、合掌)
貫太郎の我が儘ぶりにはほんとうにむかつくのだが、
かわいくて純なところもあるので救われる。
嫌われている世の中のじじいたちも
少し見習った方がいいんじゃないか。
ちなみに、私はこの番組のプロデューサーの久世光彦さんに
「色っぽい」と言われたことがあり。
うわっ、結局、自慢話。じじいの証拠。

2/24/2018

地味すぎる毎日である。ま、地味なのはきらいではない。

ファンの方によく宮沢賢治がお好きでしょう?と言われるが、
実はよくわからない。花巻にも何度か行ったけれど、
やっぱりぜんぜんよくわからない人のままだ。
それでも懲りずにに「銀河鉄道の夜」を何度読んでみても
やっぱりよくわからない。東北の大地のような
「大陸的なおおらかさ」みたいなことは感じるが。
これはもう相性のようなもんだなと、あきらめた。

わからないものがだんだんと多くなってきた。
わかったふりをしてたけどわかんなかったことを
はっきりとわかんないと言えるようにもなった。

ブルースロックの果てしないギターソロ、
解決するより先送りしたがる日本人体質、
バンドをやりたがるイケメン役者、
オムライスに2500円も取る洋食屋、
いまだに威張ってる寿司屋、
ミュージシャンが死んだら追悼盤をすぐ輩、
将来何をしたらいいのかワカンナイとかいう学生、
自分の学歴をいまだ自慢したがる老人、
オリンピックとなると、一度も見たこともない
競技に興奮し日の丸を振る輩・・・

♪ ああ、わかんない〜

2/11/2018

1ヶ月ぶりのブログである。神戸、そして三文オペラ、
リハーサルをしたりと、なかなか油断できない毎日だった。

いろんな方とリハーサルをして、自分で書いた曲が
だんだんできあがってくる。昔はそれがうれしくて
しょうがなかったが、最近は「ああ、良かったね、
綺麗なおべべ着せてもらって」という感じだ。
我が子の成長を喜ぶ父のようなもんなのか、
うれしいというよりホッとしている。

ご一緒しているミュージシャンが上手な方たちなので、
ほんとうに助かっている。上手なんて失礼、
音が歌っているという感じかな。
おかげさまで、楽しい制作道中です。
いずれおのれの至らなさのせいで
確実に悩む時はやってくるのだけれど。

大阪のムジカジャポニカが現在地から移転するので、
その前に歌いに行く。ムジカの店主のことを
わたしは「父」と呼んでいる。「父」は1999年の
だいじょうぶツアーの時に手作りのチケットを用意してくれた。
いじけていた当時の私はそれがすごくうれしくて、
その時からずっと「父」である。
初代ムジカへのはなむけ、遠慮なく、
たくさん歌わせてもらおう。

1/9/2018

お正月もあっという間であった。おめでとうございます。

実家周辺では繁殖ラッシュであった。
姪や甥が生まれた頃はなんだかうれしかったが、
その姪や甥に子供ができたとなると、
こうやって人類は繁殖するのかあぐらいの
地味な感想しかないのが正直なところである。
わたしは冷血じじいだ。

今年はリラックスしながら歌うぐらいがちょうどいいかも、
と思ってます。けっこう、大事な選択をしなけりゃいけないことが
多そうなので、普段はリラックス、リラックス。
じたばたしたってしょうがないって言葉が重みを
伴って感じられるお歳にもなりました。

12/29/2017

今年はほんとにあっという間に過ぎた。
過去最速だったような気もするなあ。
いい共演者に恵まれて楽しく歌えることが多かった一方、
ミサイルが飛んだり、命を弄ぶようなすさんだ事件も多くて
ブルーになる時もありました。

来年もすてきな連中と音楽を奏でたり、
すてきな人にたくさん会いに行ったり
できればいいなあと思っています。
ま、それしかないから。

来年もあなたにとって良い年になりますように。

12/15/2017

やなちゃん大賞2017

大賞 長崎県島原市のとしちゃんさんの一言
「自分が育てたトマトをおいしいと言われた時が生きてて一番うれしい」

寸評 : としちゃんさんの飾らない気持ちが感じられますね。
どうぞ飲み過ぎに注意してください。

【音楽部門】
うたいろトリオの菅原伝授手習鑑(4/15 公園通りクラシックス)
モヤモヤさまぁ〜ず10周年の歌(テレビ東京 狩野アナ)
◎エゴ・ラッピンとの「水中の光」(5/11 duo Music Exchange)
YASUHIRO MORINAGA presents Slamet Gundono
柴田聡子「リスが来た」
長崎雲仙 Pine Tail Farmでの「牛小屋〜生乳攪拌のうた」
マルタ・アルゲリッチのピアノ全般

【本部門】
◎苦海浄土 わが水俣病 (石牟礼道子)
剣客商売 御老中毒殺(大島やすいち/池波正太郎)
長田弘全詩集
落日燃ゆ(城山三郎)
死の棘(島尾敏雄)

【映画部門】※名前は監督名
宇宙人ポール(グレッグ・モットーラ)
山椒大夫(溝口健二)
大陸横断超特急(アーサー・ヒラー)
◎流れる(成瀬巳喜男)
孤独のススメ(ディーデリク・エビンゲ)

【テレビ部門】
立川談志 居残り佐平次(1月 WOWOW)
横山やすし「ワイは自分のために漫才やってるんや」
◎百姓家族 最終回(BSフジ)
クレージージャーニー 女性犬ぞり師(TBS)
乙武洋匡 × 玉木幸則「愛のガチ対談」(Eテレ)

【グルメ部門】
ファミチキ(ファミリーマート)
◎ルタオのチョコレートケーキ(小樽市)
松山市二番町の定食屋の焼魚定食
お山の地球屋の朝食セット(佐世保市)
◎Pine Tail Farmのチーズ(雲仙市)
とんさか米(島原市)

【オーマイガー部門】
石田えりのライザップ挑戦
◎共謀罪、委員会通さずさっさと可決。
8/6 34曲目にして声が嗄れ、46曲目で持ち直す
名古屋の婦警さんの書いた馬の絵♪パカラ、パカラ
東京・清瀬のハンセン氏病資料館訪問と検束権について

【むにゅむにゅ系癒やし部門】
◎松山 OWLの清水さん
スカートの澤部さん


12/12/2017

仙台って自分にとって縁起のいい場所であったことを
思い出した。けどねえ、どこまでも続く冬の大通りを、
辛い気持ちで歩いたこともあったなあ。
街は整然としているのに、幸せと不幸の記憶が
モザイク状になっている。

そんな仙台だが、絶妙なピアノ調律師様(From KAWAI)
のおかげで、なんとも気分は高揚した。
ピアノの音質は、まあ、古かろうが、若々しかろうが
どっちでもいいのだが、ピタッと粒がそろった音が出てくると、
もうね、胸が躍るというか、わくわくするというかね。
気持ちが幸せ寄りに決着してくれた。
いろいろ盛り上げてくれて感謝、の仙台でした。

ところで、タカノハナ、新団体設立、してほしいなあ。
相撲だってショービズなんだからね、あるでしょうよ、
絶対、公にはできないゾーンが。
新団体でのいろんな格闘家が参加するガチンコ相撲・・・
そんなの痛くて見たくないか(笑)

というわけで、師走はやっぱり慌ただしいです。

11/24/2017

地味な作業が続いてます。何をやってるか、
それはもうすぐわかりますから、どうぞお楽しみに。

好きな作家が某文学賞授賞式のスピーチで
「今は言葉がほんとうを語るのに使われず、
人の口を封じるために使われている」
といったそうな。たしかにそういうとこあるな。

タカノハナ、あのマフラーはなんとかならんのか。

町の中華屋さんでだらだらするのが
好きなのだけれど、メニューにカツ丼もあって、
スポーツ新聞とフライデーがおいてあるような
そんなお店がなくなっていくのがさびしい今日この頃。

今日の夕暮れはきれい過ぎて、
頭が空っぽになりました。


11/10/2017

しばらくでした。すっかり寒くなってきた。
今年の冷たい夏がいけなかったのか、
なかなか体がしゃっきりしてこなかったが
いまさらようやく本調子。子供にも妙な肺炎が流行っている
みたいで、昨今の気候変動にはなかなかついていけないね。

最近は遠くによく歌いに行くので、逆に東京ではひっそりしています。
で、テレビをつけると、首相が大統領をまずはゴルフで接待するなんて
のを見てね、昭和の成金社長さんかよって、うんざり。

気持ちがささくれる時は、なんか映画でも見ようかと思うんだけど、
わたしの見る映画は、人生真っ黒けなのばかりで・・・(笑)
ファンの方からいただいた「トラック野郎」のDVDでも
見ようかと思ってます。ありがたや、ありがたや。

12月の旅も楽しみです。


10/19/2017

一ヶ月ぶりのブログである。なかなか起伏のある旅もありの
目まぐるしい一ヶ月だった。印象的な出来事を書いておきます。

南島原。長崎空港にお出迎えの高橋さんは軽トラで現れた。
もうそこからすごい一日。山の上の分校でライブ。
料理をつくるおばちゃんたちの横の6畳間が楽屋。
終演後は元トマト農家のTちゃんと高橋さんらと、
ためになるけれどあまり人には言えないお話。

翌朝はなぜか牧場で歌うことに。
チーズを作るけなげな大学生の後ろで「牛小屋」を
全力で歌う。完全に変なおじさんだが、
変なおじさんなのだからしょうがない。

佐世保の世知原。これまた、かなり山に入ったところ。
またまた展開の読めない一日に。ライブでは闇に声が
どんどん紛れこんでゆく滅多にない貴重な経験をする。
もし次に行く機会があれば「夜の唄」特集をしたいと思う。
終演後、お客さんは皆、車に分乗して佐世保に帰っていく。
さようなら〜

福岡。箱崎のピアノはとてもいい感じだ。マスターもなぜか若返ったみたい。
ボギーさんの子供たちはお猿さん状態だ。
ということで、また突然、演奏予定曲を変えて歌う。
それをやってしまうとかなりくたびれるのだけれど、
楽しいのだからしょうがない。この旅にお返しをしたくなったのだ。

帰京すると、電車に乗っている人が無表情に見えてしょうがない。
スマホを見てニヤニヤ笑ってる人はいるけれど。
東京への違和感がなかなか抜けない。

すぐ「ピテカントロプスになる日」のリハーサル。
自分をアーチストって簡単に名乗る人は
たくさんいるけれど、奇妙さん、柴田さんのように
完全に抜きん出ているお二方のような人だけが
アーチストって名乗っていいんじゃないかしら。

で、ピテトロ本番はやっぱり忙しくなる。
誰かと共演するとなるといろんな楽器を
やっちゃうんだよなぁ。アンコールの「航海日誌」は
島原の天草四郎が乗り移った的な感じ(笑)
で良かったような気がしてます。

というわけで、いろんなことがたくさんあったんだけれど、
ちょっと休憩、断じて休憩。ライブご来場、
ホントに感謝しています。

9/21/2017

旅は続く。札幌、市電でぐるぐる。
いつまにか環状線になってたのね。
タオル片手に銭湯めぐり。札幌の水はきれい。
ライブは調子に乗ってオルガンを弾いてしまう。
まん中のドの音が掠れていて美しかった。

久々の松山、道後温泉。27年ぶり。
これまたチンチン電車で町をぐるぐる。
おんぼろビルの定食屋で焼き魚定食。
絶妙すぎる焼き加減、実家の味に似ている。
ライブはミラーボール増量で大スターな気分でした(笑)

台風に追われながら広島へ。あと1時間ホテルを出るのが遅ければ、
本州に渡れなかった。豪雨でもチンチン電車は動き続ける広島。
奇妙礼太郎さんのアルバムをずっと車中で聞いていたので、
「航海日誌」がロック調に。ライブの途中で嵐は去った様子。
喉が見事に嗄れた。

岡山では上野 龍さんの写真展を見に行く。
ギャラリーは写真通?の怖いおっさんばかり。
さて城下公会堂。音が良い会場なのはわかっているので、
要求がついつい厳しくなる。下北沢440にいた行天ちゃんが
突然現れて、びっくりぎょうてん。互いの近況を報告しあう。
♪見えたよ あの娘の桃太郎 そしたら開くよ 桃太郎〜って
いつまでたってもおめでたい。

ご来場ありがとうございました。

9/5/2017

新聞を読まなくなった。けっこう昔からマジメに
毎朝読んでいたのだけれどいつのまにか読まなくなってしまった。
ニュースサイトのせいもあるかもしれないが、
こんな日がくるとは驚きだ。

地味に忙しいせいもあり(予期せぬ仕事が入ってしまったのだった)
まったく最近のニュースを知らない。
ミサイルが飛んでったってことは知ってるけれど、
やくざが道で刃物を振り回したってことと同じぐらいに
「ふーん」ってな感じ。

気がかりなのは藤浪のコントロール。
そんなことだけはチェックしている

8/24/2017

変な夏である。日が差したと思って空を見ると
秋の気配も確かに感じられるのだが、気温が36℃だって、
もうわけがわからない。

「大人の事情」関係のこれまたわけのわかんない出来事に
ここのところよく遭遇する。あ、この前のライブで
「これからは許しの時代」なんて言ったけど、
なかなかむずかしい・・・

この夏は、足尾〜水俣〜福島というテーマで読書中。
もうねえ、ずっしりとくる。わたしにとって金で
贖えないものとはなんだろうか、と思いながら
読み進めている。

8/12/2017

お坊さんがお経を読んだ後に、「儀式的な形にとらわれるのはおやめなさい」
なんてちょっといい話をしてくれるのでうれしくなったのだが、
最終的には寄付をお願いしますよ的な展開に。
青汁のCM的な流れになんじゃそりゃ。というわけで
あなたのポッケに「やなもり」いかがでしょうか。
この日記もCMなのであった・・・。


8/9/2017

あぶないところはあったけれど55曲ライブを乗り切った。
途中からトークショーにならなくて良かった。
終盤でまた声が出てきたのはうれしいやら、あきれるやら。
調子に乗ってアンコールに応えようと思ったら、
止められました(笑)

というわけで、これからちょっとおやすみ。
法事なんかもあったりします。
お坊さんがお経を読み、その上をカナブンがぶんぶん
飛び回り、遠い親戚が死んだとかまだ生きてるとかって
話題になる日本の夏でございます。

7/31/2017

京都の銭湯に入ると中には祇園祭を終えたばかりの
祭りの男、男、男。ひっそり隅でコーヒー牛乳。

55曲なんとか選び終えたけれど、少々胸ヤケがする感じ。
いとしい我が曲と言いたいところだが、
煩悩の塊とも言えるわけで。言葉遊びばかりの時期、
ホントウばかりの時期、ポップスになんとか
自分の言葉をのせようとしていた時期・・・
痛かったことばかり思いだす。

夏の思い出・・・ 昭和43,4年ぐらいの夏だったか、
福井に海水浴に行った。夜、民宿で寝ていると
海岸の方からビートルズの「デイ・トリッパー」が聞こえてきた。
地元のバンドが演奏していたのだろうが、
レパートリーがたぶん2曲ぐらいしかなくて、
延々と夜中までデイ・トリッパーだった。
それが、わたしのビートルズというかロック初体験。
間延びしたのんきな音楽だなあと子供心に思った。

さて、そういうわけでサンキュー55まであとわずか。
体にいいことをしようと思うが、マスクをして寝ることしか
思い浮かばない。体にいいことは体に悪い気がするって
もうなにがなんだかわからない。

7/16/2017

暑い。ブログもずいぶんご無沙汰であった。
ようやく頭と体がこの暑さに慣れたようだ。

こういう時は激辛系のものを食べたいんだけど
家の近所においしい激辛系料理屋がないのが残念。

相変わらず、古い映画ばかり見ている。
成瀬巳喜男「流れる」の山田五十鈴の小唄に
感動する。なぜ感動するのかがわからない、という
ことはほんとうに心から感動しているのだ。

ところで、下北沢路上で「アラビヤ小唄」を唄っていたら、
外人さんがじっとりと興味深そうに聞いていた。
エキゾチックなおっさんに見えたんだろうねえ。
顔も薄いし。

いや、ほんとうにねえ、全世界的に今時の歌には
ドキドキを感じなくなっちゃった。みんな
カラオケ用音楽に聞こえちゃう。それもいいけど。

55曲の前に、まずは大阪。すごく集中できそうな気配。

6/26/2017

獣医大学の話も、うやむや作戦の様相。
これでなんとなく収束してしまうのかねえ。
この前辞めた都知事だって、結局不起訴だったりするわけで。
ほとぼりさめれば、それでおしまいといういつものパターン
なのかなって思うこの頃。無力感→あっけら感。

体力をつけなければならない。1日30曲歌うのが多分上限の
はずなのに、無謀な企画を立ち上げてしまった。
けれど体力をつけたからといってノドが強くなるわけでもない。
よく腹筋を鍛えるという人がいるけどねえ、あれもどうなんだか。
わかりやすいっちゃ、わかりやすいけど。

1セット終わるのに1時間かかるストレッチをやったことが
あるんだけれど、途中でからだが攣(つ)った。
ヨガも大変な目にあった。筋肉痛で次の日、起きられなかった。

というわけで、もうなんにもしないことにした。
もしも本番でノドが嗄れたら「やなちゃんのトークライブ、
これがわたしの生きる恥」に演し物を変更する。


6/17/2017

昨日の話。

サム・クックの「A change is gonna come」は「イマジン」や
「風に吹かれて」クラス?の超名曲。なので大事に歌っていたら、
なんだかつまらない。なんとかブギウギにして乗り越えた。
あの曲はある人に贈ろうと、気持ちをこめて訳して歌ったのだった。
この苦境もいつか良い方向に変わるんだよ、という希望を込めて。

9月は旅。もみじまんじゅう〜一六タルト。


6/13/2017

知り合いになった録音家が制作したインドネシアの歌手のCDが
とても良かった。 Slamet Gundonoさんという方。魂と直結した
音楽というのはねえ、もう憧れだわ。

で、そのショックも醒めぬままに出かけて聞いた
神保町・試聴室での藤原大輔+外山明+井野信義のライブが
これまた面白かった。トマス・ピンチョンからインスパイアされた曲が
良くてねえ。魂と直結する方法は古今東西いろいろあるわけで。
実世界はいまだ驚きに満ち溢れている。

ツバメの子供がかわいいわ〜、
カラスの襲撃だけが心配なり。


6/1/2017

のんびりしている。

ここのところ思うことは
「バカは伝染(うつ)るのではないか」ということである。

バカ(物事の道理がわからない人)がキライだった人が、
突然バカになってしまうことに、ここ最近よく遭遇した。

「あんなバカにはなりたくない」と言っていた人が
そのバカに犯されたとしか思えないのである。
映画「ボディスナッチャー」(ドナルド・サザーランド版)
のラストシーンのようで、怖くて震えてしまう。

閑話休題

三文オペラの2ndフィナーレを歌うと共謀罪にひっかかる
かもしれないというご指摘、さもありなん。お願いだから
密告しないでねって、もう、それ、冗談じゃないんですから。


5/28/2017

お呼ばれレコーディング。プロフェッショナルなレコーディング。
パソコンをあやつるアシスタントさんの、そのスピードに驚愕。
ゲームの達人のようなキーボードさばきで編集が数秒!
歌うというよりは、生歌というデータをただインプットして
いるような感じ。まあ、こちらがのんびりと
歌えばいいだけの話なのだけど。

夏の一日、懐かしい店でたくさん歌うことにした。
マンダラ2での柳原ワンマンってずいぶんひさしぶり
じゃないかなあ。ぜんぜん楽じゃない、ハードな一日に
なると思うけどねえ・・・
勝手に燃え尽きろ症候群ということで(笑)

5/17/2017

エゴさんはへなちょこ異星人だった。
スカートさんは触ってみたらモコモコしていた。
なんだか人間の務めを果たしたような気持ちになれた
ピテカン#3だった。いい意味で投げやりな
「オリオンビール」とわたし一人が切羽詰まっていた
「水中の光」がライブの白眉。
一期一会ってこういうことなのかなと。


5/12/2017

久しぶりに頭と体を猛烈に使うリハーサル。

バンドの頃は譜面なんて使わなかったし、
歌詞も最初はほとんどいい加減なままだった。
なんどもなんども同じ歌を歌っていたら、
アイデアが自然と湧いてきて、曲の体裁が整えられて
いった。ミスが転じてよいアイデアとなることも
あったり。

ま、ソロになるとそんなこととは無縁だ。
いつでも休める自由と好きな歌を気ままに歌う
自由は手に入るのだが(笑)

エゴラッピンさんとリハーサルしていて
「ずっと昔はこんなリハーサルをしていたなあ」
と思った。バンドアレンジが固まってくる
までの濃厚でスリルのある時間を久しぶり
に味わった。おかげでクタクタになって
回転寿司で泥酔した。普段は全く食べない
ローストビーフ寿司はけっこううまかった。

5/8/2017

楽器を弾いて、食べて、散歩して
眠っての繰り返し。ツアーは秋からかな。

深呼吸と腹式呼吸を両方やるといい、
というのでさっそくやってみる(テレビの
健康番組はかなり見ているのだ)

歌っているせいか腹式呼吸は
簡単なんだけど、肺呼吸が難しいことに
気がついた。両方出来るとけっこういい感じ。

あとねえ、青汁のCMが好きだ。20分ぐらい
のドラマ仕立てのCM。家族との幸せな生活が
「命に関わる病」で暗転、青汁飲んで
今は元気になりました、という筋立て。
いつも最後まで見てしまって
チクショーCMじゃねーか(笑)

5/2/2017

ゴールデンウィークはお仕事。真面目な会合。
会合の雰囲気を和らげようと軽いジョークを
放ってもスベる。人を笑わせるようなキャラ
じゃないのに、ついついそれを忘れてしまうのが
情けないところ。

世の中変わってしまったなあというのが
昨日の会合の印象だけれど、人間の
おおもとのところなんて、そう変わらないん
だからね。世の中に適応しようとがんばり過ぎちゃうと、
ちょっと辛いことになる。

それにしても、わたしごときを盛りたててくれる
方々がいることに感謝。こんなベビースターじじいを。

ああ、なんかイヤな感じになってるので
言っておきます。戦争反対。共謀罪反対。
なんでも言えることが大前提の世の中じゃないと
わたしはとても気持ち悪いです。

4/25/2017

最近仕事の合間にベビースターラーメンを食べている。
なかなかやめられない。

子供の頃、母に隠れてチキンラーメンをそのまま
ポリポリかじるのが大好きだった。大人になったら
好きなだけ食べてやろうと思っていたが、
ベビースターの登場でその夢は割と早めに
叶ってしまったのだった。

ちなみにわたしがこの世の最後に食べたいものは
「サッポロ一番しょうゆラーメンにコーンをトッピング」
まあ、インスタントラーメンがこの世に登場したのが
自分が生まれた頃だからね。悲しいかな、わたしの
ソウルフードはインスタントラーメンなのだ。

4/19/2017

17日は面白かった。あんなに歌う人たちだとは(笑)
コーラスとかはお好きにどうぞって、おまかせ
していたんだけど。

同世代のミュージシャンたちと「節」みたいな音楽を
一緒にやって楽しいってことはあまりない。
ま、演歌に代表される日本のポピュラー音楽が
「ダサイ」、「月並み」って意識が抜けきれないんだろう。

マービン・ゲイも盆踊りも北島三郎もそんなに
オレの中では変わらないんだけど、それは
自分がミュージシャンというよりは
歌い手だからかもしれないな。

けど、17日はそんなことはまったく考えなくてよかった。
メキシカンもアイリッシュも昭和歌謡もあっさりとクリア。
わたしのアレンジがよかった・・・というより、
まったくミュージシャンの力のおかげだろう。
音楽的視野が圧倒的に広いんだ。

で、これからは若い人たちに介護されながら
歌おうと思った(笑)
どうぞよろしくお願いします。

ではまた〜


4/13/2017

米朝緊迫って見出しを見ても、関西落語界のこと
しか思い浮かばないオレは平和だ。

4/11/2017

まただらだらと。

ネット通販で何か買う時、通信欄に
「そんなに急ぎじゃありません」ってよく書く。
昨今、早すぎるよね、品物届くの。

不満足の乙武さんがテレビに出てた。
お笑い芸人が「あなたはかっこつけすぎでキライ」
って言ってたんだけど、彼はかっこつけなきゃ
生きてこられなかったんじゃなかったのかねえ。

島尾敏雄の本を読んでいたら、彼が南相馬に
関わりのある人だったことがわかってびっくりポン。
ユニークな人が多いですね、あの辺りは。

譜面を書いて、4/17のメンバーとリハ合奏。
たぶんオレの譜面なんてミスだらけで
ひどいもののはずなのに、彼らは軽々と
ミスもなく演奏してしまう。
きっと「まったく、読みにくい譜面だぜ」って
思いながら演奏してるんだろうなと思うと、
わたしの声も憂いを帯びて、絶好調(笑)
こうじゃなきゃね、新しいことをやるんなら。

では。明日は晴れてほしいな。葉桜見学予定。


4/2/2017

だらだら書く。

若者たちと演奏すると楽しい。

あんまり若者たちなんて一括りにしてしまうと
じじいみたいなのだが(たしかにじじいなのだが)
ふと思ったことを書いておきます。

一見、最近の若者さん、とてもクールにみえるんだけど、
やっぱり自分が他人にどう思われるかをヒジョーに
気にしておる。自分が人から拒絶されたり、
スルーされたりすることに予防線を張って
いつも警戒している感じ。もうそこらへんね、
痛々しいぐらいで本能レベル。

「わたしはわたし、あなたはあなた」と堂々と
開き直れば、もっと楽なんじゃないかとも
思うんだけど。

では、譜面書きの時間がやって参りました。

またね〜

3/30/2017

だらだら書く。

横浜でライブ鑑賞。
最近、おいしいパン屋探し(とワイン屋探し)が
好きなので、ちょっと遠出でもうれしい。

ユダヤ人って頭の出来が半端ない。
ガーシュインやコール・ポーターの曲を
聞いてなんだかそう思った。
そういう人種で決めるような考え方は
よくないとは思うけれど。

アレンジ譜面書き。
自分がアレンジ譜を書くなんてねえ・・・
まあ、楽しいけれど。

作曲家ってどんな譜面を書くんだろうって調べてみる。
やっぱりショパンの譜面は弱々しげだった(笑)

もうすぐ桜、咲き誇ります。

3/22/2017

だらだら書く。

「やなさんといっしょ」で共演した方たちの
ライブを最近よく聞きに出かける。
みなさん伸び盛り、音楽の説得力が増していて
圧倒される。伸び盛り、いいなあ。
こっちは縮み盛り・・・
響きはいい、チヂミザカリ。

曲を書いたりしてると、どうしても
ホッと一息のお酒がすすんでしまう。
スーパーに行くと、いやはや最近は
安くておいしいワインがいっぱいだ。
あたしゃ、プイイ・フュメっていう
仏産白ワインが好きだったのだけれど、
もう最近はチリワインでぜんぜんOK。

オレはなんにもいらない、身一つ
で十分だ、なんて言っていたら
周りからツッコミが入った。
「曲という財産をつくろうと
してるじゃないの、しつこく」
・・・たしかに。


3/20/2017

昨日のライブに出かける途中、車が故障した。
あせった。

だいたい肝心な時に車が壊れる。
滅多にないPV撮影の日、ゲストをお迎えした
ライブの日などに。ヤクザのベンツの前で故障した時は
なかなかの冷や汗ものだった。

笑えたのは、昨日故障して立ち往生した場所が、
自分がはじめてレコーディングらしきことを
経験した施設の前だったこと。
やっぱり古い歌をまとめて歌おうなんて
思うもんじゃないね。ハハハ。

3/7/2017

かまやつさんが召された。お疲れさまでした。
何度かご一緒させて頂いた。粋でかっこいい、けれど
それがとてもナチュラルに見える方だった。
「ローリングストーンズは現代の貴族なんだよ」って
リゾットと赤ワインを召し上がりながらお話するかまやつさん、
あなたこそ貴族でした。

閑話休題

花粉の季節。今年は顔がボーッとする。
薬を飲むのはやめてひたすら別のことを考えることにする。
これも修行なり。

人生ではじめて石原慎太郎に少し同情する。

テレビはまとめて録画してみるのだけれど
ETV特集はいつもずっしりくる。ETV特集
だけでNHKの受信料を払う価値があるね。


2/28/2017

冬の寒い午後はキライではないなあ。
ボーッと平たい東京郊外をひたすら歩くのは
最高だ。

うすうすというか、ずっと気づいてはいたのだが
勘定ができない。酒場での割り勘ぐらいは
まだ計算できるんだけど、ちょっと条件が
こみいった計算になると頭に靄がかかってくる。
昨日もそんな状況に出くわして、簡単な問題に
答えられない劣等生のようにただうろたえていた。

なにせ勘定ができないのだから、
過去に自分がボッタクリにあったと
勘違いしていることもあるだろうし、
気づいてはいないがほんとうにボッタクリに
あっている場合もあっただろう。
それすべてわたしの愚かさゆえ・・・

今週はパソコンのデータ整理。
これがもうほとんど、がまん大会。
ああ、また出かけなくなってきた・・・


2/22/2017

大阪から帰ってくる新幹線の中で白煙。
ヘアースプレーかなんかの撒きすぎだったらしい。
たまげたわ。

新大阪のうどんやで中国人のおっさんトリオ(そのうち一人は金正男似)
が、うどんのお汁のお代わりを店に要求していた。
トリオでお汁の回し飲み。露骨にイヤな顔をするお店の
お姉さん。

大阪のライブはいい感じだった。アンケートを
読ませて頂くと「最近、ずっと落ち込んでいたん
だけれど元気をもらいました」って方が多いねえ。
東京もそう。もう生きてると落ち込むのがあたりまえ
だって思った方がいいんでねえの?
落ち込むのがいやだからって、人生を降りるわけにも
いかんしね。無理してでも笑って生きてる人が
この世にはごまんといるわけだからさあ、なんて酷ですか?

2/15/2017

暗殺だとかダム決壊だとか、世の中ワイルドだ。

大阪で何を歌うか思案していたら、40曲ぐらい出てきた。
歌いたい歌がないっていうことよりはいいけれど、
これもまた困ってしまうね。

江戸の町民のユーモアだとか諧謔精神みたいなもの
に興味が湧く。殿様を小バカにしてるような
面白い小唄みたいなものはないものか。あったとしたら
今、誰がそれを継承しているのか。調べたい。

江戸の町民もそうなのだが、いつでもどこへでも行ける
「身一つ」の状態に最近ますます惹かれている。
わたしはなんやかんや貯め込むタイプなので、
なかなかそういう感じにはならなかったのだけれど。

この感じ、このまま進んでいくと出家ということに
なるのかな・・・単なる家出か(笑)


2/7/2017

「バス旅」をした。あてもなく路線バス
に乗る。今回で2回目なんだけど、どうしても
武蔵小杉にたどりついてしまう。そこから先だと
川崎か、鷺沼の方・・・。陽が暮れてしまったので
電車で帰ってきた。のんきなおじさん。

時々、国会中継なんか見てしまうと、まあ、首相の
嘘というか、詭弁みたいなのがなんであそこまで許されるの
だろうかと思うね。昔からのらりくらり答弁をかわすよう
なタヌキはいたけどね。変に堂々としてるんだよなあ、あの人。

というわけで、今、静かに怒りを形に変えつつ・・・
弱きものの味方をするほどさ、こっちも余裕はないけど。
いやな世の中になっていく、じゃなくて、もうなってるんだから、
そこからまた感じることもいっぱいあるわけで。
今こそ「ギターをとって弦を張れ」てな感じですわ。

1/29/2017

モーションブルーでは自分が「柳原陽一郎」を演じる場面が
あったんだけれど、それがなかなか面白かった。

いざ人前で「自分」という役を演じて見なさいと言われたら、
もう、素(す)でやるしかないんだけれどね。その「素」がねえ、
どうやら基本「困り果ててる人」なんだよ、あたしの場合。
いったい何に困っているんだろうか?あたしは。

近所のレストランで流れていた青江美奈の歌にうっとりする。
「伊勢佐木町ブルース」・・・昨日歌えばよかったが、後の祭り。

 
1/24/2017

週末の横浜に向けて、役者さんと少しリハーサル。
「自分らしさ」を出そうとすればするほど、
自分らしくなくなるようだ。となると、
普段「自分」だと思っていた自分はなにか
あてにならないもんなわけで・・・

自分にこだわった暮らしをしてきたから、「自分」には
少々詳しいと思っていたが、まったくそんなことはなく、
ただの思い込みだった。
「自分」さえわからないのに、他人を
演じるなんて絶対、無理無理(笑)

役者さんは、「役」と「自分」との距離をどんなふうに詰めて
いくのだろうか。考えると大変なことになりそうなので
もう保留のままにしておこう。当たって砕けて恥かくぞ!


1/17/2017

寒い。寒いがあえて散歩をする。散歩の後に熱い風呂に入る。
それが気持ち良くてねえ。

姪が合気道を習っている。実戦のVIDEOを見せてもらったの
だが、先生がものすごくかっこいい。指一本はらうだけで、
向かってくる大人たちが魔法のようにバタバタ倒れていくのだ。
道場に入門することも考えたが、怪我もやっぱり少しはするみたいで、
ちょっと躊躇している。自分、楽器を弾くからね。うーん・・・。

何かを学びたいなあ、という気持ちがここのところすごくある。
完全に新しい経験をしたい。YAMAHA音楽教室の
「オヤジのためのジャズピアノ」でもいいんだけど、
それ、ちっとも新しくない(笑)


1/7/2017

あけましておめでとうございます。

落語を見たり、初詣に行ったり、実家に帰ったりとなにかと
慌ただしい正月でした。ぼけーっとできたのは4日を過ぎてから。
仕事のメールがこないのがほんとに幸せで、もうこのまま落語を
聞きながら、日本酒飲んで死ねたらと思っていましたが、
残念ながらそういうわけにもいかない。さっそく請求書を書いたり、
人に会ったりで、あっという間にホリデーは過ぎ去ったのでした。

今年は戦争が起こるかもという人も、景気が良くなるという言う人も
いるけれど、ほんとうにがんばっている人たちが報われる一年に
なってほしいと思いますね。まじめですいません。
では、今年もよろしく。


12/27/2016


やなちゃん大賞のノミネート作を書いたペーパー、どっかに
忘れてきてしまった。これから思いだし直し・・・。

四条は烏丸大丸のデパ地下はすっかりおせちモードであった。
わたしが生まれてはじめて行ったデパート食堂も烏丸大丸の食堂、
はじめて鉄道模型を買ってもらったのも烏丸大丸、
はじめてデパートで迷子になったのも(お呼び出し放送あり)
烏丸大丸である。そのおしゃべりな迷子は歌うジジイとなり、
ギターケースを背に食品フロアで酒のアテを物色しているのだった。

今年の夏からスマホにした。バスの乗り方も所要時間も
みんな教えてくれるんだなあ。複雑な京都市内のバス路線も
あっさりとクリアできてしまうのだが、スマホの電源は切った。
勘を頼りにエイっとバスに飛び乗って、とんでもないところに
連れていかれる方がぜんぜん面白い。しかも
景色とか見なくなっちゃう、スマホに首ったけになってしまうと。
あれは、洗脳グッズなり。

で、思いだしました。

2016 やなちゃん大賞

ーノミネートされた出来事ー

NaNaさんの「ホントのバラッド」でのコーラス(1月の曼荼羅)
センテンス・スプリング
本 「嫌われ松子の一生」山田宗樹
映画「凶悪」
映画「ミレニアム」三部作
熊本上通り、長崎書店の品揃え&ジャン・ジュネ「泥棒日誌」
福岡、箱崎のシブい居酒屋さん
本「へろへろ」鹿子裕文
本「談志のことば」立川志らく
ウィーン、生クリムトの前で小学生と色彩のお勉強
岡山の天ぷらうどんとその店の親父のいい感じ
京都、シャンパンファイトで悶絶死
金沢、宇宙軒食堂の豚バラ定食
アナログ回帰、レコード市でJohn Simonのレコードなど買い漁る
狩野アナ、もやさま卒業にもらい泣き
本「猫鳴り」沼田まほかる
ドラマ 「刑事ヴァランダー」あっと驚く最終回

で、大賞は

(ドラムロール)

岡山の天ぷらうどんとその店のオヤジのいい感じ。
※岡山市北区宗忠神社近く

とさせて頂きました。
みなさまが聞きにきてくれるからこそ成り立つ旅暮らし。
旅の途中、ひたむきでナチュラルな感じのオヤジを見ると
ホっとしますね。オヤジ、来年も行くからさ〜

では、良いお年を! 

 
12/21/2016

師走。やはりわさわさしてしまい、そのわさわさを忘れるために
お酒を飲んで、またわさわさしてしまうのだからもうどうしようもない。

人の家でたっぷり飲んでしまって寝てしまい、翌朝に目が醒めた時の
「ん?ここどこ?」というあのまっ白けな瞬間が好きだ。
まっ白けから脱出しようと、ほんの数秒間、酔いざめの頭を
猛烈に働かすあのドタバタする感じがたまらない。
そんな時慌てずに、まっ白けよ、このまま続けと
念じてみたら、まっ白けの幸せのままでずっといられたりするのかも・・・・
なんてことを考えるんだから、あたしゃやっぱりのんき者だ。


12/12/2016

近所の公園で紅葉狩り。まだまだ紅い葉があってうれしい。
今年の漢字は「金」・・・なんだかよくわからない。

「日本語で『I miss you』はなんと言うの?」と私に問うた
シリヤのお姉さんは元気だろうか。国を追われる民もいれば、
芸能人のスキャンダルや謝罪でただ大騒ぎする民もいる。
心の奥の方のもやもやは来年に持ち越しだ。

今年は芝居を何本か見たのだけれど、あのまず照明や音響ありきの、
お決まり盛り上げ進行はなんとかならないものか。
貧弱だろうが、未完成だろうが、
内容で攻めているモノがあたしは好きだからね。
見せかけのゴージャス感・・・誰も文句言わなくなっちゃった。

ボブ・ディランはね、ラブソングがいい。彼の中で私の好きな歌を
一つあげるとするなら、「Is Your Love In Vain?」という歌。
ほんとになんてこともないあっさりとした歌なんだけど、
軽い歌の中にこそ彼の本音がチラホラ見えるところがね、
たまらん。今日はディラン酒。

 

12/3/2016

ひさしぶりにカバー曲探し。そろそろ短調の曲をやっても
いいかなと思っている。昔から短調の曲はできるだけ避けてた。
できるだけ明るくバカをやろうとしていたから。
ま、そろそろやってもいいお年頃じゃないかな。

ジョン・レノンのマッカートニー夫妻宛の手紙がなかなか痛烈で面白い。
「もちろん、僕らは世界を変えた。でも、挑戦してみて、
それに従っただけだ。ゴールド・ディスクを外して、投げ捨てろよ。」
ワハハハ、『歌手はうたうだけ』をレノンにもお聞かせしたかった。

ところで、ピコ太郎、いいねえ。なにもかもがユーチューブにうまくハマってる。

 11/27/2016


節(ぶし)にこだわってたら、結局、歌謡曲の方にいってしまう予感。
とはいうものの、筒美京平さん以前の歌謡曲ですから。
んーと、ジャズとラテンと小唄が妙に混じり合ってる頃の歌謡曲。
なんだかね、あたしゃやっぱりそういうのが好きなヒトなのかねえ。

今日は美空ひばりの1950年代の曲とボブ・ディランの
「リアル・ロイヤル・アルバートホール」を聞きつつ、
スタッフが更新している情報をPCで眺めてます。
1966年以降の音楽、オレには必要ないかも・・・
やっぱりオレはそういうヒトだった。

 

11/24/2016


「今までお読み頂きありがとうございました。
無責任に歌ったりするのは好きなのですが、
文章ではなかなか無責任に開き直れないもどかしさを
ずっと感じていました。メロディーがなければ
わたしの言葉など戯言でしかないという事実を
いさぎよく認めて、このブログを閉じようかと思います。
9/29/2015」

ということで、10年続いたブログ「安愚楽Days」が
終わったのは昨年。

正直、この国や世界に対してたくさん言いたいことも
あったけれど、たかが歌手がそんなことばっかり
書いてもどうなんだろうかと思ったり。
秘密法成立あたりから、なんか確実に世の中がイヤな方向に
行ってる気がしてたんだわ。ま、思いやりのない社会ね。
世間には思いやりって何?みたいな感じさえあるなあ。
で、なんだか黙ってしまいました(笑)

ま、難しいよね、何事も考え過ぎちゃうとね、
やーめた、という方向に行きがち。

あと、ファンの方でね、いろんな事情で東京を離れる方も
多くなってきたのです。だからそういう方たちのためにも、
わたしの近況、時々書きますね。ということで「やな日記」、
ま、週一ぐらい更新でしょうか。

ということで。